【(有)ALP】 Eメールレター シリーズ
  
     「FP久本の株式情報!」 vol.56 2006.04.28
 
 

4月28日(金曜日) 基調判断


本日の日経平均は火曜日の安値を割り込んでしまいました。10時近くまでは、なんとか値を保っていましたが10時過ぎからは先物の下げが牽引しだし、日経平均株価は4月25日の安値16,787円を割り込んでしまいました。しかし、長期のトレンドについては依然として上昇トレンドを保っています。

今朝は今週の相場でたびたび嫌気された円高が進んだことや、週末から大型連休入りの市場参加者が増えることもあり、「買い手控えムード」が広がることを予想していました。しかし、それでも好業績株に対する根強い人気株への物色意欲に支えられ急落はないと考えられていました。

それに、寄り前の外国証券もNY株が堅調な動きを反映してか、若干の買い越しとなったこともあって急落することはないと私は見ていました。しかし、買いが続かないとなると先物に仕掛け的な売りが膨らんでしまった格好です。今日はソニーも悪者となってしまいました。

ハイテク関連は、いいところなく推移してしまいましたね。昨日の決算発表の段階では何とも言えませんでした。しかし、今朝のNYのADR市場で売られており、「失望売りが膨らむだろう」との観測が広がっていたようです。案の定、売り気配からの始まりとなってしまいました。

しかし、今日の場合は大型連休を前にして通常以上に手仕舞い売りが前場に集中した可能性も高く、今日の下げは「やや過剰反応」。日本経済のファンダメンタルズを考えれば売り込んでいける状況ではなく、本日に限った大幅安と考えられます。

仮に今晩のNY市場が反落し、また何らかのネガティブな材料が週末に発生しても週明けの日経平均は限度のある下げとなりそうです。ボリンジャーバンドのマイナス2シグマの水準である@16,630円、さらに下があるとしたらA16,380円までと計算しています。

ここは週末でもあり、週末から週明けにかける環境の変化も予想しづらいものがありますが(為替など)、環境に影響を受けづらく好業績が見込まれている銘柄の押し目には注目したいですね。

本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでいます。

ちょっと時間があったので沢山書いています。ご参考にしてくださ〜い!


相場を生きる!


〜 バーゲンセールスタート!? 〜

今日の株式市場は、連休前で調整。これは、予想されていた「予定通りの調整」です。別に驚きではありません。私も買いでは当然ノーポジです。でも調整しすぎ。2〜3日分の調整を1日で終わらせた感じです。でも、これは少し嬉しいかも。例えると、食品スーパーのお惣菜で、いつもは夜8時から始める値引きを、夕方6時から始めだした感じ。夜の8時になったら、いったい幾らになってるの?(笑)

冗談はさておき、ここでのポイントは、「連休明け」です。日経平均は、5月後半から6月とタイミングは今回の急落で遅れているものの、18000円を目指す展開になることが期待されます。来週はGWと言う事で2営業日しかありませんが、GW明け後の相場展開を睨んで、押し目を仕込んでおきたい銘柄を中心に書いてみます。

まずは、6502 東芝。同社が900円になる相場、年内は1000円突破も考えられると思っています。なにせ、スケールが大きい。まだまだ大きくなると思います。安心して買える感じもしますね。それと忘れてはいけないのが、7203 トヨタと6758 ソニー。特にトヨタは敵が少ない。来年1万円になる、という強気のコメントも出ています。トヨタが上がらないと日経平均の浮上はない、といえるほどトヨタはこれから有望でしょう。トヨタが上がれば、結局はソニーも東芝も松下電器もあがってる。理由は簡単。「全世界基準の信頼度&ブランド力!」です。6758 ソニーに関しては目先は売られそうですね。これは、決算内容で目先弱気意見があるため、調整モード突入で足踏みしそう。でも、ある程度下げて調整が終わったら、再度時間をかけて上げてくると思います。そんな訳で、ソニーの中期保有は今のところ見送りですね。よって、中長期保有で考えると、トヨタ、東芝あたりがお勧めでしょうか。しかし、ソニーがずっとダメなのかと言うと、そうではなく十分期待はあります。今日、ネットで見かけましたが、外国人持ち株比率が50%を超えたそうです。正真正銘「世界のソニー」。気が付けば株価は7500円になっている。そんな時代が確実に来ること間違いなし!

