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本日の日経平均はNYのダウ・ナスダックの下落を受けて売り優勢で始まりましたが、16,000円をやや割り込んだあとは10時30分頃に切り返し、その後は16,000円台の底堅い動きを続けました。引き続き長期波動が上昇基調であるとのシナリオも変更ありません。
NYが安く、週末で買い手控えられやすいことを考えれば地合いはまずまずの状態だったと思います。しかし、そう見える半面、依然として安定感を欠いた状態でもあると言えます。大きな理由は外国人の売り越し基調です。今週は一週間続けて売り越しでした。
本日の主な外資系証券の売買動向は売りが3180万株、買いが2670万株、差し引き510万株の売り越しとなり、継続的な売り越しが鮮明になってきています。どうしても外国人投資家の買い意欲が衰えてくると国内勢だけでは買い進めないのが東京市場の特徴です。
寄り前に報じられた1〜3月期GDPで内需の好調ぶりが確認され、与謝野経済財政・金融担当相が「日本経済は好調」と発言したにも関わらず内需関連株の動きに目を見張るほどの活発さがないのは、要するに外国人の日本株買い意欲が後退しているからです。
少なくともゴールデンウィーク前までであれば内需関連株が買われるような時には買われたはずが、今は外国人も積極的に上値を買ってこないので国内勢も買った内需関連株が上がってこないので買い進むことに消極的になり、驚くような反発が起きないのです。
かといって「日経平均は本日(18日)の安値15,914円は割れないだろう」と市場の予想があり、たとえNYダウが77ドルも下落しても、現在の日本株は売り込みづらい水準になってきています。(シカゴの225先物が極端に下がらなかったこともありますが...)
簡単に言えば不景気に転じたわけではないのでゴールデンウィーク明けの17,300円台から昨日の15,900円台までは1300円程度下げるだけの下げ余地はあったが、現在の15,900円台をつけた直後の16,000円前後からの下げ余地はそれほどないと考えることはできます。
加えてテクニカル的な整理一巡感も台頭し始めていることもあり、週末のNY株や為替市場に極端な変化が無ければ週明けの相場も引き続き戻り売り圧力は強くても、今回の相場の下げが始まって以来、「最も相場の下値は固い」と言えるのではないでしょうか。
とはいえ波乱が続くNYの週末の立ち会いが再び大幅下落となれば週明けの月曜日の東京もどうなるかは何とも言えないのが実情ですが、引き続き売られ過ぎ銘柄の戻りには個別に期待はあります。
本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでみました。
毎日書いていますが、これらの銘柄はあくまでも押し目からの短期狙いと思っておいてください。
本当はスイングで値幅を狙えそうですが、全体の地合が不安定すぎます。これには敵いません(汗)
よって、利益が出てたら欲張らず確定していく事をお勧めします。
「下げたら徹底して持たない」 極端ですが、NYダウの戻りと外資の売り越しが止まるまでは「スイング禁止!」ぐらいの気持ちが必要かもしれません!
相場を生きる!
