|
|
|
本日の日経平均は前週末のNY市場が堅調だったことを受けて高く始まりましたがハイライトは朝のうちだけで、午後は狭い範囲内の小動きが続き、結局反落となりました。それでも、長期トレンドが上昇基調を辿っているとするシナリオには変更はありません。
高い銘柄もあるが安い銘柄も多いマチマチの展開ですが、やはり、月末接近ということもあって上値追いはやや消極的です。今月の相場は稼ぎづらかったこともあって月内の最後の稼ぎ時とも言える場面だとしても無理をしない市場参加者もまた多いのでしょう。
ゴールデンウィーク以降、買い方にとっては散々な展開が続いたが、だからといって下手な時に無理をすればさらに5月のダメージが大きくなるわけですから無理をせずに6月を待とうという様子も伺えます。それと、外国人投資家の動向も影響はあるでしょう。
前週末の外国証券は大幅買い越しとなり(2040万株の買い越し)、日経平均の16,000円接近の「立役者」となりましたが、今日は前週末にNYが高かったにも関わらず1500万株の売り越しに転じ、依然として外国人の売買動向にかつてのような一貫性がありません。
週明けのNY市場がメモリアルデーで休場となるため手掛かり難であることは否めませんが、これが明らかなブル相場であればNYという不透明要因が無いことを理由にむしろ圧倒的な強気優勢となるはずです。しかし、国内要因だけでは今は役不足のようです。
しかし、個別も高安マチマチで指数も動きが鈍いとはいえ、日経平均が先週の15,500円で一旦は底入れしたことは事実でしょう。つまり、基本的には今は底入れした後の戻りを試す過程であり、仮に再び16,000円割れから15,500円接近となれば買うべきでしょう。
15,500円で底入れして16,000円まで回復した段階ですからハッキリと「相場は戻りを試している段階だ」とは断定できませんし、16,500円、17,000円と一段と戻っていく過程でも「まだ分からない」と指をくわえていても、それでは運用する意味がなくなります。
5月の下げの「真犯人」は海外のヘッジファンド勢の売りということが明らかになりつつある今、間もなく6月相場入りすることで売りも一巡する可能性が高いはずです。日経平均15,500円への信頼と実績も積みつつあり、ここからは下手な弱気はできません。
狙いはまだまだ絞りづらい相場ですが、6月相場のテーマは「戻りを試す日本株」というものと考えられますので、引き続き好業績銘柄の売られ過ぎや休養していた個別株の浮上も考えられると思います。
本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでみました。
相場を生きる!
〜 ジリジリ戻り期待! 〜
結局のところ、相場の動きは大口(機関投資家、外資&国内証券など)が動かないと株価は上がらないんですよね。米国はメモリアルデー(祝日)で休みです。また、プロの方々も月末で損できない(=動けない)という流れ。なるようにしてなったという動きでした。今日のように大口が買い向かわない日は上げも限定的となりますので「空売りに向く相場」と思っています。
結果論ですが、5月相場は説明するまでもなく「買い」ではかなり不利な展開でした。逆に言えば「空売り」には絶好の時期でした。しかし何時までも下げ続けることもありません。今後は「買い」のチャンスとなりそうです。しかし、昨年のような上昇トレンドは稀だと思っています。適度に調整を繰り返しながら、ジリジリ上げていく。日経平均20000円を伺う展開になるのではないでしょうか。
日本株も、サッカーワールドカップ開催時期にはかなり盛り上がるという見方もあるそうですが、これからは07年3月の業績予想をみて、成長性がありそうな株をピンポイントで狙っていく必要が今まで以上にありそうです。また、新興市場は第2ライブドアショック(監査ショック)の影響で、各企業の業績が粉飾されてないか、現在、監査が厳しくなっています。結果がでるまで資金が入らない状態が続くと思われますので、もう少し時間がかかりそうな感じですね。全体を見渡しても当分は少しの上げで利食いが起こり株価調整という動きなので、スイングする場合は注意が必要です。運用者各自のルール作りを今まで以上に確立する必要がありそうです。ザラバを見れて短期売買できる方は、ある意味、威力を発揮できるのではないでしょうか。乱高下する分、デイトレーダーが一番有利な状況かと思っています。また、この地合の中で揉まれ、本当に生き残れる本物のトレーダーが生まれてくるのではないかと思っています。企業だけでなく個人トレーダーも篩(ふるい)にかけられているという感じです。私も生き残れるように日々経験、「買い」「空売り」の技術を磨いていこうと思っています。
