【(有)ALP】 Eメールレター シリーズ
  
     「FP久本の株式情報!」 vol.58 2006.05.01
 
 

5月1日(月曜日) 基調判断


本日の日経平均は小動きに終始しました。連休の谷間とあって先週から大きな動きは予想されていませんでしたが、円高が進行したことを考えれば強い動きだったとも言えます。また、引き続き長期トレンドが上昇基調を保っているとのシナリオも変更はありません。

為替が112円台に入ろうとしている厳しい環境の中では強い動きを見せたと思います。これは先週の金曜日の地合いを引き継いでいる可能性もあるでしょう。先週金曜日の日経平均はザラバで16,750円まで下落し、4月7日高値以降のザラバ安値を更新しました。

しかし、引けにかけては買い戻しを絡めながらも16,900円で終了し、本日は狭い範囲での膠着した状態が続いたとはいえ、大型連休明けからの「買い意欲の回復」を想定すれば、先週の安値16,750円が4月7日高値からの調整がほぼ終了したと考えることもできます。

もちろん、「調整完了」なんて断定はできませんが、これから一段と円高が進行することがあれば輸出企業の今2007年3月期の「利益の伸び」の足を引っ張ることになるわけですから円高進行が好材料にはなりません。それでも、弱気材料があっても簡単に売れるわけでもありません。

先週末のNYがダウ・ナスダック共に安く、しかも、明日にでも112円台に入ろうとしている円高、さらに大幅な売り越しではないとはいえ外資系証券は480万株の売り越しとなったにも関わらず本日のトヨタ、ホンダなどの動きは非常にポジティブなものです。

つまり、多少の弱気材料やネガティブな環境であったとしても、それ以上に好材料が豊富でありまた買い意欲が勝っているという解釈ができると思います。実際のところは期待するほど大型連休明けの相場が高くなるとは限りませんし、いつもながら分かりません。

いつもながら先のことは蓋を開けなければ分からないまでも、大型連休前に相場が安かったということは「連休明けは高い」という希望的観測をより現実的なものにする条件の一つと考えられ、ここからの日経平均の下値には強気で臨むべきではないでしょうか。

ひとまず日経平均は先週末の安値@16,750円が心理的にも意識される水準です。また、その下がある場合でも、A16,680円を引き続き有力な下値メドとして注目します。やはり狙いは好業績株でしょうか。

本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでいます。


相場を生きる!


〜 証券会社の格付け 〜

先日より、外国証券の格付け変化でソニーが売られ、さらに、ソフトバンクが売られました。格付け(レーティング)は確かに影響力があります。でも、これが「絶対」ではないんですよね。格付けどおり、レーティングどおりにならない銘柄もあったりします。

また、弱気で急落があった後、逆に暴騰となるケースもあります。それは、レーティングそのものが弱気のものもあり、後日、かなり強気の目標が出ることもあるからです。ひょっとして、「外国証券は桁違いの目標を出して、何か狙ってんかいな?」 なんて勘ぐってみたり(笑)。実際のところ、それは分かりません。

よく、「売りたたいて安いところをごっそり買うんだ。ずるいよね!」なんて言う人もいますが、その真意が明かされることはないでしょうね。現実に「急騰させる&急落させる」が狙いなら、それは間違いなく「株価操縦」。そもそも、レーティング情報そのものがインサイダー情報ですから、この点では現実には考えにくいのです。しかし、業界内では「裏があるのでは...」なんて噂されています。非常に怪しい。キッコさんにぜひ調べて頂きたいものです(笑)

冗談はさておき、実際のところ、担当の証券会社は、内部者もアナリストも、内部情報を知りえるものはインサイダーにひっかかるため、社内情報は全て録音され、パソコンにも記録装置がついています。よって、社内にいる行動はすべて監視されています。それに実際の売買推移も監視されていますので、会社の外に出て、「社外で行われるケースまでは監視できないだろう」なんて考えも通用しないようです。そもそも、金融機関はコンプライアンス(法令順守)を徹底的に守り、調査対象になるのを避けているので、普通、情報漏えいはしません。いや、できない。