〜 日本株市場 仮退院? 〜
今日の市場は先物主導の買いが先行し、先物が上がると現物も上がるという流れで安心感が見えた展開でしたね。では、来週以降底堅く上昇トレンドに向かうのかと言うと、まだまだ安心はできません。チャートは崩れたままですし、いろんな記事をみていると日柄調整がまだまだ必要との意見が多くあります。「NYが風邪を引いたら日本は肺炎になる」とよく言われますが、今、まさにNYは風邪を引いている状態(汗)。今回はNYより先に風邪を引いてしまった日経平均ですが、いくら峠を越したといっても、いつぶり返すかわかりません。また、NYの風邪が治らない事には日経平均の戻りも弱いと思いますので、まだまだ安心できないという結論ですね。
スイングトレードをする場合、2種類のトレンド(日経平均が上がっていくパターン、NY崩れがさらに起り再度売られるパターン)を想定をした上で、もう少し安定するのを見てから踏み込んで狙うということになりそうです。今日の上昇を見て慌てないことが必要です。せめて二番底を確認してから取り組むぐらいの気持ちでいたほうが良いかもしれません。
余談ですが、プロ中のプロといわれるトレーダーの方々でも損している5月です。今の時点であまり利益が出ないのは当然なのです。相場には3つの時期があります。「買い時期」「売り時期」「待ち時期」ですが、5月はまさに「売り時期」です。そして、これから「待ち時期」に移り、あとは転機を待って「買い時期」へと移行していくと思います。
証券所属のディーラーの皆さん(社員ディーラー、契約ディーラー)は、損すれば即クビ候補となるそうです。今月はあまり儲けられなかったとしても、しっかりと帳尻を合わせて利食い売りを入れないと先がないとの事。非常に厳しい世界です。それは一般の私達(個人投資家)とは違い、損したら明日がないということです。「損した人は証券から去れ!」という厳しい世界なのです。
有名な一般トレーダーの方が7000万円損したという記事を見かけますが、それはあくまでも「個人的な損」です。自分だけの問題であり、自分だけに首にはなりません。プロな方々は会社の資金で運用している訳ですから、そこまで損を放置してくれません。最初に警告として運用枠を減らされ、さらに損が大きくなったところで、会社から肩を叩かれます。「運用ストップ = 首」ということです。
さて、来週の日本市場は戻り期待ということになります。急騰しなくてもいいから落ち着いて欲しいですね。落ち着いてくれれば、いくらでも個別材料株で稼ぐことは出来ると思います。また、日経平均が落ち着いてくれないと投資効率の良い新興市場株も上がって来ないですしね(汗)。なんとか、日経平均が落ち着き、しっかり材料株が上がる環境になって欲しいと思っています。
来週の期待候補。
8306 三菱UFJ
7261 マツダ
9205 JAL
3407 旭化成
4676 フジテレビ
4205 ゼオン
5631 日製鋼
8268 西友
6369 トーヨカネツ
4518 富山化
4506 大住薬
2351 ASJ
2766 日本風力開発
2404 鉄人化計画
2459 アウンコンサルティング
3796 いい生活
独り言
〜 シンプル イズ ベスト!?〜
私が考えるお勧めの運用方法は、デイトレードでも、スイングでも、特定の銘柄を決めて、その株でしっかり取っていくことでしょうか。つまり、旬な銘柄を一定期間追いかけるということ。あまり良い例ではありませんが、最近では「クオール」を追いかけられている方が多そうです。実際、クオールのみで4月〜5月を過ごしている方もいらっしゃるようです。(私には出来ない(汗))
これまでは、ダイワボウ、富山化学、ラクーン、トリドールなど人気となりました。その時々の「旬な株」を見極め、徹底して取り組み、かつ、下げる時には大きく損しないように心がける事です。
運用とは、沢山勉強して、いろいろなことを手がけるのではなく、単純な自分にあった方法(得意な戦法)を、1つか2つ身につける事がよいと思います。資金次第ですが、それだけで億の利益は狙えるのではないかと思っています。最近出版されているトレード関連の本にも良く書かれている内容ですが、「深くなくても良い、多くなくても良い、とにかく、自分に合うシンプルな方法を得意として極めれば良い」ということだということです。また、手法もトレード関連の本に沢山紹介されています。その中から自分に合いそうな手法を見つけ、試してみることをお勧めします。
