【(有)ALP】 Eメールレター シリーズ
  
     「FP久本の株式情報!」 vol.59 2006.05.02
 
 

5月2日(火曜日) おはようございます


海外市場動向(5/1)

NY株式 ダウ  11343.29ドル(−23.85ドル)

     ナスダック 2304.79 (−17.78)

シカゴCME日経先物  16875円 (大証比 −65円)

NY原油先物価格(期近)  73.70ドル(+1.82ドル)


おはようございます。米国株式相場は朝方は強い経済指標やM&A関連の報道を好感し堅調に始まったのですが、引けに掛けて、連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長が、週末、今後の金利動向は経済指標次第との見解を示したとCNBCテレビが報じたことで、利上げ停止観測が後退、急速に値を下げる動きとなっています。

引き続き米国市場も金利動向に左右される展開が続いていますが、FF金利先物取引で見る限り、5月10日に開催予定のFOMC(連邦公開準備委員会)での0.25%利上げが織り込まれている。尤も4月18日に公表された3月28日開催分のFOMC議事録では、利上げ終了の時期は近づいているとの見方が示されたことから、今回のFOMCの声明で利上げ打ち止めが示唆されれば、主要株価指数の上振れが期待されるところです。

しかし、昨日の報道からバーナンキ議長が議事録の内容から利上げ打ち止め観測ととった件について、「市場は誤解している」と発言したとの観測から利上げを巡る動きは依然不透明感が強いようです。又、一部では、今後の金利低下余地が過去の利下げ局面と比べ小さいことを考えれば、仮に利上げ打ち止め観測が出たとしても、主要株価指数の上振れは一時的に止まるとの見方もあるようです。

商品市況の上昇が続いていますが、4月下旬にはNY商業取引所のWTI原油先物は75ド台へと過去最高高値を更新した他、ロンドン金属取引所では銅先物が過去最高値を更新、NY商品取引所の金先物は4月末に、1980年12月以来となる640ドル台を回復するなど商品市況の高騰は、市場参加者のインフレ懸念の高まりを表しています。特に金価格は先日更に値上がりを続け、660ドル台に急騰しています。

テクニカル的にみると、金は今月中にも715ドル〜730ドルの水準をつける可能性があるとの見方が出ています。4月の終値が、646ドル近くにある月足の上昇チャネルの上辺を超えており、次の同様な上昇チャネルの上辺715ドル近くを目指すとみられています。この上値抵抗水準をさらに突破すると、長期的な目標を873ドルとしたうえで、1980年の2月と同年8月の高値729ドルを試すとの見通しです。650ドルが強い下値支持水準になるだろうとの予想です。地政学的要因が金相場の上昇傾向を加速させているようです。


業界先取り情報


〜 先物証券情報 〜

本日は上値重たいようです。円高基調の強まりと、原油高。今月末には米国で雇用統計の発表も控えています。ポジション持ち越しは辛いため、本日は終日手控えとなりそうです。

≪寄り前外資系注文状況(12社ベース)≫

売 2230万株
買 1670万株
ネット 560万株 売り越し観測

〜 各証券筋の動向 〜

連休、参加者少なく、かつ、決算前でもあり、証券ディラーは運用できない。外人見送り姿勢。売り越し。
まったく本日は、買いでは回転は無理、という日となりそうです。基調は強いので、調整しても限度ありでしょうか。

〜 本日の外国証券の動向 〜

売り買いとも数量ダウン。徹底して様子見のようです。

売り 2230万株 
買い 1670万株  
差っ引き560万株の売り越し。


相場を生きる!


〜 買いも少なければ売りも少ない? 〜

NYダウは小幅マイナスとなりそうですが、それよりも為替が一時112円台だそうです(リアルタイムでは113.40円でした)。チャート的には110円、109円方向に見えます(あくまでもチャート的には)。ソニーのチャートもやや崩壊気味になってしまいました。

原油も「米精油所、供給回復に遅れ」との記事もありましたが上昇しやすくなってきているようで、今日は73ドルに近づいたとのこと(高値は75.17ドル)。外部環境としてはNYダウ・ナスダックが小甘い中で、円高・原油高の企業収益への影響を考えれば物色意欲はそれほど盛り上がりそうにありません。

昨日は大型連休を前にした動きとしては概ね予想通りだったかもしれませんが、救いは出来高が13億株に細ったように連休を前にさほど買ってもいないということでしょう。

ろくに買ってもいないので手仕舞い売りも警戒するほどでもなければ、こんな場面で買っている資金は上がっても上がらなくても手仕舞いをするつもりがない連休明けまで持ち越す性質の資金だと思いますので、今日は買い物も少ないが相場が引けにかけて急落というのも無さそうです。

結局は、上げ下げ大きくなく、本日は全体は様子見ムードとなりそうです。

本日の日経平均予想レンジ 1万6850円〜1万7000円


本日の予定


・4月の資金供給残高(日銀・8:50)
・5月見込みの日銀当座預金増減要因(日銀・10:00)
・交付税特会借入金予定額(財務省・10:30)
・3月期決算
  大東建託(1878)、共同印刷(7914)、
  兼松(8020)、伊藤忠エネクス(8133)、国際航業(9231)

・日米農相会談(ジュネーブ)

米国
・4月の新車販売


今日の新規上場銘柄

これが終わると、5月末までしばらくIPOはお休みですね。

5821 平河ヒューテック(東証二部)公開価格1500円・100株単位
電線や放送機器の製造・販売を手掛ける企業です。大手企業が進出していない、市場規模が小さく、専門性の高い光通信用機器、電子デバイスの新製品開発などに強みを持つ企業です。また、医療用の特殊チューブなどへの事業展開も行っています。主力は創業時の事業である電線事業だが、この事業で安定した利益を上げ、電子デバイスなど新規の製品を開発していく戦略で、非電線事業の売上は既に4割程度に達しています。今3月期の経常利益は前期推定比10%増の11.8億円。今期6.5円の配当を予定しています。株主資本比率6割と財務面は健全です。上場に伴う調達資金約13億円は、主力の古河工場のリニューアルに充てるとていします。公開価格のPERは15倍台。主力の電線事業は大幅な拡大は見込みにくいものの、非電線事業での開発力がどれだけ発揮できるかが今後の注目材料となります。平河ヒューテックの次のIPOは5月末と間があくことから、買い需要の高さが期待できます。
初値予想:2000円〜2500円



記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。

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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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28.2006.04.14
29.2006.04.16
30.2006.04.16
31.2006.04.17
32.2006.04.17
33.2006.04.18
34.2006.04.18
35.2006.04.19
36.2006.04.19
37.2006.04.20
38.2006.04.20
39.2006.04.21
40.2006.04.21
41.2006.04.23
42.2006.04.23
43.2006.04.24
45.2006.04.24
46.2006.04.25
48.2006.04.25
49.2006.04.26
51.2006.04.26
52.2006.04.27
54.2006.04.27
55.2006.04.28
56.2006.04.28
57.2006.05.01
58.2006.05.01
 
 
 
推奨銘柄の経過
  
42.2006.04.14掲載分
44.2006.04.17掲載分
47.2006.04.18掲載分
50.2006.04.19掲載分
53.2006.04.20掲載分