低位株では、1334 マルハ、8074 ユアサ商事、8585 オリコ、5122 オカモト、5351 白煉瓦、5476 高周波、6218 エンシュウ、6317 北川鉄工、6674 GSユアサ、7840 フランスベッド、7990ダイワ精工、8020 兼松、8075 神鋼商事、4064 カーバイド、6242 スピンドルなどなど、押し目狙ってみてもいいかもしれません。それと、6369 トーヨカネツ。天然ガスも今後値上がりが考えられ、備蓄の必要性が生まれそうです。トーヨーカネツはこの関連のタンクではトップ企業だから期待度大。天然ガスが高くなれば、備蓄が増えますからね。あと穴株では6975 NEOMAX。ハイブリッドカーにつかう磁石を提供しています。この会社は化ける可能性あり。もっとも、失敗したときのリスク考えてロスカットライン、つまりストップロスはしっかりしたおいた方がいいでしょうね。

市場全体の動きとしては、調整具合を見ながらとなりますが、連休の中で、安くなっている優良株を探しておきましょう!5/1までは様子を見ることになると思いますが、それ以降は押し目買いのチャンスと思っています。しっかり狙いましょうね!


独り言


〜 IPO祭り 〜

最近、新規公開株(IPO)が凄い事になっています。3034 クオールの株価の動きをみていると、公募42万円が数日で、110万円になり、まずは公募分が利食いされると、短期トレーダー達が即座に押し目に仕掛けてきます。その後、急騰、急落(ストップ高、ストップ安など)を繰り返し、短期トレーダーがある程度利食いすると「旬な時期」が終わり、あとは残り火状態だけになる。一度パワーダウンしてしまうと、株価の勢いはなくなり、やがて終わっていきます。それは、数量からもわかります。最初、3000人程参加していたとした場合、それが少しづつ減り1000人になり、500人になっていきます。すると、株価の動き(値幅)も少なくなり、株価は結局さげて行いく。「旬な時期」は、公開1週間から10日くらい。短命のようです。そんな感じなんですが、思ったことはIPOを手がける場合、このような展開をしっかり頭に入れて、人がどれぐらい買いにいき、売りに出される玉はどの程度なのか、かつ、人気離散した場合は、もうその株の利用は終了、ということをはっきり認識して扱う必要がありますね。しかし、はっきり言って「マネーゲーム」、確かに動きが活発でデイトレードする上では面白いのですが、お勧めしません。扱う場合には割り切りが必要です。そんなわけで私はまったく手を出しません。いや、出せません。そんな高等テクニックないし、おまけにクリックも遅いですから(汗)。そんな私の言い訳として聞いてください。(これこそまさしく「勝つか負けるか = 博打」ですね。)あしからず。BY根性なし

