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本日の日経平均も軟調な推移が続きました。NYが軟調だったことに加え、三菱UFJの株式売り出しによる需給懸念で大手銀行株が軒並み安となったことも重しとなったようです。それでも長期のトレンドが上昇基調であるとのシナリオには変更はありません。
特に悪材料が新規に出てきたわけではありませんが依然として地合いは安定さを欠いています。すでに日経平均はテクニカル的な過熱感は薄れており、それでも下げ止まらないということはNY株や為替が少し追い風になっても地合いは改善しづらいとも言えます。
テクニカルが通じなくなってきているということは追い証などに伴った半ばパニック的な売り物が発生してきている証左でもあり、やや下値の着地点が見えなくなってきています。「相場は相場に聞け」でもありますが、いよいよ下値が見えなくなってきました。
ということは見方を変えれば遮二無二売ってきているということはセリングクライマックスが近いとも言えるでしょう。特に外資系証券の動向が注目されます。本日の外資系証券の売買動向が売り越し株数としては今年最大の3610万株の売り越しとなったことです。
一方、欧米のヘッジファンドは毎年5月が中間決算で11月が本決算であり、中間決算の処分売りがここで一気に加速した可能性が高いとも考えられます(今年最大の日本株の売り越しという行動で)。地合いは不安定ですがアク抜け感が強まりつつあるはずです。
しかも昨日は「彗星が落下して天変地異が起きる」といった株売りを煽るような出所不明の噂が飛び交ってくること自体、底入れが近いことのサインとも言えるでしょう。つまり、何もしなくても売れる水準ではなくなってきた下げ最終局面が近いとも言えます。
冷静に考えれば日本のファンダメンタルズには極端な変化はなく、長期投資はしないまでも長期的に考えれば良好な景気見通しを前提にした「投資好機」でもあり、そろそろヘッジファンドの売りが出尽くすとなれば新規の長期資金の買いも流入してきそうです。
日経平均は過去にも2〜3週間といった一定の期間で同様の値幅を下げた場面は何度もあったと思います。しかし、いずれも現在のようにファンダメンタルズが良好な状態とは異なり、後々に必ず安値を更新していくような質の悪い環境での下げだったはずです。
やや予想としてはアバウトですが日経平均は15,000円台半ば、特に15,400円にはちょっとしたフシがあり、15,500円、15,400円でそろそろ底入れとなるのではないでしょうか。知名度もあって材料性や業績に不安のない銘柄の戻りが目先は期待できそうです。
本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでみました。
毎日書いていますが、これらの銘柄はあくまでも押し目からの短期狙いと思っておいてください。
本当はスイングで値幅を狙えそうですが、全体の地合が不安定すぎます。これには敵いません(汗)
よって、利益が出てたら欲張らず確定していく事をお勧めします。
「下げたら徹底して持たない」 極端ですが、NYダウの戻りと外資の売り越しが止まるまでは「スイング禁止!」ぐらいの気持ちが必要かもしれません!
相場を生きる!
〜 全体アク抜け? 〜
今回の日経平均の下落要因を調べてみました。この流れの背景にはNYダウ安でかなりナーバスになっているところに追い討ちをかけるように、ヘッジファンドの決算売りが発生。そこに国際的な投機資金が還流。おまけにオイルマネー流入も止ってしまった。その結果、日本だけでなくアジア株が全面安となった模様です。
昨日のインドでは売買停止になるほどの急落。一般的な考え方では「世界株崩壊。今後どうなるのか...」と悲壮感が立ち込めるところです。が、逆にそこまで暗くなく、「これで世界的なリスクマネーの換金が終わった!」という見方が大半の意見のようです。特に今朝の外国人大量売り越しで、「これで一応、アク抜けした!」との強気な意見もでてきています。
逆に「弱気継続、当面は買いが入らない」という見方もあることも事実です。今回の下げは単純な理由ではなく、「アジア急落」「国際マネーの資金の逃げ」「ヘッジファンドの決算売り」と、いろいろな理由が絡み合い今後は、「為替変動などの要因」「イラン問題」などなど...懸念材料は沢山あります。
よって、強気一辺倒ではなく、ここは冷静に見る必要があります。最低条件として、「今回発生している売りが止まること」「NYダウのしっかりした反発が起こること」を最低条件として、ここは待つ場面となります。今の株価水準は、今年最大の仕込み場であることは間違いないと思いますが、「ここで下げが止まるのか」「まだ続いてさらに下値をつけるのか」をじっくり見定めていき、反発が見えたところで狙うというスタンスでいいと思っています。
ちなみに日経平均が反発すると狙える株を選んでみました。参考にしてみてください!
