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本日の日経平均は揉み合いました。テクニカル的な調整一巡感もあって午前中は17,100円近くまで上昇する場面もありましたが、積極的に上値に買い進む動きも限られ揉み合いました。長期のトレンドに関しては、上昇基調であるとするシナリオに変更はありません。
昨日は私も「買いで臨むべき」とお伝えしたように、テクニカル的な整理一巡感から買いで臨む市場参加者が増えたことで寄り後は全体的に高い銘柄が目立ち、ハイテク株を先導役に日経平均で17,100円を伺う動きを見せました。しかし、今は買いが続きません。
連休明けから昨日まで買い越しが続いていた外資系証券が本日は若干の売り越しとなったことに加え(差し引き380万株の売り越し)、やはり、円高への警戒感が残っていることもあって、個別の売り買いも持ちきらずにザラバで回転する短期売買が中心のようです。
個別の売り買いも短期回転が中心ですから朝方高い銘柄も午前中には回転され、それに伴ってテクニカル的には整理一巡感のある日経平均も高くなっても上げ続かず値も保てないことになるわけです。しかし、昨日と同様に下値にも限度がある相場だと思います。
昨日は、ボリンジャーバンドのマイナス2σの16,840円を意識した展開が予想されると申し上げましたが、やはり、今日の安値からの切り返しの動きからも同水準が意識されていることが分かります。昨日現在のボリンジャーバンドのマイナス2σは16,832円です。
恐らく明日も上値の伸びはどの程度まであるかは予想が困難とはいえ、下に向かった場合でもボリンジャーバンドのマイナス2σの水準である16,830円近辺で下げ止まると予想します。何が起きるか分からないだけに、16,830円が割れないという保証はありません。
相場に保証などは何らありませんし、円高が急激に進んだり、今晩のNY株が3桁の下落ともなれば16,830円など簡単に割り込むことも考えられますが、それでも下がったままで戻らない下げになるとは思えません。昨日と同様に下げは強気で臨むべきでしょう。
物色も特にテーマというテーマも見当たらず、主役となる銘柄も見当たらない地合いであり、狙いが絞り込めない状況です。それでも、好業績銘柄や出遅れている銘柄は個別に狙えそうです。
本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでいます。
相場を生きる!
〜 調整モード全開ですね 〜
相場は思いっきり調整モード。みのもんた氏に電話してみようと思う今日このごろ、如何おすごしでしょうか?(キッコ風)特に新興市場は、まるでセリングクライマックス的な動き(汗)。新興株の特徴は値崩れが始まると100万円の株が30万円になるような動きになるようです。そして、その後、株価を再度100万円に戻していくケースと、戻さないケースが発生します。今後は銘柄の「質」が問われると思います。
現在の調整モード。内容的には「理解できる範囲の1部の株の為の調整」のようです。変な暴落ではありません。しかし良い銘柄もつられて下げています。これはチャンスと思いましょう!短期の場合は、慌てずしっかりと戻りを確認し、1〜2日の短期で狙うことをお勧めします。また、中期的な狙いについても、短期浮上では、利食いラインとロスカットラインを決めて、スイングにおいてもルールづけていく必要性がありますね。
下の銘柄は、「2006年後半戦!これからの狙い銘柄」です。短期は駄目と書いています。つまり、中期、長期狙いが基本です。目先上げたら高値利食い&下げたら突っ込みを買う。さらに、中〜長期で皆さんのスタンスで戦略を立て、取り組んでください。先ほども書きましたが、現在、市場全体が下げてます。よって、殆んどの株が調整しています。押し目を見ながら、どこまで調整するか見ていきましょう!これからの押し目はチャンスとなるはずです!