〜 たかがデイトレード されどデイトレード! 〜

2円で1万円の利益、3円で2万円の利益。そんなこと、数年前にはできなかったことですよね。それが今の時代では可能になっています。一昔前までは、200円の株は208円で売らないと、プラスにならない時代だったそうです。これって実はチャンスなんですよね。「株式は本来、その企業に投資して長く保有するものだ!」「いまのデイトレードなんて邪道だ!」と、株のことを知らない人がテレビでいっていますが、資本市場の本来の姿を知らない人なんでしょう。そんな奇麗事で資本市場は成立してません。その考え方では、私達、「一般人」が犠牲になります。今まの株式投資の歴史が答えです。利益出し続けている人が何人いますか?だから、私達が市場にリベンジするにはどうしたらいいのか、それは、邪道といわれても、利益を出す事以外ないと思っています。日に1万円でも重ねて月30万円稼ぐことだと思います。具体的なトレード方法としては、「買い」と「空売り」しかも、デイトレードのみ。持ち越しなし。そして、目標株価は5〜10円。買い値から1円も損がでないような銘柄とタイミングを心がけて仕掛けていく。当然、「損切り」は厳格に!「買い」と「空売り」で、3〜5円狙いを繰り返す。これを日に10回ほど運用していくトレード方法だと思います。この手法は地味なので、すぐに数億円達成!なんてことは無理ですが、それなりの利益目標なら立てれると思います。ただし、この地味なトレード手法を手がける際には、「日経平均株価の読み」、「チャート」、「値動き」、「出来高」、「板読み」などが必要です。それと経験でしょうか。実際、今日のように、日経平均が50円以上下げて、商いが盛り上がらない場合、相場はまず上がりません。こんなときは、空売りが威力を発揮します。銘柄選びも単純。昨日まで意味も無く上がっていた株や、チャートを崩して暴騰していた株に仕掛けるだけです。板を見ながら買い手に勢いがなくなってきたら、ちょんと仕掛ける。それだけ。後は踏み上げられないように自分で設定している損切り価格を注文画面に入れておき、何時でもクリックできるようにしておく。これが以外とクリックできないんですよね。スルスルと株価が下がっていきますから。実際、「買い」よりスムーズに利益出せます。それはなぜかって?昔と違い今の個人投資家の皆さんは私と同じように利食いと損切りが早いんだもん。(笑)


相場トピックス


〜 引き続き金融政策 〜

日本銀行は28日に4月の「経済・物価情勢の展望」所謂、「展望レポート」を公表します。今後の金融政策を決定する前提となるだけに重要なポイントになりそうです。3月9日に日銀による量的緩和政策解除発表後の当座預金残高の減少を受けて、足元の円キャリー額(金利の低い日本で円債を担保に資金を調達し金利の高い米国債で運用する手法)が急減しています。欧米の大手投信運用責任者をはじめ、複数の大物投資家が、日本への資金逆流(日本国債の金利低下)を懸念するコメントを出し、市場でも話題となっています。

円キャリートレーダー大手の一角を占める英系為替ファンドが分析するには「日銀が量的緩和解除を行った時点では、実際に当座預金残高がどの程度の速度で解消されてゆくかは未知数であった。その後の福井日銀総裁の発言を聞いて、「しばらくは現状維持」を感じさせていた。ところが、3月15日、16日あたりから当座預残高の減少はかなり急ピッチになり、この時点で『もしかすると日銀は今後半年くらいで残高を大幅に減少するのではないか』との見方が為替トレーダーの間で広がった」と変化の速さに驚きを持っています。

又、一方で「日銀は、当座預金残高を30兆円超えまで拡大するのに3年を費やしている。これに対して、今回のピッチで半年程度で資金を市場から引き揚げるとなれば、円キャリーの解約が急増し、そのインパクトはもちろん、円高、日本国債買い増しと言う形で表れるが、円キャリーによって調達された資金はいったん米国債に流入した後、3分の1以上オ資金が世界の株式市場に還流されているので、世界の株式市場から10兆円程度の資金の引き揚げに繋がっている」
つまり、株価に大きな影響をもたらす事が想定されています。

他のファンドの状況も同様で「円キャリー解約から株式市場の軟化」を懸念するヘッジファンドの担当者は多く、懸念事態が市場を同じ方向に導く可能性があるようです。今後数ヶ月の当座預金残高の減少が、仮に3月中旬以降の相対的な急ピッチを維持した場合には、日本での金利の低い円を借りて米国債に投資していたヘッジファンドなどの対日本株投資には、大きな戦略転換が生じる可能性が高いと見られています。長期金利など金利の急激な上昇を警戒して日銀が今後どのような金融政策を取るかで変って来ますが、仮に半年に5兆円程度で数年にわたり段階的に当座預金残高を減少させていく政策をとるのであれば、株式市場に大きなインパクトは与えないと思われます。

直近の報道では日銀の当座預金残高は4月28日、定例金融調節で資金供給オペを見送った場合、19兆円程度まで急減する見通しです。これは2002年11月21日の18兆8600億円以来、約3年5カ月ぶりの低い水準です。日銀は資金供給オペの頻度を落とすなど、当座預金の残高圧縮を市場の想定よりもやや速いペースで進めています。このようなペースで金融政策を進めていくようですと先程も述べたように株式市場に対する需給悪化の要因にも繋がるだけに、日銀の金融政策は株式市場にとっても今後も、非常に重要なポイントになりそうですね。

