【(有)ALP】 Eメールレター 「FP久本の株式情報!」 vol.45  2006.04.24
 
 

4月24日(月曜日) 基調判断


本日の日経平均は25日線を割り込む急反落となりました。円高が進んでいたことで「やや軟調」を予想する声も多かったのですが先週末の値がさの上げの反動もあって全面安商状となりました。しかし、長期的なシナリオに関しては依然として変更はありません。

本日は悪材料が重なりました。本日は外国証券が久々に大幅売り越しとなったことに加え、先週末の相場で先駆した銘柄がトヨタ、ソニー、ホンダ、キヤノンといった輸出株だったことで115円台の円高が嫌気され、政局の先行き不透明感も追い打ちをかけた模様です。

各地の補欠選挙で与党が相次いで敗北したことは必ずしも悪材料になるとは思えません。これまでの株高を支えてきた好調な企業業績は企業の努力によってもたらされたものであり、政局の行方によって今後の企業業績が先行き不透明になるわけではないからです。

政局に関することは恐らく直接の本日の下げの原因とは違う取って付けたようなものだと思います。やはり、先週の値がさ一色に傾いて利益確定売りが出やすかった所にやや想定外の円高で想定外の下げに転じたようでファンダメンタルズには問題はないと思います。

つまり、今日の下げの要因は今日の下げで織り込んだものと考えられます。勿論、さらに円高が進んだり、さらに原油価格が高騰して週明けのNY株式が急落したり、あるいは明日も外国証券が連続して大幅売り越しとなった場合は一段安も考えられるでしょう。

しかし、今日の下げ材料は必ずしも根の深いものとは思えません。すなわち、為替も本日の水準で上げ渋れば悪材料ではなく、原油価格も一段と上昇せずに今のままであれば悪材料ではなく、外国人も極端な売り越しが続かなければ悪材料にはならないと思います。

要するに明日も本日の売られた悪材料が一段と悪化するようなことがあればさらに売られることはあっても悪化せずに現状維持をすれば、株価はすぐにリバウンドするのではないかと予想します。やや今日は男性的な下げでしたので男性的な戻りも期待できますね。

今も申し上げたように本日の悪材料がさらに進行すれば日経平均は@16,680円程度、最大ではライブドアショックの時にも達したボリンジャーバンドのマイナス2σの水準であるA16,350円程度を下値と予想します。ここでは基本的には様子見になると思います。

基本的には下げ止まりや環境の好転でしょう。好転といっても先程も申し上げたように本日の売られた要因が一段と進行しなければファンダメンタルズに問題はないため中立的な環境になっただけで相場は戻すはずです。その場合は、やはり好業績株でしょうか。

本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでいます。


相場を生きる!


連休明け後狙い


外国証券の売り越し額が大きく、日経平均株価はいろいろな要因で買いが止っているところに売りだけが出ている感じですね。この間のプロたちの動向は、今回の調整をある程度見ています。要するにポジション持たずに見ている、そんな展開のようです。

結局、日本株は、外国人の買い越しと比例してますから、ここで無理して狙うことはないということ。また、結局高くなるとの見方ですから、悲壮感もなく、落ち着いて見ている感触です。また、新興株も下げ理由がだいたい見えてますから、ここでは戻りを待っているだけです。

日経マネーで、面白い企画がありました。5月号の付録です。定年退職時におカネはいくらあるか、という数字があります。定年退職後、住宅ローンなど返済すると、手元に幾らお金があるのか。年収800万円以上のサラリーマンに調査、つまり、高額所得者といわれる層からのアンケート。

一番多い回答は、2000万円から3000万円で21.2%。次が、1000万円から2000万円未満が16.4%。次に、3000万円から5000万円が14.8%。

それでは、1億円以上余裕金がある人はというと、1.5%でした。

1億円、資金を手元にするということがいかに難しいか、分かるアンケートでした。

定年後のことなど関係ない、先の話という若い人は多いでしょうが、実際には、年齢がいってから計画はたてれませんから、やはり、30歳過ぎから真剣に考える必要があります。

特に、定年がある職の人、定年後、天下りや嘱託など、多少給料は減っても職がある人とない人では、設計が変わってきます。また、年金の額、年齢、いろいろと組み立てる必要があり、計画が狂うと、例えば途中病気になって倒れると、自分ではなく、老後の親の設計や妻子供に大きな迷惑がかかります。特に、自分が倒れて、収入がなく、預金がないという人は、生活保障のため保険が必要となります。

