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4月17日(月曜日) 基調判断
本日の日経平均は前場は小甘い程度の推移でしたが午後に入ると大引けにかけて下げ幅を拡大、先週の安値を割り込む展開となったほか出来高も先週末と同様に閑散でした。しかし、依然として長期トレンドが上昇基調であるとするシナリオには変更はありません。
本日は特定の銘柄以外は総じて見送られましたが、主な理由は先週の金曜日の米国相場が「聖金曜日」の祝日だったことに加え、週明けの欧州主要市場が「イースターマンデー」で休場となることで手掛かり不足から外国証券の売り買いが一段と細ったことです。
今日の外国証券の売買動向は売りが1292万株、買いが1190万株、差し引き102万株の売り越しとなり、売り買いともに1200万株程度という閑散な注文です。これに伴って東京市場も先週末の14日と同様に特に悪材料が見当たらない中を弱気が優勢となりました。
しかし、今後に関しても相場は大きく売り込まれることなく底堅い推移が予想されます。単純に今は手掛かり不足ということであって、ファンダメンタルズが依然として良好であることからも決算発表シーズンを迎え、むしろ上がりやすい状態にあると考えられます。
日経平均に関しても本日の安値17,000円は明らかに心理的なフシでもある17,000円を意識した動きだったと言えます。それでも、今日の午後の下げのスピードが速かったこともあって、このまま本日の17,000円をボトムにして相場は急反発する可能性もあります。
仮に今は日経平均の3月16日の安値16,032円から4月7日の17,563円までの上昇の調整が到来しているとすれば、通常の強気相場の調整が上げ幅の半値押しだとすれば16,800円程度であり(25日線は16,856円)、この16,800円〜16,850円が下値メドと考えられます。
市場全体のエネルギー不足は否めませんが、それでも下げや調整場面が続く場合には投信などの買いが入ってくると考えられます。案外、今は仕込み好機であることも想定すべきでしょう。本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでいます。
相場を生きる!
反発期待待ち
最近は、朝の外国証券の動向がその日の株価の動きを物語る、と証券マンたちは言ってるようです。確かに、買い越しが少ない、パワーがない時には、終日、日経ダウも買いでとれる率は少なくパワーがない。したがって、無理してやっても無駄撃ちが多く、6本も7本もやるのに、とれるのは2本くらい。結局、終日戦って疲れるだけ。
ここでの狙いとしては、朝の外国証券の買い越し額がしっかり買い越し、さらにパワーが感じられるようになってからでも、本格的な投入は遅くありません。無駄撃ちは訓練には良いのですが、儲けは少なくなります。逆に、日経ダウが50円安以上になったら、空売りを短時間でやる方が確率高く、現実に稼げるはずです。
新興株は値崩れが起こると、良い株も悪い株も関係なく売られてしまいます。これは、何度も昨年から味わってきたことです。とにかく、新興市場株は、日経ダウが下げて調整となると持続できない。ところが、長期でやる人は、押し目を狙う株もあるので、その点では、個々人の方針をしっかり持つことが大切です。多少下げても押し目を買っておくという人も多くいます。
資金がない短期だけの人は、結局は20万円の株が17万円くらいに下げてくると、さらに13万円くらいになるんじゃないか、という気持ちになり、結局売らされてしまいます。相場に負けてしまうのです。だから、銘柄をホールドすることは、資金ない人には無理になります。
目先は調整です。明確にとれる株が極端に少ない。そんな時には無理して投資してないで、手を空けて見ているだけにすることです。無理しやらなければ損することはありませんから、確率が見えない、日経ダウが調整しているところでは積極的な投資の必要性はありません。
明日も様子を見て、反発待ちとなります。日柄調整、値幅調整中ですので、ここでは反発を待ってからでも遅くありません。慌てないことです。
買いを推奨する訳ではありませんが、内容の良い銘柄です。
監視しておいても無駄では無いと思います。
4208 宇部興
4676 フジテレビ
6479 ミネベア
3403 東邦テナ
2107 東洋糖
