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本日の日経平均はNY市場が小動きだったことや週末による利益確定売りが膨らんだこともあって日経平均も狭いレンジでの小動きに終始しましたが、依然として先高感が強いままです。引き続き長期の上昇トレンドを形成中であるとのシナリオも変更ありません。
やはり、外国人の継続買いが心理的にも支えているようで(本日は930万株の買い越しで、買い越しは10営業日連続)、日経平均もTOPIXも共に小動きだったとはいえ利益確定売りを消化して結局続伸したということは売り込むことが容易ではない相場です。
外国人投資家の買い越し継続が始まった10営業日前の3月27日からの日経平均の上昇分を計算すると1000円程度です。強まりつつあるテクニカル的な過熱感も考えれば10営業日連続で買い越した後の週末には利益確定が優勢になっても不思議はありませんでした。
それでも買い続けるのは、恐らく外国人は外国人でも原油高騰という対外投資の源泉となる買い余力が増したオイルマネーが外国人の継続買いの「本尊」であると考えられること、そして、今後も原油上昇が続く場合でも日本株の優位性が際だっているからです。
なぜなら、かつての石油ショック後に先進国の中で最も省エネ対策が進んだため、特定の業種以外は原油高によるコスト増で経営が圧迫される企業が少ないこと、また、二つのバブル崩壊で財務内容が改善し、インフレ&利上げにも抵抗力が強い企業が多いからです。
恐らく原油高やインフレ、利上げ圧力にも負けずに企業業績を伸ばしていくことが可能な企業が世界で最も多いのは東京と考えられます。米欧株や新興のイマージング市場に投資するぐらいであれば安全性と成長性と兼ね備えた日本株を狙おうとするのでしょう。
そして、もう一つの外国人が日本株への投資を積極的に続けている理由は平和を維持していることだとも言えます。少なくとも60年間、戦争をせずに平和維持をしてきていることは戦火の火種が消えたことのない中東諸国にとっては魅力を感じるのだと思います。
しかし、こうしたことは全て過去のことであり、だから今後も日本株を中東勢が必ず買い進んでいくとは限りませんし、今迄の日本株が外国人をリード役に大きく株価の居所を替えたといっても過去に大きく上がったことが今後も大きく上がる根拠にはなりません。
決して今の強気見通しを否定するつもりではなく徒に楽観はすべきではないということです。昨日は「ザラバ高・引け安の展開を想定すべきです」といったことを申し上げましたが今日は売り方の買い戻しが引けにかけて膨らんだため反対に引け高になりました。
しかし、外国人買いによって下値は支えられるが単純に上昇が続くと考えるのも困難です。やはり、相場全体がテクニカル的に過熱感が高まっていることと、10営業日の日経平均の上げ幅が約1000円幅に達したことからも、少なくとも日柄的な整理は起きそうです。
先程も申し上げたように今後も外国人が買い進むかどうかは分からないまでも原油高が進めば手元資金が増えて投資価値の高さから必然的に日本株に買い向かうが、地合いとしては相場の過熱感を冷ますための日柄整理の中を個別に狙われる展開と予想します。
本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでいます。ご参考にしてみてください!
相場を生きる!
外人買い旺盛、基調強し。
外国人の買いが旺盛なことがはっきりして、日経ダウは17500円になった。この原動力として、2月、外人撤退か、と大心配されていた日本株。現実には、安いところも外人は買い続け、さらに、ここで昨年8月以来の大きな買い越しを3月最終週に行っていたことがはっきりしました。
2月、3月、弱気した評論家は山ほどいて、中にはテレビで日経ダウは4月、1万2000円台になると真顔で言っていた銀行系列の証券のアナリストもいました。実際には、日経ダウは見事17500円、さらに、6月までに18500円とも19000円ともいう人が出てきました。
これから、いくら上がるかという予想よりも、ここで何を狙うか、ということが大切になります。値頃的な絞込みをしていくと、下の株、この中からまだ狙える株が潜在していると思います。安い位置からみると、兼松や蝶理、井関農機、東光、丸紅なども上げ過ぎていると感じてしまいますが、ここで大切なこと、それは、下の銘柄を、業績、将来性からみて将来的な株価の位置、つまり、到達点を想像することです。
あえて、この中からさらに絞ることはしませんが、しっかりと業績内容、将来性をみて、さらにチャートを研究した上で絞っていくと、妙味があると思います。
3109 シキボウ
3529 アツギ
4208 宇部興産
4611 大日塗料
5009 富士興産
5715 古河機械
5738 住友軽金属
5805 昭和電線
6310 井関農機
6381 アネスト岩田
6445 蛇の目
6461 日本ピストン
6801 東光
6951 日本電子
7952 河合楽器
8002 丸紅
8014 蝶理
8038 東都水産
1334 マルハ
8074 ユアサ商事
8585 オリコ
5122 オカモト
5351 白煉瓦
5476 高周波
5771 三菱伸銅
6101 ツガミ
6218 エンシュウ
6317 北川鉄工
6674 GSユアサ
6362 石井鐵工
7840 フランスベッド
7990 ダイワ精工
8020 兼松
8075 神鋼商事
8303 新生銀行
