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「全体的には軟調の一言。やはり…と言うか、ビッグSQ日の陽線伝説破れる…」 の巻
TOPIX : 1616.34 (-6.43, -0.40%) |
日経平均 : 16417.82 (-55.54, -0.34%) |
円ドル : 115.30 |
金曜日の日経平均は小動き。NYダウの続落に加えてGDPが下方修正されたこともあり、積極的に買い進む動きは限られました。それでも、底堅い動きが続きました。また、長期の波動が上昇トレンドを形成しているとするシナリオにも変更はありません。
東証1部出来高は前日比8億2833万株増の23億9414万株、売買代金は同1兆1934億円増の3兆4559億円。直近のビッグSQと比較しても大きいほうでした。また、SQ時の特徴として売買単価の上昇があるのですが、9時15分時点では前日比241.70円高の1686.66円にまで上昇したものの、最終的には同1.48円安の1443.49円と落ち着いた展開。ザラ場で鉄鋼株などが賑わったことで下がった印象。なお、朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続き買い越し(2560万株売り/3710万株買い)でした。
◆ 本日の流れ ◆
金曜日はみなさんご存知のとおりビッグSQ。CME日経平均先物(12月限)は16435円と、昨日木曜日の日経平均終値よりも安い展開。米国株は続落で、CME日経平均先物(3月限)は大証比15円安、GDP改定値は予想よりもちょっと悪い状況でSQ突入。例によって実況中継風に行くと、午前8時40分過ぎから日経平均速算値は1700円高ほど。8時55分で1500円高、8時58分で1260円高、8時59分00秒で1170円高、8時59分30秒で1010円高、8時59分45秒で940円高、8時59分58秒で670円高。そして、そこからスコ〜〜ンと下がって、結局、SQ値は前日比181.80円安の16291.56円。金曜日の日経平均ザラ場安値は、前日比85.56円安の16387.80円だったので、完璧に「幻のSQ値」状態でした。
木曜日終値が16500円に近かっただけにオプションでは悲喜こもごもがあったと想像しますが、全体的に見れば、波乱というほどの波風は立たなかった印象。市場筋推計によると、TOPIX型も日経平均型も売り越しで、日経平均一銘柄あたりでは約30万株の売り越し。SQ関連概算出来高は7億3000万株程度、売買代金で1兆3000億円程度とのこと。9時15分時点での東証1部出来高は9億7903万株、売買代金は1兆6513億円でした。
SQ後の相場は、機械受注まで基本的には見送り。SQ日に陽線になる可能性が強いことがあまりにも周知されてしまったことで、逆になるんではないかなと考えていたら、後場に入って「やっぱり」って感じ(^^;。その一方で、直近の機械受注では下げることが多かったので逆もあるかな、と「あ〜でもない、こ〜でもない」状態。そして、機械受注発表前からジリジリと戻しに入って14時を迎えました。
事前予想の+6.2%(Bloombergもロイターも)に対して、発表数値は+2.8%。当然のように直前までジリ高だった先物は一気に売られ、あっという間に断続的な裁定解消売りが追い掛けて指数はスコ〜ン。ただ、事前に先走りっぽく上がっていた分を差し引けば、元の水準に戻っただけでした。そして、かなりきれいにバンジーして元の水準に戻って終了。機械受注は再びマーケット・ムービングなイベントとしてパワーを発揮したものの、方向性までは変えなかった状態でした。機械受注の内容分析はエコノミスト諸氏にお任せするとして、スクリーンに流れる数字を見て、「事前予想より上だったら買い、下だったら売り」と単純明快に売り買いするというのも、それなりに醍醐味があります(^^;。もちろん、その通りにして5分後に儲かっているとは限らないものの、少なくともその瞬間は動きます。上記とやや重複するのですが、日経平均先物(3月限)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。14時のところで、出来高が急増しているとともに、バンジー状態になっているのが分かります。

ところが、その後に流れたニュースにずっこけ。「機械受注発表時刻を8時50分に変更、内閣府、市場への影響考慮」ですって。これだけ注目される経済指標に"育った"のに、それをあっさりと放棄。SQ日と重なるならば、8時50分だと株式関係者は忙し過ぎて誰も見ないって、ホンマ。今朝のGDP改定値もほとんど見てなかったんですから(^^;。というわけで、機械受注騒ぎは今回が最後になりました。ここまで続いた機械受注のイベントとしての神通力も無くなるでしょうし、ボラティリティーが高くて信頼性が「???」な経済指標に落ちぶれる可能性が大です(^^;。