6502 東芝
独り言
今日は地合い悪すぎて、話にならない。
本日は個別のことをいえば、みんな短期的には売り、逃げとなっているので触れませんが、個別の株の良い悪い関係なく、本日は全面的に調整していました。このような場面では地合いをみて、リスクとりたくないので、逃げておき、戻りを待って、買いに入る、そんな展開をプロたちはしてきます。
最終的に日経ダウは17000円で引けました。まったくの調整日でした。朝から触れたように、買ってもとれない日と見ていました。買っても無駄撃ちが増えて、結局疲れるだけで成果は上がらない。また、全面安ですから、みんな下げてしまうので、このような日は持つこと出来ない。むずかしい日でした。それでも、このまま下げ続けることはなく、日柄整理がいつ終わりになるのか見ていき、反発を探す。
2/20でも味わったように、ドン底の最悪記念日には、みんな撤退してヤル気をなくして言葉も少なくなるのですが、実際にはそこを買っておけばなんでも儲かった。2/20ほどひどくはありませんが、ここでは調整があり、値幅も調整したそれでも復活を狙うことになります。
ここは復活まで資金を空けておき、次なるチャンスを待つことになります。
相場の見通し
海外市場がイースターデイで休場であるため、東京市場も様子見姿勢が強くなっていました。ただ、調整局面と言っても下値を売り叩く動きもなく、相場の先高感期待した動きがその微妙な動きで読み取れます。又、米国では本格化している企業の決算発表も期待する動きがあるようで、米国相場も上昇も想定されているようで、その流れを受けて、日本の企業決算発表も月末から5月に掛けて相次ぎますが、こちらも期待出来る内容になりそうであるとの見方もあるようで、相場の本格的な上昇は5月のGW以降になるのでは無いかと言った観測もあるようです。
外国人投資家動向が注目されていますが、直近で彼らが日本株を買い越して来ていると言った観測が強まっています。特に現物株を買い越している、先月の第3週以降については外国人投資家は大きく買い越して来ています。ただ、注目するべき事は、現物以外に先物の彼らの売買も重要で、特に現物は買っているが、先物は実は売っていると言った状況もありますから、実質売り越しと言う事にもなりかねません。昨年の8月の相場上昇のスタート時点では外国人投資家は現物、そして先物も合わせて買い越しています。その後、10月、更に1月から2月に掛けて、実は先物では売り越しています。彼らが先物を売りし越したタイミングと合わせて相場は揉み合いの動きとなっています。ここで3月の第三週以降、丁度昨年の8月の時点と同じように、現物の買い越しに加えて、先物も買い越して来ています。ここからの本格的な相場の上昇を見込んだものであるとの見方もあるようです。5月GW以降の相場上昇を見込んで現在の調整局面は仕込み場と言う事になりそうです。
相場トピックス
【クールビズ】
4月に入り気温も日毎に上昇しています。今年も夏に向けて昨年株式市場でも話題になった「クールビズ」への思惑が広がりそうです。日経金融新聞に拠りますと、官庁と政治主導で突発的な盛り上がりをみせた昨年の「クールビズ」ですが、長らく低迷していた紳士服の売り上げが回復、百貨店やアパレル、紳士服専門店などは恩恵を受け、市場でも「クールビズ銘柄」として注目を集めました。2年目の今年は、各社とも需要を逃すまいと早くも商戦に突入しています。ただ、競争の激化で「負け組」が出る可能性も出て来るのではないかと言った見方もあるようです。
昨年は大企業や官庁中心だったクールビズ。今年は中小企業にも波及するとの期待をする小売企業も多いようで、今期は1カ月以上前倒しでクールビズコーナーを設置するデパートが多く、期間中の紳士服の売り上げは前年同期比10%を見込んでいます。
アパレル大手の8016 オンワード樫山も、5月連休の商戦に向けて紳士向けシャツの出荷を開始。昨年は予想以上の売れ行きで欠品が発生したのですが、今年は「初回投入分で前年比40%増」と強気の見通しです。売上高で前年比10―15%増の予算を見込んでいるそうです。
更に8166 タカキューでは「昨夏は小池百合子環境相の一言で商環境が大きく好転した」とし、カラーシャツを着た政治家たちが連日、テレビで映し出された効果は大きいようです。8227 しまむらも「おしゃれに関心がなかった男性も振り向いてくれるようになった」と見ています。話題性に加え、猛暑や日経平均株価上昇による資産効果など小売業は好条件に恵まれ、商戦は大いに盛り上がった結果となってあらわれています。
