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本日の日経平均は前場はしっかり、その後は中だるみとなり、再び引けにかけては押し目買いが広がって反発という不安定さはつきまとっていますが堅調な動きで終わりました。また、長期のトレンドが上昇基調であるとするシナリオも特に変更はありません。
今日は昨日とは一転して外資系証券が大幅な買い越しとなりました。昨日は売り越し株数としては今年最大の3610万株の売り越しでしたが、本日は売り2940万株、買い5020万株、差し引き2080万株の大幅な買い越しとなりました。しかし、持続性は疑問もあります。
いくら昨日の大幅な売り越しから一転して大幅な買い越しに転じたところで、この買い越しが持続力のあるものかどうかには疑問もあり(直近までにショートした分の買い戻しに過ぎない可能性もあり)、前場の買い方が午後には売り方に変身するような推移です。
外国証券の売買動向がどうなるか分からないということは米国株が下げ止まったのかどうかハッキリしないという背景もあるからでしょう。かといって、「上がりそうにない」「買い進まれる雰囲気がない」からということだけでカラ売りも安易にはできません。
テクニカル的には「陰の極」と言ってもいいような水準にあり、「諦め」的なコメントが飛び交っていたことも底入れが近い際の「特有のシグナル」でもあり、いつ猛烈な反転が始まっても不思議はない状況であり、やはり、ここは下げ止まりを待つ場面でしょう。
また、様子見を決め込んでいる向きが多い状況ながらも一部の国内の機関投資家は買いを増やし始めているとの観測もあります。その表れとして出来高が比較的高水準で推移している点です。先週の月曜日から連日の出来高19億株台や20億株台が続いていました。
明日も外部環境が少し好転して前場は買い優勢が続いても午後には本日の安値を割り込む落ち着きのない展開が考えられます、引き続き日経平均は15,500円、15,400円程度を下値メドと予想します。
本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでみました。
毎日書いていますが、これらの銘柄はあくまでも押し目からの短期狙いと思っておいてください。
本当はスイングで値幅を狙えそうですが、全体の地合が不安定すぎます。これには敵いません(汗)
よって、利益が出てたら欲張らず確定していく事をお勧めします。
「下げたら徹底して持たない」 極端ですが、NYダウの戻りと外資の売り越しが止まるまでは「スイング禁止!」ぐらいの気持ちが必要かもしれません!
相場を生きる!
〜 そろそろ押し目? 〜
今朝の外国証券の売り買い動向で久々に大幅買い越し。それも2000万株を超える買い越し。いつも書いていますが、朝の外国証券の動向で、その日の日経平均の動きが決ることが多々あります。よって、今朝は朝の大量買い越しで、弱気の流れが一変していたように感じました。
昨日はアジア市場の反発、特にインド、さらにロンドンも反発し、最後の仕上げとばかり昨晩のNY市場にもかなり期待していました。が、引けで売られてしまって残念(汗)。ただ、NY株も日本株と同じで、短期で売られた反動が出てくる頃でもあります。今後の反発も期待したいところです。
今日は安値を更新したかと思ったら怒涛の暴騰!300円上げを演出した日本株(汗)。乱高下は天井だけでなく底でも起こります。よってそろそろ本格的な本命押し目が到来するのでしょうか。でも、まだまだ手放しで喜べるかどうかはわかりません。噂ですが今日の暴騰もなにか外国人の買い仕掛けがあったようで、不自然な上げでした。ひょっとしたら、また売り仕掛けされるかもしれません。このようにまだまだ波乱含みの展開が続くわけですが、市場では「最悪期は脱しつつある」という見方も多くなってきているのも事実です。例えば、最悪の場合、これから多少下げてオーバーシュートしても、結局のところは、ここの下値が今年の下値になると思います。2段階で買うなら、そろそろ買い場ではないでしょうか。ただし、下げ続けるリスクもあります。押し目で落ちてくるナイフは拾いたくないという方は、上昇トレンドを確認してから取り組んでもいいのではないでしょうか。心配性の方は買値より下げた場合、すぐ売ってしまう方も多いと思います。そのような方はここではまだ我慢です。
スイング目的で銘柄選択する場合は、もう少し安定するのを待ってから取り組みましょう。6758ソニー、7203トヨタ自動車などの押し目は狙いでしょうね。理由は、日経平均が再び浮上する場合、これらの株は確実に上がると思います。ただし、取り組むタイミングは上げてからでも遅くありません。今の不安定な時期に無理して買うのではなく、さらに下げた場合でも、買い増しできる余裕がある方のみが今の押し目を狙えるという事です。一般的には、戻りを確認して安定的に戻ると思われる時に取り組めば良いと思います。
私は基本的に取り組みませんが、来月はIPOが多く登場してきます。新興市場には良い刺激になるでしょう。IPOは、クオールのように人気となる株も何本か出てくると思いますので、多くの人が狙いそうな株をターゲットにしておきましょう!