◆ 明日の展開 ◆
SQ通過後の強い展開に期待がありましたが今日はGDPが水を差した格好となりましたが、それでも先行きの見通しを強気と見るべきか、それとも弱気と見るべきなのかと考えた場合、やはり、強気と見るべきでしょう。一つには外国人の姿勢が変わったことです。
NYが続落したにも関わらず寄り前の外国証券の売買動向は1150万株の買い越しとなり、買い越しは4営業日連続であり、外国人の買い越し基調が当たり前になってきています。一旦外国人は日本株買いを始めると4〜5日で終わることはないとされています。
この背景には年明けには通期業績の「増額修正ラッシュ」となる可能性が高いと見た外国人が日本株に見直し買いを入れてきていると考えられます(大和総研では上場企業の経常増益予想を6.9%から9.2%に引き上げ)。
GDPが下方修正されたといっても悲観することもないと思います。「弱い方面」に目を向ければ弱さもあるが、今日の報道にあった年末年始の海外旅行が好調などという「強い方面」に目を向ければ明らかに今の日本経済は強さも兼ね備えていることも現実です。
とはいえ10〜12月期には「回復」が見込まれている個人消費も実際には蓋を開けてみなければ分かりません(冬物衣料が伸びていないなど)。それでも外国人が日本株を買う動機があるとすれば、それは内需よりもグローバル経済に期待したものと考えられます。
国内の個人消費、内需は玉虫色になる可能性があるとしてもグローバル経済は拡大する一方であり、トヨタだとかコマツだとか新日鉄といったところ(あるいはJT)が買われることは十分に説明がつきますし、そうした「発想」が来週も働きやすいと予想します。
相場を生きる!
◆ 今後戻り期待される銘柄 ◆
5479 日本金属工業、4041 日本曹達、7750 ペンタックス、5631 日製鋼、6479 ミネベア、3404 三菱レイヨン、6674 GSユアサ、6951 日電子、7203 トヨタ自動車、6504 富士電、8088 岩谷産、6331 化工機、8007 高島、4022 ラサ工、4182 菱ガス化、4617 中国塗、4521 科研薬、5332 TOTO、2811 カゴメ、7203 トヨタ自動車、6752 松下電器産業、6758 ソニー、7751 キヤノン、6502 東芝 あたりが注目!
4518 富山化
ここで、270円も安いところから浮上して、行くのか、行かないのか分からない動きも、ここまで上げれば、ひと息ついてから上げるのも当然ということですが、なかなか動きではロスも多く、ここは短期的な狙いというよりは、スイング的にはある程度範囲を決めて狙う人も出ると思います。その場合には、例えば30円をロスカット限度にするのか、もっと神経質にやるのか、ある程度割り切った狙いとなる投資と、極めてテイトレ的に動きを見て対処するのか、今後、マークする資金は出ると思います。
◆ 循環物色として来週はネット&アフリエイト関連&ゲーム関連銘柄!! ◆
理由は2121 ミクシィ、4813 ACCSESSの新規目標設定。すると、関連銘柄にも波及するはず。ちなみに、金曜日の動きに注目。2491 バリューコマース 連動性のある2498 アドウェイズ も要監視でしょうか。他にも、2492 インフォマート、2389 オプト
ゲーム関連としては、金曜日に初値がついた3812 ゲームオンの動きに注目。ちなみに金曜日S高。年末商戦や新規ゲーム機を各社発売!ということで買いが入る可能性あり、関連銘柄としては7974 任天堂、3765 ガンホー、3758 アエリア、2461ファンコミ、他にも、3756 豆蔵、3785 エイティング、3815 メディア工房にも注目!
4755 楽天
リーマンは、楽天がTBSから手をひけば7万円になる、と評価。実際、今年すべての交渉について不発。TBSが交渉につこうとしない。それに対して、楽天はコメントもなし。つまり、この交渉、極めてうまくいかないまま、楽天だけが損している感触です。株価は下がり、かつ、風評被害大きく、ここでTBS株価浮上の理由は新しい株主が出て、楽天は撤退するとの見方もあるからです。あくまでも今は見方ですが、実際にTBSから楽天が離れて株放出するとなると、楽天にとってはプラス材料になると思います。TBSは、単純に今の社長だけが決めているのではなく、裏に大きな存在があり、楽天は最初から相手にされてないような感触です。
4813 ACCESS
日興が評価、「1S」としました。本日はじり安で良い感じ!?。月曜日の動きには要注意!!
