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本日の日経平均は大幅反発しています。NY株高を好感して幅広く買いが入り、昨日は一時15,500円割れ寸前まであった日経平均は早くも高値で15,900円台を回復しています。また、長期の波動が上昇トレンドを形成しているとするシナリオに変更はありません。
今日はNY株の上昇に加えて実質10月相場入りということも強気に傾きやすかった大きな要因です。テクニカル的にはすでに「買いの季節」に入っているということは再三申し上げてきたようにNY株高と実質10月相場入りをキッカケに基調が転換したようです。
しかし、この転換がダマシである可能性もゼロではありません(相場に100%はありません)。ちょうど5月の初旬にも現在のようなテクニカルの強気パターンになった時があり、大型連休をはさんで5月2日に228円高、8日に138円高となった時がありました。
その後はご承知のように5〜6月と厳しい下げを演じ、17,000円台があった相場が瞬く間に14,000円割れ目前まで売られました。また、依然として25日線の15,939円、200日線の15,964円といった15,900円台にテクニカル上の「試練」も待ち受けている状態です。
いくらテクニカル的に「買いの季節」に入り、明らかな「転換」を示す兆候が見えてきたとしても相場の先行きが約束されたわけではないだけに、5〜6月のようなダマシになることも想定しておく必要はあります。それでも、少なくとも5月の時とは違います。
まず、株価水準が5月は17,000円台と高かったこと(現在は16,000円以下)、そして、外部環境も違います。米国株が利上げ懸念で調整を余儀なくされることになった原因である原油価格、これが5月は70ドル台で推移していましたが今は60ドル台にあることです。
そして、何よりも4月高値時の期日が来週一杯でほぼ明けてくることからも、10月入りから徐々に意識され始める9月中間と通期業績を手掛かりに5月のような「悲劇」は起きない可能性が高いと予想します。ダマシの可能性があっても確率は低いと考えられます。
25日線、200日線の回復まで今少しであり、16,000円台も固まっていない段階で戻り高値更新(16,414円)を想定するのは時期尚早かもしれませんが、それでも度々申し上げますように「売りの季節」ではなく下げても主力を中心に反発しやすいと考えられます。
相場を生きる!
〜 予想以上に反発しましたね! 〜
本日は、久しぶりに相場はしっかりでした。このような動きに対して、あとは外国証券の買いが入ると、日本株は1万6000円突破という話も出ると思います。現実に、本日は売り圧力が少なくなっているという指摘が情報で流れ、楽天の週刊新潮の件と共に流れていました。
楽天の週刊新潮は、まるでアサヒ芸能的で、かなり週刊新潮は落ちたという評判となり、楽天に対してブラックライターなどが何の目的で叩くのか、さらに、連鎖的に外国証券の格下げや目標株価の安値誘導があった場合には、背景に何があるのか気になる、という意見が多くありました。
楽天は、事業を拡大しすぎている、との指摘。原点を見つめていく必要があり、このままでは第二のライブドアになってしまう、という意見もありました。本来の事業を見つめて、ネット商店、ネット証券、球団(これはケースによっては身売りも良し)、旅行など、これ以上の拡大は、その財務的な基盤をもう少し強固にした方がよい、という意見。とにかく、TBSからは即刻退散した方がよい、という見方があります。
今回の週刊誌の記事は、前回のXデイという書き方からみれば、影響力は少ない、それは朝から言われていました。朝に私たちが聞いた内容が、だんだん市場筋に回っていく。そして、昼には日本全体に行き渡り、株価は朝の株価から3000円安する、そんな動きでしたが、今回の影響度は、明日どうなるか見る。すると、新興株全体に対する影響も見えてきます。
1部戻り期待(条件として日経平均が戻した場合)
下に取り上げる株は、日経平均が上がった時は戻り有効ですが、下げてしまった時にはロスカットが必要ですから、必ず、どこまで下げたらカットする、という限度株価を設定して、実際に下げた場合にはカットすることになります。まだ、安定的でないので、確率を見て狙いたいという堅実派は、しっかり確率が見えたら狙いましょう。
8840 大京
8178 マルエツ
8815 東急不
4004 昭和電工
5631 日製鋼