1801 大成建設
5631 日本製鋼所
6502 東芝
6101 ツガミ
4004 昭和電工
6218 エンシュウ
4543 テルモ
8075 神鋼商事
5706 三井金属
7873 アーク
4756 CCC
9531 東京ガス
8868 アーバンコーポレイション
8180 すかいらーく
例えば、これらの銘柄をどーんと構えながらの中長期狙いをする場合の買い付け例を書いておきます。仕込もうとする場合、すこしづつ買っていく。いっぺんに全部買わない。下げたら買い増しという考え方で狙うのがよいと思います。ちなみにこの方法は、「どーんと構えて中〜長期運用」での例です。資金的に余裕がない(300〜400万円ぐらい)方がこの運用方法を取り入れるのは正直言って無理だと思います。目先下げたら資金量が少ない方は耐えられなく投げてしまうと思います。また、精神的によろしくありません。あくまでも「短期トレード限定」と割り切り、短期で買いを入れ、2〜3日で決済となる運用方法がベストでしょう。もしくは、「空売り」手法も含め、「上げ」でも「下げ」でも取るような運用ができれば理想ですね。
それにしても、日経平均のチャート。目先は少しイヤな形となってきました(汗)。当然、個別株も日経平均と同じようにイヤな形になってます。これからの運用方針として、短期運用の場合は「1〜3日をメドにする」など、スイングトレード主体の方も含め、今まで以上に「自分なりの方針」を作ることが必要でしょう。実際、「買い」の場合、ここは少し様子を見ることが必要のようで、相場が転換するポイント待ちになりそうです。駄目な時期には無理してやることはなく、あえて「下げ」に付き合う必要はないと思います。「買い」の場合、良い時だけ手がける。スイングも同様です。ここから全体の復活の場面を待って、「しっかりとした銘柄」を狙うことになりそうです。
独り言
〜 空売りモード全開! 〜
先週書き込んだ内容ですが、「買い」で取れない人が「空売り」をすると空売りでも取れないのが普通です。でも、今、「空売り」すると嘘のように連勝するケースもでてくると思います。これは、相場がそのような「空売り」の取れやすい地合になっているだけ。たまたまタイミングが当たっているだけだと思います。たとえ、今、「空売り」で連勝している人も油断は禁物です。「空売り」しながら「買い」の練習も怠らないようにしておきましょう!この地合で「買い」のタイミングを掴めた方だけが継続的に勝てる(負けない)投資家に近づくと思います。
本来、「買い」で駄目だから「空売り」では成功するのでは...と、思い実行する。すると踏み上げられてしまい駄目。で、また「買い」に戻るとやっぱり駄目。何やっても駄目×2(泣)となり、負けが倍になるものです。基本的に、「買い」で駄目な人は「空売り」でも駄目です。皆さんご存知のように「シビアな世界」です。気を引き締めておかないと、コツコツ積み上げた利益を数日で吹き飛ばすことになるのが関の山でしょう。
と、自分に言い聞かせてみたり…(笑)
相場トピックス
〜 決算発表 〜
決算発表がピークを迎えています。本日も決算発表を予定している企業数は100社を超えています。これが来週の末まで連日100社を超える企業の発表が予定されています。事前の業績見通しは概ね好調である事に変りは無いのですが、ただ、一部では実際に出た会社予想の数字を下回る決算内容を出す企業も多い事は確かです。実際に電機、鉄鋼などすでに決算を発表した企業の多くで、今期業績の会社予想が市場予想の平均を下回り、失望売りを招いています。今後の上方修正に期待する投資家もいるのですが、今後出て来る決算発表も投資家にとっては慎重にならざるを得ない事になりそうです。
日経金融新聞の調査によりますと、10日までに今期の経常利益見通しを発表した71社のうち約7割にあたる49社で会社予想がコンセンサスを下回っています。経常増益率の平均は会社予想が3.5%(今期、黒字転換を想定している企業を除く)に対し、コンセンサスの平均は8.5%とかい離が大きくなっています。一般に期初の会社予想は保守的になりがちですが、今期はその傾向が一段と強くなっています。円高や原油高、金利上昇など不透明な要因が多いためだと見られています。市場予想と企業予想はどちらが正しいのか。投資家の間では、「第一四半期の業績がはっきりすれば、通期見通しも固まってくる」との見方が強くなっています。それまでは株式相場は上値の重い展開が続きそうとの見方あるようです。