ちなみに私の場合、「買い」と「空売り」を使い分けています(最近は空売りが多いなー)。自称チャート派(笑)各銘柄のローソク足(週、日、5分)と板情報&歩み値を見ながらのトレードです。地合を見る指標としては日経255&日経255先物のローソク足(週、日、5分)を見ています。良く使う材料としてはレーテイング情報で目標株価が極端に変わったものは株価の位置を見ながらよく仕掛けますね。銘柄の癖(値幅や押し目の形など)を見ながら「買い」と「空売り」を仕掛けています。「買い」と「空売り」する基準は寄りの位置と地合の流れで決めています。5〜10ティック狙いのデイトレードです。損切りラインは狙えそうな値幅の25%ぐらい。(10円狙えそうなら3円など)最近ではアーバンコーポレーション、東芝、東京瓦斯、ケネディクス、マツダなどお世話になっています。ちなみに値幅は大きく狙いません。手数料込みでトントンカットもよくあります。よって、投資効率はショボいです(爆)。
宜しければ皆さんの手法も教えてくださーい(笑)
相場トピックス
〜 米国株動向 〜
米国株の動向が現状は日本株の最大の変動要因となっています。特にFRBの金融政策を米国市場が最も注目する動きですから、FRBの利上げが今後どうような展開になるかを探る見方となっています。昨日もFRBのバーナンキ議長は先日、米住宅市場の減速が現時点で、秩序があり穏やかなものとなっているとの認識を示しています。シカゴ地区連銀の会合で講演後、質疑応答で「金利上昇と(住宅の)入手が困難になってきていることから、予想通り住宅市場の減速が一部で見られる」と指摘し、FRBは、減速のペースが予想以上かどうかを示す兆候を注視していると述べています。さらに、2006年の住宅市場が、強い労働市場と賃金上昇を背景に、依然堅調なものになる可能性があると語ったようです。
この発言に加えて、米リッチモンド地区連銀のラッカー総裁が、国内のインフレ見通しが許容範囲を超えている可能性があり、インフレ抑制が連邦準備理事会(FRB)の第一の責務と述べています。総裁は「現在のインフレ見通しは許容範囲の境界線上か、境界線を超えている可能性もある」と指摘し、過去2カ月の消費者物価指数(CPI)に対する失望感を表明しました。コアCPIは、3・4月にそれぞれ0.3%上昇しています。実質経済成長見通しについては、「今後起こり得る住宅市場減速を織り込んでも、かなり堅調」と述べています。
このようにFRBの意向は現状のところ、どうやら、6月以降も利上げを継続する見通しのようです。勿論、一方では6月28・29日に開かれるFOMCまでに米経済が減速の兆しを示し、政策金利を据え置く余裕が与えられることをFRBは明らかに期待しているようだとの見方もあります。「FRBは6月の利上げ一服を望んでいると思う。FRB関係者は、米経済が下半期には減速するとみており、最新の住宅関連指標は、その見方の正しさを裏付けるだろう」との指摘もあるように、後6週間後に迫ったFOMCまでに出てくる経済指標でその姿勢が変わることは十分に考えられます。
しかし市場のコンセンサスが利上げを見通しを強めている事に変りはなく、相場の重石になっている事は間違いないようです。このFRBのスタンスを探る動きから、市場はインフレ警戒か、景気重視かと言う金融政策の着地を巡り綱引き相場を続ける事になりそうです。利上げ休止期待がダウ平均を最高値圏まで押し上げたかと思えば、10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の後は物価警戒派が優勢になり、CPIがダメを押した格好となりました。メリルリンチの機関投資家調査では、この1カ月で株式投資家は現金比率を33%から36%に引き上げ、様子見の姿勢を強めているとの報告もあります。又、ヘッジファンド勢が利の乗った中小型株を売る動きも目立つようです。今後もFRBの金融政策を巡り暫くは市場は波乱の動きと言うことであろうかと思われます。
〜 国内総生産(GDP) 〜
一方で国内の状況を見る上でも基本的な景気の拡大が続いていると言う見通しは強いようです。本日発表になった1―3月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.5%増、年率換算で1.9%増となりました。5四半期連続のプラス成長ですが、成長率は2005年10―12月期の1.1%(年率換算4.3%)を下回っています。民間設備投資がプラスに転じたが、個人消費の増加率が前の期を下回ったほか輸入の増加で外需寄与度も低下しています。名目GDP成長率は前期比0%増、年率換算で0.2%増となり、2四半期連続のプラス成長。総合的な物価の動きを示すGDPデフレーターは前年同期比1.3%下落。マイナス幅は前期と比べ0.3ポイント縮小しています。前期比0.5%増、年率換算で1.9%と5期連続のプラス成長を評価する見方は強いようです。個人消費の伸びが予想より大きかったことが影響したようですが、高収益を背景に、企業の設備投資もしっかりと伸びているようです。前期比の事前予想が0.3%でしたから、株式市場にとってはプラスに働くはずですが、今は米国株動向に翻弄されている状況ですから、この流れは外部環境が落ち着いてから徐々に影響が出て来るということなのでしょうか。
