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4月13日(木曜日) 基調判断
本日はNYダウの反発やソニーや東京エレクのおかげで高く始まり、その後は伸び悩んで前場に17,100円割れまでありましたが、午後は主力の巻き返しによって切り返しました。長期のトレンドに関しても依然として上昇基調を辿っていることに変更はありません。
週明けからの調整も一旦はそろそろ終息しつつあるとも考えられます。先日も申し上げましたように日経平均の下値メドは17,150円程度、あるいは瞬間的に17,000円を割る程度と想定していました。本日は17,150円を割り込みましたが17,000円は割れませんでした。
本日の安値17,068円でコツンときたのかどうかは断定できませんが、想定していた二つの下値メドのうち一つは割り込み(17,150円)、一つは割り込みが意識される水準にまで達した(17,068円)ことで、ほぼ調整は一巡したのではないかと想定することはできます。
今週は本日まで不安定な地合いが続きましたが明日からは今週の下げた分の修正高が始まることも予想されます。しかし、外国証券の動向も引き続き気になります。今日は売り買いほぼ拮抗でしたが今週の下げの原因は外国証券の売り越しが大きく影響しました。
ですから、テクニカル的には目先は巻き返しが期待できるようになってきましたが、今週の下げの大きな要因となった外国人売りが続く可能性はあります。イランの核問題や原油価格などの影響で外国人による日本株など対外投資の意欲が後退する恐れがあります。
地合いは底堅いが持続性のある物色のテーマが見つけづらく主力株も戻っては売られるという展開が続きそうです。やはり、決算発表が本格化する再来週を意識して当面は(明日を含め来週一杯は)、「森を見ずして木を見る」という展開を想定すべきでしょうか。
本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでいます。
相場を生きる!
調整後、浮上期待あり
目先調整ですが、6502 東芝などの株を本日もガッチリ買っているそうですから、海外資金は今後も日本株を魅力ある市場として狙ってくると思います。東芝は、日経ダウ1万8000円突破のような時に、株価は100円上げている。そんな想定でしょうか。もっと上がるのでしょうか。
あと、材料株では、博打と割り切って6445 蛇の目。この株は、ここまでやってきたかと思うほど、商いを伴って強気。この株強気の人が多く、大量に買っている。何があるのかと思ってしまいますが、とにかく強気で買っている。負けるリスクあるけど、当たればおいしい。現実に、ここまで来てるのですから、それは評価される。
ワンセグでは、徹底マークとした4813 ACCESSは、クライアントそのものがサムスンとNTTドコモですから、規模が大きい。つまり、何か材料が出ると発展性が大きい。それが魅力の株です。3770 ザッパラスは携帯コンテンツ。この株も、一発当たるとすごく妙味あるという話で、プロ筋は強気してるんです。
同じくワンセグでは、4676 フジテレビは妙味あり。ライブドアの損失を今期で特別計上しますから、悪材料的にはこれで終わり。ライブドアも本日で上場株ではなくなりましたので、話も出なくなる。あとは、業績好転と今後の発展性ある材料になりますから、フジテレビは長期的な狙いでは年末までに40万円、来年は50万円というような狙いも生まれる。TBSとの比較からも、フジは圧倒的に良く、マッスルミュージカルも、結局はTBSからフジが奪ってしまった。
8268 西友も、下値になったら買い増しという考えの下で、短期では駄目ですが、一定期間かけて狙うというケースでは押し目は狙いになります。何処まで下げていくのか、それはその時の需給ですから、300円なのか、280円なのか、目先の下値の判断はつきません。ただし、言えることは、下げたら買い増しできるスタンスで望むこと。250円があっても買い増しできる、という姿勢で狙うことです。売上げは、景気拡大と同社で展開したキャンペーン効果などからアップされている、という見方もあります。
新CEOは、ウォルマート1本の人です。かつ、15カ国の総指揮長官。ドイツを成功させた人です。ウォルマートは、中国、韓国では失敗、メキシコで成功。日本は最大の狙いとしてますから、日本の消費行動をみるのに10年かかってます。米国式導入だけでは成功しないことも理解しています。米国では、今まで成功した内容がありますが、それをあえて日本では導入しないで、今後は日本に合う方式で伸ばすということを計画。つまり、日本の良い面と米国式の良い面を合わせて実施する。
西友が失敗する時、2年後も株価は変わらないでしょう。黒字化が見え、将来性が見えた時、株価は800円という動きになると思います。つまり、そこが博打です。成功ばかりとも書きません。ここは賭けです。はっきり2年後800円なら、誰もが借金してまで全資金を投入するでしょう。そのようなことは株式ではありません。それが賭けですが、このようなケースの全面買収で、ここまでの規模でやってくるのも珍しい話です。したがって、他人が何を言っても、決めるのは投資家自身となります。
相場を生きる!