ここで、今年2度目のチャンスだと思います。いろいろと株価が下げると不安な話も流れるものですが、実際には大きな心配はいりません。新興株も、何かこのままゼロになる雰囲気ですが、それもありません。反発してきます。あとは、銘柄の吟味ですね。

連休明けから相場は戻るとの見方であり、今は月末であり決算でもあるため、積極的に買えないのが現場の意見。また、外国人も、月末積極的ではないようです。米国も、決算で動きにくいということです。目先は様子を見ていき、次なる展開の中で、しっかり狙える株を探すことになります。日経ダウが浮上すると、結果的に6502 東芝、7203 トヨタなどは浮上すると思いますが、あとは目先どこまで下げていつ戻るか、ポイントを見ていくことになりそうです。

明日は、もう1日、全体相場の様子を見たい日です。

勢いのある株につけ、という狙いが目先では出てくると思いますが、ここは、飛び乗り、飛び降りが必要となりますので、戻ってくる株の扱いには十分気をつけていきましょう!


相場トピックス


今朝の外国証券の注文状況は久しぶりに1000万株を超える売り越しとなり、外部環境ではナスダック指数が下落、ハイテク株は売られる格好で値を下げています。更に為替相場では1ドル115円台までの円高となり、国内の輸出関連銘柄には売りが先行する格好となりました。お陰で日経平均は一時17000円を割り込む動きとなり、一時盛り上がった先高感は後退しています。このまま下げつけるのかどうかは別にして、5月相場に対する期待感が高かった事は確かです。

5、6月に日経平均が18000円台に乗せると言う期待感が市場に充満していた訳ですが、4月に入ってからの動きとしては日経平均が17000円台で揉み合い、やや膠着感が強まっていただけにこのまますんなり上値を追いかけるエネルギーが出辛くなっていたのも事実です。特に海外市場の影響として原油高や国内市場では金利先高感など懸念材料も多く、積極的に上値を買う動きが取り辛かったと言うことであろうかと思われます。更に月末から5月に掛けての個別企業の決算発表を控えて、様子見姿勢が出るタイミングであった事も調整局面に陥る要因となりました。

又、買いの主体である外国人投資家も日本株に対してやや消極的な姿勢を持ち始めたようで、これまでの買い一辺倒からの修正を余儀なくしているように見受けられます。本日に限って言えば外国人投資家の最も嫌う政局の不透明感として、自民党の衆院千葉7区補選での敗北も嫌われた感が強く、小泉首相の構造改革に水を差したのではないかと言った見方も出ているようです。特に政治絡みで問題が生じるとどうしても国内よりも海外の方で話題性として取り上げられる事が多く、懸念材料視され易いという傾向にあります。その意味では9月の自民党総裁選にも関係する今回の補選の持つ意味は意外に大きかったのかも知れません。

GWを前にして動きが鈍るのでは無いかと言った観測がいつも出ますが、過去10年でのGWを挟んだ動きにある傾向があることを示したデータがあります。GWが株価に与える影響として、次の傾向を見出している。過去10年GW直前の1週間と、GW期間はそれぞれ7割の確率で上昇しています。一方でGW後の1週間は8割の確率で下落しています。GWの株価高は2つの心理的側面があると見られています。第一はGWは投資家を含む一般の人々にとってうれしい長期休暇であることが上げられる。

GWのポジティブな気分が、楽観的な判断に繋がっている可能性があります。第二は悲観的な投資家の減少です。例えば、GW期間中に海外市場で悪いニュースが起きるかも知れない。こう考えるリスクに過敏な投資家は、持ち株を早めに売る。結果として市場には楽観的な投資家の割合が多くなるわけです。こうしてGWの短い期間で、平均1.4%のTOPIX上昇が見られた結果となる。問題はGW後で、悲観的な投資家が市場に戻ることと、GW時の株高の反動から下落する傾向があると見られます。現在の投資環境は悪くないが、今は銘柄選別を慎重にすべき局面であると言えそうです。