〜 相場見通し 〜
GDPの数字の影響は殆ど無いなかで、NYダウが3日続落、ナスダック指数が8営業日続落と米国株式相場の下げが厳しく日本株にも影響を及ぼしています。更にロシアやアルゼンチン、ブラジルなどの新興国の株式市場も値下りが激しくなっているとの観測が出ていることも、これまでの世界的な株高が後退するのでは無いかと言った懸念が出ています。つい先だってまではNYダウが最高値まで上伸していましたから、手の平を返したような状況ですが、資金の世界的な流れが激しく動きていると言う証拠なのかも知れません。東京市場に限って言えば、日経平均の下値は既に限定的になっているとの感触を持つ投資家が多いだけに、何かの切っ掛け次第で反発の動きになると言うことであろうかと思われます。騰落レシオが60%台、25日移動平均線との乖離率が5%を超え、確実に売られ過ぎと言う事になるのですが、それでも市場のムードを変えるのは米国株と外国人次第と言う見方で、投資家は決め付けた動きになっています。来週も米国株次第ですが、先程も申し上げましたように、世界的な資金の流れに変化が生じている可能性もありますから、全体的な動きを良く見極めてからの展開になりそうです。
今日の推奨銘柄 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
3404 三菱レイヨン
全般が底入れしたとなれば主要銘柄の一角でもあり、また炭素繊維という膨大な需要の伸びに支えられている事業を手掛けている銘柄でもあるだけに、やはり、浮上しやすいと考えられます。好調だった2006年3月期に続いて今2007年3月期も炭素繊維のほかアクリル樹脂の伸びも見込めることで連結経常利益は46.7%増の570億円と大幅増益が見込まれています。225採用銘柄の予想PERの平均が20倍前後で推移している中で18倍台は割安感もあり、少なくとも底堅い動きが続きそうです。買いの狙いは1000円〜1010円でしょうか。
7261 マツダ
為替の動きは気になるセクターですが、昨日は75日線近辺で下げ止まり、本日は反発に転じた格好をしていることで特に環境的な急変がなければ戻りを試す展開が週明けは続くのではないでしょうか。前期は全項目で過去最高を更新、今期も新中期計画(マツダ・モメンタム)のもと販売拡大を見込み業績の伸びが予想されており、こうした場面は追随買いも入りやすいと予想します(一昨日ドイツ証券が970円目標としていたことも参考にしたいと思います)。大引けにかけて買い戻しが膨らんだようですので、やはり、狙いは押し目となりましょう。買いの狙いは716円〜720円でしょうか。
7276 小糸製
同じく自動車関連の小糸製作所ですが、ここでチャートは200日線まで売り込まれていたことや業績への期待感から大和総研がレーティングを3から2に引き上げてきたこともあって見直し機運となっています。トヨタ向けが中心の自動車照明器トップの同社、好業績だった前2006年3月期に続いて今期も増収増益予想、来2008年3月期も連続して増収増益予想にあり、来期予想EPSは100円超が見込まれることもあってPERは16倍台が予想されています。三菱レイヨンではありませんが主力銘柄のPERが20倍前後で推移していることを考えれば単純に割安感があります。買いの狙いは1580円〜1600円でしょうか。
8411 みずほ
内需が買われてもいい相場なのに内需の買いにはバラつきがあるということが指摘されていましが、しかし、バラつきがあっても買われている銘柄と買われていない銘柄を取捨選択していけるだけの「余裕」が感じられる地合いになってきていることもあり(週末のショートカバーも膨らんだことは考慮の必要があるとはいえ)、みずほや三菱UFJといった内需の主力セクターの主力株が来週の相場で浮上のチャンスを見いだすことは可能性十分と考えられます。相場の地合いが悪い時にはみずほの100万円以下はやむを得ないとしても地合いが強い時には100万円以上を意識した仕掛け的な買いが膨らみやすいのではないでしょうか。買いの狙いは93.4万円〜93.7万円と予想。
今日の推奨銘柄(中期編)
中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。
3404 三菱レイヨン
企業分析はスイングトレード編に掲載していますので割愛させていただきます。株価は業績発表後に急落、サポートラインとなる25日移動平均線を割り込んだものの、週足ベースで13週線をサポートに底固い展開です。PER18倍台と割安感も強く、ここから1200円台に向けた上昇スタートが期待できます。