本日、4518富山化学が浮上。インドネシアで鳥インフルエンザによる死亡者が6人というニュースからでした。関連株も物色され、中外製薬も買われ、ダイワボウも高くなりました。中外はタミフル、ダイワボウはマスク素材です。富山化学は画期的な鳥インフルの特効薬の臨床入りが年内にもある、という思惑があるそうです。
最後に今後の銘柄選び基準として、07年業績予想が良い銘柄を絞り込んでおきましょう。今、市場全体が沈んでいます。前期、今期と業績好転する株もつられて株価は下げています。この下げている局面でしっかり絞り込んで監視していく事をお勧めします!取り組む場合のポイントは、取り組む日柄、損切りライン、を最初から決めて取り組んでくださいね!
6758 ソニー
7203 トヨタ自動車
5738 住軽金
2688 レックスHD
4182 菱ガス化
5016 新日鉱
6502 東芝
8168 ケーヨー
6331 化工機
7995 日バルカー
8236 丸善
9531 東京ガス
5631 日製鋼
5738 住軽金
8114 デサント
3745 サミーネットワークス
7717 Vテクノロジー
7829 サマンサタバJP
4741 IRI
2450 一休
2351 ASJ
3770 ザッパラス
相場トピックス
〜 格付け引き上げ 〜
スタンダード&プアーズ(S&P)が先日、日本の長期ソブリン格付け見通しを「安定的」から「ポジティブ」に変更しました。今回の上方修正は、ここ1―2年の国内動向を総合的に判断した結果で、民間部門のリストラや、銀行の財務体質強化、デフレ圧力の払拭などを評価したものです。
以下はS&Pの引き上げ理由です。
『まず民間企業について、従来見られなかったような拡大生産に向けてのリストラの動きが数多く現れている。以前までの縮小型のリストラではなく、コアビジネスに集中的に多額の経営資源を投資するためのリストラ。集中投資のためにノンコアビジネスを売却するような動きも活発になってきており、企業体質はより強固なものになったと感じている。
次に銀行の財務内容については、不良債権処理が急速に進んだことで財務基盤は強化されてきている。上位11行の貸出残高に占める不良債権の割合は2003年3月期末には7.2%あったが、2005年9月末には2.4%にまで低下した。現在、発表されている好調な2006年3月期の決算発表を見ても、その傾向はさらに進むと考える。
今後、注目すべきは政府が進める財政再建のスピードだ。2002年度に8.2%あった一般政府財政赤字の対GDP(国内総生産)比は、マクロ経済の好転にも支えられ2006年度には6%弱にまで低下したもよう。次期政権が進める財政再建がスピード感のあるものなら、日本の格付けにも引き上げの可能性が出てくる。ただ財政再建問題は簡単な問題ではなく、新政権になってしばらくは様子を見る必要があるだろう。年内の格上げの可能性はまずないと考えている。
ゼロ金利解除が財政に与える影響も大きい。ゼロ金利解除によって、経済活動が活発になり税収が増えるというプラスの面がある一方、国債の利払いが増えるというマイナス面もある。当初はマイナスの方が大きいと考えているが、これを財政再建とからめてどう乗り切るかに注目している。』
後は財政再建のみと言うことなのでしょうが、「普通国債」の残高は536兆円、 国民一人当たり 420万円、更に地方を含む日本全体の「長期債務残高」 は770兆円、国民国民一人当たり 603万円、また、借入金,政府短期証券を含む「日本全体の債務残高」は1059兆円と1000兆円を超えています。ちなみに国民一人当たりでは289万円となっています。これだけ膨大に膨らんだ 債務をどのように解消していくかが今後の日本の最大の課題ということになります。その動きによっては、海外からの評価も変わってくることになりそうです。
そんな中にあって、世界的な資金の流れに変化が生じているとの見方があります。米国の金利上昇観測を背景に投資マネーが縮小しています。日本以外でも世界の株式相場はこのところ調整色を深めています。世界の主な株価指数について2005年12月末と直近の水準を比較したところ、日本や韓国など昨年1年間の上昇率が大きかった国の株価指数の下げが目立っています。一方、昨年1年間で下落した上海B株やニューヨーク・ダウ工業株30種平均は比較的底堅い動きとなっています。
米国株の上昇の割には上値の重かった日本株ですが、いざ米国株が下がればその影響をもろに受けるという事になります。直近で米株安を嫌気した売りに加え、世界中の株式や商品先物相場などから資金を引き揚げる動きが波及しています。相場の下振れ懸念を不安視する投資家が多いことは確かですが、逆にここ数日下げ止まりの傾向も見えつつあります。さらに「ヘッジファンドの破綻や彗星の落下など、下げを助長するようなうわさが飛び交うこと自体、底入れ間近のシグナル」との声も先日の市場で観測されています。底入れがどの水準かは米国株次第と言う見方に変わりはないものの、売りのピークが近ついていることだけは確かなようです。
〜 相場見通し 〜