明日からの相場見通し
原油価格の上昇が米国株の上値を抑える格好となっていますが、イラン情勢の緊迫化がやはり最大の懸念材料となっているようです。一部の見通しでは米国はイランへの攻撃を実行しないのでは無いかと言う見方をしていますが、13万人も軍隊を送り込んでいることで、米国民の手前でも攻撃は出来ないであろうと言う見方があるのですが、一方では米国は11月に中間選挙を控えているので、ブッシュ政権が求心力を高めるためにもイランへの空爆などの好戦姿勢を高めるリスクもあるとの警戒もあるようです。いずれにしても原油価格の高騰が米国経済の好調にブレーキを掛ける最大の要因になるだけに、1バーレル70ドル台に乗せるような動きになれば、まず確実に株式市場にはマイナス材料となりそうです。日本でも月末に掛けて個別企業の決算発表が相次ぎますが、原油価格の上昇が企業業績にマイナスに働くのでは無いかと言った懸念も出て来るだけにここは注意が必要です。但し、原油価格の上昇がオイルマネーの日本株買いを加速させると言った見通しもあるだけに一方的にはマイナスではないようです。
今日の推奨銘柄 (短期・スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
2731 ニイウスコー
1株単位。先月は公募増資の発表を嫌気して一時的に売られる場面がありましたが、すでに落ち着きを取り戻しており、ここからは将来の収益拡大につながる先行投資を評価する段階に入っていくと考えられます。また、業績変化率の高い銘柄への物色意欲は依然として根強いものがあり(2006年6月期予想は営業16%増益、最終7.5%増益、来期も2桁の営業増益、最終増益が見込まれています)、少なくとも底堅い動きが今後も予想されます。買いの狙いは13.4万円〜13.5万円でしょうか。
4507 塩野義
アステラスなど製薬大手に海外資金が流入しているとの観測が濃厚で、この塩野義も決して割安感はないものの手掛かり材料もあるだけに期待できそうです。ここでの手掛かりは新薬開発への期待です。特に肺炎治療薬と血圧降下剤を2006年度中に承認申請、2007年〜2008年度の発売を見込み、来年度以降も切れ目無く新製品を発売できる体制を整えることが注目されています。また、信用残が0.30倍と売り長となっており、相場全体に短期的な底入れ感が台頭しつつあることで売り方の買い戻しも期待できます。買いの狙いは1940円〜1945円でしょうか。
6371 椿本チエイン
4月5日の916円から調整が進んでいましたが、ここでコツンときた感があります。好調な業績が続いており、5月16日に発表の2006年3月期は売上、経常利益ともに過去最高が見込まれており、今期の2007年3月期も好調を持続。コンセンサスでは今期予想PERは20倍を割り込んでおり、決して割高な銘柄でもないと考えられます。ここからの押し目は反発しやすいと予想します。買いは860円〜865円が狙いでしょうか。
8267 イオン
100株単位。5日に発表された2006年2月期決算は6期連続で過去最高だったことやアナリスト予想を上回ったことで急伸して3090円をマーク、その後は市場全体の調整に伴って25日線近辺まで下落(昨日)、ここで主力株が浮上してきたこともあって一旦コツンとなっています。恐らく今後も25日線にサポートされて底堅い動きが予想されます。今2007年2がつきについても連結営業利益は前期比11〜17%増の1850億〜1950億円が見込まれており、加えて日銀短観の小売業の業況判断が改善していることも支援材料となりそうです。買いの狙いは2890円〜2905円でしょうか。
6472 NTN