いずれにしても目先企業業績の発表を見極める展開と言えそうです。

以下は25日(火)の決算発表のスケジュール

月日 コード 銘柄名 市場
4月25日 1868 三井ホーム(株) 東証
2354 安川情報システム(株) 東証
2432 (株)ディー・エヌ・エー 東証
3735 (株)日立システムアンドサービス 東証
3789 ソニーコミュニケーションネットワーク(株) 東証
4185 JSR(株) 東証
4556 (株)カイノス JASDAQ
4726 ソフトバンク・テクノロジー(株) 東証
4762 (株)エックスネット 東証
4775 総合メディカル(株) 東証
5944 日立粉末冶金(株) 東証
5990 (株)スーパーツール JASDAQ
6374 TCM(株) 東証
6590 芝浦メカトロニクス(株) 東証
6594 日本電産(株) 東証
6652 IDEC(株) 東証
6665 エルピーダメモリ(株) 東証
6723 NECエレクトロニクス(株) 東証
6724 セイコーエプソン(株) 東証
6747 小糸工業(株) 東証
6798 SMK(株) 東証
6860 サンクス(株) 東証
6883 日本電産コパル電子(株) 東証
6910 (株)日立メディコ 東証
6934 新神戸電機(株) 東証
6975 (株)NEOMAX 東証
6992 国産電機(株) 東証
7201 日産自動車(株) 東証
7205 日野自動車(株) 東証
7218 田中精密工業(株) JASDAQ
7222 日産車体(株) 東証
7263 愛知機械工業(株) 東証
7276 (株)小糸製作所 東証
7615 京都きもの友禅(株) 東証
7728 日本電産トーソク(株) 東証
7756 日本電産コパル(株) 東証
7757 日本電産サンキョー(株) 東証
8586 日立キャピタル(株) 東証
8706 極東証券(株) 東証
8793 NECリース(株) 東証
8898 (株)センチュリー21・ジャパン JASDAQ
8942 (株)シンプレクス・インベストメント・アドバイザーズ 東証
9008 京王電鉄(株) 東証
9433 KDDI(株) 東証
9694 日立ソフトウェアエンジニアリング(株) 東証
9815 カテナ(株) 東証

〜 引け後のニュースより 〜

8815 東急不動産
前3月期業績を上方修正しました。経常利益で520億円予想が56.8億円へ、最終利益で80億円予想が100億円へと、大幅な上乗せとなります。最終利益で前々期比32%増です。不動産賃貸業が好調、子会社株式の評価損を計上しても、更に利益上乗せを実現しました。同社にとっては大きなプラス材料となりますが、今期見通しを見極めたいという動きや、株式市場全体の地合いが悪いこと、チャートが下降トレンドで下げ幅を拡大する動きとなっていることなどから、上昇は1015円に位置する25日移動平均線近辺を上値メドに、限定的となる可能性が高まります。


今日の推奨銘柄 (スイングトレード編)

ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。

1332 日水
ここでは明日も相場全体の波乱が続く場合はディフェンシブストックに関心が集まると考えられ、この日水には注目したいと思います。今月は初旬に前2006年3月期業績の下方修正が報じられて売られる場面がありましたが、すでに織り込み済みと考えられ、ここからは2007年3月期の回復を期待して買っていく場面と考えられます。目下のところ収益環境の改善が進んでいることやM&A戦略などを通じて業容拡大を積極化、中長期的には投資妙味が十分にあると考えられます。524円〜527円が狙いでしょうか。

2108 甜菜糖
東証一部の値下がり銘柄数1600近い相場展開の中では甜菜糖も例外なく下げてしまいましたが、ここは断定はできないものの25日線の355円を割り込まずに下げ渋ったことは先高を期待した買いが断続的に入っていたと考えることもできます。決算発表は5月16日ですが、最近の内外の砂糖の値上がり加え、原油価格の高騰に伴って欧米ではガソリンにエタノール(主にサトウキビが原料)を混合していることなどからも決算への期待は根強く燻っています。25日線で下げ止まって反発するのかどうかは分からないまでも下げ止まる可能性に賭けてみたいところです。買いは353円〜355円が狙いでしょうか。

5411 JFEHD
本日はさすがにプラスで推移することは困難な地合いでしたが、それでもJFEHDの下値には27日の決算発表を期待した買いが入っていたと考えられます。鉄鋼株全体にはヘッジファンドの売り観測なども指摘されていますが、しかし、足下では旺盛なアジアや欧州などの需要を背景に2007年3月期業績を押し上げる環境が続いており、やはり、決算内容・見通し共にポジティブと見るべきでしょう。4480円〜4500円が狙いでしょうか。

5213 東芝セラミ
この地合いの中ではシッカリしていた方であり、地合いが落ち着けば買いを集めてくる銘柄と予想します。報道にありましたように前期業績は売上高が予想を若干下回ったものの半導体製造装置に使われる炭化けい素セラミックスなど高付加価値製品の比率が高まったことで経常利益、最終利益で増額修正、今期についても半導体部材の伸びが見込めることで増収増益が見込まれています。チャートにも過熱感がなく、知られざる割安・出遅れ株として浮上が予想されます。450円〜452円が狙いでしょうか。