〜 魔の13:30 〜
皆さんご存知かと思いますが、「魔の30分」という問題がありましたよね。ライブドア事件をきっかけとした取引全面停止を受けて、1月19日からシステムへの負担を軽減するために現物株の取引時間が30分短縮されていました。この結果、大証の日経平均先物取引などとの時間がずれ、仕掛け的な売買を招き現物市場が混乱すると言うもの。しかしライブドアの上場廃止に伴い現物市場も通常時間に戻り一安心というところだったのですが、問題と言う訳でもありませんが、最近流行っている(?)のが「魔の13:30」。ここ最近の日経平均の分足を見ていただいたらわかると思いますが、13:30頃から日経平均株価が乱高下する傾向にあります。ちょうどその頃、インド市場が始まる時間帯にあたります。最近、世界同時株安の現象が起こっており、インド市場が乱高下すると日本も乱高下する。そんな動きのように感じます。市場規模からいくと、NYダウの上げ下げほどの影響力なんてあるはずないと思っていましたが、これが最近過敏に反応しているようです。(インド株が下がる→日経先物が下がる(売り仕掛け?)→日本現物株が乱高下する)このような流れのように感じます。私も最近まで日経平均と先物の分足チャートを見ていたのですが、これに加えて世界の各市場の分足までみるようになってしまいました(汗)今日も14:00頃から急落したのですが、インド市場もその時間帯は急落していました。指標の一つとしてみておくと良いみたいです。ご参考までに私が見ているサイト(無料)を掲載しておきますね。世界の各市場をリアルタイムで見れますよ!他にも色々な指標が見れるので重宝しています。ご参考にして頂ければ幸いです。
ヨーロッパ株価・アジア株価動向 http://www.mailoffice.jp/p017.htm
ちなみに私の運用手法ですが、「後場への持ち越しは極力しない。手持ちを空けてインド市場の動きを見る(13:30〜14:00)上がるか下がるかを見て仕掛ける。」こんな感じです。
〜 業績好転株! 〜
今後、日経平均が再浮上していく場合、中期的に監視する価値がある銘柄をUPしてみました。5月初旬からの日経平均1700円安の影響で、株価が急落してしまった銘柄です。もちろん07年3月期業績好転予想株です。今の株価の位置や、07年の業績予想をみてみると、これから日経平均が浮上するとしたら、株価は戻ると思っています。如何でしょうか?今の株価位置を見ながら押し目狙いでいきましょうね!
1334/T マルハ本社
4215/T タキロン
5605/T 自動鋳
4514/T あすか薬
4611/T 大日塗
6479/T ミネベア
6751/T 日無線
7769/T リズム
8415/T 紀陽HD
7122/T 近畿車
7520/T エコス
9916/T バイタルネット
2109/T 三井製糖
4617/T 中国塗
6674/T GSユアサ
7750/T ペンタックス
8002/T 丸 紅
4041/T 日曹達
4272/T 日化薬
4404/T ミヨシ
2056/T 日配飼
2109/T 三井製糖
3002/T グンゼ
4022/T ラサ工
4004/T 昭電工
4201/T 日合成
5011/T ニチレキ
5453/T 洋鋼鈑
6355/T 住友精
6406/T フジテック
6768/T タムラ製
6911/T 新日無
7242/T KYB
7270/T 富士重
7724/T 金門製
7616/T コロワイド
8088/T 岩谷産
これからの運用手法ですが、今は株価が乱高下しているので押し目で買って上がった場合1〜2日間の高値で手仕舞うことをお勧めします。また、上げ切れないと思ったらカットです。こんな感じの運用が良いと思います。買ったその日に5円でも良いので利益が出ていたら利食いです。基本的には、中期でもいける可能性がある株ばかりと思っていますが、今は短期運用に徹し、回転数で勝負です。なるだけ下げに付き合わないようにして資金効率を悪くしないよう、より慎重に損がでないようにしていきましょう。
相場トピックス
〜 景気拡大 〜
