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本日の日経平均は大きく反発しました。233円安となった昨日の下げ幅を一気に埋めるような上げとなり、NYが軟調だったことを考えますと東京市場の先高感が依然として強いことが分かります。また、長期トレンドが上昇基調であることも変更はありません。
本日も外資系証券の売買動向は閑散でした。今日は売りが1437万株、買いが1370万株、差し引き67万株の売り越しとなり、昨日が売り買い共に1200万株程度だったことに比べれば、やや売り買い共に厚みを増した感がありますが、外国人は手控え気味のようです。
それでも、国内勢は押し目買い好機と考えたのか積極的に本日は買い向かったようです。昨日は「強気相場の調整が上げ幅の半値押しだとすれば16,800円程度であり(25日線は16,856円)、この16,800円〜16,850円が下値メド...」といったことを申し上げました。
本日は朝から17,000円を割り込み、16,900円台入ったことで半値押し水準の16,800円〜16,850円が見えてきたことで反発が意識され、しかも、昨日の25日線が16,892円だったこともあり、「ほぼ下値が確認された」として買いが優勢になったのだと考えられます。
このまま本日の安値16,945円を割り込まずに上昇基調に転じるのかどうかは分かりませんが、25日線を割り込むか割り込まないかでは心理的に違いがあるため、25日線を割り込まずに反発したことは25日線が信頼に足るもので強気を維持していると考えられます。
目先的なイベントとしてはNY市場では今晩、IBM、TI、モトローラ、ヤフー、明日はインテル、アップル、クアルコム、イーベイ、明後日はグーグル、ノキア、GMと決算発表が続くこともあり、ハイテクや半導体関連は意識しておく必要がありそうです。
本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでいます。
相場を生きる!
日経ダウ反発
全体に、上げたり下げたり激しい相場ですが、2/20の安値は切らないで相場は戻る、そんな感触をみせた本日の東京市場の動きでした。
日本株はここで調整、決算前で日米ともに動けないので、外国人買いの数量が減った、それが原因と見てよいと思います。その中で、NY株が調整したため、目先2000円高の反動で利食い売りが出たものです。
目先調整をすると、日経ダウは5月に1万8000円という狙いが生まれてきます。タイミング次第では6月になるかも知れませんが、日本株は夏前に一度18000円突破という見方が濃くなっています。
すると、6758 ソニーも6702 富士通も、6502 東芝も上がる。そんな相場が想定されます。ダウが浮上して上がる株とは何か、しっかり考えていくと、ここの押し目で狙える株が見えてきます。
新興市場株は、あまりにも激しい動き。まさに、ロデオ状態、荒くれ馬に乗るようなものです。200万円が120万円になって、180万円になる。これでは普通の人は持てませんし、また危険です。恐くて仕方ない。そのため、新興株は、どんなに下げても将来をみて持ち越しするもの(これは自分の意思が必要となります)か、その場だけで運用するものを分ける必要が生まれます。
9861 吉野家は売上げ好調、米国牛なしで、よくぞ2年耐えた。そんな評価と、豚丼で売上げを伸ばしたことによる評価。これで、米国牛の輸入再開となった時、日本の消費者に安心を与える内容があると最高。今年の秋と予想する人、来春と予想する人いろいろですが、吉野家は期待ありとしています。
米国牛が輸入再開するための条件は、やはり、検査において安全性がはっきりする。ヒューマンエラーが出来ないような細心の注意が必要であり、何か、日本独自のチェックが生まれると最高ですが、今後の状況を見る必要があり、時間がかかることは覚悟ですが、この問題は、米国、日本ともに歩み寄りたいということですから、それはいつか合意して、何かの方法が生まれるはずです。
8268 西友を450円目標として強気している法人があります。中身はやはり、今後の事業で黒字化が期待されることから強気なのだそうです。日経ダウが下げると一緒に株価は調整、今回は260円くらいまで下げると見ていましたが276円、昨日の下げが目先の下値になったかも知れません。これから日経ダウが戻るのであれば、株価はジリジリ上げていくと思われますが、日経ダウが途端に調整すると、すぐに西友も下げますから、短期で狙う場合には注意しないと逆の動きをして損することが多くなります。
6362 石井鉄工は目先調整、ここで戻りスタート。タンク材供給の5479 日金工もジリジリ上げそうですが、石井鉄工は石油タンクではトップ企業ですので、今後とも話題性があり、業績も好転期待があるため、株価は再浮上の可能性があります。6369 トーヨカネツも同様に浮上すると思います。ここは、上げたらそのままホールドではなく、今回味わったように、高くなったらその場で利食い、様子を見て、その時々に利食いしていく戦略が良いと思われます。つまり、下げたら持ってない状況を作ることです。
相場トピックス
ゼロ金利解除
本日の日経金融新聞の記事に「投資家はどこまで金利が上がるのか不安になり始めた」4月11日の金融政策決定会合後の福井俊彦総裁の記者会見を契機に、ゼロ金利政策の解除時期が10―12月期から7―9月期に早まるとの見方が主流になっています。金利が上昇し、株式相場の上値を抑える要因になるのでは無いかと言う懸念が一部で出ているとの見方もあるようです。ただ、米国と違って、実際に現状の短期金利はゼロ金利ままの状況が続き、仮にゼロ金利が解除されたからと言っても米国のように5%水準までの上昇には程遠い事で、金利が上昇するからと言って経済の与える影響は軽微なものであるとも言えます。
一方、米国では原油価格の上昇や金価格の上昇でインフレ懸念が増大し、金利の先高感が強まっています。金融当局者も米経済が拡大することで、インフレ懸念には注意する必要があるとの判断をしているようで、一時利上げが打ち止めになるのでは無いかと言った観測も大きく後退する事になっています。少なくとも5月のFOMCでの利上げは確実視されており、政策金利の誘導目標であるFF金利も5.5%から6%程度まで上昇する可能性があるとの見方まで出ています。米国では現在企業の決算発表の最中ですが、期待先行で好調な企業業績が見込まれており、金利の先高感をどこまでこの企業業績の好調で解消されるかと言うのが注目点となります。