独り言


今日のザラバ見て思ったんですが、「6502 東芝」が予定通り750円突破してきました。「下手な仕手やるなら今は東芝!」と先日から書いていますが、現実に、東芝はしっかり上げ基調です。東芝は中〜長期的にも上げていくと思っています。年内900円突破も夢ではない株になる可能性大有りですね!ホールドして良い意味での塩漬けにするのも良いでしょうが、下げるときもお付合いする必要はないと思っています。上げている時にしっかり利用し、下げている時は持たない。押し目を指していけば当分使えそうな感じです。次に「8180 すかいらーく」。デイトレ等での即効性は期待できません(勝手に思っているだけ?)が、押し目は狙いでしょうね。時間をかけて浮上してくる可能性があります。他にも外食産業では、「2712 スターバックス」など今後とも要注意。「7630 壱番屋」もカレーの資金効率が良いので狙いかな。その中でも、「すかいらーく」は業界トップの売り上げを誇っているので、一押しでしょう!株価の方は2500円を目指す展開を個人的に期待しています!

只今、連休明け後に期待できる銘柄を探しています。連休中にUPできたらいいなーなんて思っています。とりあえず、「5706 三井金属」は、今のところ「当確」ですね。間違えても、すぐに成行買いなんてシナイでくださいね。扱い方は「押し目狙い」です。東芝と同じです。逆に「下げれば下げるほど狙い」となりそうです。業界では評価されていますので、株価は790円台から、ある一定の日数が掛かるとは思いますが、1000円突破してくると期待しています。「9531 東京ガス」も本日、突然動き出しましたね。この銘柄も時間かけて100円高するかもしれにので、追っかけててみるのもいいでしょうね。


相場トピックス


〜 GWと株式市場 〜

思いっきりGW連休の谷間。よって相場自体の動きを期待する事は出来ません。しかし、過去の統計から言うと意外に株高に繋がると言う結果が出ているんです。大和総研によると、1996年から昨年まで10回の5月の大型連休で調べてみると、上昇は実に7回。東証株価指数(TOPIX)は過去10回の平均で1.38%の値上がりとなっています。同社が推理した理由は2つ。1つは弱気の投資家は連休中に米国など海外市場で悪材料が出ることを懸念して連休前に手じまいしてしまいます。かわりの、この間の市場に参加する投資家は強気の行動が多く、相対的に市場が高まるのではないかということらしいです。もう1つは行動ファイナンス理論の観点から、連休で気分が積極的になった投資家が買いに動くのではないか、ということもあるのでは、との事。

昨年末、御用納めを過ぎてから個人投資家の投資行動が盛んとなったことは記憶に新しく、普段は夜のうちに注文を出すサラリーマン投資家が、休暇を幸いとネット証券を通じてリアルタイムで参戦することで「売買は意外と活況では」との見方も捨てきれないようです。その一方で逆に、連休明けは相場が軟調に推移しやすいと言う見方があるようです。大型連休直後の5営業日でみると過去10年のうち8回はTOPIXが下落。平均で1.55%の値下がりになっています。日経平均株価の昨年の安値は5月17日に付けた1万825円。TOPIXは同18日の1109.19でした。積極的な気分で臨んだ市場参加者も、大型連休を過ぎれば、気持ちの切り替えが肝要になりそうだと見られています。

いずれにしてもGWと言う特殊事情が相場を歪な動きにさせている訳ですから、 ここは一部で波乱の動きがあったとしてもGW明け後の動きに期待するしかありません。基本的には過去のデータがどうあろうとも、現状の相場を取り巻く環境自体は悪くはありません。円高と言うブレーキがあるものの、個別企業の体力はそれに十分対応できるだけのものになっています。現在は上場企業の2006年3月決算発表の最中ですから、多くの投資家が個別企業のファンダメンタルズを見極める動きで、全体としては動き辛いのですが、これが一巡すれば、時期的には5月中旬以降緩やかに下値を切り上げる展開が想定されそうです。その決算内容ですが2006年3月期決算は、増収増益を達成した企業が相次ぐ一方で、2007年3月期の慎重な見通しも目立っています。しかし、会社計画は保守的との見方が多く、4―6月期業績がまとまれば、中間期や通期の見通しが上方修正されるとの期待が強くなっています。日経平均を構成する225銘柄の予想一株利益が現在より15%程度上振れすると、1万7000円でも予想PERが20倍を下回り、米欧と比べた割高感が解消されると見られています。