6301 コマツ
同社の2006年3月期の連結業績は、営業利益が前期比6割増の1700億円弱になる見通し。従来予想の1600円を100億円弱上回る。建設機械部門が好調で、北米やアジアなど世界各地で建機販売が伸びる。2007年3月期は利益率を高めた新型機種の投入が本格化するため、営業利益は今期予想比2割増の2000億円前後まで増える見込み。2006年3月期の売上高は2割増の1兆6600億円強と、従来予想を100億円強上回る見通し。純利益は8割増の約1050億円と、従来予想を40億円程度上回る見通し。 主力の建機部門は、鉱山用大型機械の出荷がアジアや米州向けに伸びる。金融引き締めの影響で需要が落ち込んでいた中国でも、建機販売は回復基調にある。工場の増産対応も進みつつあり、出荷が集中する2006年1―3月期は一段の利益積み増しが見込めそうだ。2007年3月期も引き続き建機需要は拡大する見通しで、売上高は今期予想比8%増の1兆8000億円、営業利益は2000億円、純利益は同5%増の1100億円まで膨らみ見通しに。第三次排ガス規制に対応した新型エンジンの搭載機種の販売が本格化し、利益率を押し上げる。また茨城県と石川県に建設中の新工場が来年1月に稼働するほか、既存工場の増産投資も継続。課題となっていた生産能力も向上する。 株価は業績の好調を受けて、高値を更新する動きが続く。PER面では22倍台でありバリエーション的な割高感はなく、来期業績も順調に増収増益を続ける見通しであることなどから上値余地は十分と見られる。大和証券では業績予想を上方修正、注目銘柄として取り上げている。ドイツ証券でも機械セクターは来期も2ケタ増益と想定し同銘柄をリストアップしている。ゴールドマン・サックス証券でも配当に注目、投資判断を「OP」としている。本日の「日刊工業」で「同社はロシア南部で、建機の本格販売に乗り出す」との報道も材料視される。KBC証券では投資判断「BUY」目標株価3000に引き上げている。(投資期間1週間程度を目標)

9513 J‐POWER
民営化により株放出、電力10社への電力卸が主力、電源は石炭火力と水力、原子力も計画。2月末の株主を対象に3月1日付で1株を1.2株に分割した。2006年3月期の年間配当は前期と同じ60円(期末は30円)と従来予想通りとしたが、分割を考慮すると実質6円の増配になる。 同日発表した2005年4―12月期の連結業績は売上高が前年同期比5%増の4588億円、純利益が4%減の362億円。火力発電所の稼働率は高かったものの、燃料費の増加や償却負担増が響いた。 2006年3月期の業績見通しは連結売上高が前期比2.6%増の6100億円、経常利益は同3.7%減の550億円、最終利益は1.2%増の360億円を見込む。クレディスイス証券は電力・ガスセクターの評価を「アンダーウエート」から「オーバーウエート」へ引き上げた。これまでのバリューエーションと投資評価にPERを用いてきたが、株式市場で電力会社の高水準のフリーキャッシュフロー(FCF)への関心が高まってきていることを考慮し、バリュエーション手法をディスカウント・キャッシュフロー法(DCF法)に変更。この結果、カバレッジ12社のうち5社の目標株価が大きく引き上げられ、セクター全体の割安感が強くなるとしている。同社株も目標株価を5500円、投資判断「OUTPERFORM」としている。株価は2月23日に株式分割後、下値を切り上げる動きから上昇基調の展開が続く。業績面、バリエーション的な面でも上値余地は大きいと思われる。2006年3月期の実績経常利益が会社計画を上回ればポジティブサプライズと受け取られる可能性が高いとしている。 (投資期間1週間程度を目標) 

