【(有)ALP】 Eメールレター シリーズ
  
     「FP久本の株式情報!」 vol.77 2006.05.22
 
 

5月22日(月曜日) 基調判断


本日の日経平均は前場は16,200円台の堅調な推移が続きましたが午後には伸び悩み、狭い範囲での小動き続いたあと16,000円を再び割り込みました。まだ目先的には不安定さがあります。それでも長期トレンドが上昇基調を辿っているシナリオに変更はありません。

すでにテクニカル的には過熱感が後退していることもあって下げ渋った先週末の動きとNYの週末の動きとで朝方は値上がり1200超のほぼ全面高となりましたが、まだ本格反騰というものを確認できないからか積極的に上値に買い進もうという動きがありません。

また、先週は売り越しが続いた外国証券の動向も影響はあります。今日は為替が112円台前半と先週までの株価下落の元凶の一つだった円高という悪材料が和らいだにも関わらず外国証券が積極的に買ってきません(本日は差し引き40万株の買い越しという程度)。

テクニカル的な過熱感は乏しくても日本株買いの主役である外国人の態度がハッキリせず、それに伴って日経平均や主力銘柄も戻しきれないとなればチャート的には反騰が始まったと断定することもできず、戻りが鈍ければ「戻り売り」に漬け込まれてしまいます。

4月7日からの下げ相場が完全に底入れしたかどうか確認できず、安値近辺での揉み合いが長引けば「底入れではなく下落の最中ではないか」と考えられて仕掛け的な売りが膨らむ恐れもあります。今はまだ日経平均も個別もそのような状態にあると言えそうです。

やはり、投資マインドが回復し、相場が戻していくための特効薬はズバリ相場が戻すことです。ゴールデンウィーク後の上げに期待してゴールデンウィーク前に株を仕込み、その後の下げでも持ちきってダメージを負い、身動きができない投資家が増えています。

相場全体が十分に戻らない間は傷が癒えないだけに値動きの良い人気株が出てきても高いのは朝のうちだけとかザラバが高くても引けはマイナスという神経質な動きが繰り返されると思います。まだ暫くは狙いを絞ったピンポイント物色が中心となりそうです。

本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでみました。

毎日書いていますが、これらの銘柄はあくまでも押し目からの短期狙いと思っておいてください。
本当はスイングで値幅を狙えそうですが、全体の地合が不安定すぎます。これには敵いません(汗)
よって、利益が出てたら欲張らず確定していく事をお勧めします。

「下げたら徹底して持たない」 極端ですが、NYダウの戻りと外資の売り越しが止まるまでは「スイング禁止!」ぐらいの気持ちが必要かもしれません!


相場を生きる!


〜 またまた押し目探し? 〜

本日は日経平均的には波乱。特に後場の下げは厳しい現実を見せ付けられたように感じました。まるで「そう簡単にいくものか!」と言わんばかりに...(汗)連日書いてますが、まだまだスイング(持ち越し)戦法は博打に近いようです。

それにしても本日の2時過ぎからの急落は予想外。私も結構損切りしました(汗)実際、ここまで下げるという想定をした証券は、朝の段階では殆んどなかったらしいです。殆んどの証券が、本日は強気だったそうです。これは、希望的な観測のもと、みんなで強気して盛り上げようという動きがあったとのこと。しかし、現実は「買いパワーなし」とみられ、「売り仕掛け」をされてしまったようです。そこに、追い討ちをかけるがごとく「少し悪い噂」が流れ、それに対して敏感に動いた。そんな感じの急落でした。最近は、悪い噂などの場合、意識して通信社でも止めることが多く、事実を確かめないと流さないという風潮があるそうです。(国会でのフライング事件が原因?)ようするに「噂に踊ってはならない」ということらしいです。しかし、本日は、イラク関係の噂がありました。それが実際に噂だけなのか事実なのかわからないまま引けてしまったようです。せっかく相場が良くなってきたのに、ここで「イラン空爆!?」なんて噂話が盛り上がると今以上に相場が冷えこみますから、あくまでも噂だけで終わって欲しいと思います。結局、引けは297円安の15857円。1万6000円割れで本日は終了となりました。