日本百貨店協会がまとめた昨夏の紳士服売上高は、6月が前年同月比3.5%増、7月は2.8%増。三菱UFJ証券によると、1999年から2004年まで5―8月に前年同月の売上高を上回った月はない。その意味では、昨年の好調ぶりは突出している。同証券では「クールビズで紳士服の売上高は約530億円押し上げられた」と試算。
同証券が計算したシャツやスーツなど「クールビズ関連品目」の一世帯あたりの支出額は、2005年6―8月累計で8764円で、前年同期比9%増。今年は多くの企業が2ケタの売り上げ増を見込んでいますが、市場が一割拡大するには一世帯あたり約900円支出を増やす必要がある。「売れ残りが出て処分に困る企業が出る」との見方など、市場のニーズを取り込めなかった負け組企業は、売れ行き不振から在庫処分による値引きそして、粗利率悪化に苦しむことになるとの見方もあるようです。
各社とも昨年が好調すぎたため、収益面で前年同期を上回るのは容易でない。会社予想を前提とした百貨店のPER(株価収益率)は平均26倍前後。前年同期に比べて5ポイント程度高く、株価の上昇余地は乏しくなっています。クールビズ2年目の今期は、勝ち組と負け組を見極めることが重要になると分析しています。
【サマーストック】
このようにクールビズ関連銘柄を含めサマーストック銘柄の仕込み時期が近づいて来たとの見方が強まっています。代表的なサマーストック銘柄としてはエアコン、ビール、衣類、デオドラントなど。それぞれ銘柄によっては、サマーストックとして物色され株価が上昇するタイミングは違っています。例えばビールは大衆消費の代表格ですが、通常夏商戦向けに新商品が発売される2〜3月に一度動きが見られ、気温とともに、消費が伸びてくる8月頃に再び動き出す習性がある。
このように銘柄によっては、相場になる時期が違うだけに、その仕込み時期も違ってくるが、そのタイミングは近いのではないかと思われます。ちなみに各商品によって消費に勢いが付く気温と言うのがあるようです。一番高いのはカキ氷で30度、29度で日傘、28度で日焼け止め、27度でアイスクリーム、殺虫剤は26度、25度で清涼飲料水が売れるようです。ビールは22度、エアコンは20度だそうです。
今日の推奨銘柄 (短期・スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
2108 甜菜糖
原油価格が時間外で70ドル台をつけたとの報道があり、やはり、今後も商品市況の高騰は続く可能性が高まっていますが、ここでは原油高を受けてサトウキビ生産量世界一のブラジルではサトウキビを原料とするエタノールの需要が増えた結果、昨年7月ごろから約半年で価格は倍になっていることなど、砂糖相場もまだまだ値上がりが予想されています。363円〜366円が狙いでしょうか。
3107 ダイワボウ
テーマというテーマも見当たらず物色の中心が絞りきれない地合いだけに、こうしたダイワボウが狙われやすくなる展開が予想されます。特に材料視されたのは過去のことであるとはいえ4月14日受付の5%ルール報告でゴールドマンサックスジャパンリミテッドが5.12%の保有をしたとあり(698万株)、意図はどうであれば外資とみられる資金が大量保有したことが思惑を呼んでいます。今後に今後に関しても鳥インフルエンザの材料はクールビズ関連としての一面もあり、手掛かり難を反映して堅調な動きが予想されます。少なくともウォッチは続けたい銘柄。667円〜670円が狙いでしょうか。
6210 東洋機械
100株単位。3月29日1420円の高値からの調整が続き、先週は25日線まで近づいたこともあってテクニカル的なリバウンド局面が到来していると考えられます。また、ダイワボウと同様に大量保有報告で先週、スパークス投信の保有が6.19%となったことで(126万株)、改めて思惑を呼んでいるようです。加えて決算発表を21日に控えていることも意識されています。前2006年3月期は自動車用ダイカストなど大型機の納期遅れや光ディスク専用機の需要低迷などが響いて連結経常利益は前期比23%減の19億5000万円が予想されていますが、今後は家電向けの射出成型機の伸びが予想されるほか自動車向けも好調な受注が持続しそうなことから今2007年3月期を期待した買いが膨らんでくる可能性も高いと予想します。買いの狙いは1260円〜1265円が狙いでしょうか。