4751 サイバーエージェント
インターネット向け広告代理事業に加え、ネットメディアを自社運営・ECなども展開。インターネット広告代理店の同社はブログを核にした集客型事業を強化する戦略を評価する向きが多い。利用者が増加しているブログの内容を順次拡充。ジャンルごとに整理するほか、ブログ開設者によるネットオークションも始め、現在いる57万人のブログ開設者を、来年半ばまでに200万人に増やす計画で業績拡大を目指す。2005年10―12月期連結業績は、最終利益が前年同期比4.3倍の24四億9千万円。主力のネット広告事業が好調だったほか電子商取引(EC)や金融関連事業も伸びた。前年同期に新規事業の立ち上げ関連費用を計上していた反動もあり、増益幅が拡大した。売上高は55%増の132億7500万円。検索キーワードに連動した広告を掲載するサービスが好調だったほか、ポータル(玄関)サイトなど大型媒体の広告枠販売も堅調だった。子会社のネットプライスを軸としたEC事業も伸びた。EC事業の物販の売上高は58%増えた。又、ブログなどの口コミ効果を利用したネット広告の専門会社を設立すると発表。広告手法を開発し、関連広告枠を販売。人気の高いブログ運営者を組織化し、広告主の企業が製品の販売促進などに役立てやすい仕組みを作る。更にNTTドコモが、携帯電話向けに広告を掲載・配信するモバイル広告代理店で、同社の子会社のシーエー・モバイルに18億円出資すると発表したことも材料視される。又、2006年3月中間期の連結売上高が前年同期比44%増の270億円になる見通し。前回発表予想は187億円で上方修正された。子会社で手掛けるネット通販などが好調だったほか、インターネット広告代理事業もネット広告市場の拡大を背景に売り上げが大幅に伸びた。株価は1月の高値35.1万円からライブドアショックを受けて下落、200日線である20万円台前半での動きから値固めの展開に。ここで調整一巡感から反発の動きを強めている。大和総研では投資判断を「1」「フロンティアマーケットレビュー」4月号で同社株について2つの事業(ブログ事業、子会社のCAモバイル事業)に注目していると指摘している。(投資期間1週間程度を目標)


今日の推奨銘柄 (中期編)

中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。

6800 ヨコオ
自動車用アンテナの大手で、複合アンテナなど高付加価値商品で業績を拡大しています。特に前期は海外での販売回復が業績に寄与しました。前期の海外売上は全体の35%、100億円に達する見通しと、2003年3月期からほぼ倍増となります。海外での好調は携帯電話用の微小コネクター「スプリングコネクター」で、金属板方コネクターと比較すると省スペース、成功コストが安いなどの強みを持っています。引続き、海外拠点の増強を進め、海外売上比率を50%にまで高める方針です。一方国内事業は既に高付加価値製品で足元を固めており、今期はワンセグ放送開始に伴う、車載テレビへの需要拡大も期待の材料です。18日付けでは、コスモ証券が最上位の投資判断「A」を新規付与、今3月期にはITバブル後の最高益であった2004年3月期の水準を上回る可能性を指摘しています。株価は上昇トレンド継続の中、本日は全体安の中で大きく調整しています。しかし、サポートラインとなる25日移動平均線の水準は維持、25日線との乖離が縮小したことで値ごろ感が出ています。ここから反発、2000円近辺を狙う展開が見込まれます。


明日の新規上場銘柄

明日の上場銘柄はありません。

本日、先週末上場銘柄の結果です。

3036 アルコニックス(ジャスダック)公開価格2900円・100株単位
公開価格を38%上回る4000円の初値を付けたあと4510円まで上昇、大引けは4500円としっかりの内容でした。日経平均は今年最大の下げ幅を記録する中、新興市場に資金が流れた面があります。アルコニックスは日商岩井から分社した企業としてスタート、アルミなどの非鉄金属の専門商社です。非鉄市況の活況がプラス材料となります。

3803 イメージ情報開発(ヘラクレス)公開価格48万円
21日に新規上場、当日は気配値を102万円まで切上げましたが初値は付きませんでした。本日は公開価格の2.1倍、100万円で初値を付けた直後、ストップ高となる120万円まで上昇、その後はストップ高水準での買い気配が続きました。企業の情報システムの立案、構築、保守までを一貫して手掛けるシステムインテグレーション事業を主力とする企業です。公開株数が2000株と少ないことも、上昇に拍車をかけています。



記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
Eメール:info@e-alp.com
Tel&FAX:092-593-5759
〒816-0831 福岡県春日市大谷8-106-1-403

FP久本の全てがわかる!?
「保険見直しを成功させるヒント,実践のポイント」
無料Eメールセミナー随時配信中!(PC専用)
今すぐクリック!
 ↓↓↓↓↓
http://www.e-assistlive.com/

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   
   
     
お世話になっております
  


過去の記事
  
13.2006.04.07
14.2006.04.07
15.2006.04.08
16.2006.04.08
17.2006.04.09
18.2006.04.09
19.2006.04.10
20.2006.04.10
21.2006.04.11
22.2006.04.11
23.2006.04.12
24.2006.04.12
25.2006.04.13
26.2006.04.13
27.2006.04.14
28.2006.04.14
29.2006.04.16
30.2006.04.16
31.2006.04.17
32.2006.04.17
33.2006.04.18
34.2006.04.18
35.2006.04.19
36.2006.04.19
37.2006.04.20
38.2006.04.20
39.2006.04.21
40.2006.04.21
41.2006.04.23
42.2006.04.23
43.2006.04.24
 
  
  
推奨銘柄の経過
  
42.2006.04.14掲載分
44.2006.04.17掲載分