8377 ほくほく
4007 日本化成
6362 石井鉄、6369 トーヨカネツ、5479 日金工、タンクがらみ、本日も後場から、かなり積極的な情報が届いていました。石油備蓄、国際オイル事情、外資が狙うというのです。トーヨーカネツなども動き出すと400円突破、そして、中期では500円も。石井鉄工は500円、さらに株価は中期的にも浮上予想。5479 日金工は穴株であり、中心ではないので、ほどほどの狙いで良いと思いますが、ここで2本が上げているうちは一緒に上がる可能性があります。
今日の推奨銘柄 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
4042 東ソー
新規の買い手掛かりを好感されて4日に629円まで買い進まれ、その後は下げに転じていましたが、やはり、手掛かり材料としては有力であり、また、見直されるはずです。報道にありましたように約1000億円を投じて代表的な汎用樹脂である塩化ビニールや断熱材などに使うウレタンの原料プラントを増強しますが、これは総合化学大手が単独で行う国内投資では過去最大級のものです。積極投資で生産を効率化して競争力を強化するのが狙いですが、一旦は利益確定売りで下げたもののPER13倍台は割安であり、戻す確率は高いと予想します。買いは596円〜599円の押し目でしょう。
5713 住友鉱山
すでに何度も何度も手掛けてきた銘柄ですが、これからの日銀による量的緩和解除、利上げということは原油高・資源高による原料高によってもたらされた物価高に起因していることでもあり、住友鉱山が今年2006年の相場を象徴する銘柄の一つであることは否定できません。当日のNY金価格に影響を受けやすい状態ですが、中長期的な金価格のトレンドは上向きであり、金相場が高い時には買い、金相場が安い時でも買いというスタンスでまだまだ臨めるのではないでしょうか。投資環境、買われている理由のいずれも比較しづらいものがありますが、この動きはバブル期の2460円という高値をどこかで更新する途上にあるとも考えられます。買いの狙いは1690円〜1710円でしょうか。
6796 クラリオン
軽くすんなり上がる株ではありませんが、ナスダック市場の上昇を始め、日米共に半導体関連やキヤノン、ソニーのハイテクの主力銘柄の動きが活発になってきたこともあってクラリオン、ケンウッドといった低位の電機株に出番が到来してきたようです。特にトヨタ、ホンダ、日産といった大手自動車株も今年の物色の柱の一つであることから自動車関連の出遅れとしても見直されやすい場面でしょう。ファンダメンタルズや業績見通しには特筆するものはありませんが、ある程度の水準訂正を見込んだスイング・トレードは狙えそうです。235円〜238円が買いの狙いでしょうか。
8022 ミズノ
ミズノは消費関連株であることで景気拡大という追い風が吹いていることやスポーツ用品株にとっては今年はトリノ五輪、日本の優勝で幕を閉じたWBC、そして、サッカーのワールドカップとスポーツイベントが多いことも下支え要因です。また、ミズノを始めとしてスポーツ用品各社は2008年の北京五輪を睨んで中国国内に積極的な出店攻勢を行って消費を刺激し始めていることも見逃せません。2月高値959円を伺う展開が予想されます。買いの狙いは895円〜900円の押し目でしょうか。
独り言
今日こんな記事を見ました。
「日本、長寿世界一を維持・WHO世界保健報告 」
世界保健機関(WHO)が7日発表した2006年版の世界保健報告によると、
04年時点の日本人の平均寿命は昨年と同じ82歳で世界一を維持した。
前の年は81歳だったモナコ、サンマリノも同じ82歳に並んだ。
性別にみると日本女性の86歳は単独で最長寿。
男性の79歳にはサンマリノ、アイスランドが並ぶなど欧州の小国の長寿化も目立つ。
相変わらずの長寿国「日本」人生80年が当たり前の時代です。
この人生を有意義に過ごす為にも「今」勉強あるのみ。
自分を磨くことです。
前向きに考えて実行する(時間がなくて忙しい方でも意識しておく)事が必要だと思っています。
でないと、愚痴ばかりいう人間になってしまうかもしれません。
それに前向きな人の周りには、前向きな人が集まってきます。愚痴る人の周りには.....
これ以上は書きませんが...
なにより将来、他の人に迷惑をかけない為にも心がけておきましょう!
と、自分に言い聞かせてみたり(ニヤリ)
編集後記
昨日夜の株式ニュース発行が遅れてしまったのは(実は深夜に「こそっ」と更新しました。新鮮さが売りなのに意味なし)、仕事で午後から出かけていました。それと週に1回のボウリングの日だったことです。最近は、沢山の先輩方が凄いスコアを出されるのを見学する事が趣味になりつつあります。冗談はさておき、なかなか上手くなりません。逆に下手になるばかり。練習してないので当然のこと。「上手くなりたい」なんて言う権利ないんですけど、上手くなりたい。
まあ、趣味を持つ事が大事と思って(自分に言い聞かせて)がんばっています。
こんな私にお付合いしてくださる皆様。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします!
「直接言えよ」と突っ込みいれてみる私(爆)
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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