2121 ミクシィ
UBSが評価、「Buy2」継続 250万円目標。
金曜日に急騰。月曜日の位置には要注意!合わせて6957 ネットエイジも連動性があるので同様に監視。
直近IPO関連では、3812ゲームオン、2134サンキャピタル、3825REMIX、2126GCAに連動性が有るようです。もちろん注目です。また、次に注目なのが、2127 M&A、6259 大崎エンジ、2132 アイレップですね。
相場トピックス
◆ 証券税制の軽減税率撤廃問題 ◆
今朝の日経新聞の報道によりますと、先月の11月は日本株売買に占める外国人の割合が初めて6割の大台を突破したそうです。国内景気の先行き不透明感から内需関連株を売却する一方、国際優良株を買い増すなど銘柄入れ替えに伴う売買が活発になったようだと言うことで、中小型株の低迷で個人が積極的な売買を控えたことも外国人のシェア拡大につながったとの観測ですが、相変わらず外国人投資家の日本株相場に与える影響が強いようで、今後も彼らの投資行動から目が離せません。
東京証券取引所が発表した11月の投資主体別売買動向(東京、大阪、名古屋三市場、一・二部合計)によると、委託売買代金に占める外国人のシェアは61.8%と前月比で5.1ポイント上昇、統計発表以来初めて6割を超えています。個人のシェアは24.8%と前月比で5ポイント下がり、2003年5月以来3年半ぶりの低水準となっています。但し、この外国人と個人のシェアの拡大が今後も続くとの見方は少ないようで、直近で個人投資家が中小型株に再度資金を振り向けなど動きが活発化しているようですから、再度個人投資家の売買シェアは高まることになりそうです。
個人投資家が売買を活発化させたとしても、やはり外国人投資家の日本市場に占める割合は高い訳ですから、その動向を今後も見極める必要が高そうです。特に彼らが日本株投資の方向性を決める判断をする場合には最も注目するのは日本のファンダメンタルズで国内の景気が先行き拡大するのかどうか、目先であれば戦後最長であった「いざなぎ景気」を超えた現在の景気拡大がどこまで続くのかを見極めようとしているようです。その意味でも日銀による金融政策が重要なポイントであると考えているようで、日銀による早期追加利上げへの警戒感が彼らの中にも強いようです。その日銀の金融政策の方針ですが市場では日銀は年内利上げで押し切るつもりではないかと見ており、金融政策決定会合のある12月19日を「Xデー」として、身構え始めているとの観測が強まっています。引き続き長期金利が低位に安定はしているようで、直ぐに金融市場に影響が及ぶものではありませんが、その動向を国内の投資家以上に海外勢が注目している事は意識しておいた方が良いようです。
景気見通しも重要な判断材料ですが、目先的に話題になっている、「証券税制の軽減税率撤廃」に関する議論も外国人投資家の注目する材料と言われています。現在、日本に居住する投資家には配当課税10%が課せられていますが、海外の投資家(非居住者外国法人および個人)には国税の7%が課せられています。政府税調の方針通り、07年末を期限とする証券税制の優遇措置が廃止の方向となり、配当課税が10%から20%に上がれば、海外の投資家に対しても税率は上がることになります。租税条約のある国に居住する投資家の場合、配当課税は現行の7%から10%に、租税条約がない国の場合は15%になります。米国、英国、中国、インドなどは日本と租税条約があるのですが、カナダ、ドイツなどは租税条約がありません。ヘッジファンドの多くが拠点を置くオランダなども日本と租税条約がないため、これらの投資家にとって配当にかかる課税比率は7%から15%へと倍以上に上がることになるそうです。
ロイターの分析によりますと、東京証券取引所によると、2006年3月末時点で日本の上場株式(東証、大証、名証、札証、福証に上場する全企業)の26.7%(時価総額ベース)は海外の投資家が保有しています。こうした海外マネーが日本株を保有する割合は、04年3月末時点に21.8%、05年3月末時点では23.7%と年々増え、日本株の市場における海外の投資家の重要度は増しています。ヘッジファンド関係者の多くが、証券税制の優遇措置が廃止されるとの政府税調の方針に懸念を表明し始めているようです。あるファンド関係者は、優遇税制の廃止が最終的に決まれば「配当利回りの高い銘柄に投資しているファンドは目先、ポジションを見直すことになるだろう」と懸念しています。別のファンド関係者は、ヘッジファンドの多くが日本国内の投資家の動向に注目していると指摘し、「日本の投資家が07年末に向けて利益確定の売りに急ぐという地合いを察知する前に、ショートポジション(売り持ち)を作りに動くだろう」と見ているようです。