米国株相場や為替、商品市況など外部環境の先行き不透明感を懸念する見方は強く、東京市場も上値を抑える最大の要因となっています。特に日米とも相場に大きな影響を及ぼす材料として「金利」動向に注目する投資家が多くなっています。米国ではインフレ懸念が目先の最大の注目点で、金融当局であるFRBがインフレ懸念の目を早期に積む事に執着心を燃やしているようで、発表される経済指標次第でインフレの度合いを測ろうとしています。経済指標の発表の都度、市場は利上げするしないと言う思惑が出て、波乱の展開と言うことになっています。日本株の場合には米国ほどではありませんが、それでも「ゼロ金利政策の解除」の時期への思惑から「金利」上昇懸念が強まる動きとなっています。
ただ、足元では金利の上昇見通しとは別に資金の流れの変化の影響で金利上昇を抑えると言う状況となっています。と言うのは最近の株式市場の調整局面において「リスク資産」を減少する傾向が強くなっており、株式などのリスク商品から安全資産である債券などに資金を移す動きが出ているようです。実際にこの傾向が今後も継続するかどうかは今後の動きを見極めるしかないのですが、所謂「質への逃避」行動が起こっていることは確かです。10年もの長期金利は一時2%台まで上昇していたものが、直近で1.8%程度まで下げています。
いずれにしても目先注目は米国を中心とする世界経済の動向となります。米国では6月28―29日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが休止されて長期債利回りが低下した場合、市場はこれを好感する格好で上昇するとみられているが、利上げ休止は米国の景気減速の裏返しでもあり、世界の景気敏感株という性格の強い日本株は米株につれ高しない可能性がある。日本株も同様の現象となっており、金利上昇は日本の景気拡大の裏返しであるとの判断がなされており、投資マネーの減少懸念とともに「投資家の関心が金利より景気に向かい始める可能性もあると見る向きは多いようです」
その国内の景気動向ですが、今朝の日経新聞に以下のニュースが出ています。
『設備投資3年連続2ケタ増、電機や素材がけん引・日経調査
民間設備投資が2006年度も拡大する見通しだ。日本経済新聞社がまとめた設備投資動向調査によると、全産業の当初計画(連結ベース、国内外合計)は05年度実績を14.5%上回り、バブル期以来の3年連続2ケタ増となる。製造業はデジタル景気拡大などを背景に電機や素材が主導して17.0%増え、非製造業は10.3%増と15年ぶりに2ケタ伸びる。足元の円高や株安が続けば減速する可能性もあるが、投資が景気拡大をけん引する構図は続きそうだ。調査は5月16日までに回答のあった企業のうち連結子会社を除いた1498社の計画をまとめた。全産業の伸び率はプラスに転じた03年度以降拡大し、今回は1989年度実績の15.4%に次ぐ水準。設備投資は先行指標の機械受注が今年1―3月期にマイナスになり減速感が出ていたが、同期の実質国内総生産(GDP)は投資などがけん引し年率換算で前期比1.9%伸びた。今回の調査は伸び率が大きいだけに「さらに円高や原油高が進行すれば、計画の下方修正を迫られる恐れもある」(大和総研の牧野潤一シニアエコノミスト)。
製造業は17業種のうち16業種が増加する。電機は伸び率が前年度の8%から18%に高まる。素材産業は23%増え、このうち鉄鋼は約45%伸びる。自動車は前年度に続き投資額の上位10位に、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車が入った。伸び率は10%弱と前年度の3分の1に落ちるが、新興市場開拓などに向け高水準の投資を続ける。非製造業の2ケタ増は91年度の11.6%以来。電力は約10%増え、東京電力が送配電改修などで15%伸ばす。鉄道・バスは安全対策を中心に30%近く増やす。国内外別投資を回答した約800社では、国内向けの伸び率が13%と海外向けの10%を上回る。全産業の伸び率を下回るのは電機・素材大手の大半が含まれていないため。海外は主要業種の自動車の伸びが鈍化し、前年度30%増から減速する。約30年ぶりに国内工場を建設するホンダは、投資の国内比率が47%と8ポイント上昇する。全体に海外向けの高水準を維持しつつ、国内にも回帰する「内外バランス型」の傾向が強まっている。
』