各企業の業績見通しを弱気に向けているのは「円高」と言う事になりますが、実際にどのような業種が今後の投資の対象として妙味があるかを調査した内容が次に上げられています。機関投資家の運用担当者に今期の有望業種を聞いたところ、内需関連への関心が高かったと言う事です。企業の旺盛な設備投資意欲やデフレ脱却の恩恵を受けると読んでいるためですが、半面、円高進行への懸念から電機や自動車など輸出株には慎重な見方が目立っています。機関投資家の間で「設備投資関連は息の長い物色テーマになりそうだ」との声が多いようです。設備投資を増やす企業が大企業から中小企業、製造業から非製造業に広がっているためと見られてます。
内需株を選好するのは、円高懸念で輸出株が手がけにくいことの裏返しとなっています。薄型テレビなど価格競争の激化もあり、ハイテクなど電機株には弱気な見方が多くなっています。自動車は業績に安定感があるものの、1ドル100円台前半をうかがう勢いで円高が進行すれば、上値抑制要因になりかねないとの見方が支配的です。円高や原油高への懸念を映し、会社側の今期の業績予想はおおむね慎重です。株式相場は業績改善観測を支えに上昇してきただけに、投資家に失望感が広がりつつある。これが最近の日本株の上値の重さの主因と見られています。
ただ、一方では、今年後半に業績予想を上方修正する企業が相次ぎ、2007年3月期は2ケタ増益になりそうとの見方も少なくありません。そのためには円高が1ドル110円の水準で止まることが条件との指摘があるように最終的には日米の金利動向による為替相場動向次第と言う事になりそうです。
〜 景気拡大 〜
もう一方の要因としてマクロの経済の今後の動向次第と言う見方もあります。特に内需関連銘柄を物色する背景として国内の景気の拡大傾向を評価する動きがあります。現在の景気の拡大は5月の時点で景気拡張期間が52ヶ月となり、バブル景気を超える事になりました。2002年1月に景気日付の「谷」をつけて以来の拡大です。更にこのまま続けば、今年の11月にはいざなぎ景気の57ヶ月を超え、戦後最長を更新することになります。ただ、過去の景気拡大期と今回とを比べた場合、やや異なる部分があるとの見方もあるようです。
バブル期の実質GDPの拡大幅は24.9%と高度成長期並であったのに比べ、今回は9.8%増と、その拡張幅は相対的に小幅となっています。今回の景気拡大の特徴として、期間こそ長いのですが、「大型景気」と言い難い内容となっています。物価変動を指数化したGDPデフレーターで見ると、景気拡大期の直前から水準がマイナス5.1%と下がっており、期間中デフレが続いていました。更に、GDPの内訳項目を見ると、今回は民間最終消費と民間設備投資の伸びが共に小幅になっています。半面、伸びが目立つのは実質輸出です。実質輸出の拡大幅は55.7%と過去よりも大きくなっています。グローバル化した企業だけが外需拡大の恩恵を受け、内需拡大への波及が小幅にとどまったことが今回の景気拡大が「大型景気」でない最大の象徴と言えそうです。
問題はどこまで景気の拡大が続くかと言う事になります。特に日本のファンダメンタルズを評価している海外勢の資金が日本市場に継続してい流入するかも大きなポイントになります。その意味では2006年後半に掛けて世界的なハイテク循環が下向きになるとの見通しがあるようですから、輸出が弱まる可能性があるようです。景気の拡大がここまで輸出に依存した傾向が強いだけに、ここから更に景気を拡大させる為には内需が拡大するかどうかにかかっています。
2002年1月から昨年までとは異なり、人員不足、設備不足の状態が恒常化すると考えられます。つまり需給ギャップがプラスとなり、インフレギャップが生まれることになります。その結果企業は人員不足、設備不足を穴埋めするたまに、資本や労働と言った生産要素を投入するのが常となります。その結果能力増強をするために設備投資が更なる需要を拡大させ、景気拡大を継続させる効果を生む事になると言うシナリオが出てくる事になります。その意味では日経平均が上値を目指す動きが鮮明になった段階では銘柄の選別色が今後更に強まる事になりますので、注意が必要であるようです。
〜 引け後のニュースから 〜
5801 古河電工
前3月期決算を発表、経常利益が前々期比2.9倍の469億円と、従来予想430億円を上回る内容となりました。米国の情報通信子会社の黒字転換、為替差益140億円の上乗せなどが奏功したものです。今3月期は経常利益で前期比32%減の320億円見通しながら、為替差益分の剥落が影響するものです。足元では情報通信事業が引続き好調、今期は中期経営計画による売上9000億円を上回る9500億円見通しを打ち出しています。今期は2円増配の年5円配も発表、来期も増配で最終的には年10円配を目指すとしています。直近の株価は調整基調にあったものの、目先反発が期待できます。