6310 井関農機
3404 三菱レ
6674 GSユアサ
7201 日産自動車
9064 ヤマトHD
2702 マクドナルド
9983 ファーストリテイ
6445 蛇の目ミシン工業
6479 ミネベア
8002 丸紅
相場トピックス
〜 原油価格動向 〜
原油先物相場は25日のニューヨーク市場で一時、半年ぶり安値となる1バレル60ドルを割り込み、59.52ドルを付けています。レバノンでの戦闘停止やイラン核開発問題をめぐる緊張緩和、英石油大手BPのアラスカ油田生産回復などで供給不安が和らいだためだ。米国で原油、ガソリン、灯油の在庫が増え、今冬の石油不足に対する懸念が弱まったことも原油安の大きな要因です。尤もその後はOPEC発言を受けて上昇に転じ、工場閉鎖や施設保守で在庫が減少するとの懸念を背景にガソリン先物が2%高となったことも、原油相場を支え、再度60ドル台に戻しています。又、石油輸出国機構(OPEC)が最近の価格下落について協議したとの発表を受けて、半年ぶりの安値から上昇に転じた流れとなっています。市場では終値で60ドルを割らなかったことが強気の兆候だとする見方もあり、仮に終値で60ドルを割り込めば、50ドル台半ばまで下げる可能性があるとの指摘も出ています。原油先物価格の下落についてはここまでの米経済に対する市場のムードを改善する動きになっています。
米エネルギー省が1980年に実質原油価格が90年までに2倍になると予想して外したことがあります。最近でも1バレル100ドルまで上がると予想していた市場の強気派は、今ごろ後悔しているかもしれないとする報告があります。しかし、このところの相場下落が今後も続くとは考えない方がいいとの見方が妥当かも知れません。実際、直近物ではなく、その先の2009年物の原油先物は現在も1バレル70ドル程度で取引されています。在庫は増えると見込まれるのですが、急成長するアジア諸国の需要が増え続ける一方、供給能力は拡大していないと言う実情があります。石油業界では労働者が不足し、生産設備の新設が進まず、ロシアと中東以外では新たな油田を発見することも難しくなっています。原油価格は2005年夏の数カ月間に1バレル当たり20ドル上昇しましたが、今年に入り最高値から15ドル下がっており、必ずしも新たなトレンドとはいえない状況です。実際には現在も原油高が続いているとみるべきであると思われます。
過去の原油先物価格の動きを見てもそれは明らかで、昨年日経平均が40%上昇している最中の2005年の11月には56ドル、更に今年の2月にも57ドル台の安値をつけています。これを考慮に入れると、現在の60ドル前後の水準は決して安い水準とはいえないことになります。確かにここ数年の明確な上昇トレンドの下値ラインを割り込んだと言う見方もあるのですが、それが先ほども申し上げましたように、逆に下値への明確なトレンドを持つものでもありません。又、需給面で考えれば、世界中の経済が今後縮小方向に極端に傾くのであれば、下落トレンドを形成する可能性もありますが、少なくも中国経済が拡大の一途を辿っている姿を見れば、確実に需給はタイトになってくると考えられます。その意味でも原油価格は高値圏で推移すると想定しておいた方が良さそうです。
原油価格の動向に影響を及ぼす要因として中東情勢が問題となり、この中東のオイルマネーが日本株を買っている観測が強いだけにその動向が国内の株式相場にも影響を及ぼすことになりそうです。その中東では9月23日から約1カ月間、イスラム暦のラマダン(断食月)に入ります。多くの中東諸国はラマダンに入り、今後1カ月間、イスラム教徒は日の出から日の入りまで飲食を絶ちます。「ラマダン期間中は中東投資家が売買を手控え、オイルマネーの流入が細る」と東京市場では長年言われ続けています。しかし日経金融新聞のコメントによりますと、こうした見方は必ずしも真相ではないと分析しています。「ラマダンでも中東の投資家は株を買う」と断言する向きもいるようです。
過去5年間のラマダン期間中の中東の主な株価指数の騰落率を見ると、サウジアラビアなどペルシャ湾岸6カ国から成る湾岸協力会議(GCC)域内の主要100銘柄を対象にした株価指数「グローバル・GCC・インベスタブル100」は、平均約3.9%上昇するなど総じて堅調となっています。市場エネルギーの目安の一つである中東株の時価総額もラマダン期間中に増勢を続けています。このようなデータをみる限り、ラマダンが投資行動に与える影響はさほど大きくないと見てよさそうです。