と設備投資は増加傾向にあります。設備投資は言うまでもなく、企業が事業に用いる設備に対して行う投資のことです。国内総生産を構成する主要な要素の一つであり、景気に与える影響が大きくなります。投資対象となる設備は、有形固定資産(長期にわたって利用する資産のうち、半導体製造装置などの生産を行うための機械、事業所・店舗などの建物、搬送用の車輌、工具備品など)と、無形固定資産(長期にわたって利用する資産のうち、ソフトウェアや電話加入権、特許・商標権など)とに分かれます。
設備投資を論ずる場合、有形固定資産を指すケースが多かったのですが、ITバブルの頃から無形固定資産(主としてITへの投資)にも注目が集まるようになってきました。マクロ経済に与える影響として、設備投資は、工場や船などの資本ストックを増加させ、経済の生産力を高めることになります。資本装備が増加することで、労働生産性が上昇し、潜在成長率を高めることが出来る訳です。又、設備投資は、投資額が乗数効果によってより大きな消費となるため、経済の需要を高めることになります。
需要の増大は、設備投資による生産増大を正当化し、需給が共に伸びる黄金状態をもたらす。設備投資が乗数効果を持つのは以下の理由があるからだと言われています。投資する事業会社にとっては投資キャッシュフローが赤字になるだけで、会計上は減価償却を行い赤字にならない。一方で設備や工場を販売した側にとっては売り上げとなり、従業員の給与や会社の利益となる。このように社会全体で見て会計上の利益が投資によって増大することになります。そのために、経済全体が活気付き消費が増大するのです。一方で、設備投資が低調になるとキャッシュフローは黒字でも、会計上の利益が出ない場合があり、経済全体が停滞することになります。
このように設備投資に関する経済指標の数字には裏返せば、日本の景気の拡大を示すと言うことになります。この面からの日本のファンダメンタルズは評価されるべきであり、特に海外勢の注目度の高い指標であるだけに、外国人投資家の日本市場への資金流入を期待する動きは十分に高いということになりそうです。
〜 相場見通し 〜
米国株の先週末に掛けての3日続伸を好感する動きで週明けの東京市場は買い先行の始まりとなりました。しかし、寄り前の外国証券の売り越し姿勢が続いている事で戻り売り圧力は強く、その後は伸び悩み、日経平均は16000円を絡んだ動きとなっています。米国株が続伸となっても、米国の利上げを巡る思惑や、為替相場、或いは商品市況の先行きに対する懸念が完全に払拭されたとは受け止められる事は無かったようです。引き続き新興市場からの資金流出が続いているとの観測もあり、6月に掛けての大量のIPOに対して、懸念が広がっています。目先、日経平均は16000円を意識した展開になりそうですが、今晩のNY株式市場がメモリアルディーで休場であるために、やや方向感のない動きが想定されています。決算発表がピークを過ぎ、特に材料らしいものがないだけに、現状は個別に割安感が高まっている好業績銘柄の押し目を狙う動きが有効になりそうです。
〜 引け後のニュースから 〜
8848 レオパレス21
東京証券取引所が、6月12日を期限に、改善報告書の提出を、レオパレス宛に求めました。入居者向けの共済事業資金を前社長へ貸し付けるなどの不適切な好意があったと認定したことに対するものです。26日には前3月期業績を下方修正、1日には過去5期分の決算短信の訂正と前期業績発表の延期を発表するなど、不透明材料が相次いでいます。株価は業績発表の延期を受けた16日に急落、年初来安値圏で推移していますが、引続き下値模索の可能性が高まっています。
今日の推奨銘柄 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
1334 マルハ本社
本日で6連騰となっていますが、外国人投資家が手を休め、月末接近で国内も動きづらい地合いではこうした個別材料株が浮上しやすい地合いと言えます。すでに報じられていることですが、2007年3月期予想が市場予想を上回る増収増益を見込むとのことで、さらにPERも割安感が強いこともあって先週に続いて今週も堅調な始まりとなっています。この動きは今週も先高感が強いことを示していると考えられ、信用の取り組み妙味もあることで(1.26倍)、非常に興味深い存在と言えます。買いは301円〜305円でしょうか。
4008 住友精化
