【(有)ALP】 Eメールレター シリーズ
  
     「FP久本の株式情報!」 vol.65 2006.05.09
 
 

5月9日(火月曜日) おはようございます


海外市場動向(5/8)

NY株式 ダウ  11584.54ドル(+6.80ドル)

     ナスダック 2344.99 (+2.42)

シカゴCME日経先物  17280円 (大証比 −20円)

NY原油先物価格(期近)  69.77ドル(−0.42ドル)

 おはようございます。米国株式相場は為替相場で1ドル110円台と急激な円高・ドル安が進み米金融市場からの資金逃避が意識されているとの見方があり上値を重くしています。大型のM&A関連の発表や報道が相次いだことや、原油先物相場が1バレル70ドルを割っていることが支援材料になったのですが、10日のFOMCを見極めたいと言うムードが強かったようです。

5月10日に米連邦準備理事会(FRB)はフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を現在の4.75%から5%に引き上げる読みが大勢となっています。ただ、アナリストの間では政策の不透明感が浮上しており、FOMC声明の内容が注目を浴びる見通しです。「バーナンキ議長はインフレに対して『ハト派』である」とのイメージが広がっていますが、先週末にはこうした見方への否定とも取れる同氏の見解も伝わりました。4月18日に公表された3月28日開催分のFOMC議事録の内容から利上げ打ち止め観測ととった件について、「市場は誤解している」と発言したとの観測から利上げ打ち止め観測に否定的な発言を示しています。

 先月以来、米利上げが長期化するとのそれまでの観測が後退してきたことは確かです。バーナンキ氏の前述の発言から、利上げ観測については不透明感が強いのは間違いありません。5月10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利が0.25%引き上げられ、その後12カ月間は利上げが止むという保証はありません。FRB関係者は、利下げよりも利上げの可能性が大きいとみているようですが、ただ、利上げはこれまでのような継続的なものではなく断続的なものになるだろうとみているようです。株式市場は通常、政策金利が上昇していないときに好調に推移するものです。このため、少し楽観的な見方かも知れませんが、目先、2000年1月14日の史上最高値1万1722ドル98セントを試す展開もあるかも知れません。


業界先取り情報


〜 先物証券情報 〜

為替は111円台半ば、WTI指数は先週末比0.42ドル安の1バレル69.77ドル。
TOPIXコア30買い観測もあり、強気姿勢変わらず、目先の調整は、買い場とも。

≪寄り前外資系注文状況(12社ベース)≫

売   3800万株
買   4510万株
ネット 710万株 買い越し観測

〜 各証券の動向 〜

市場の見方としては、本日の相場は、調整含み、動き薄い。輸出関連株は調整する可能性あり。国内景気の好転から基調は強いものの、FOMC、SQ前でプロ資金動かないと思われています。日経ダウの調整色強まる展開予想でしょうか。

〜 本日の外国証券の動向 〜

本日は小動きか。全体に調整色強まりそう。

売り 3800万株 買い 4510万株  差っ引き 710万株の買い越し。

売り 食品、化学、自動車、電鉄。
買い 繊維、精密、不動産、通信。
売り買い交錯 薬品、電機、銀行、損保険。


相場を生きる!


〜 下値は固いが上値は重いのか? 〜

昨日の東京は連休中のNYの上昇の割には伸び悩みましたが、理由は言うまでもなく為替の円高進行が一つにはあります。今朝も111円台を突破して110円台が予想されますが、主力の輸出企業にとってはまだまだ想定の範囲内の円高とのことで今期業績の利益予想を修正するほどのものではないそうです。

しかし、そうは言っても相場の世界です。ここまでは大丈夫でもここから先は大丈夫ではないという水準が必ずあるわけですから、円高がザラバで進む中では輸出関連の上値を買い進む手が引っ込んでくるのは当然です。やはり、今日も月並みな予想ですが値がさの輸出株は為替睨みの動きが予想され、それに伴った225先物を意識した神経質な地合いが予想されます。

長期的にはプラス材料とされる円高も目先としては日本株の頭を抑える材料ですし、ここで一旦は下落している原油価格にしても世界的に生産能力が需要の勢いに追いついていないわけですから(ここ20年ぐらいの間、開発投資を怠ったツケ)、少なくとも2〜3年は高止まりするとの見方が有力ですし、円高・政局不安・外国人売りの「三重苦」で大幅安となった4月24日ほどの売られる条件は揃っていないとはいえ円高と原油高観測を楽観はできません。

円高を嫌気して内需にシフトした昨日の動きも今朝のNYの上げ一服で利益確定売りが膨らむことも予想されますし、総じて上値は重いが下値は固い中を個別に物色される展開でしょうか。日経平均・TOPIXの戻り高値更新はもう少し先になりそうですね(ノーマルコースで今週中)。今日の日経平均は17,200円〜17,400円の範囲内の推移でしょうか。


独り言


〜 とりあえず、本日は様子見でしょうか 〜

NYは小動き、FOMCを控えて、動き辛い日となりそうです。パワーなく、日経ダウが50円でも安くなると、本日は逆仕掛け、つまり「空売り有効」という動きにもなりかねない日です。上値は重たくなると思います。

このような日は、しっかり朝の動きをみて慎重にしましょう。その上で銘柄を手がける場合には、朝の9時寄り付きをみて、10時までが大切です。新興市場株は、昨日、一揆に戻りました。ここからは、選別物色、日経平均が甘くなると新興市場は途端に利食い売りが入るものもありますから、下げリスクを考えると、しっかり動きをみる必要がありそうです。リスクがあるものはやらないことをお勧めします。


本日の予定


・政府税調総会・基礎問題小委合同会議(財務省・10:00)
・4月の車名別新車販売台数(自販連・11:00)
・北城経済同友会代表幹事会見(13:30)

・3月期決算
  富士重工(7270)、旭化成(3407)、OLC(4661)、セコム(9735)、
  CSKHD(9737)、セイコー(8050)、東京電力(9501)

・1-3月期決算
  楽天(4755)

米国
・3月の卸売売上高
・2-4月期決算
  シスコシステムズ
・1-3月期決算
  ウォルト・ディズニー



記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。

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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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63.2006.05.08
64.2006.05.08
 
 
推奨銘柄の経過
  
42.2006.04.14掲載分
44.2006.04.17掲載分
47.2006.04.18掲載分
50.2006.04.19掲載分
53.2006.04.20掲載分