日本ではゼロ金利が何時解除になるかと言う事が注目点となりますが、3月の金融政策決定会合の議事要旨で、財務省が量的緩和政策の解除を容認したことが判明し、「最大の逆風」と思われていた政府の反発が意外に強くないとの見方が、早期ゼロ金利解除論を勢いづかせています。そうは言っても解除のハードルが下がったと考えるのはまだ早いとの見方もあるようです。今月上旬のアジア欧州会議(ASEM)での共同声明で「予想以上に早い金融市場の引き締めが世界経済のリスクになる」との表現が盛り込まれました。日米欧が同時引き締めに入り、投資資金が高金利の新興市場国から先進国に還流することで新興国発の経済危機が起こるとの懸念を示しています。
分析によると、歴史的に見ても、日米欧の同時引き締めは世界経済に悪影響を与え、短命に終わりやすい傾向があるようです。1970年以降で日米欧が同時引き締めに動いたケースは4回、ほぼ共通の傾向がみられています。景気が個人消費に直結しやすい米国がまず動き、米国との証券投資が活発な欧州が追随、最後に輸出主導で円高への警戒感が強い日本が利上げに動くパターンです。今回もこの構図は変わっておらず、米国に続いて欧州が利上げし、日本も量的緩和解除に踏み切っています。このあたりからニュージーランドドルやアイスランドクローナといった経常赤字国の高金利通貨が急落したが、今のところ市場は世界経済への強気の見方を崩すには至っていません。
市場では5月に米国が利上げし、6月には欧州も追随するとの見方が大勢を占めています。そのうえ今夏にも日本がゼロ金利を解除すれば、同時引き締め局面は一段と鮮明になる訳です。特に超低金利の円資金を欧米のヘッジファンドに供給し、新興国市場の成長を間接的に支えてきた日本が明確な引き締め局面に入れば、投資資金の流れを一変させるリスクもあるとの懸念も出ています。4月21日に開く七カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議でも、日米欧の金利上昇が世界経済に及ぼす影響が主要議題になると見られています。問題はASEMのように金融引き締めに警鐘を鳴らす内容になるのかどうかだと見られています。
いずれにしても世界的に金融引き締め気運が高まっている事に変りはありません。但し、その背景には世界的な経済の拡大傾向が強い事からであるからに他なりません。景気が拡大している事で、物価が上昇し、その結果としてインフレ懸念が増大する事になる訳で、金融当局がどのようにしてそのバランスを取っていくかが重要なポイントになります。景気の継続的な拡大を図りながらも、インフレを抑えると言う微妙な金融政策を今後上手くやっていけるかが問題となります。各国の金融政策に注目と言う事になりそです。
今日の推奨銘柄 (短期・スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
2768 双日 決算発表を28日に控えていることもあって、最近の非鉄市況や原油の高騰によって前2006年通期予想が想定以上の内容になるのではないかとの期待感があります。また、チャート的にも昨日の安値685円は25日線の682円に接近するものであり、ここでコツンときた感触があります。すでに倒産が噂されるような危険な経営状態でもなく再建はほぼ完了、ファンダメンタルズにも不安材料は乏しい状態です。国内及び海外経済が拡大していることを追い風に2007年3月期も増益が見込まれていることもあり、ここでの押し目買いは確率高いリターンが狙えるのではないでしょうか。692〜696円が狙いでしょうか。
5406 神戸鋼 今年の1月、2月といずれも75日線に達してから反発したこともあって、今回も75日線にまで下落、そして、リバウンドしつつあることからも、ここの動きについてみることは大きな間違いはないと考えられます。特に決算発表が近いこともあり(来週の27日)、ちょうどテクニカル的に整理がついたのを見計らった買いが増えてくると考えられます(モルガン・スタンレーは470円を継続)。415円〜418円が狙いでしょうか。
6471 日本精工 ベアリング大手の同社ですが半導体関連の一角としても見直したいと思います。5月12日に決算発表を予定していますが、前期は主力の自動車関連部品、産業機械軸受けが好調なうえ、低迷していた半導体・液晶向け関連製品が持ち直していることで売上高、営業利益共に好調、今2007年3月期も見通しは良好です。ここで25日線の999円を割り込んだことでリバウンドしやすい状態にあると考えられます。当面は4月4日の1070円高値を目指した底堅い動きが予想されます。994円〜1000円が狙いでしょうか。
6502 東芝 半導体関連となると東芝を考えないわけにはいかないでしょう。ここもと4月7日の755円から軟調な展開が続いていましたが、日経平均やその他主力株に連動した動きであり、ここで全体がリバウンド局面を迎えたとすれば自然体で戻りが期待できるでしょう。加えて決算発表を来週末28日に控えていますが、すでにフラッシュメモリーの販売数量の拡大などをテコに営業利益が前期比で2桁の伸びが見込まれるなど今夜のTIやモトローラの決算に関わらず改めて好業績見通しが意識されるはずです。利益が増えていることを背景とした巨額の設備投資(今期も米サンディスクと共同で最大6000億円程度を投資して新工場を建設する)を続けていることも改めて注目すべき手掛かりでしょう。狙いは押し目の698円〜703円程度でしょうか。
今日の推奨銘柄 (中期編)
中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。
明日の新規上場銘柄
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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