|
|
|
本日の日経平均は小動きで終わりました。昨日は今年最大の下げ幅を演じたこともあって自律反発を狙った買いが広がりましたが、値がさが円高を嫌気したため指数の伸びは抑えられました。しかし、長期のトレンドは引き続き上昇トレンドを維持したままです。
すでにマインド的にはゴールデンウィーク入りしているのでしょうか。特に好材料が無いこともあって円高や与党の求心力低下、外国証券の売り越し(本日は1410万株の売り越し)といった悪材料に目が向いてしまっているようで日経平均も反発力がありません。
本日の動きだけで断定はできませんがマインドはすでにゴールデンウィーク明けにあると考えられます。昨日のあれほどの下落の後にしてはリバウンドが鈍く、日経平均の形だけを見れば一段安も起きかねない形をしていますが、かといって崩れないと思います。
ファンダメンタルズが悪くないとすれば昨日の日経平均の下落幅489円の半値戻しぐらいはあっても不思議はなかったのですが(240円〜250円高ぐらいは)、それが起きないということは問題はファンダメンタルズではなく違うところにあると考えるべきです。
急落した後のリバウンドを狙うにしても決算発表が済んでいないことや間もなく大型連休が近づいていることもあり、ここは慌てず決算発表も一通り済んで大型連休も終わって投資マインドが落ち着いてから買おうという市場参加者が多いからだと考えられます。
本日にしてもリバウンドを狙った短期筋の売り買いは盛んに行われていたとしても長期資金による積極的な買いは多くはなかったのではないでしょうか。明日からは実質5月相場入りですが、大型連休を前に悪材料にも好材料にも特に反応がないと予想されます。
仮にNYが大きく上昇し、外資系証券が買い越してくることがあっても日経平均やTOPIXは大きく伸びず、かといってNYが下落し、円高に外国証券の売り越しが重なったとしても連休明けのマインド回復を考えれば売り込むことも容易ではないでしょう。
下に行けば昨日も申し上げましたが16,680円近辺が有力な下値メドとなるでしょう。地合いもやや不安定、環境もやや不透明感はありますが、現状の日経平均17,000円以下であれば個別に過熱感の薄れた銘柄でリバウンドを狙うトレーディングは可能かと思います。
本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでいます。
相場を生きる!
目先は調整一巡か。
月末整理の動きから大きく売られた株式相場ですが、本日は乱高下あるも落ち着いた動きのようでした。下値に買いがあり、売りも一巡した感じでしょうか。 新興市場銘柄が軒並み高となり、比較.comが値上がり率のトップとなりストップ高。本日は全面高となりました。ここからは選別物色が必要ですが、8236 丸善や6796 クラリオンの類のように、押し目だけ狙い、それで日経平均株価指数が上がると10円、20円上がるという株も大切ですね。
監視銘柄としましては、5302 日本カーボン、6310 井関農機、6674 GSユアサ、5738 住軽金、8074 ユアサ商事。 これらの株も、日経平均株価指数が下落する前の株価の位置は当然のように狙えると思います。6502 東芝は、5月かなり大きな狙いがあるとの見方もあるようです。3402 東レは昨日、地合につられて下げてしまいましたが、本日一気に戻し1989年バブル期後の最高値を更新しました。7203 トヨタも、次なる浮上で期待となりそうですね。
新興株の方では、ここにきて反発が期待される株が沢山ありますね。全体の地合を見ていき、良ければ、2450 一休、3770 ザッパラス、7835 ウィズ、4813 ACCESS、4741 インターネット総合研究所(IRI)などのリバウンドが期待できそうです。しかし、これらの銘柄は、短期は短期と割り切り、上げたらすぐ利食いするぐらいの気持ちが必要です。もし、ホールドされる場合は、よほど根性がないと、株価の値動きに負けて、損してしまう人が殆んどですから、新興株の扱いには十分注意してください。4813 ACCESSなども下げると重たいのでやっかいです。短期と割り切って運用するか、ある意味30万円下げても持ち続け長期で保有するのか、はっきり方針を決めておく必要があると思います。
9984 ソフトバンクは、昨日後場から、何かありそうな騒々しい動きでした。てっきり、「日経平均株価指数が上がるとソフトバンク上がる」ぐらいのことかと思い、「何の材料もないのに...」と思っていたら、本日25日、ボーダフォン日本法人を正式に子会社通じてTOBと発表しました。
何度も掲載していますが、6362 石井鉄工所。目先は、全体相場の急落と原油価格の下落などで本日はあまり動きませんでしたが、6369 トーヨカネツ同様に、これからの押し目は狙いと思います。再浮上の可能性を秘めています。石油価格高騰から、国家的な備蓄の必要性と、アジア諸国と同じようにオイルの備蓄が必要となるからです。同社は石油タンクのトップ企業です。お忘れなく!