懸念材料として、日米とも金利の上昇傾向があります。しかし、今後も日本株市場へ世界中の資金が集まる可能性は相変わらず高いと思われます。4月後半辺りから寄り付き前の外国証券の注文状況でトータルで売り越しが続いていましたが、そんな中にあっても欧州系の投資家の買いが一部で入っているとの見通しがあるようです。恐らく「オイルマネー」が日本株に資金を振り向ける動きが続いているものと思われます。海外の資金が主導する動きで日本株が上昇して来ましたが、今年も引き続いて外国人投資家の日本株買いが続くものと予想が出ています。

日経金融新聞によりますと、世界のヘッジファンドによる対日投資が拡大しているようです。米コロンビア大学の調査によれば、2005年末時点の投資残高は548億ドルと、1年前に比べ38%増えています。残高は調査を始めた2001年末に比べ4倍強に膨らんでいます。最近では年金基金などの機関投資家が分散投資の目的で日本株運用ファンドを中心に資金を積極的に振り向けており、投資家や運用戦略が多様化しているようです。同大学日本経済経営研究所が、民間データベースをもとにアジア市場に投資する世界のヘッジファンド約千本から対日投資の状況を調べました。日本株専門ファンド、日本市場を含むアジアファンド、グローバルファンドなどが対象で、日本株を中心に債券やデリバティブ(金融派生商品)などへの投資額を集計しています。対日投資残高は日本の株式相場が回復基調となった2003年後半から拡大ペースが速まり、昨年末時点の残高は、2003年末に比べると2.6倍と、増えているのです。

資金流入ベースでみると、2005年通年は前の年に比べ35%多い168億ドルの純流入となっています。純流入額は調査を始めた2002年から、日経平均が反落した2004年を除き拡大を続けています。当初は富裕個人投資家や資産家のファミリーオフィス、プライベートバンクなど典型的なヘッジファンド投資家が日本市場に資金を振り向けていました。ただ、ここ1、2年は年金基金などの機関投資家が分散・代替投資の一環として積極的に日本市場への投資をするようになったようです。対日投資ヘッジファンドの本数は昨年末時点で406本と前年より20%増加。日本投資への需要が高まるにつれて、これまで欧米の運用会社によるファンドが主流だったのが、日本の運用会社が設定する対日投資ヘッジファンドの数も増えています。

運用戦略も多様化。典型的なロング・ショートの運用戦略のファンドからM&Aやコーポレートガバナンス(企業統治)に特化したファンドなど新種のファンドも増えてきています。同大研究所の特別研究員フェレンツ・サンダーソン氏は「対日投資ファンドの資産拡大はこれまでの急成長から安定成長に入り、2008年末までに投資残高は1000億ドルに達する」と予想しているようです。

〜 引け後のニュースから 〜

5108 ブリヂストン
本日、今12月期の第1四半期決算を発表、売上は前年同期比17%増の7046億円、営業利益は同8%増の474億円を達成しました。原材料価格の高騰の影響を受けたものの、価格転嫁を進め、タイヤ部門、多角化部門とも利益を伸ばしました。これを受け、中間期業績を上方修正、売上で期著予想の1兆3900億円から1兆4300億円へ、営業利益で700億円予想を770億円へと上乗せしました。株価は上昇トレンド継続で年初来高値圏にあるものの、業績上方修正を好感、もう一段の上昇を試す展開が見込まれます。


今日の推奨銘柄 (スイングトレード編)

ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。

2731 ニイウスコー
システム開発のニイウスコーですが、チャート的には下値不安の乏しい格好をしています。4月4日の高値14.2万円からの調整は先週の26日の12.3万円で底入れした感がありますね。この調整で3月安値11.8万円を割り込まなかったことで(公募増資を嫌気した下げ)、下値水準の切り上がったWボトムを形成したと考えられます。よって、買い安心感が強くなっているようです。ここからは好調な足下の業績と今2007年6月期の高い業績変化率に期待した買いが膨らんでくるのではないでしょうか。