その後、なにが原因だったのかはまだわかっていないようですが、明らかなのは「先物主導で売り仕掛けが起こったこと」でしょう。(魔の30分を思い出しますね。)それと、明日の日経では、本日の下げの要因として、「中国、韓国、インドのアジアの急落から日本株にも売りが出たと解説、そこに先物の売りが思惑的であり、下げに拍車をかけさせた。」とのコメントが出るそうです。また、香港ハンセン急落の影響で、先物投入資金が日本株も売った、という筋書きも噂されており、それが原因なら下げは一過性であると思われます。その他にも、今日の売りはヘッジファンドで5月決算末を迎えるものがあり、投機資金の資金事情から、先物主導で売りが発生し「売り」が「売り」を呼んだ。との外国証券の分析もあるそうです。その他に何か要因があるのならば、やっかいですね。とりあえず、今回は国内の事情より、国際的な投機資金の事情によるような気がしますが、今のところ確定した「悪材料」は出てません。今晩のNYの動向をみながら、慎重に考えなければいけないようです(汗)

そんな中、悲観的なことばかりではありませんでした。べつに日本株が死んでしまったわけではないので「ラッキー! また安くなった!」そんな感じで私はみてます。実際、今日のような地合でも下げも少し&チャート(トレンド)を崩していない銘柄が沢山ありました。今日の後場のような「急落」をただ見ているだけではいけません。この時期は「優良株」と「そうでない株」を見極める絶好のチャンスなのです。本日、日本株は「急落」という篩(フルイ)にかけられました。今日の後場で下げ渋っていた銘柄の今後の押し目は要注意(狙い目)でしょう!かと言ってスイングして良いかと言うとまだ駄目だと思います。良い銘柄でも地合の流れには敵いません。短期的に狙う分には良いと思いますが、スイング狙いは別です。リスクがありすぎますので、あしからず。スイング派の方はじっと我慢です。ただ、この調整局面が進行していく中、証券アナリストの解説から「最悪期は脱した!」というコメントもちらほら出てきてます。大手証券が「日本株6月復活!」という見方をしてるのもうなずけます。これからは、下げれば下げるほど押し目には強烈な買いが演出される期待もありますので、ここは手持ちを空けて時期を待ちましょう!(狙いは優良株限定ですよー!)

さて、スイング派の方には我慢の日々が続くわけですが、それでは「いつ日株は復活するの?」と言う事になりますよね。答えは簡単。それは誰にもわからない(笑)ただ、日株が復活する為に必要な条件はわかってます。その条件とは「NYダウが高くなる&外国人の積極的な日本株の買い(買い越し)が起こる」ことです。悲しいかな日株の現状は「米国&欧州諸国からの買い」がないと、まず上がりません。残念ながら日本人だけのチカラでは無理なのです。それと、NYダウが高くなること。これまた悲しい現実、NYが高くないと日本株も高くならないんです。まあ、なんか悲しい事だらけなんですが、スイング派の方は、まず「NYが高くなる」「外国人の買いが入った」と証拠付けが出てからとなるのでしょう。それから堂々と狙っても遅くないと思っています。実際、そのタイミングは年間に3回ほど来ると言われてます。そこだけ戦って、あとは休んでいてもいいと思います。無駄撃ちせず、損せず、ホールドせず、面倒であれば上がる確実な時だけ動けば良い、ということになります。それが年間で3分の1で、残りの3分の2、何もやらなくても、やらない間は損しないわけですから、それで十分効果的となるわけです。

ここからは、短期(デイトレード)派の皆様への話です。狙いは「業績好転株」でしょう。先ほども書きましたが、本日下げ渋った銘柄の押し目は狙いですね。ただ、あくまでも短期狙いです。押し目で買って上がったとしても動きが止まったと感じたら即、確定するぐらいでよいと思います。それと、最近の地合は上値抵抗ラインはかなり意識され、なかなか突き上げられないように感じます。逆に下げているときの下値抵抗ライン(サポートライン)はあっさり割り込む。それと、押し目を狙う場合のポイントは、上値狙いの上昇も1日1回しかないと思っておいて良いと思います。全体の流れが良くなってきはじめる時間帯で、日足チャートを見ながら当日高値の余地がある銘柄、「本日終了していない銘柄」狙いとなります。よって殆ど前場勝負となりそうです。また、後場で狙う場合は、前場で1度上げた後、下がってきたところのリバウンド狙いの突っ込み買いはかなり危険。注意しておきましょう!よほど地合がよくない限り無駄撃ちになる確率大と思います。