ちょっと気になる銘柄あれこれ
〜 メセナ活動の優良企業は、銘柄としても優良 〜
メセナとは、企業が文化や芸術活動に対して後援や資金支援を行なうことです。たとえば、コンサートやオペラ、スポーツイベント、美術展のスポンサーになったり、財団などで美術館を持ったり。バブルのころには派手な冠イベントが流行したが、最近は、地域文化の保存育成や若手芸術家の支援など、地に足の着いた活動も増えている。メセナの目的は社会貢献だが、企業イメージやブランド力アップなどのメリットもある。「宣伝広告費に換算すると、収支は合う」という見方もあるし、投資する側としても、キャピタルゲインやインカムゲインだけでなく、「間接的に文化に投資している」という満足感も得られます。
タダノ(6395)
建設用クレーンの製造販売を行なっている。この分野では最大手。同社は1988〜1995年に、「モアイの再建」でメセナ活動を行なった。モアイはチリ共和国・南太平洋のイースター島にある大きな石像で、島内に1000体ほどあるが、その多くが戦争や津波で倒れてしまっている。それを、同社のクレーンと資金で再建。単純に、クレーンを寄贈して像を起こしたただけでありません。クレーンを島にうまく上陸させるために改造したり、周辺機材も必要だ。また、再建や修復、発掘調査を行なうために、日本を含めた5ヵ国の考古学者チームを編成して現地へ派遣。これらの費用はすべて、同社が負担しています。同社の株価は、市場相場全体の動きと同じく、昨年後半から棒上げで、500円台から、今年1月には1239円の高値をつけています。そして、市場相場と同じく、4月初めからジリ安で、5月19日(金)の終値893円。上場来高値は2000円台ですので、中期ではいまが買い時と見ることもできそうです。15日に発表した2006年3月期業績は前年比増収増益。2007年3月期見通しも増収増益の見込みです。
大林組(1802)
いわゆる大手ゼネコン。「好財務体質」と評価されています。12日に発表した2006年3月期決算は、前年比増収増益。ただ、経常利益のみ減益となっているが、これは前期に計上した有価証券売却益が、当期はなかったため。2007年3月期は売上高、経常・純利益とも増収増益を見込んでいる。大株主構成を見ると、信託口など堅いところが多い。また、外国人持ち株比率は20%を超えており、同社株の評価の高さを物語っています。同社は文化活動の一環として、1995年から、TNプローブ事業を行なっています。Tは活動を始めた場所・鳥居坂の頭文字、Nはネットワーク、プローブは探求という意味のようです。展示会や講演会などの活動を通じて、建築家や都市プランナーなどのプロから、一般の生活者までが、都市や建築について情報交換や意識を持つ機会を提供しています。また、1978年からはPR誌『季刊大林』を発刊。誌上で、たとえば「ピラミッド建設を現代に行なうと・・・」と想定した建設計画を立てるなど、ユニークな企画を展開。
三越(2779)
江戸時代初期の1673年、江戸本町(現在の東京・日本橋本石町)に呉服店『越後屋』として創業。1904年に日本初のデパートとして誕生した。1927年には、世界で初めて、百貨店内にある劇場『三越ホール』をオープン。ホールは現在、『三越劇場』となっており、三越歌舞伎などの演劇のほか、落語、邦楽といったさまざまな催しを行なっています。直近では、6月に中村獅童らの出演で『女殺油地獄』などを上演。昨年秋には、社団法人企業メセナ協議会の『メセナアワード2005』の大賞を受賞した。同協議会では、授賞理由として「展覧会や劇場などにより、商品だけでなく娯楽、文化、ライフスタイルの提案を、設立以来、100年にわたり取り組んできた意義は大きい」としています。業績を見ると、2006年2月通期は前年比減収増益。2007年2月通期見通しは、売上高と純利益が前年比減、経常利益は増益としている。固定資産の減損損失を特別損失として計上するため。株価は、他の多くの銘柄と同様、4月初めに直近高値をつけ、それから下がっています。けれども、19日(金)の終値は635円。17〜19日の3日間のローソク足を日足で見ると底を打ったように見えますので、買い時かもしれませんね。
明日の新規上場銘柄
しばらく新規上場の予定はありません。
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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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