6331 化工機
5月26日が決算発表です。前の期に比べて売上高、営業利益が大幅に拡大、経常利益と純利益では黒字転換となり、その「業績変化率の高さ」に注目が集まっていることに加え、「増額修正含み」との観測もあるようです。さらに2007年3月期見通しも海外での石油関連プラントの受注が相次ぐなど見通しは良好、燃料電池自動車関連としての期待もあり、意外な活躍が連休明けから期待できそうです。

6504 富士電HD
軽い株ではありませんが、本日の高値更新は素直に先高期待の強さと見ていいのではないでしょうか。ハードディスクの需要拡大を受けて2006年3月期は当初予想を上回る営業利益の伸びとなり、一方では有利子負債の削減などファンダメンタルズの改善も進んでいます。特に注目は先週末の中期経営計画です。報道にあったように電子デバイス部門などで新商品の投入を加速するため設備投資を3年間で1900億円と前の3年間に比べ164%増やすなどによって最終年度である2009年3月期は連結売上高1兆円以上、売上高営業利益率7%以上を目指すとしています。ここでは外資系大手のJPモルガンが強気(Overweight)をしていることも参考にしたいと思います。

7105 ニチユ
連休明けの5月11日が決算発表です。決算に対する期待感が強いようです。フォークリフト中堅の同社は国内の設備投資の活発化や排ガス規制強化を受けて主力のバッテリーフォークリフトの販売が順調に推移、今、2007年3月期も主力のバッテリーフォークリフトが引き続き好調な推移が見込まれており、買い安心感があります。また、円高という環境下では海外依存度が低いということも手掛かりと言えそうです。

6471 日本精工
軸受け・同系機械部品で最大手。自動車関連比率高い。精密加工分野等も強化。同社の2006年3月期の連結純利益は前期比12%増の250億円になる見通し。会社側の従来予想は225億円。営業利益は従来予想並みですが、有利子負債の削減で金融収支が改善するほか、持ち合い解消に伴う有価証券売却益も膨らんでいます。純利益の上振れを受けて、年間配当を前期比1円増の12円。売上高は前期比7%増の6200億円、営業利益は同7%増の410億円となる見通しです。主力の自動車関連部品、産業機械軸受けが好調なうえ、低迷していた半導体・液晶向け関連製品も持ち直しています。売上高、営業利益とも上振れ気味で推移しているようですが、不透明要因もあり従来の予想を変更しなかったようです。経常利益は前期比15%増の380億円と従来予想を10億円上回る見通し。有利子負債が昨年12月末時点で2008億円と、3月末比で64億円減少したため、支払利息が一段と減っています。株価は下値75日線をサポートラインに緩やかな右肩上がりの動きから高値を更新する展開。新光証券では産業機械軸受や自動車関連製品が堅調に推移していることから、通期の会社計画は保守的で、2桁増益へ上方修正される可能性が高いと指摘している。ゴールドマン・サックスでは「アウトパフォーム」のレーティング。更に野村証券では投資判断「2」とし、積極的な投資スタンスを推奨、今期は会社計画比上ブレを見込んでいるほか、来年度営業利益は20%増益を見込んでいます。ゴールドマンサックス証券でも妥当株価を1200円に引き上げています。また、信用倍率1.15倍も魅力有りですね。

4307 野村総合研究所
野村証券系SI。コンサル・システム構築・運用までの一貫体制に特色。金融・流通業に強い。2007年3月期の連結純利益は前期推定比10%増の230億円程度になる見通しで、金融機関向けのシステム開発が好調で収益を押し上げています。順調な業績拡大を受けて、年間配当は前期に比べ20円増の160円とする公算が大きく、4期連続で増配となっています。売上高は9%増の2950億円になる見通しです。野村証券グループ、セブン&アイグループの2大顧客向けの大型開発案件は一巡するものの、証券会社のシステム投資需要は今年に入ってから強まっており、受注状況も好調。業種別売り上げでは、金融機関向けの比率が10ポイント近く伸び70%弱まで高まっています。また、セキュリティー強化や災害時の安定稼働に対する意識の高まりもありデータセンター運用も伸びています。株価は1月に15710円の高値を付けた後、200日線である12000円近辺まで下押したが値固めから反発の動きに。大和総研では投資判断「1」目標株価19100円としており、モルガンスタンレー証券でも「Overweight」目標株価15500円としています。