新興市場株の取り扱いですが、はっきり言って「不安定」の一言。実際、上げてもリバウンドの範囲で終わってしまう(利食いが大量発生する)銘柄が多いように感じます。よって、上値狙いはほどほどにして回転数で勝負のようです。それと、日経平均が高いときにスイング狙いで買い付けしてしまい、その後下げて「塩漬け株」になっている方へのアドバイスとしましては、買値に戻るには残念ながらまだまだ時間がかかりそうです。個人的な意見ですが、短期売買できる方は、そのまま持ち続けないで、回転売買していき利益を重ねながら損を取り戻すという考えが良いと思います。

例えば、50万円の株が35万円になっているとします。すると、50万円の戻りまで持たないで、「35万円で買い、37万円で売る。」再度下げて「35万円で買い37万円で売る。」こんな感じで3回も4回も回転させ、実質的な15万円の損を埋めることです。持ち続けたとしても、まだまだ新興株の本来の買いは戻ってきそうにないのが現実のようなので、ここで現実的に損を取り戻すための戦略を組むことが必要のように感じます。

また、日経平均が戻りに入ると、新興株は下げすぎているので戻る銘柄も少なくはないと思います。しかし、その反面、日経平均が下げると暴落するタイプの株や、ちょっとした悪材料が出ると連鎖的に下げてしまいますので、新興株の扱いは慎重にしてください。業績内容の良いもの、将来性があるものは、結局のところ半値になっても持ち続けることで、やがてプラスにはなると思います。最初から「超短期狙い」か「超長期狙い」なのかを明確にすることが必要だと思います。とにかく1度下げてしまうと戻りに日柄ばかりかかります。中途半端なホールドの場合、結局売ることになると思います。失礼な話になってしまいますが、資金の少ない方の場合、現実的に下げたまま長く持つことは耐えられないと思います。これが現実だと思います。出来るだけ短期で回転して、損を少なくする。そしてホールドはやめることです。長期で保有、下げたら買い増しできる人のみ内容の良い新興株は持続で良いと思います。ただ、それにはかなり資金的に余裕がある方のみとなりそうです。ちなみに私の場合、超々短期と割り切ってます。てか、資金少ないので扱えない(汗)

それと、三菱UFJ、みずほなど、銀行株の押し目狙いという見方があるそうです。結局、日本が良くなる時は、銀行や証券が上がる時ですからね。証券関連では、野村證券が良さそうです。

P.S.
今日は予想外の急落に思わぬ損切りをさせられ、不機嫌だったので、沢山書いてしまいました(笑)とりあえずワールドカップが始まるまでは「頑張れニッポン!」ではなく「頑張れNY!」といきましょう!


相場トピックス


〜 業績見通し 〜

日経新聞に拠りますと、上場企業の収益拡大が続くと出ています。2007年3月期の連結経常利益は全産業ベースで前期に比べ1.5%増える見通しです。国内景気回復に伴う個人消費や設備投資需要を取り込み、4年連続で過去最高を更新する見通しとなっています。期初段階には円高、原油高など収益のリスク要因を慎重に見積もる経営者が多く、予想増益率は低めになりやすいため、株式市場では上方修正観測も指摘されているようです。

2006年3月期の連結経常利益は前の期に比べて13.9%増。期初には1ケタ台の伸び率が予想されたのが、前の期の24.6%に続き高い増益率を確保しました。今期はこの水準をさらに上回り、連続経常増益は5期に伸びる見通しです。経常増益率が連結売上高の伸び率だる5.2%を下回るのは「企業が先行きに慎重になっているため」との見方が多く、株式市場では企業アナリストの予測値などで収益増に対する投資家の期待感が先行しがちで、企業の間には収益下振れ要因を極力、当初の収益予想に織り込んでおく動きが広がっています。

ただ、業績見通しに見られるように、日本経済のファンダメンタルズは良好なのですが、それでも現状の相場は需給関係に左右される部分が大きいようです。特に需給を左右する外国人投資家の動向が影響を及ぼしているようで、寄り前の外国証券でもわかります様に連日の大幅売り越しで、目先売り基調が続いています。米国株がインフレ懸念を嫌気する格好で先週大きく調整したのを受けて、日本株もその影響を諸に受けた格好となっています。当然リスク許容度が低下し、外国人投資家も日本株に対する投資スタンスを弱める格好となりました。更に5月はヘッジファンドの決算月と言う特殊要因があり、例年外国人買いが入り難いということを考えれば仕方ないかも知れません。昨年も5月に10日連続で売り越した経緯がありますが、その後6月にかけて買いに転じ相場も上昇基調をたどっています。昨年と環境は違うのですが、経験則から海外勢の動きとすれば6月の相場に期待が掛かるところです。