相場トピックス
〜 株価情報料 〜
最近のネット証券の情報系サービスは充実してきています。これまでは証券会社だけに提供されていたような、リアルタイムの株価情報などもインターネットを通じて、同様のサービスが行われてきています。例えば楽天証券などのマーケットスピードやイートレード証券のパワートレードなど一定の基準を満たせば無料で提供を受ける事が出来ます。すでに皆様も同証券の株価情報サービスを受けていらっしゃるのではないでしょうか?私、久本は楽天証券のマーケットスピード等、愛用しています。
この株価情報の大元のデータは当然証券取引所から送られてくるものです。実はこれまでこの株価情報のデータサービスについて名古屋証券取引所だけは無料で提供されていたのですが、この4月から株価情報の提供を有料化する事を決めています。基本的に株価情報は、新聞などで報道する場合には無料ですが、リアルタイムなどをデータベースとして低給する場合には、東京証券取引所、大阪証券取引所、ジャスダック市場は有料としています。
週刊ダイヤモンドの記事によりますと、例えば東証が、ロイター・ジャパン、QUICK、ヤフーなどの金融情報ベンダー(提供者)にリアルタイムの株価情報を提供する際の契約料と使用料は月額230万円です。更に金融情報ベンダーが、その情報を機関投資家などの法人向けに再配布した場合には、情報端末1台当たり月額2000円の利用料が徴収されます。
証券会社に対しても同様の状況のようです。東証に支払う契約料と使用料は金融情報ベンダー向けの半分以下ですが、証券会社がネットなどを通じて個人に株価情報を提供すると、1台当たり月額110円が課せられます。現在のところ、この株価情報の利用料を、証券会社は個人投資家に請求していません。各証券会社が肩代わりしている訳です。(一部株価情報として利用料を取るサービスもあるようですが)しかし、実際には、オンライン証券に口座を開設し、パソコンや携帯電話で見ているリアルタイムの株価情報は決してタダではないのです。
名古屋証券取引所が4月からリアルタイムの株価情報を金融情報ベンダーに提供する場合は、基本料と利用料を月額56万円とし、端末1台あたり、又は一つのID当たり、法人向けは月額150円、個人向けは月額5円に設定されています。これら、株価情報量も積み上げれば、大きな金額となります。実際、東証の場合、株価などの「情報関係収入」は77億円にのぼります。しかし、それでも欧米の取引所に比べて、情報収入はまだまだ少ないようです。欧米の取引所の場合には情報収入は東証の2〜3倍あり、世界的な取引所の再編に備え、基礎強化を図っているようです。
日本人は以前から「物」にはお金を払うが、情報やアドバイスなど「物がないもの」に対して常に「タダで手に入る=サービス」と言う意識が強かったと思います。よって、株式情報などにお金を払うような意識は更に希薄なのかも知れません。(私達ファイナンシャルプランナーからのアドバイスも然り)タダで手に入る情報の一つとして、一般の個人投資家の方の情報(意見)が載っている掲示板などを見られている投資家の方も結構多いようです。その意味ではまだまだ欧米に比べて意識の薄い日本の投資家は今後情報にお金が掛かるという認識を持つ必要があります。又、株価情報のコストに無関心な企業や個人の投資家も今後「情報はタダ、サービス
= 無料」ではない事を痛感させられる時期がまもなく訪れるような気がします。個人的には早くそんな時代になって欲しいです(祈)
以下は26日(水)の決算発表のスケジュール。
コード 銘柄名 市場
1924 パナホーム(株) 東証
1973 NECネッツエスアイ(株) 東証
2113 新光製糖(株) JASDAQ
2322 NECフィールディング(株) 東証
2811 カゴメ(株) 東証
4109 ステラ ケミファ(株) 東証
4217 日立化成工業(株) 東証
4283 松下電工インフォメーションシステムズ(株) 東証
4543 テルモ(株) 東証
5208 (株)有沢製作所 東証
5486 日立金属(株) 東証
5609 日本鋳造(株) 東証
5812 日立電線(株) 東証
5815 沖電線(株) 東証
5905 日本製罐(株) 東証
6305 日立建機(株) 東証
6345 (株)アイチ コーポレーション 東証
6467 (株)ニチダイ JASDAQ
6581 日立工機(株) 東証
6645 オムロン(株) 東証
6676 (株)メルコホールディングス 東証
6701 日本電気(株) 東証