その意味でも彼ら外国人投資家にとってもこの「証券税制の軽減税率撤廃」の問題は今後の投資行動に強い影響を及ぼすことになりそうです。勿論、日本の証券税制の変更を気にしている海外の投資家はほんの一部で、関心は依然として企業業績の方にあるようだとの見方もあります。ただ、クレディ・スイス証券・ストラテジストの市川氏が述べるように、「長期的な視点でみると証券税制の方向性は、安倍政権が日本経済や株式市場についてどう考えているかを見極める重要な課題になる」との見方もあり、この結果によって海外勢の日本株買いの動きが鈍ることは少なからずあると言えそうです。
◆ ドイツ証券の介護関連銘柄 ◆
7960 パラマウントベッド 投資判断 新規「Hold」 目標株価2000円
4723 グッドウィル・グループ 投資判断「Hold」継続 目標株価10万円
9783 ベネッセコーポレーション 投資判断「Buy」継続 目標株価 5100円
◆ 大和総研の「特定健診」関連銘柄 ◆
検査薬メーカー
4544 みらかホールディングス、6969 シスメックス、4549 栄研化学、
臨床検査センター
4544 みらかホールディングス、4694 ビーエムエル、4671 ファルコバイオシステムズ
医療機器のメーカー
6869 シスメックス、6722 エイアンドティー、7704 アロカ
眼底カメラ
7732 トプコン
動脈硬化診断装置
6960 フクダ電子
今日の銘柄紹介 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。また、チャートを見て過熱感があるものが多いので、飛び乗りは禁物です。しっかり押し目狙いで取り組みましょう!また、日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
5332 TOTO
グローバル経済の伸びによって成長が期待できる銘柄の一つとしてTOTOは十分にマークしておく必要があります。先月初旬は通期の経常利益予想を若干下方修正したことで売られる場面がありましたが、しかし、下方修正の原因となった銅などの原料高を転嫁するために2007年2月1日受注分から主力製品9品目の希望小売価格を引き上げることで、来期業績は高い伸びが見込まれています。また、米国や中国といった主要国で衛生陶器の売上が着実に伸びており、少なくとも時価水準から下値は売り込みづらい水準と考えられます。
7261 マツダ
11月28日安値751円水準に再び戻ってきましたが、この水準からは見直されやすいと考えます。輸出株ということもあって最近の円高は逆風だったようです。それでも、ドルに対しては円高でも対ユーロでは円安であり、欧州での販売に強みを持ち、あしもでも欧州の販売は好調、先行きでも欧州の伸びが期待されていることは株価の下支え要因として意識されるはずです。チャートにはテクニカル的な過熱感が薄れている時だけに来週からの外国人買いの流入も期待できそうです(ちなみに、モルガン・スタンレーが8日で930円目標を継続しています)。
7751 キヤノン
グローバル経済の恩恵を受けやすい典型的な日本企業としてキヤノンに関しては特別な説明など全く要らないと思いますが、一つの注目としてはクリスマス商戦でのデジカメへの期待感です。大手のアナリストによれば、デジカメが本格的に普及した2003年前後にデジカメを購入した人による「買い替え需要」が足元の販売面でも表れてきていると言います。業績見通しに関しては弱気材料は特に見当たらず、どういった水準で仕込むかだけが問題でしょう。
8031 三井物産
割安感から外資系大手の投資判断引き上げによって大手商社は一様に水準訂正が進みましたが、今後も底堅い動きが予想されます。ここで注目したいのは先日報じられていたブラジルでの鉄道事業への参入です(2008年末に開業予定の地下鉄の運営会社に10%以上出資)。こうした鉄道事業など三井物産では発電、水道といった「インフラ事業」を重点分野に位置づけており、今回のブラジルの件を皮切りにその他の成長国や途上国で鉄道などの事業参入の機会を探っていこうとしています。グローバル経済の成長に期待した代表的な日本株の一つと言っていいでしょう。株価にはやや過熱感はありますがPERでは割安感があり、押し目を狙ったスイング・トレードは十分に可能でしょう。