〜 株価予測 〜

株価の予測が誰よりもより正確に確度を上げることが出来ると言うのが投資家の夢です。予測が正確に出来るのであれば、確率高く利益を上げる事が出来る訳ですから、世界中の投資家がそれはもう血眼になって研究しています。ただ、未だかって絶対的な予測を示す株式予測システムが構築されたと言うニュースが出ません。さすがに株式投資における人間の心理を読みきれるのには相当に難解であるのかも知れません。そんなおり、本日のニュースに以下のようなゲノム理論を使った株価予測すると言う話題が出ていました。

『ゲノム解析で株価予測――早大系研究所とマネックス、自動発注、年内にも開始「ゲノム(全遺伝情報)解析を株式投資に応用できないか」早稲田大学系の早稲田情報技術研究所で、こんな計画が進んでいる。未解明の部分が多いゲノム解析では、すでに分かっている遺伝子情報を総合して、分からない部分を推論するプログラムが使われている。この技術を株式投資に応用すれば、過去の株価や業績など「分かっている情報」を基に、「将来の株価」の予想が可能だという。研究チームを率いるのは、同研究所の加藤浩一社長。NECやマイクロソフトなどを経て、二〇〇三年の同研究所設立にかかわった。同研究所はネット大手のマネックス証券とトレードサイエンス社を設立。加藤氏が社長を兼務する。投資顧問業の登録を済ませた後、年内にもマネックスの顧客に株式の自動予測・発注サービスを提供する予定だ。一日の売買回数を二回程度に限るなど、デイトレーダーの投資手法とは一線を画す。日中に株価を見る余裕がないサラリーマン、古くさい相場観や経験則に頼りたくない若者も対象にする。
 加藤氏を補佐する島根秀明氏(SBIホールディングス出身)は「個人の株式取引に変革の第二波が来る」と見る。第一波はネット取引の急成長。第二波が自動プログラム売買というわけだ。このほか、迷惑メールを遮断する「ベイズ推論」を株価チャート分析に応用したり、人工知能(AI)によって株価を予想するような研究も進んでいる。個人の株式投資に、先端技術が「革命」を迫ろうとしている。』

我々が将来の株価を予測する際にもこのゲノム解析と同様に過去のデータを駆使して先々の株価を予測することになります。多くはチャートなどを用いて視覚的に見たり、そぞれテク二カル指標を用いて予想をします。将来の分からない部分をゲノム解析で分かるのであれば、それは素晴らしい事ですが、要は確率の問題と言う事になるのですが、もしその確率がより100%に近い(そんな事は有り得ないと思いますが)ことにでもなれば、その分析を用いれば誰でも簡単に株式投資で儲けが出ることになります。但し、妙な事ですが、株式投資の場合には絶対総額(時価総額)が仮に変らないとすれば、その世界は「ゼロサム」社会ですから、皆が儲かる相場なんてありえません。どれだけの確率かは分かりませんが、どんなに科学が発達しても「分からない」部分が「分かる」ようになると言う事は有り得ないような気がします。いずれにしてもどんなに素晴らしい投資ツールが出来、それが投資家の間で使われたとしても最終的には人間である投資家の最終的な判断に帰結されるものになるのではないかと思われます。

〜 引け後のニュースから 〜

4月のコンビニ売上高、21ヶ月連続減
日本フランチャイズチェーン協会が、4月のコンビ二の売上高を発表、既存店ベースで前年同月比4.9%減と、21ヶ月連続で前年実績を下回る状況となりました。全国的に天候が不順で来店客数が4.8%減少した影響や、気温の低下により主力の清涼飲料水や調理麺の販売が低迷したことが影響しました。株式市場全体の調整を受けて、コンビニ関連も下降トレンド継続中となっっており、引き続きの軟調な値動きが予想されます。