中東株に投資するのは主に域内の個人で、ラマダン期間中は就業時間短縮などの措置がとられるのですが、それ以外は普段の生活と変わりがありません。むしろ「日の入り後は街に活気が戻り、スーパーの売上高が急増する」といわれています。「断食が投資まで影響を及ぼすとは考えにくい」との見方が強いようです。
原油高の恩恵を受ける中東諸国ですが、一部で投機資金が原油相場から撤退しているとの報告もあります。原油先物価格は1バレル60ドル前後と依然高水準であることに変わりはありません。オイルマネーの有力な行き場のひとつが日本株であることに変化がないようです。歴史的な原油高を背景にオイルマネーが域外に大量に押し寄せた2003年以降、欧州勢は日本株の買い越しを続けてえいます。脱デフレをにらみ、日本経済の復活を買ったと言っても過言ではありません。ただ、投資家は常に相場変動要因を模索しており、ラマダンを材料に中東以外の投資家が売買を手控えることも想定する必要があります。
今月、市場調査のため来日したクウェート・インベストメント・オフィス(KIO)の日本株ファンドマネジャー、カリド・アリモガウィ氏は「日本株は魅力的な投資先。小泉路線の継続を望む」と語っています。昨年の急ピッチな上げ相場に乗り遅れ、日本株を十分に買えていない中東投資家も少なくありません。このような資金が向かう先はトヨタ自動車、ソニー、キヤノンなど国際的な知名度の高い大型株と言われています。但しその前提は、昨日誕生した安倍新政権が改革路線を踏襲し、景気も減速せずに着実に拡大傾向になることであろうかとも思います。いずれにしても日本株を牽引する主体が外国人投資家ですから、世界的な資金の量から言えば彼らの動向を無視する訳には行かないようです。
〜 業績の上方修正、且つ益利回りの高い銘柄(ドイツ証券) 〜
2778 パレモ
5541 太平洋金属
5851 リョービ
6935 日本デジタル研究所
8141 新光商事
〜 規制緩和 〜
日証金は27日、2211不二家株など17銘柄の貸借取引の貸株利用などで注意喚起を取り消すと発表した。対象銘柄は以下の通り。
2211不二家
2267ヤクルト本社
2355シーフォーテクノロジー
3116トヨタ紡織
3403東邦テナックス
3591ワコールホールディングス
5463丸一鋼管
5714同和鉱業
5807東京特殊電線
5915駒井鉄工
6316丸山製作所
7936アシックス
8160木曽路
8415紀陽ホールディングス
8571ニッシン
9006京浜急行電鉄
9605東映
〜 規制強化 〜
東証は27日、8038東都水産株を日々公表銘柄に指定すると発表した。28日から信用取引残高を公表する。
〜 引け後のニュースから 〜
3770 ザッパラス(マザーズ)
10月末付けで1対2の株式分割を発表しました。昨年5月に上場、携帯電話向けに占いを主力とするコンテンツを配信する事業を手掛けています。新興市場が軟調な中、株価は調整局面にあり、25日・75日移動平均線がデッドクロス目前にありましたが、株式分割を好感、デッドクロス回避の動きが期待できます。
今日の推奨監視銘柄 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。また、チャートを見て過熱感があるものが多いので、飛び乗りは禁物です。しっかり押し目狙いで取り組みましょう!また、日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
3382 7&I
主力銘柄の代表的な存在ですが、セブン&アイが3000円台はいかにも出遅れ感が強すぎます。ここで7月安値3680円を意識したボトムを形成(一昨日の3650円)、底入れ感が台頭しつつあります。国内の安定した成長に加え、グローバル展開で北米事業も長期的な成長も見込まれていることもあり、ここでの米国の景気減速観測後退はポジティブな材料とも言えそうです。3760円〜3790円が買いの狙いでしょうか。
5333 ガイシ
前週末に通期業績を上方修正したことで週明けに上昇、ここで相場全体が強くなったことで月曜日の高値をも上回って1600円台に入ってきていますが、まだまだ上値余地はあると考えられます。報じられているように自動車用の排ガス浄化用触媒などが好調に推移しており、今通期は前期に続いて大幅な増益が見込まれているほか、来期に関しても増収増益予想、さらに信用の取り組み倍率が1.28倍と拮抗しており、8月高値1644円が目前に迫ってきていることもあって売り方の買い戻しにも期待があります。1580円〜1600円が買いの狙いでしょうか。