6472 NTN
軸受け大手3社の一角。株価は年初来高値を更新する動きから4桁乗せの展開。大和総研では4月と7月に欧州でM&Aを発表し、低コストの生産拠点や欧州市場における新たな販売先の確保が見込まれ、更に各事業における「グローバルトップ」に向けた「攻め」のステージへとシフトすることや、仏ルノー子会社の軸受けメーカーのSNR社の買収計画で、フル連結される2009年3月期も利益成長が期待できることを評価し投資判断を「2」にしている。 ドイツ証券でも投資判断を「Buy」トップラインの成長についてCVJの伸びを支えに、高まってきており、来期は今期に効果が小さかった生産性向上のプラスが拡大するなどして、再び利益成長率も上がってくると見ている。業績の上方修正を評価する動きから再度4桁乗せから一段高の動きが想定される。ゴールドマン・サックス証券でも目標株価を1130円へ引き上げている。野村証券では投資判断を「2」円安の進展とSNR社の買収効果を考慮し上方修正している。UBS証券では 投資判断を「Buy2」目標株価1050円から1170円に引き上げている。
7718 スター精密
工作機械、プリンタ、電子ブザーが主力。ゴールドマン・サックス証券では、工作機械の上振れが携帯電話部品の下振れを吸収したことから営業増益となったものの、想定線での着地であり、携帯部品の出荷は8月以降順調に回復していることから、過度の心配は不要であるとの分析。株式市場が来期業績を織り込む過程で、もう一段の株価上昇が期待できると考えている。投資判断は「買い」として、「強い買い推奨リスト」を採用、株価は4月に2570円の高値を示現した後200日線まで下押し、反発の動きから先の高値を目指す動きで、業績の上方修正を受けて更に反発の期待が強い。立花証券でも投資判断を「強気」としている。ゴールドマン・サックス証券では直近のリポートでも直近の受注動向から、同社利益モメンタムは来上期に向けて加速する公算が高いと高い評価をしている。
4966 上村工業
メッキ用薬品・機械でシェア2割誇る業界首位。株価は下値200日線をサポートラインに右肩上がりの動きが続いている。8月の7300円高値を上抜けてきており一段高の動きに。ゴールドマン・サックス証券では目標株価を10300円に、投資判断を新規「買い推奨」としている。好調な短期業績に加え、ICパッケージ関連材料、ハイエンドPCB向け材料等の中期的な成長力が高いと評価している。大和證券では上期は半導体パッケージ基板向けのめっき薬品が伸び、ニッケルなど原材料価格は高騰したが、数量効果により吸収、デジタル機器の増産などが追い風と予想、投資判断を「2」としている。大証2部でありながらも各証券会社の注目度は高くなっています。今後もグローバルでの業績拡大が期待できると高い評価です。
明日の上場銘柄
週明け11日の新規上場銘柄はありません。
◆ 直近の上場銘柄 ◆
3812 ゲームオン(マザーズ)公開価格50万円・1株単位
初値は公開価格を8%下回る46万円、その後も軟調な動きが続いています。パソコン向けのオンラインゲームを運営する企業です。韓国のゲーム会社が開発したゲームの権利を取得、日本市場向けに改良してから提供します。収入源は月額利用料やゲームを有利に進めるためのアイテムへの課金が主となります。韓国のサムスン電子の日本法人が資金を拠出して設立した企業で、今年7月にマザーズの上場承認を受けたものの、直前に会員の電子メールアドレスが外部流出した問題を受け、上場手続きを一時中断、仕切り直しでの新規上場となりました。
2134 燦キャピタルマネージメント(ヘラクレス)公開価格45万円・1株単位
上場2日目にして、公開価格の3.4倍、155万円の初値を付けました。
投資ファンドの組成、管理、証券化を手掛けており、成功報酬及び管理手数料が収益源となります。現在のファンド規模は約30億円で、投資先の約9割が不動産関連で、主に近畿以西の中小型賃貸マンションに投資します。大阪以西を投資先とするのは、首都圏と比較して、大手ファンドの参入が少なく、好条件の物件を手掛けやすい、という理由によるものです。ただ、上場後は東京都心を除いた東日本の賃貸物件に投資するファンドの組成も予定しています。
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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