今日の推奨銘柄 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
5405 住金
特に新味のある銘柄ではないとはいえ、この相場の中で25日線・75日線を共に上回ってシッカリしている状態は素直に「強い」と考えるべきではないでしょうか。前期業績は好調だったものの今期については減収減益が示されたことで業績見通しに関しては慎重な見方もありますが、それでも、円高への警戒感が強い中で外国人投資家の保有が拡大していることは大きな下支え要因でもあり、今後も底堅い動きが予想されます。493円〜496円が狙いでしょうか。
6041 BOSCH
昨日報じられた第1四半期(1月1日〜3月31日)は、前年同期に比べて売上高で14.2%増、営業利益で13.8%増、経常利益で10.6%増とまずまずの内容。純利益が50%減となったのは前年同期に特別利益を計上したことによるもので、特に悪材料が発生したものではありません。通期に関しては増収、営業増益基調は変わりませんし、来2007年12月期も増収増益基調が見込まれており、中長期的な需要の伸びを考えれば株価には出遅れ感が感じられます。押し目を拾えば大きな間違いはないと予想します。559円〜562円が狙いでしょうか。
6954 ファナック
100株単位。ファナックには今期業績に増額修正期待が燻っており、押し目場面は反発しやすいと判断、スイング・トレードは可能と考えます。前期業績に関しては連結純利益が3期連続で最高益更新となったものの、今期は前期比2%減の884億円を見込んでいることで、やや失望感が連休前には広がりました。ファナックは控え目な見通しを期初には出してくる傾向が強いことで、この程度の減益予想は逆に増益に転じる可能性が高いのではないかとの見方に傾きつつあります。押し目を拾えればある程度のリターンは狙えそうです。10,850円〜10,950円が狙いでしょうか。
8411 みずほ
住金と同様に内需の一角として十分にマークする必要があると思います。みずほに関しては言うまでもなく2004年3月期に3000円に復配してから3期連続で増配して2006年3月期には4000円配当になったことなどが評価され、権利付き最終売買日を過ぎても底堅い動きをしているのも高い評価の表れと言えます。2007年3月期は4500円配当が見込まれており、足下の好業績と合わせてファンダメンタルズからの買いを集めて底堅い動きが今後も続きそうです。欲張らなければスイングは可能でしょう。買いの狙いは99.5万円〜99.6万円でしょうか。
今日の推奨銘柄(中期編)
中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。
6920 レーザーテック 4280円(100株単位)
レーザーテックは半導体・液晶検査装置とレーザー顕微鏡を主力とする企業で、フォトマスク・カラーフィルター検査装置では首位となります。足元では、主力のFPD関連装置が台湾及び韓国での需要拡大が奏功、今6月期は経常利益で前期比44%増の見通しです。更に来期も液晶・カラーフィルターの検査装置などが堅調、韓国向けのFPDの拡大がが業績を牽引、率は縮小されるものの、増収・増益継続が見込まれており、3期連続の過去最高益更新が視野に入ってきています。2007年には42型テレビの増産向けに7.5世代の製造ラインの稼動を予定しています。また、主要顧客である台湾メーカー向けには現地での組み立てを実施、納期の短縮とコスト削減を進めて、価格値下がり分を補っています。今後の取り組みとしては売上の1割以上を研究開発費に投入、半導体製造装置でも4年以内の新製品発売を目指しています。3月末に1対2の株式分割を実施、4月後半に一旦の調整をはさんだのの、5月に入ってからは25日・75日移動平均線を順次抜けて下値を切上げる展開となっています業績好調、引き続きの成長期待で、4800円の年初来高値に向けた続伸が見込まれます。
明日の新規上場銘柄
しばらく新規上場の予定はありません。
〜 直近IPO銘柄の動き 〜
昨日ストップ高銘柄のクオール(3034)が続伸、アドテックエンジニアリング(6260)が上場来安値から反発したものの、全般的には下落する銘柄が目立ちました。上場来高値圏にあった銘柄も下落が目立ちました。
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
Eメール:info@e-alp.com
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