〜 来週の相場見通し 〜

中国が利上げを実施し、一部の思惑では中国の景気が減速するのでは無いかと言った懸念が出ています。国内の多くの企業が中国経済の拡大の恩恵を受けていますから、現実的に中国経済が減速するようなことになれば、日本経済にも悪影響を及ぼしかねないと言う見方があります。その一方では原油など商品市況が下げると言う側面もあり、一方的に売られると言うものではないようです。米国ではバーナンキFRB議長の議会証言で利上げ停止を示唆するような発言がでたことで米国株式市場は好感しましたが、逆に為替相場では円高・ドル高に振れたことで日本市場にとってはマイナスに働いたようです。企業決算発表では市場予想を下回ったソニーの株価動向も全体相場には大きな影響はなかったようで、個別の業績見通しに期待がかかる動きには変化はないよです。ただ、前場中ごろより株価指数先物にまとまった売りが出たことで、現物株市場ではバスケット売りを誘い、日経平均は下げ幅を広げ、300円を越す下げ幅となっています。円高をきっかけに投資心理がやや冷めており、先物市場で仕掛け的な売りが出やすくなっているとの見方が市場では出ていました。いずれにしても相場の戻りは「GW明けまでお預け」と言うことで、ポジションを持ちたくない投資家が多くなっているだけに仕掛け的な売り買いにやや波乱の動きになりそうです。

以下は5月1日(月)、2日(火)の決算発表のスケジュールです。参考にしてみてください。

コード 会社名 上場場所
5月1日 4921 (株)ファンケル 東証
6809 ティーオーエー(株) 東証
9056 (株)ヒューテックノオリン 東証
9542 新日本瓦斯(株) 東証
9544 東日本ガス(株) 東証
9640 (株)セゾン情報システムズ JASDAQ
5月2日 1878 大東建託(株) 東証
1967 (株)ヤマト 東証
2359 (株)コア 東証
5444 大和工業(株) 東証
5933 アルインコ(株) 東証
6161 (株)エスティック 東証
6919 ケル(株) JASDAQ
7616 (株)コロワイド 東証
7874 スルガ(株) 東証
7914 共同印刷(株) 東証
8020 兼松(株) 東証
8133 伊藤忠エネクス(株) 東証
8174 日本瓦斯(株) 東証
8860 フジ住宅(株) 東証
9231 国際航業(株) 東証

〜 引け後のニュースから 〜

個人の買い越しは過去最大〜ジャスダック株
ジャスダック上場銘柄の個人の買い越し額が359億円を突破、ライブドアショック時の約282億円を大きく突破して、過去最大を記録しました。一方、外国人や機関投資家は売りを継続していることが確認されました。主力企業の下方修正が相次いだことで、機関投資家らは組み入れ比率を引き下げていますが、個人投資家は積極的に買い進めているというよりは、売るに売れない状態のようです。


業界あれこれ


〜 道交法改正 〜

6月1日の改正道路交通法の施行まで、あと1ヵ月。一番の骨子は、駐車違反の取り締まりが厳しくなることです。これまでは、違反駐車をしている車両を警察官が発見すると、まずチョークでしるしをつけ、しばらくあとに確認してまだ駐まっていれば違反と認定していますよね。でも、これからは、運転者不在で放置が確認できた時点で取締りの対象となる。「ちょい駐め」もできなくなるというわけです。また、びっくりの話ですが、これまでは駐車違反の反則金を払わなくても、とくにペナルティがなく、2005年度で違反者の27%が払わずに逃げ切って?いたそうです。しかし、これからは、反則金を払わない場合、さらに違反金が発生するとのこと。それも放置しておくと、次の車検がとおらなくなるというシステムになる。こうした「道交法改正」をにらんで、すでに駐車場関連銘柄は上がりぎみとなっている。このゴールデンウィークは連休を取ってお出かけ、というかたも多いと思いますが、渋滞と、満杯の駐車場にイライラした時は、「次は駐車場銘柄を買おう」と、この記事を思い出して参考にしていただければ幸いです。(笑)