7202 いすゞ
特段の新規の買い手掛かりは見当たらないもののチャート的には出遅れ感が強く、現在の水準を拾っておく分には大きなリスクは考えられません。業績もマズマズの状態で推移しており、中東など資源国中心にトラック販売が拡大しているほか排ガス規制に伴う買い替え需要で国内も依然として好調に推移しているなど、9月中間も大幅な営業増益が見込まれています。通期や来期に関しても見通しは増収増益です。買いの狙いは364円〜366円でしょうか。
8267 イオン
昨日の中間決算の報道を受けて(既存店売上高が10年ぶりに前年を上回るなど本業のスーパー事業が好調だったほか、オリジン東秀をはじめ連結子会社の増加も寄与して好調な内容だった)、本日は寄り付きから高く始まっていましたが、しかし、押し目場面は今後も狙っていける銘柄だと考えられます。発表された業績や見通しからは「不振業界」などといったことを微塵も感じさせない強さが伺えます。チャート的にも出遅れ感が強く、まだまだ修正高は暫く続きそうです。2760円〜2780円が買いの狙いでしょうか。
4966 上村工業
株価は下値200日線をサポートラインに右肩上がりの動きが続いている。大和総研では「電子基板用めっき薬品が好調、原料高リスクは想定の範囲内に収まろう」としレーティング「2」を継続、「今期PERは14.4倍と中堅素材メーカーの平均である18倍を下回っており、株式流動性の低さを考慮しても割安な水準と考える」などと指摘している。又、今期業績は会社計画を上回る2桁増益が見込め、来期も2桁増益が続くと予想している。株価は直近で7300円高値まで付けている。バリエーション的な割安感も依然強く、上値余地は大きい。押し目を狙いたいところ。三菱UFJ証券では中期的に堅調な収益拡大が期待できるとして、投資判断「1」としている。6650円〜6750円が買いの狙いでしょうか。
5851 リョービ
株価は昨年12月に906円の高値をつけた後上値の重い展開から、直近の全体相場の下落から200日線を割り込む動きとなっている。PER14倍台と言うレベルは割安感は強く、中国・大連での今秋の金型工場稼働に続くダイカストの生産開始が注目され、ダイカスト事業の拡大が連結利益を押し上げる可能性が高いと評価されることから早晩反発の動きが期待される。 立花証券でも「強気」の投資判断、主力のダイカスト製品が国内自動車メーカーの好調で伸びたほか、海外での印刷機器販売も堅調で前期は営業最高益を更新。好業績を受け、株主への利益配分を厚くすることも材料視される。2006年度の自動車向けダイカスト事業への投資を2005年度比1.6倍の154億円に拡大する。立花証券では投資判断を「強気」としダイカスト事業と印刷機器事業が好調で今3月期の業績は、再増額修正される公算が大きいと評価している。信用取り組み倍率0.50倍も妙味あり。ゴールドマンサックス証券では、自動車の軽量化の流れにのって、アルミダイカスト需要は年率5%前後の成長が続いており、ダイカスト専用最大手メーカーとして同社もその恩恵を確実に享受できていると高い評価をしている。大和総研では上方修正余地の大きい銘柄として同銘柄をリストアップしている。840円〜846円が買いの狙いでしょうか。
6471 日本精工
株価は5月に高値1085円を付けた後、下値200日線をサポートラインに反発の動きに。新光証券では産業機械軸受や自動車関連製品が堅調に推移していることから、通期の会社計画は保守的で、2桁増益へ上方修正される可能性が高いと指摘している。更に野村証券では投資判断「2」とし、積極的な投資スタンスを推奨、今期は会社計画比上ブレを見込んでいるほか、来年度営業利益は20%増益を見込むとしている。ゴールドマンサックス証券でも「買い推奨」妥当株価を1200円にしている。トヨタ自動車などの過去最高の増産メリット。みずほ証券では投資判断を「2」目標株価1100円としている。ベアリング3社の中でも循環的な需要拡大の恩恵を享受できるものと思われる。生産性の向上と精機の循環回復により、2007年3月期の営業利益は前期比23%増益との予想もある。メリルリンチ日本証券では収益の安定成長性、グローバル競争力、割安な株価バリュエーションなどを勘案し、ベアリング、建設機械のサブセクターに注目、同社株も投資判断を「買い」目標株価を1150円としている。産業機械軸受、自動車関連製品といった主力事業が好調に推移しており、国内外での生産能力増強で、収益拡大期待が大きいとの好評価。5月の高値1085円奪回を目指す動きに。958円〜969円が買いの狙いでしょうか。