3107 ダイワボウ
6362 石井鉄
5302 日本カーボン
9984 ソフトバンク
4182 菱ガス化
5713 住友鉱
8002 丸紅
9531 東京ガス
5631 日製鋼
9633 テアトル
6317 北川鉄
6502 東芝
6331 化工機
6369 トーヨカネツ
8168 ケーヨー
6445 蛇の目
6674 GSユアサ
4518 富山化
2459 アウンコンサルティング
2351 ASJ
2404 鉄人化計画
2450 一休
7835 ウィズ
(まだ持ち越すには危険が伴います。今の地合で仕掛ける場合は「短期売買」でいきましょうね!)
独り言
〜 がんばれ NY! 〜
明日の寄り付きは注目ですね!
本日、インド、香港などアジア市場は反発しました。ロンドンも急反発しているようです。あとはNYダウです。NYを世界が注目しているように感じます。ちなみにNYダウ67ドル高(日本時間23:30分)。反発しています。ナスダックも浮上23P高で推移しています。
実際、NYの引け具合と、明日の外国証券の動向で明日の日株の動きが見えてくると思います。
NYが高く引け、外人の売り越しが止まるのが最低条件なのですが、もし、日経平均が100円も上がるとしたら、新興株も一斉に上がってくると思います。明日、日株反発の期待ができそうですね!
逆にNY続落、外人売り越しとなると、日株突っ込みリスクもあります。明日の朝は注目です。
まずは、これからNYが高いまま終わるように皆で祈りましょう(笑)
相場トピックス
〜 相場予測 〜
昨日はゲノム分析で将来の株株を予測すると言う話題を申し上げましたが、同様にテクニカル的な分析手法を用いて、株価の予測をするシステムは数限りなく世の中に存在する。その中でも世間で注目されるのは、やはり確率が高いシステムと言うことになる。例えそれが、一見、いい加減な分析手法であると思われても、そのシステムのパフォーマンスが他のシステムよりも抜きん出ているのであれば、当然のように注目に値することになります。誰でも苦労しないで、分析ツールでその指示に従っていれば簡単に儲かるというようなシステムであれば、ありったけの資金をつぎ込んでも良いと思うでしょう。そう思う投資家が数限りなくいるのですが、そんな調子の良いシステムなんて世の中に存在しないと、そう分かっていても人間の欲望というのも貪欲なもので、何か良いシステムがあると聞けば、注目が集まります。
その貪欲さで見る訳ではありませんが、ブルームバーグによりますと、「ヒンデンブルク・オーメン」と呼ばれるテクニカル分析によると、6年ぶりの高値から反落した米国株式相場の下げ局面は、まだ始まったばかりという分析を出しているそうです。何もこんな時に弱気の見通しを紹介しなくともと思いますが、テクニカル分析の多くは弱気見通しに傾きつつあるとの観測もあるようです。
このテクニカル指標は、米ニュージャージー州で69年前の5月に起こったドイツの巨大飛行船ヒンデングルク号の炎上・墜落事件にちなんで名付けられたもので、4月に相場が上昇するなか、過去1年間の高値と安値を付ける銘柄数が異常に膨れ上がり、相場下落のシグナルを出したということだそうです。
その後、S&P500種株価指数は2.2%下落しています。先週は1.9%安。この指標を発見したアナリストのジム・ミーカ氏によると、同指数が20%の下落に向かっている可能性があると指摘しています。「原油相場や金利がかなり前から相場の重しになってきたが、われわれに手仕舞いすべきだと伝えたのはヒンデンブルク・オーメンだ」と指摘しています。オーメンといえば、「6・6・6」ですが 近日中に昔見た「オーメン」の映画がリメイクされて上演されるそうです。何か不吉なイメージがあって嫌な予想ですね。
ほかのテクニカル・アナリストも株価急落を予測しているそうです。ナイト・キャピタル・グループのラルフ・アカンポーラ氏は今年の高値から最大25%の下げを予想しています。
先週の米株式相場は、インフレ抑制を目指す米金融当局が利上げを継続し、経済成長を妨げかねないとの懸念が広がり、下落しました。ダウ工業株30種平均は1月以降で最大の下げを演じ、前週末比2.1%安、ナスダック指数は同2.2%安です。4月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.6%上昇と、エコノミスト予想を上回る伸びとなったことから、株式市場では売りが加速。S&P500種株価指数の過去2週間の下げは4.4%と、2003年以来最大となっています。今週25日には第1四半期(1−3月)国内総生産(改定値)が発表される予定ですが、経済指標の今後の数字如何では彼らテクニカル分析の予想が当たる可能性もありますから十分に見極める必要がありそうです。
〜 相場見通し 〜