軸受け大手3社の一角。自動車用等速ジョイント、アクスルユニットを世界戦略商品。同社の2005年10―12月期の連結業績は、経常利益が前年同期比7%増の77億円。自動車に使われる軸受けや等速ジョイント(CVJ)が日本や欧州で好調に推移した。即時納品にかかる想定外の物流費用や鋼材高が利益を圧迫したが、増収効果で補った。4―12月期累計の経常利益は1%増の218億円。10―12月期の売上高は13%増の1079億円。主力の軸受けは12%増。自動車向けのほか、建設機械や工作機械に使われる大型製品が日米で好調を維持している。精密機械は7%減。営業利益は15%増の97億円。純利益は6%増の52億円。
通期では連結売上高前期比10%増の4270億円、経常利益で同9.2%増の310億円、最終利益で同19%増の200億円を見込む。米デルファイが連邦破産法の適用を申請したことで、同社株に、中期的にポジティブな影響をもたらすとみられている。過去3年間にわたる構造改革で収益性は大幅に改善し、来期以降も高い成長率が期待できる。ドイツ証券が投資判断を「Buy」目標株価を1050円。トップラインの成長についてCVJの伸びを支えに、高まってきており、来期は今期に効果が小さかった生産性向上のプラスが拡大するなどして、再び利益成長率も上がってくると見ている。株価は1月10日に高値988円を付けた後、下押し、75日線を割り込み800円台前半まで押している。相場全体の落ち着きを待って再度高値を目指す動き。新光証券では、「2+」の投資判断。ベアリング事業で仏ルノーと提携交渉を開始したとの報道も材料視される。日興シティグループ証券でも投資判断「1H」を継続している。丸三証券では新規「1」。(投資期間1週間程度を目標)
9433 KDDI
同社の2006年3月期の年間配当を7500円前後と、前期に比べ600円程度増やす方向で検討に入った。従来予想は100円増配の年7000円。主力の携帯電話事業「au」が好調に推移しており、単体の税引き利益の20%以上を配当で払うとの公約を守る。2006年3月期の連結純利益は1870億円と7%減る見通し。前期に計上した事業譲渡益がなくなるためで、投資家向けに配当計算の原資と掲げている単体の税引き利益は2割近い増益となる見通し。「au」で楽曲を丸ごと携帯電話端末に取り込める「着うたフル」が伸びる。漫画やゲームを携帯電話で楽しむ顧客が増えており、新型サービスの拡販が遅れている固定通信部門の赤字を補う。中期的に単体で20%としてきた配当性向公約を前期に前倒しで達成。少なくとも2007年3月期までは顧客獲得費や投資がかさみ、業績が伸び悩む可能性が高いことに配慮している。今年11月には同じ電話番号のまま携帯電話会社を変更できる「番号継続制」が始まることもあり、技術革新をテコに固定・携帯を連動させたサービスも提供していく方針。来下期からMNP制(携帯電話番号ポータビリティ)が導入され、今期と同様に、KDDIのauが純増シェア拡大する可能性が高い。みずほ証券では投資判断を「1」目標株価82.6万円。株価は昨年11月7日に70.7万円の高値をつけた後下押し、60万円割れ水準まで下げたが、200日線近辺では値固めの動き。今後もシェア拡大の動きが続く事を評価する動きに加え業績の上方修正も加わり株価は反発の動きが想定される。三菱UFJ証券ではレーティング「1」を継続している。auの加入者前提など収益予想モデルを見直し上方修正している。本日の日経紙の「同社と東電が来春に光ファイバー事業を統合することで大筋合意した」との報道も材料視される。三菱東京UFJ銀行と、携帯電話を利用した代金決済などを行う新銀行を設立する方向で最終調整に入ったとの報道も材料視される。
(投資期間1週間程度を目標)
7456 松田産業