6719 富士通コンポーネント(株) 東証
6753 シャープ(株) 東証
6754 アンリツ(株) 東証
6756 (株)日立国際電気 東証
6759 NECトーキン(株) 東証
6810 日立マクセル(株) 東証
6827 東北パイオニア(株) 東証
6857 (株)アドバンテスト 東証
6917 デンセイ・ラムダ(株) 東証
6923 スタンレー電気(株) 東証
6945 富士通フロンテック(株) 東証
6946 日本アビオニクス(株) 東証
6950 (株)ワイ・イー・データ 東証
7220 武蔵精密工業(株) 東証
7262 ダイハツ工業(株) 東証
7267 本田技研工業(株) 東証
7296 (株)エフ・シー・シー 東証
7299 フジオーゼックス(株) 東証
7558 (株)トーメンエレクトロニクス 東証
7752 (株)リコー 東証
7765 リコーエレメックス(株) 東証
8002 丸紅(株) 東証
8439 センチュリー・リーシング・システム(株) 東証
8458 エヌ・アイ・エフ SMBC ベンチャーズ(株) JASDAQ
8595 (株)ジャフコ 東証
8601 (株)大和証券グループ本社 東証
8615 三菱UFJ証券(株) 東証
8698 マネックス・ビーンズ・ホールディングス(株) 東証
9086 (株)日立物流 東証
9422 アイ・ティー・シーネットワーク(株) 東証
9430 NECモバイリング(株) 東証
9447 丸紅テレコム(株) 東証
9741 (株)日立情報システムズ 東証
9986 蔵王産業(株) JASDAQ
〜 引け後のニュースから 〜
2502 アサヒ
アサヒが今12月期の第1四半期決算を発表、営業損益が前年同期の7億6500万円の赤字から、7億5500億円の黒字に転換しました。同じく、経常損益も前年同期の5億8200万円の赤字から15億6300万円への黒字転換しています。ビールを中心に酒類事業が好調、発泡酒や第3のビールへのシフトへの一服感が出てきています。また、缶コーヒーなどの飲料事業の伸びも寄与しました。株価は25日移動平均線前後で年初来高値圏で揉み合っています。好調な四半期スタートを確認して、上昇スタートが期待できそうです。
3402 東レ
米ボーイング社と、次世代機「B787」の胴体部分に用いる炭素繊維材料を供給する長期契約を結んだと発表されました。
今日の推奨銘柄 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
6502 東芝
28日が決算発表ですが、ちょうど25日線を昨日割り込み、買い安心感がかなりあります。全事業で増収増益となってきていることや足下の業績も好調、先行きも良好、特に財務内容の改善が進んでいることも今のような株価が押し目を形成している時に大口投資家が狙ってくる要因となりそうです。また、ここではモルガン・スタンレーの1020円目標への引き上げに素直に付きたいと思います。投資期間は2〜3日ぐらいで考えてよいと思っています。
7280 ミツバ
ホンダ系の自動車電装品メーカーですが、業績好調と割安感からも底堅い推移を予想します。5月11日に予定している前期業績は自動車電機工業の完全子会社化によって収益が押し上げられますが、今2007年3月期も海外の伸びに支えられて見通しは良好、PERは16倍台という割安状態です。連休明けの上昇を期待した買いが入ってくるのでないかと思われます。投資期間は2〜3日ぐらいで考えてよいと思っています。
8001 伊藤忠
大手商社は総じてPERで割安感が強く、特に伊藤忠は三菱商事、物産、住商らと比べて11倍台と低い状態です。今週の28日に予定している決算発表にも最近の資源・素材高を繁栄した好決算が期待されています。また、昨日の下落で25日線の1013円近辺に接近したことも買い安心感がありますね。投資期間は2〜3日ぐらいで考えてよいと思っています。
8801 三井不動産
この銘柄も28日が決算発表予定で、決算発表を前にしたちょっとした買い場が到来しているものと考えています。また、ここでの新しい手掛かりとしましては芝浦に民間としては最大級の賃貸マンションを起工するとの報道や、昨日の下げで75日線にまで達しており、2月相場でも上昇に転換する基点となったことを考えると、ここの75日線からの戻りには期待がありそうです。投資期間は2〜3日ぐらいで考えてよいと思っています。
6952 カシオ計算機