4666 パーク24
黄色地に、赤と黒字で「24h Times」と書かれた看板をしょっちゅうご覧になるかたも多いと思います。同社は1971年に駐車場関連機器の設計、製造、販売、施工会社として設立。現在の主事業は、24時間無人の時間貸し駐車場の運営、管理事業。1991年に第1号を運用開始しているから、この分野ではパイオニアかもしれません。今年1月にはタイムズの台数が13万台を突破。韓国、台湾進出も話題になっています。株価はこの1年、棒上げといっても良い状態で、2〜3月に押し目が入ったが、おおむね4000円前後で推移しています。業績は、2005年10月通期実績が前年比10数〜20%の増収増益。2006年10月通期予想は14%の増収、経常利益は20%、純利益は40%の増益を見込んでいます。道交法改正と海外進出の話題性で急騰したと見ることもできますが、中期でも、もう一段の上げが期待できそうですね。

4809 パラカ
こちらは青いPの字に目玉のついたロゴに、「24H Paraca」と書かれた看板で有名。やはり時間貸し駐車場の事業者。最近は「証券化駐車場」などの新規事業も始めています。社名は、スペイン語で「〜のために」という意味の「para」。同じくスペイン語で「ここに」と言う意味の「aca」。英語の「car」、「parking」などをもじった造語だそうです。paracaは、スペイン語で「太平洋から吹いてくる海風」という意味でもあるそうです。28日(金)の大引け後に、2006年3月中間業績予想の上方修正を発表。売上高は当初予想比で2%、経常利益は同23%、純利益は同40%ほど上方修正。この上方修正は2月に続いて2回目。その際に、2006年9月通期業績予想も上方修正しています。株価を見ると、今月は35万〜40万円で推移。株数が少ないせいか、押し目の時は20万円台までグンと下がったりすることもあるので、機を見て敏な売買でサヤ取りを狙う、という手法もありかも。

6321 石川島運搬機械
7013 石川島播磨重工業の子会社。駐車場システムを柱に、運搬・物流システムやクレーン、コンベアなどを製造販売。石播から運搬機械事業と機械式駐車装置事業の営業譲渡を受けています。また、2006年3月通期業績予想は売上高、経常利益は増収増益を見込んでいます。純利益は減益を予想していますが、これは減損会計による特損を計上するためです。ここ1ヵ月の株価を見ると、4月前半は下値550円をほぼキープ。後半は押しているが520円あたりで踏みとどまっており、1996年の上場からの長期で月足チャートを見ると、2002年12月の上場来安値136円から3年以上かけてジリジリ上げ続け、今年に入って500円台。10年スパンで見ると、現在のあたりが水準かなという気もするが、株価525円でPER62倍、PBR0.8倍と標準的。または少し割安という気もしますね。今後、駐車場が増えれば同社製品の需要が伸びそうです。つまり業績や株価も伸びる、と期待できそうです。


今日の推奨銘柄 (スイングトレード編)

ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。

3023 ラサ商事
決算発表は5月15日。2月下旬に上場した株ですが、初値790円から高値858円まで買い進まれ、その後3月に690円で底入れして再び見直されてきましたが、4月に入って再び下落トレンドへ移行、再度3月の安値近辺まで売り込まれて(681円安値)、チャート的には「W底」を形成したと考えられます。同社は有利子負債削減が一つの課題ですが、それも今期は前期に比べて4割近く削減する見通しであることに加え、業績見通しも前期の10%増収に続いて工作機械の伸びなどが牽引して増収増益が見込まれています。特にPERが12倍程度という割安感に注目したいですね。

5851 リョービ
連休明けの5月12日が決算発表。業績は自動車用ダイカストが好調なことなどを背景に前2006年3月期期末は2.5円増配で10円配当を実施、さらに今2007年3月期予想も増収増益が見込まれています。今のところ2007年3月期予想PERは16倍台と割安感がありますが、今期予想に関しては増額修正含みもありますので、修正高が今後は期待できそうです。