休養十分の個別材料株といえば住友精化は興味深い存在と言えます。ここ先週木曜日からの上昇で3連騰となっており、今日は高値で3月30日の657円高値を更新し、チャートも揉み合いから上に放れてきています。業績は前期まで3期連続の最高益で今期も見通しは好調、PERは15倍前半と割安感があります。仕手性も強い銘柄だけに、手掛かり難の今の地合いでは浮上のチャンスもありそうです。買いの狙いは押し目水準の648円〜652円でしょうか。
4519 中外製薬
100株単位。地合いが不安定なだけに武田を始めとしたディフェンシブの薬品株の下値を拾う動きもあり、この中外については先週もインドネシアで人から人への鳥インフルエンザの感染が確認されたことでインフルエンザ治療薬を手掛けている同社に関心が集まるなど材料株の一つとしても注目されます。ここでジャカルタ中心に発生した地震による被災者に衛生面の悪化から伝染病の感染者が増加するとの思惑も下支えしているようです。チャートも直近で25日線を割り込まずに底堅い動きを続けており、25日線を意識したトレーディングは「有効」と考えられます。買いの狙いは25日線近辺2430円〜2450円でしょうか。
7203 トヨタ自動車
相場全体の地合いは依然として不安定な状態が続いていると言えますが、仮に明日も外国証券が売り越しを継続し、国内勢も月末で買いが続かないとなれば再び日経平均も15,500円を意識するようなことも想定しておく必要はありますが、しかし、そうした場面で買い向かった際に信頼できるリバウンドが期待できる銘柄とすればトヨタではないでしょうか。あるいは相場全体が厳しい場面でトヨタが信頼できれなければ他に何を信頼すればいいのかという消去法からも地合いが悪ければトヨタに目を向けてもいいと思います。先週の5950円はまさに陰の極であり、今は動きはまだ鈍いものの戻りを試している過程にあると考えられます。念のために6060円〜6090円の押し目が狙いでしょうか。
今日の推奨銘柄(中期編)
中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。
6479 ミネベア
ミネベアは極小軸受けで世界シェア6割を握る企業です。赤字事業はコスト削減効果による工程改善を進める一方、今期も極小ベアリングは増産効果もあって好調、経常利益で前期比30%増の190億円が見込まれています。最終益は前期で特損が一巡、前期実績の2.3倍となる100億円見通しとなっています。その他、HDDピボットアセンブリの増産なども利益を押し上げます。また、この見通しについても、保守的との見方が広がっており、更なる上ブレの可能性が高まっています。株価は610円台まで調整したところから切り返し、本日は上値メドとなっていた25日移動平均線の水準を抜けてきています。PER28倍台の現水準に割高感はなく、引続き800円台回復に向けた上昇基調が見込まれます。
明日の上場銘柄
2928 健康コーポレーション(アンビシャス)公開価格5万6000円・1株単位
健康食品の製造・販売を手掛ける企業です。主力は豆乳とおからを原材料とした「豆乳クッキーダイエット」で、低カロリーで満腹感のあるカロリーコントロール用健康食品を展開しています。販売商品は仕入れやOEM商品で自社での設備は持っていません。売上の9割はインターネット経由で、今後は売上の5割近くを宣伝費に豆乳、上場を機に知名度を高めて一気にシェアを拡大する方針です。今3月期は経常利益で前期の2.5倍、4億円を見込んでいます。当面は内部留保を優先し、配当は行わない方針です。上場に伴う調達資金約1.9億円は広告宣伝費、他社の買収資金に充てる、としています。公開価格のPERは14倍台です。類似企業にはケンコーコム(3325)のPER79倍などがあります。久々のIPOということ、アンビシャス上場ということで調達資金額が小さいこともあり、買いの殺到が予想されます。
初値予想:11万円〜15万円
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
Eメール:info@e-alp.com
Tel&FAX:092-593-5759
〒816-0831 福岡県春日市大谷8-106-1-403
FP久本の全てがわかる!?
「保険見直しを成功させるヒント,実践のポイント」
無料Eメールセミナー随時配信中!(PC専用)
今すぐクリック!
↓↓↓↓↓
http://www.e-assistlive.com/
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ |
|