調査対象コンビニ
セブンイレブン(セブン&アイHD・3382)
ファミリーマート(8028)
ローソン(2651)
エーエムピーエム(レックスHD・2688)
サークルK(サークルKサンクス・3337)
サンクス(サークルKサンクス・3337)
スリーエフ(7544)
デイリーヤマザキ(山崎製パン・2212)
ミニストップ(9946)
ポプラ(7601)
ココストア(非上場)
セイコーマート(非上場)


今日の推奨銘柄 (スイングトレード編)

ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。

7203 トヨタ自動車
100株単位。為替が目先、先週の109円61銭でトレンドが転換している可能性が高く、まだ戻り売りに押されて戻しきれていないトヨタの甘いところは狙いではないでしょうか。テクニカル的には過熱感はほとんどなくストキャスティクスでも「上昇」を示唆しています。急激な大幅高は期待できないまでも現在の6100円台前半はちょっとした「買い場」と考えられます(本日野村がレーティング2を継続)。買いの狙いは6010円〜6030円でしょうか。

7202 いすゞ
同じく自動車でいすゞも今は買いチャンスかと予想します。すでに報じられているように業績への根強い期待感があります。前期は3期連続で営業、経常利益で過去最高を更新。続く2007年3月期についても排ガス規制特需の一巡は予想されるものの海外ビジネスの伸びやコスト削減効果が出ることで売上高は前期比1%増の1兆5900億円、営業利益で3%増の930億円、経常利益で1%増の950億円と増収増益が予想されています。チャートも買い安心感がある水準ですし、ここからの安値は強気で臨めるでしょう。狙いは390円〜393円でしょうか。

9020 JR東日本
相場波乱につきディフェンシブストックへの資金シフトが起きる可能性も十分にあるということで銘柄はオーソドックスですが注目すべきだと思います。今期の経常利益予想は増益ながらも一部のアナリスト予想を下回ったことを嫌気する動きもありましたが、しかし、基本的に見通しは今期・来期(2008年3月期)と共に増収増益が見込まれており、業績の安定感は群を抜いています。また、長年の懸案だったファンダメンタルズ面も改善が進んでおり、今のチャートの位置は狙っていけると思います。狙いは81.4万円〜81.6万円でしょうか。

9104 商船三井
先週は海運各社をUBS証券がレーティングを引き上げたことで郵船が33円高、商船三井が26円高、川船が30円高と一斉高となりましたが、いずれも主要銘柄でもあり、本日の日経平均16,000円割れでは上値を抑え込まれた格好です。しかし、UBSが唱えているように悪材料はほぼ出尽くした感があることとチャートに売られ過ぎ感が強いこともあって商船三井であれば再度800円を割り込んだあたりは好買い場ではないかと予想します。796円〜800円が買いの狙いでしょうか。


今日の推奨銘柄(中期編)

中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。

6407 CKD
省力・自動機械の大手で、空気圧機器、薬品包装機器など多彩な製品を手掛けています。液晶用バックライト製造装置の絶好調を受け、前3月期は経常利益で前々期比23%増と好調、今期も経常利益で前期比22%増の110億円、最終利益でも同24%増の64億円見通しと、成長基調を継続です。液晶バックライトは引続き好調、自動車向けの駆動機器、空気圧制御機器などの伸びも業績を牽引します。業績好調見通しにも関わらず、株価は5月初旬にサポートラインとなる25日移動平均線を割り込んで調整基調となっています。決算発表を受けて、みずほ証券が投資判断を強気の「1」から中立の「3」へと引き下げたことが懸念材料となています。しかし、株価の下落は限定的で、週足ベースで26週移動平均線がサポートラインとなって底固い展開となっています。5月1日より単元株数が1000株から100株に引き下げられたことも、個人投資家を中心に手掛けやすい材料となっています。増益見通しと直近の株価調整を受けて、PERは17倍台まで低下、割安感が出てきています。1600円台を底に株価反転、2000円〜2200円どころに向けた上昇スタートが見込まれます。


明日の新規上場銘柄

5980 エルシーピー投資法人
久しぶりの新規上場は、REITのエルシーピー投資法人となります。約450億円の資産を住居、高齢者向け住宅、有料老人ホーム、その他商業施設などに投資します。有料老人ホームなどのシニア物件への投資が特色あるところで、高齢化社会の進展に向けて注目を集めると見られます。



記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。


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発行元:有限会社アシストライフプランニング
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