7270 富士重工
主力株が全面安の中では売り物に抗しきれなかったようですが、本日の下げで25日線の709円に達しており、4月25日に25日線を割り込んだ際には翌日から反発が始まった経緯からも、ここからの下値は拾ってみる価値はあると考えます。大型連休明けの5月9日に決算発表を予定しており、前2006年3月期は最終減益となったものの今期は利益が急回復。販売も海外を牽引役に回復が進む見込みで営業増益が期待されています。

8078 阪和興業
5月17日が決算発表。株価には出遅れ感が感じられます。すでに報じられている予想では、石油・化成品部門や非鉄部門が市況の高騰などによって取り扱いが拡大し、利益を伸ばしており、純利益は従来予想よりも伸びているほか今2007年3月期も予想も非鉄高騰などを追い風に伸びが見込まれています。高く買わない限りは確率高くスイング・トレードが狙えそうです。


今日の推奨銘柄(中期編)

中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。

6923 スタンレー電気   2650円(100株単位)
4月27日に上場来高値を更新、28日も全体安の中で高値圏での推移となりましたが、依然上値余地のある銘柄として注目されています。26日に前3月期決算を発表、経常利益で前々期比18%増の約348億円、最終利益が同17%増の約206億円を達成、続く今期は経常利益で前期比13%増の394億円、最終利益で同16%増の239億円の見込み。自動車用照明の大手ですが、高付加価値の自動車照明が好調、今期は広州に中国第2工場を建設予定しています。その他の事業では、液晶用バックライトが回復の兆しがあることと、大型液晶テレビ向けのCCFLの本格寄与などが業績を牽引しています。特に、CCFLについては、需給逼迫しており、今期業績への寄与度の高さが期待できる分野です。配当は2円増の年22円配を予定。株価は上場来高値を更新するものの、PER20倍台の現水準には割安感があります。引続き下値を切上げる展開で、3000円の大台に向けた上昇が見込まれます。


明日の新規上場銘柄

週明け1日の上場銘柄はありません。

〜 本日上場銘柄の結果 〜

2483 翻訳センター(ヘラクレス)公開価格35万円・1株単位
80万9000円まで気配値を切上げましたが、初日の今日は初値は付きませんでした。日経平均が急落する中、主力銘柄には投資しづらく、IPO銘柄に資金が流入したもようです。企業から翻訳を請け負う企業で、医薬メーカー、金融機関、特許事務所などからの受注を取っています。顧客企業から原稿を受け取り、約2400人の登録者から適切な翻訳者を選んで依頼、更にこれを校正して納品する体制を取っています。この業界では初の上場でもあり注目は高いものの、爆発的な売り上げ増が期待できる事業構造ではないだけに、初値形成後は下落の懸念が残ります。



記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
Eメール:info@e-alp.com
Tel&FAX:092-593-5759
〒816-0831 福岡県春日市大谷8-106-1-403
FP久本の全てがわかる!?
「保険見直しを成功させるヒント,実践のポイント」
無料Eメールセミナー随時配信中!(PC専用)
今すぐクリック!
 ↓↓↓↓↓
http://www.e-assistlive.com/

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
   
     
お世話になっております
  


過去の記事
  
13.2006.04.07
14.2006.04.07
15.2006.04.08
16.2006.04.08
17.2006.04.09
18.2006.04.09
19.2006.04.10
20.2006.04.10
21.2006.04.11
22.2006.04.11
23.2006.04.12
24.2006.04.12
25.2006.04.13
26.2006.04.13
27.2006.04.14
28.2006.04.14
29.2006.04.16
30.2006.04.16
31.2006.04.17
32.2006.04.17
33.2006.04.18
34.2006.04.18
35.2006.04.19
36.2006.04.19
37.2006.04.20
38.2006.04.20
39.2006.04.21
40.2006.04.21
41.2006.04.23
42.2006.04.23
43.2006.04.24
45.2006.04.24
46.2006.04.25
48.2006.04.25
49.2006.04.26
51.2006.04.26
52.2006.04.27
54.2006.04.27
55.2006.04.28
  
推奨銘柄の経過
  
42.2006.04.14掲載分
44.2006.04.17掲載分
47.2006.04.18掲載分
50.2006.04.19掲載分
53.2006.04.20掲載分