戦略分野のデジカメ、携帯電話、液晶デバイスが着実に成長しています。収益柱は電子辞書や時計。一部見通しでは今3月期は売上高5800億円(前期比3.8%増、会社側計画は5800億円)、営業利益420億円(同7.6%増、同430億円)、経常利益365億円(同8.7%増、同370億円)、純利益220億円(同2.2%増、同230億円)と利益面は会社側計画をやや下回る数値を、来期については売上高6100億円(今期予想比5.2%増)、営業利益490億円(同16.7%増)、経常利益435億円(同19.2%増)、純利益275億円(同25%増)の2ケタ増益を試算しています。液晶デバイスの単価下落が痛いが、デジカメや電子辞書が拡大しているようです。携帯端末が高付加価値モデル投入で好調を持続していますし、電波時計は世界5極の標準電波対応など機能強化で普及を狙っています。株価は昨年12月高値2190円を付けた後、上値を重くする展開が続いています。下値75日線を下回ったが押し目買いも入り下値固めの展開から反発の動きになるのでしょうか。メリルリンチ証券では、レーティング「買い」、目標株価2300円でカバレッジを開始しています。戦略的製品を持ち、長期的なグローバル展開が可能になってきたことなどを評価しているようです。野村証券では「2」を継続、前期は想定どおり営業10%増益になった模様としているほか、今期はベストシナリオなら20%以上の増益も可能と指摘されています。野村證券ではレーティングは「2」とされている事にも注目ですね。投資期間は1週間ぐらいで考えてよいと思っています。
6472 NTN
軸受け大手3社の一角。自動車用等速ジョイント、アクスルユニットを世界戦略商品。同社の2007年3月期の連結営業利益は前期推定比15%増の430億円前後と3期連続で過去最高を更新する見通しです。ハードディスク駆動装置(HDD)向けに流体動圧軸受けの販売が伸びている以外にも、薄型ディスプレー用欠陥修正装置など精密機器の需要も回復しています。年間配当は前期見込みに比べ2円増の12円とする公算が大きいのも注目です。売上高は7%増の4650億円程度になる見通しであり、部門別では、主力のベアリング(軸受け)部門が6%増と伝えられています。また、国内やアジアの自動車メーカー向けのほか、工作機械メーカー向けの大型ベアリングや精密ベアリングの需要も伸びてきており、自動車の駆動系基幹部品である等速ジョイント部門の売上高は8%増を見込まれています。インドネシアやマレーシアでの高級車志向の高まりを背景に、制振性や静音性が高い部品の受注も増えていますし、同理由で二輪車向けも拡大していきそうです。中国・上海や北京に設けた等速ジョイントの生産拠点も軌道に乗り利益を押し上げています。前期計上した減損損失など特別損失が減り、純利益は20%増の240億円となる見通しです。2006年3月期の連結売上高は前の期比12%増の4350億円。営業利益は13%増の375億円、純利益は19%増の200億円程度となったのも注目。米デルファイが連邦破産法の適用を申請したことで、同社株に、中期的にポジティブな影響をもたらすとみられています。過去3年間にわたる構造改革で収益性は大幅に改善し、来期以降も高い成長率が期待できます。ドイツ証券が投資判断を「Buy」目標株価を1050円。トップラインの成長についてCVJの伸びを支えに、高まってきており、来期は今期に効果が小さかった生産性向上のプラスが拡大するなど、再び利益成長率も上がってくると見ています。株価は1月10日に高値988円を付けた後、下押し、75日線を割り込み800円台前半まで押していましたが、4月に掛けて反発して来ています。相場全体の落ち着きを待って再度高値を目指す動きになるのでしょうか。新光証券では、「2+」の投資判断。ベアリング事業で仏ルノーと提携交渉を開始したとの報道も材料視されています。日興シティグループ証券でも投資判断「1H」を継続していますし、丸三証券では新規「1」。「日経」の「同社が独自動車部品メーカーのイファ・アントリーブステヒニックを買収する」との報道も材料視されています。2007年3月期業績見通しでは売上げ高で四季報予想よりも70億円、営業利益で同10億円、最終利益では同20億円上向いているところも注目です。投資期間は1週間ぐらいで考えてよいと思っています。
4684 オービック