6310 井関農機
第1四半期決算では国内農業機械市場の低調を映し、売上高が前年同期比5%減収となったものの、営業利益はコストダウン効果から同2.2倍の5億円で着地。収益環境はいまだ厳しいものの、安部政権下では中国、韓国との関係改善を進める公算から、農機ハイテク化が進む中国農業で同社の活躍余地が高まる期待も。株価は9月13日に438円まで戻り高値をつけたが、その後は機械受注統計の悪化を嫌気される形で反落。前日26日は一時75日線を割り込む場面もあったが、ここを下ヒゲとして反発してきた。27日は前日安値を下回ることなく十字足を形成しているほか出来高も急増。目先筋の売りが一巡した感は強まっており、ここから戻りを試す展開が想定される。リストラにより収益体質は強化されており、第1四半期決算でみせた業績変化率の高さも注目材料。ひとたび動き出すと値動きが軽くなる習性もあることから、意外高となる思惑もあるようだ。355円〜365円が買いの狙いでしょうか。
8015 豊田通商
第1四半期決算は売上高が63%増収、経常48%増益で大幅増収増益で着地。トーメンとの合併や金属・機械・エレクトロニクスの取り扱い増加が業績に寄与しており、通期予想に対する経常利益の進捗率は30%と順調。会社側では期初計画を据え置いたままだが、上方修正は必至といえる。合併によるスケールメリットの拡大や、トヨタの世界的な生産台数拡大、さらには海外ディーラー事業がここにきて成長していることを踏まえると、08年3月期予想PER14倍台は割安。ゴールドマンサックス証券では今後5年間は2ケタ成長が狙えるとみており、割安成長株として注目しておきたい。27日の株価は窓空け陽線を示現させており、騰勢感が強まっている。長期保有銘柄としても最適だが、短期でも4月の年初来高値3280円までは真空地帯。直近の戻り高値である9月14日高値3140円を早い段階で上抜けると、売り方の踏み上げも期待できよう。2870円〜2980円が買いの狙いでしょうか。
明日の上場銘柄
73054 ハイパーコンセプション(ジャスダック)公開価格40万円・1株単位
首都圏で企業向けにパソコンなどのOA機器を販売する事業を主力としています。その他アスクルの代理店業務、OA機器を販売した企業へのコンテンツ制作なども手掛けています。商品の大量仕入れによる販売価格の安さと、顧客企業とのメールでの上方訪韓などの特徴を持ちます。前12月期の販売先は約4600社で、顧客企業の数は毎年3割ずつ増加しています。今12月期の経常利益は前期比24%増の3.1億円を見込んでいます。今期は6100円の配当を予定しており、配当性向20%超を維持していく方針です。上場に伴う調達資金約3.6億円は商品の仕入れなどに充てる、としています。公開価格のPERは13倍台となります。成長性と比較すると割高感のない水準です。また、ベンチャーキャピタルの保有もなく、ストックオプションも当面行使できないなど、需給面の不安材料がありません。OA機器販売という人気化しにくい業種であることがやや懸念されます。
初値予想:50万円〜55万円
〜 直近の上場銘柄 〜
7826 フルヤ金属(ジャスダック)公開価格1万円:100株単位
初値は公開価格と並ぶ1万円、その後1万1900円まで上昇して、終値は1万890円となりました。株式市場の地合いが良い中、しっかりのスタートとなりました。工業用金属を製造・販売する企業です。設立時は貴金属地金の販売、宝飾品の制作・販売などを手掛けていたものの、現在は白金、イリジウムなどのプラチナグループメタルを加工し、エレクトロニクス、環境、医療などの工業用品を製造しています。特に下降の難しいイリジウム、ルテニウムなどに特化して大手との競合を避けています。特にイリジウムは携帯電話、半導体などの高機能化に伴って用途が拡大傾向にあります。問題は希少金属であるプラチナグループメタルの確保ですが、世界トップクラスの英国企業から安定供給を受ける契約を結んでいます。希少金属関連として評価されれば、更に上値を展開が期待できます。
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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