7741 HOYA
これも100株単位。やっと決算発表シーズンが到来しますが、ハイテク株の中でもHOYAは木曜日の20日と早めに発表を予定しています。パソコンやデジタル家電の需要拡大を背景に半導体・液晶製造用製品が伸びて好調だった2006年3月期に続き、2007年3月期もデジカメやHDDの需要は拡大していることで好調が見込まれていることもあって、前もって仕込んでおこうとの動きが強まっているようです。外資系大手の一角も強気をしていることも参考にしたいと思います。4830円〜4850円が狙いでしょうか。
今日の推奨銘柄 (中期編)
中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。
3382 セブン&アイHD
コンビニのセブンイレブン、スーパーのイトーヨーカ堂、ファミリーレストランのデニーズが合併して発足、更にデパートの西武、そごうを抱えるミレニアムリテイリングによる、国内最大の流通コングロマリットです。今2月期は売上で前期比33%増、営業利益で前期比22%増が見込まれています。ミレニアムリテイリングの買収に伴う上乗せ効果のほか、イトーヨーカ堂が増収・増益と回復基調にあること、コスト削減効果などが業績を牽引します。更に9月にはヨークベニマルの完全子会社化を控えており、今期業績上ブレの可能性も高まります。株価は全体安の中で調整基調ながら、サポートラインとなる25日移動平均線の水準は維持、反発待ちの局面となります。来年春には独自の電子マネー導入などの材料も控えており、調整一巡後は反発、5500円近辺に向けた上昇が期待できます。
明日の新規上場銘柄
2589 ゴールドパック(ジャスダック)公開価格4700円・100株単位
清涼飲料の受託生産及び自社商品の製造を行う企業です。果実、野菜ジュースを中心に、伊藤園、ダイドードリンコなど大手からの受託が売上の6割を占めています。自社製品でつけた開発力を受託生産に生かせるほか、受託生産による規模の追求も出来る点を強みとしています。以前は東急グループでしたが、2003年に投資会社フェニックス・キャピタルによって買収しました。傾けると吸い込まずに飲めるストローの特許を申請中で、流動食などにも付けるため、将来的には、これを足がかりに、介護、医療分野向け商品への進出も視野に入れています。今1月期は経常利益で前期比26%増の16.2億円を見込んでおり、60円の配当を予定しています。配当については、業績の拡大と共に、増やす方針をしています。上場に伴う調達資金約13.5億円は、メーカーからの要請に伴う容器の仕様などに対応する設備増強などに充てる、としています。公開価格のPERは19倍台。特段の見所はないものの、IPO人気からの買いが期待できます。
初値予想:7500円〜8000円
3035 ケイティケイ(ジャスダック)公開価格600円・1000株単位
OA機器のリサイクル商品を企業向けに販売する企業です。全国23拠点で営業するほか、インターネットでの通信販売「はっするネット」というサイトも2004年2月から開始、注力しています。昨年2月には企業で自由な設定が出来る「カスタマイズはっするネット」をを開始、現在70社との契約を、2008年5月期末には1000社まで拡大を目指しています。今5月期はIT投資、上場関連費用の計上などに伴い、経常利益は前期比10%減の2.5億円と落ち込む見通しです。今期は14円の配当を予定しています。上場に伴う調達資金約2.7億円は注文サイトのシステム拡充などに充てるとしています。公開価格のPERは13倍程度。類似企業にはアスクル(2678)のPER32倍、ビズネット(3381)のPER19倍などがあります。公開価格のPERには割安感があるものの、業種的には類似企業もあり、大幅な成長性が見込みにくいと見られます。IPO人気で需給面での買いがどれだけ活発化するかが注目となります。
初値予想:900円〜1000円
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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