【(有)ALP】 Eメールレター 「FP久本の株式情報!」 vol.33  2006.04.18
 
 

4月18日(火曜日) おはようございます


海外市場動向(4/17)

NY株式 ダウ  11073.78ドル(−63.87ドル)

     ナスダック 2311.16 (−14.95)

シカゴCME日経先物  16985円 (大証比 −45円)

NY原油先物価格(期近)  69.32ドル(+0.70ドル)


本日の外国証券の動向。

売り越し、パワー不足。朝安の展開。
売り 1437万株 買い 1370万株  差っ引き 67万株の売り越し。

売り 非鉄、自動車、証券。
買い 地銀、ノンバンク、通信。


おはようございます。米国株式相場は原油や金価格の上昇を受けて軟調な動きとなっています。好調な企業業績見通しに対する期待は高いようですが、商品市況の上昇からインフレを懸念する見方が強まっているようです。更にシカゴ連銀の総裁が「米経済成長がより力強くなるようであれば、インフレ圧力の高まりに注意する必要が出て来る」と言う発言も弱気材料として受け止められたようです。

原油価格が上昇しています。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は続伸し、WTIで、期近の5月物は1バーレル70ドル台に乗せています。需給ひっ迫観測から一時、70.45ドルと2005年8月31日以来、約7カ月半ぶりの高値を付けています。上昇の背景には米国のガソリン規制の変更により、需要期を前に供給が乱れるとの懸念を材料に値上がりしたようです。米製油各社が環境への悪影響を減らすため、ガソリンへの添加物をエタノールに変えるなかで、米国のガソリン価格は6カ月ぶりの高値付近まで上昇しています。国連のウラン濃縮停止要請をイランが無視していることも、原油価格を押し上げているようです。

一部専門家の見通しでは、今回の原油価格上昇に2つの理由があると指摘しています。1つは石油製品の物理的な供給の限界であり、もう1つは中東における緊張だと述べています。中東の緊張の高まりを受け、ファンドがエネルギー投資に戻っているという観測が出ています。

米商品取引委員会によると、3月最終週に投機筋の売買が買い越しに転じ、4月に入って買い越し幅が急拡大しているそうです。金利先高観で債券市場から流れ出た資金が原油、金など商品市場に向かっているとの見方もあるようです。冬場の暖房需要が峠を越えたにもかかわらず、不透明な中東情勢などを背景に原油相場は最近1カ月で17%近く上昇、米国ではガソリン価格が急騰しており、米個人消費の先行きへの影響も懸念され始めているようで、株式市場の上値を抑える一因になっているようです。


相場を生きる!


NYが風邪引くと日本は肺炎になる。


NYが安くなると日本も安くなり、外国人はNYが安いと日本株も買わない。そんなことからNYが風邪ひくと、日本も風邪引くということがよく言われた時代がありましたが、結局日本株は外人頼みですから、この点では、常に外人の数量をみて相場の動きが決まります。つまり、国内だけでは相場は盛り上がらない。ただし、いえること、日本株には今後とも外人買いは入ります。上げがあれば調整もある。今回もダウ2000円高の反動安の500円安であり、本日は日経ダウ17000円割れ必至であり、朝の外国証券の買いの規模が少なければ昨日と同じ、全体は調整、そして、空売り有利。

市場筋の見方。

朝は先日の展開と、NY急落から売りでスタート。これは避けられない。先物主導の売りにより、本日は前場は17000円割れ。決算発表前で本格的に動けないところの調整だけに、この調整仕方なし、と見る意見が殆んどです。ただし、日本企業のファンダメンタルズ、好決算、さらに目先の急落による反発心理もあるため、本日は前場突っ込むと、押し目買いも入る可能性あり。

新興市場は総崩れ、大暴落という動きは個人の逃げが主体、下げると持たない、というプロ的なトレードの方が多いため、動きが一方通行となる特徴あり。ただし、これも、日経ダウが反発になると、下げるときも一気に下げるが戻るときも真空地帯を上げるため、銘柄によっては、200万円が120万円になって、次に180万円に一気に戻る、そんなリスキーな動きをする。それが新興市場株の特徴です。


相場の見通し


日本株は、このまま下げ続けることはなく、反発は起こると見ています。日柄的、値幅的にも、今日、明日はポイントになると思います。今晩のNYが反発に転じる、もしくは本日後場にも一度買いが入るのではないか、との期待もあります。前場は17000円割れは避けられず、調整はありますが、本日は後場の動きに注目となります。空売りは本日の朝一番から10時までが勝負であり、後場は空売りは撤収。後場は反発期待となると思います。

新興株の下げは、半端ではありません。下げるときには、驚きの下落となります。それは業績が良い悪い関係ありません。下げるときには徹底して下げてしまう。IPO公開後の変化率の高い株ばかり狙っている投資家は、昨日桁はずれの損を出したそうですが、それも彼らは乗り越えなければならない道と認識しているようです。

銘柄の良い悪い関係なく、売られる。みんな1割は当たり前のように売られる。新興株は暴落、そんな相場が本日の前場も続く。ところが、本日、もしくは明日当たりから起こること、それはそろそろ押し目買い。日本株の底力が見えるかどうか、それがポイントになってくると思います。

2/20に突っ込みで最悪になった日本株はその後2月末に上がりました。次にもう一度3月9日前後に突っ込んで、それから4月初旬まで上げ続け、今回の調整ですが、今回の調整での範囲は値ごろ、日柄でいえば、今週はだいたい下値に届くとの見方です。

本日の日経平均予想レンジ
1万6900円〜1万7150円

今日の監視銘柄は...

6479 ミネベア 770円 15円安
本日の前場の突っ込みは絶好の買い場との見方。昨日は800円突破となり人気。理由はUBS証券が従来目標の850円を950円に目標の上方修正をしたため。利益改善がかなり進むとの見方。
しかし17日にゴールドマンが格下げ(IL→U)発表。慎重に!

6362 石井鉄  410円 25円安。
本日の下値は400円か390円か、朝の動きをみていき、突っ込み場面は狙い。中国の需要の高まりから、今後原油価格は75ドルとも見られる。その中で国家備蓄の増加は、石井鉄工にとってはプラス材料、さらにアジアの需要も考えられる、石油タンクではトップ企業、突っ込み狙い。


本日の予定


・日銀支店長会議、福井総裁あいさつ要旨公表(9:40)
・北城経済同友会代表幹事会見(日本工業倶楽部・13:30)
・畔柳全銀協会長就任会見(東銀協ビル・15:00)
・越田日証協会長会見
・西岡造船工業会会長会見

・2月期決算
  ライフコーポレーション(8194)、ガリバーインターナショナル(7599)
・2月中間決算
  サイゼリヤ(7581)

・WTO農業交渉・非農産品交渉(ジュネーブ・21日まで)

米国
・3月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表
・3月の住宅着工・完工件数
・3月の卸売物価指数
・北米半導体製造装置メーカーのBBレシオ
・スノー米財務長官講演
・イエレン・サンフランシスコ連銀総裁講演
・ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)理事講演



記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。

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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
Eメール:info@e-alp.com
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〒816-0831 福岡県春日市大谷8-106-1-403

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お世話になっております
  


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