独立系SI。中堅中小から大企業向けにサポート拡大。持ち分会社に著名会計ソフト『OBC』。同社の2007年3月期の年間配当は、今期見通し(160円)に比べ20円増の180円となる公算が大きいようです。また、主力の中堅企業向け統合業務ソフト「OBIC7ex」シリーズが、新バージョンの投入効果で伸びる見通しです。単独ベースの配当性向20%を目標に、3期連続で配当を引き上げている点も注目。同社は連結決算を採用していますが、配当金額は単独ベースの純利益をもとに決めています。2007年3月期は、今年1月に発売した中小零細企業向けの「OBIC7exR」が通期で寄与しており、パソコンなど情報機器販売の落ち込みを吸収し、単独純利益は今期予想比11%増の88億円程度となる見込みです。配当性向20%を基準に、年間配当は180円となる見通しでもあります。今期の期初時点では、2006年3月期の配当性向を17%、2007年3月期は20%と2カ年で段階的に高める計画でしたが、今年1月に計画の1年前倒し実施を決定しており、2006年3月期の年間配当予想を140円から160円へと上方修正しています。2007年3月期は大規模な設備投資を予定していないことなどから、期中に配当性向目標を引き上げることで、年間配当を180円から上積みする可能性も「あり」と見てます。大和総研では投資判断を「1」、成長路線回帰を評価しており、ドイツ証券では同社のレーティング「Buy」を継続し、目標株価を2万7100円としています。株価は1月末の高値27700円から下押し、200日線である2万円近辺で下げ止まり反発の動きのようです。先の高値奪回を目指す展開になるのでしょうか。投資期間は1週間ぐらいで考えてよいと思っています。
4743 アイティフォー
独立系SIベンダー。ネットワーク構築や延滞債権管理システム等のソフト開発に強み。京都府宇治市で小6女児刺殺事件が発生するなど、児童の安全確保に対する注目が高まる中、セキュリティー関連として物色意欲が高まっています。先日携帯電話用GPS児童防犯システム「見マモル君」を発売すると発表、「携帯電話のGPS機能と同社の独自開発アプリケーションによって、児童の登下校をリアルタイムで追跡、監視し、異常事態発生時には保護者や学校関係者に一斉に音声通知式のアラームメールを発信する」という商品です。同社の業績は2006年3月期売上げ高は前期比10%増の122億円、経常利益は同25%増の13億円、最終利益で同12%増の6.9億円を見込まれており、株価は児童防犯システム「見マモル君」が爆発的に売れている事が評価されているようです。昨年12月に1930円の高値を付けた後、200日線の700円近辺まで下押し、直近では1000円台から1200円での動きで推移しています。75日線での値固めの動きから反発のタイミング待ちでしょうか。投資期間は1週間ぐらいで考えてよいと思っています。
今日の推奨銘柄 (中期編)
中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。
7241 フタバ産業
自動車マフラーの最大手で、トヨタ向けが7割弱、その他三菱、スズキなどを取引先に持つ企業です。今3月期はトヨタ、スズキの増産に伴い、自動車部品も拡大見通しのようです。チェコ工場の本格寄与のほか、5月には広州工場が稼動のメド、10月には米テキサス工場立ち上げ見通し、国内では約50億円を投資して福岡に新工場を年末までに立ち上げる予定として、需要増に応える動きです。今期の最終益は2ケタ増益で、連続で過去最高を更新見通しとなっています。好調な業績見通しに対してPER18倍台の現水準には割安感があります。株価は直近の調整も75日移動平均線近辺で切り返して下値を切上げる展開となっています。1月につけた年初来高値3080円が目前に迫っており、これを抜けると.3300円〜3500円どころを狙う上昇スタートが考えられますね。
明日の新規上場銘柄
明日の上場銘柄はありません。
本日は直近IPO銘柄が軒並み急騰しました。楽天、インデックスなどの主力銘柄が反発に転じたことなどが支援材料となった模様です。
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
Eメール:info@e-alp.com
Tel&FAX:092-593-5759
〒816-0831 福岡県春日市大谷8-106-1-403
FP久本の全てがわかる!?
「保険見直しを成功させるヒント,実践のポイント」
無料Eメールセミナー随時配信中!(PC専用)
今すぐクリック!
↓↓↓↓↓
http://www.e-assistlive.com/
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ |
|
|