米国のインフレ警戒感を巡る思惑を見極めるという相場展開ということに尽きそうです。過剰流動性相場の終焉であるとか、ヘッジファンドが撤退しているであるとか、それらしい観測が巷には出ていますが、いずれにしても世界的な資金の流れに変化が生じていると言う動きを嗅ぎ取った投資家が各市場で右往左往しているということのようです。確かにチャートで見る限りでは先ほども言いましたが、相場の戻りには時間がかかる可能性が高くなっています。特に米国株がも戻らなければ日本株も反発のエネルギーが出ないということであれば、海外の状況を見ていくしか方策がありません。米国の投資家も同様のスタンスをとっているようで、昨日の相場はその典型であったようです。リスク商品を避けて安全資産に資金を振り向ける動きから債券市場が上昇しています。まさに質への逃避から債券が買われた言う動きのようです。米国10年債利回りは5月12日の5.2%をピークに、504%へと低下しています。このような「質への逃避」は金融市場が景気停滞とインフレが同時発生するスタグフレーションの懸念を織り込み始めたという見方が出ていますので、あまり歓迎されたものではありませんが、目先資金の流れに変化が生じていることには十分に注意が必要になりそうです。
〜 引け後のニュースから 〜
9697 カプコン
カプコンは前3月期決算を発表、同時に発表の今期見通しでは、経常利益微減、最終利益が前期比43%減と大きく落ち込む見通しです。株価は年初来安値圏で低迷しており、弱気の見通しにもう一段の下落の可能性が高まります。
今日の推奨銘柄 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
7860 エイベックス
100株。芸能界は好き嫌いに関わらずマスコミでの露出度が高いこともあってエイベックスの知名度は高く、特に人気歌手を抱えていることもあって業績に安定感があることもあって、ここからの戻りには大いに期待があります。すでに報道されていることですが、音楽CDの販売が好調だったほか音楽配信事業も伸びたことで前期の営業利益は前の期比2倍となりましたが今期も増収、営業増益が見込まれています。少なくとも動きだしを狙ってマークしておくだけの価値はある銘柄です。買いの狙いは3,260円〜3,300円でしょうか。
7974 任天堂
100株。知名度だけを言えば群を抜いている任天堂。株価2万円乗せの達成感も手伝って2日続落となっていますが、無論、月末接近による整理売りやヘッジファンドの手仕舞い売りなど様々な要因が絡んでの下落だと言えます。しかし、25日線の17,871円からは依然として大きく乖離しており、上昇トレンドを継続中と考えられます。従って、ここの押し目は上昇トレンド形成中の「押し目買い好機」として狙うこともできるでしょう。18,300円〜18,340円が狙いでしょうか。
9983 ファーストリテイ
100株。こちらも抜群の知名度であるユニクロ展開のファーストリテイリング。この業界は花見シーズンから続いている天候不順や日照不足によって単月の売上高がやや前年比で伸び悩むなど嫌気売りも膨らんでいました。しかし、最悪期はすでに通過して再び成長軌道に乗っており、今後も中長期的な増収増益基調が見込まれています。チャート的にも3月安値に達して過熱感は薄らいでおり、投資チャンスと考えられます。9,750円〜9,800円が狙いでしょうか。
9831 ヤマダ電機
最後も100株単位、知名度も高いヤマダ電機ですが、現在200日線の攻防です。しかし、あしもとの業績は安定しているほか競争の激しい家電業界にあって同社の競争力は一歩半ほどリードしており、ここは投資チャンスと考えられます。ここではサッカーのワールドカップを目前に控えており、駆け込み的な需要の伸びも見込めることもあって株価の反発にも期待があります。11,310円〜11,360円が狙いでしょうか。
今日の推奨銘柄(中期編)
中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。
4183 三井化学
三井化学は株式市場全体安の中で下落継続ながら、既に株価には割安感が出ていること、業績上ブレ期待の銘柄として注目です。15日に前3月期業績と今期見通しを発表、今期が経常利益で前期比13%増の700億円ながら、事前の予想を下回る内容であったことから株価は上値の重い展開が続いています。しかし、原油高を受けたナフサ高で会社計画は慎重な見通しとなっており、業績上ブレの可能性が高まっています。機能性ポリマーの増産効果、石油化学品の原材料高による価格転嫁の動きなどが、今期業績に寄与する見通しです。また、PDP向け光学フィルム、液晶ディスプレイ向けの光反射材など注目の材料も校長が見込まれています。今期会社予想に基づくPERは17倍台と割安感のある水準になっているほか、配当利回りも1%程度あります。割安是正から反転、900円〜1000円近辺を狙う展開が期待できます。
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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