9020 JR東日本
JR各社は、2006年3月期の連結経常利益を上方修正しています。各社とも鉄道輸送が好調。経常利益は各社とも過去最高を更新、純利益も最高益となる見通し。東日本旅客鉄道の経常利益は29%増の2746億円。新幹線や在来線の利用者増などで鉄道が好調だったほか、大宮、品川など駅構内の商業施設販売も伸びています。長期債務圧縮で支払利息が減少したことも増益要因。純利益は41%増の1575億円で、年間配当は1500円増の8000円としています。昨年12月の羽越線の脱線事故の影響ですが、バスによる代行運転や復旧費用など八億円の見込みとなっています。株価は直近で高値94.2万円を付けた後90万円前後で揉み合い、下値25日線でサポートされる格好で値固めの動き。みずほ証券では業績予想及びバリュエーションを見直し、東日本旅客鉄道では目標株価を92万円から96万円に引き上げ投資判断「1」継続。業績予想の上方修正が背景となっているほか、外国人投資家の持ち株比率上昇なども注目されています。公示地価では東京、大阪、名古屋の3大都市圏の商業地が15年ぶりに上昇に転じるなど、大都市圏を中心に地価の下げ止まり感が広がっており、含み資産関連として電鉄株を見直す動きがでてきています。又、メリルリンチ証券では投資判断を「買い」し、目標株価を100万円としている。リテール事業の成長性を本格的に織り込む段階に入ったとしています。また、日興シティグループ証券では投資評価「1M」ターゲットプライス97万5千円としています。


今日の推奨銘柄(中期編)

中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。

4666 パーク24
先日も書きましたが、道路交通法改正による駐車違反取り締まり強化の本命株としての注目がつづいています。都市部を中心に駐車場需要の拡大が続くと見られている中、株価は目先の調整を経て、上昇に転じる動きとなっています。24時間無人時間貸し駐車場タイムズを運営。新規駐車場の開設が順調に進んでおり、今10月期は経常利益で前期比20%増を見込んでいます。足元では3月度の売り上げが前年同月比118%と今期最高の伸びを記録するなど、好調が確認されています。株価はやや揉み合っているものの、上値メドとなっていた25日移動平均線を回復の動きとなっているほか、週足ベースでは13週線がサポートとなって底固い動きとなっています。材料性プラスチャート好転の動きで、まずは直近高値の4500円台を目指す展開が期待できるでしょうね。


明日の新規上場銘柄

5821 平河ヒューテック(東証二部)公開価格1500円・100株単位
電線や放送機器の製造・販売を手掛ける企業です。大手企業が進出していない、市場規模が小さく、専門性の高い光通信用機器、電子デバイスの新製品開発などに強みを持つ企業です。また、医療用の特殊チューブなどへの事業展開も行っています。主力は創業時の事業である電線事業だが、この事業で安定した利益を上げ、電子デバイスなど新規の製品を開発していく戦略で、非電線事業の売上は既に4割程度に達しています。今3月期の経常利益は前期推定比10%増の11.8億円。今期6.5円の配当を予定しています。株主資本比率6割と財務面は健全です。上場に伴う調達資金約13億円は、主力の古河工場のリニューアルに充てるとていします。公開価格のPERは15倍台。主力の電線事業は大幅な拡大は見込みにくいものの、非電線事業での開発力がどれだけ発揮できるかが今後の注目材料となります。平河ヒューテックの次のIPOは5月末と間があくことから、買い需要の高さが期待できます。
初値予想:2000円〜2500円

〜 本日上場銘柄の結果 〜

2483 翻訳センター(ヘラクレス)公開価格35万円・1株単位
4月28日に上場、初日は初値がつきませんでした。上場2日目の本日、公開価格の2.9倍の103万円で初値を付け、その後ストップ高となる123万円まで上昇、終値も121万円の、初値形成後の買いの強さが確認されています。企業から翻訳を請け負う事業を手掛けており、同事業では初の上場となります。



記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。

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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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