貴金属の回収製錬で創業。電子材料販売・産廃物処理・食品輸入と業容多彩。2006年3月期業績は連結経常利益45億円(前期比18.8%増)、純利益26億5000万円(同29.1%増)と上方修正、前期に続いて過去最高利益を更新する見通し。配当は年17.0円(前期年12.0円)に増配する方針。主力の貴金属関連事業がIT関連分野の在庫調整完了を背景に底堅く推移しているほか、食品関連事業も輸入規制に対応した仕入れ先の多様化策が奏功して鶏肉販売など好調。先週初めに4−12月期業績が2ケタ増収増益となるとともに、通期予想業績の3回目の上方修正を発表。株価は業績の好調を受けて2月7日に高値3820円を付けた後、急落、75日線まで下押ししている。バリエーション的には依然割安感もあり、先の高値奪回を目指す動きに。ゴールドマン証券がレーティング『アウトパフォーム』でカバー。下値75日線に沿って下値を切り上げる動きに。(投資期間1週間程度を目標)
今日の推奨銘柄 (中期編)
中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。
7970 信越ポリマー
信越ポリマーは情報通信関連を主力とする樹脂加工大手です。直近の株価調整で値ごろ感が出てきましたが、業績好調、更に調査期間の高評価など、プラス材料が注目です。電子材料ではキーパッドやプリンタ用のOAロールが好調、ウエハー搬送容器も好調に推移しており、前3月期は経常利益で前期比28%増が見込まれていますが、円安効果も含めて、前期業績上ブレの可能性があります。更に今期もキーパッドの好調継続により、2ケタ増益が見込まれています。3月末にはコスモ証券がやや強気の投資判断「B+」継続、目標株価を2040円に引き上げ、メリルリンチ日本証券では4月4日付けで、強気の投資判断を新規付与、目標株価を2200円としているなど、高い評価が続いています。株価は3月半ばから下値を切上げる展開でしたが、1月半ばのザラ場高値1980円を前に反落、サポートラインとなる25日移動平均線近辺まで調整しています。25日線からの反発機運が高く、業績面からも評価できる内容で、ここから反転、2000円の大台突破に向けた上昇が見込まれます。
明日の新規上場銘柄
3033 ビューカンパニー(ジャスダック)公開価格1050円・1000株単位
女性向けの靴専門店を全国で約90店舗展開する企業です。主力は20〜40歳代をターゲットに駅ビル、繁華街のファッションビルなどに出店する「ビュー」で、600円前後の低価格の合成皮革商品を販売しています。その他には、ショッピングセンターに紳士靴、スニーカーも取り扱う大型店舗「シューズワールド」も開設しています。この2業態を含め、合計5業態の展開があります。販売するのは国内外のナショナルブランドのほか、神戸のメーカーと協力した低価格の自社開発製品となります。婦人靴の販売には在庫管理が重要なキーとなっており、不良在庫を早期発見できる独自システムを導入しています。当面は、店舗数で200、売上高200億円を目指しており、優秀な人材を積極採用していく方針です。今2月期は経常利益で前期推定比14%増の7.9億円を見込んでおり、15円の配当を予定、配当性向は20%を目指すとしています。上場に伴う調達資金約9億円は新規出店費用や金融商品の運用などに充てる、としています。公開価格のPERは14倍程度となります。婦人靴の小売チェーンということで、高PERは見込みにくい業種ですが、IPO人気での資金流入が期待できます。
初値予想:1300円〜1500円
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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