引き続き米国株市場の利上げを巡る思惑が燻る状況が続く動きであるようです。米国株は引けに掛け下げましたが、欧州やインド、ロシアなど新興国の株価が上昇したことに加えて、寄り前の外国証券の注文状況が久しぶりに2000万株を超え、市場のムードを明るくしましたから、買い先行の展開となっています。しかしいずれにしても米国株次第という投資家の思いは同じようで、米国市場の先行き不透明感を嫌気する動きで上値は重くなっています。結局米国市場の動きを見極めるしか、相場の先行きを予想できないと言うことなのですが、その米国ではFRBがインフレ重視の金融政策をとると言うことで、利上げが継続されると、景気が腰折れし、景気が減速すると言う、典型的なインフレ下の景気減速というスタグフレーションを警戒する動きが出てくると言う見方もされているようです。相場の地合いが悪くなると、えてして悪いように悪いように物事を取る傾向にあるのですが、個人的には現在の地合いは「陰の極」と言う感じではないかと思われます。下値を見極める動きということになりそうです。
〜 引け後のニュースから 〜
1808 長谷工コーポレーション
前3月期決算を発表、マンション販売の好調で、経常利益で前々期比34%増で4期連続の経常増益を達成しました。今期も経常益で前期比5%増の560億円と増益継続見通しとなっています。ただフジタからホテル増築工事に関わる訴訟の判決言い渡しが延期となっていることから、最終益については判決言い渡し後にお知らせするとして未定としていることが懸念材料となります。
今日の推奨銘柄 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
5401 新日鉄
仮に外国人や国内の機関投資家が株買いを始め、それに伴って日経平均も反発に転じるとすれば最も動きやすいのは主力株であることは否定できません。まだ新日鉄はチャートを見ても明確に反騰局面を迎えたかどうかは断定できませんが、売り進んでいけるような銘柄ではなく、むしろ短期的にも中期的にも「買い」の場面を迎えていると予想されます。ここでUBSが540円目標を継続していたことも参考にしたいと思います。417円〜420円が買いの狙いでしょうか。
7267 ホンダ
100株単位。円高一服という雰囲気もあり(流動的ではありますが)、また、社長の福井氏が独自のハイブリッドシステムや新型のディーゼルエンジンについて「要請があれば技術供与を前向きに検討する」と述べたとの日経の報道もあり、朝方は見直し買いが先行しました。その後は緩む場面もありましたが、主力株全般への見直し買いや買い戻しが膨らんで午後に高値を形成。ここでは75日線近辺で下げ止まった可能性が高く、今後は戻りを試す展開が考えられます。ロングランでは再び株価1万円がターゲットになっていくのではないでしょうか。一度押した7360円〜7400円が狙いでしょう。
8403 住友信託
大手行への「儲け過ぎ批判」はどうあれ、住友信託の売られ過ぎ感は日足、週足共に非常に強くなっています。しかも、住友信託の場合はもともと財務基盤が強固であるため「儲け過ぎ批判」は適当ではないでしょう。レシオ面からも割安感が強くなっており、時価水準には魅力を感じます。買いの狙いは1090円〜1100円でしょうか。
9020 JR東日本
メジャーな銘柄への国内の機関投資家の買いが入っているとすれば、このJR東日本も十分に考えられます。最近はヤフーと電子マネー「Suica」を利用してネット上で買い物ができるようになるなどの提携が発表されましたが、これも地合いが安定さを取り戻せば見直される材料でしょう。また、たびたび取り上げておりますように同社の業績の安定感は抜群であり、現在のような押し目場面はディフェンシブという性質とは関係なく魅力的な場面でしょう。81.8万円〜82.1万円が買いの狙いでしょうか。
今日の推奨銘柄(中期編)
中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。
5301 東海カーボン
タイヤ向けカーボンブラックで首位、電極でもトップクラスで、両事業を主力とする企業です。この2事業が好調に推移、原燃料高の価格転嫁が進むことと合わせて、今12月期は経常利益で前期比4%増の115億円見通しとなっています。ただ、この業績の前提は1ドル105円を想定レートとしており、ここまでの為替動向から見ても、業績上ブレに繋がる可能性が高まっています。中期的にはハイブリッド車向けに、リチウムイオン電池の市場規模の急拡大が見込まれており、今後の同社を下支えする材料として注目です。第1四半期決算の好調を受け、11日付けでは、コスモ証券が投資判断をやや強気の「B+」から最上位の「A」へと引き上げ手います。人造黒鉛電極、ファインカーボンの値上げ効果が業績を寄与、会社計画を上回って過去最高益更新見通しにあると判断しています。株価は年初来高値圏からの調整が続いていたものの、本日は下値メドとなる75日移動平均線を抜けており、再び上昇トレンドへの戻りが見込まれる流れです。好業績見通しを背景に、700円台回復、更に800円台乗せを試す株価展開が見込まれます。
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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