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本日の日経平均は一旦落ち着きを取りもどしています。午前中は前日の安値を下回って続落となりましたが、その後は自律反発狙いの買いが膨らんで底堅い推移となりました。一方、長期の波動が上昇トレンドを形成中であるとするシナリオに変更はありません。
昨日は週明けから日経平均も大幅安となりましたが、下げのピッチが早かったことや下げ幅が大きかったこともあって今日は自律反発狙いの買いが広がりましたが、かといって大きく強気に傾くわけでもなく弱含みのシーソーゲーム的な動きを繰り返しています。
テクニカル的には過熱感が薄らぎつつあることは事実でしょう。日経平均も前場のザラバで8月28日の15,745円を更新したことでコツンとなりやすくなってきていると考えられます。しかし、昨日も申し上げたように依然として今は「売りの季節」の中にいます。
15,745円を更新したことで戻りに転じても不思議はないのですが、大きく下げた後のリバウンド狙いも買い一巡後はすぐに手仕舞っているのを見ても買い方が決して楽観していないことが分かります。特に外国証券の本日の売り越しには警戒する声がありました。
本日はNYが小幅ながら続伸したにも関わらず寄り前の外国証券の売買動向は1950万株の売り越しとなりました。しかも、欧州系の注文が多かったことでラマダーン月でもあるイスラム系の売り注文(米国系証券には資金を預けない)が増えたとの指摘があります。
この背景には中東諸国の日本株買いの源泉であった原油高、それが最近は下落基調を辿っていることで日本株からオイルマネーが流出しているとの観測が広がっています。原油安を好感したNY株の続伸にも期待はありますが、次第にFOMCも近づいています。
日経平均はテクニカル的には「売りの季節」を脱していない、中東勢はラマダーン月と原油安で流出観測、そして、NYも次第にFOMCに近づくに従って膠着の恐れもあり、そのFOMCを前に3連休を控える東京は週末にかけて手控えムードも広がりそうです。
それでも個別には下げても戻す銘柄も多く見受けられ、大きな値幅を狙わない限りはチャンスもあります。例えば今日の市場でも見られたように14日発売の四季報や会社情報のコメントに期待した銘柄が動くなど投資家の物色意欲まではノックダウンしていません。
日経平均は15,745円を割り込んだことで次なる有力な下値メドとして日経平均の52週線水準である15,569円、13週線水準の15,543円、その中心である15,550円近辺を想定しつつ、やはり、小型株よりも大型株、主力クラスの戻りを想定した戦略がベターでしょうか。
相場を生きる!
〜 不安定相場で狙う株 〜
ここで、全体は波乱です。先物に左右される展開であり、実際には買いで強い材料がないことから、自然体では15500円以下という動きに対して先物が強引な買いを入れた。したがって、先物の買いがなくなると相場は下げるのですが、先行きに明るさあり、と判断すると強引な買いが続く可能性もありそうです。
ここで、ソフトバンク、楽天の調整から、新興株は大きく調整、オール調整という感触でした。これからの戻りは、まず安定して新興株が買われる環境を待つことです。安易にやると、落ちてくるナイフを拾うようなことになりかねませんので、ここは慎重すぎるくらい慎重で良いと思います。
年間を通じて、仕込みできる相場が3分の1で、何もやらない相場が3分の2だとしても、それでも損さえしなければとれる、それが株式投資です。日々のデイトレードの方も、スイングの方も、儲けるより損をしない張り方に重点をおくと、無理ない投資が出来るようになります。月のうち、毎日やらなくても、要所、見えた時だけ、週に1,2度やる。そんな感触で対応し「ここは一番とれる」という時だけ張るのも良いかと思います。
今は、どちらかというと下げに向かっているような感じとなり、調整モードですが、日柄を明けていくと次なるチャンスが来ると予想されます。調整があるから次なる相場が来るからです。ここで、ソフトバンクは2330円の評価をする外国証券が中立として、これは評価されるのですが、プロ筋ではいまだソフトバンクを投資対象としない人が多いらしいです。株価は指標的に見るが、投資対象ではないということだそうです。
これは、楽天も同様です。全体の動きを占うため、マークして株価の動きは見るが、買いでも空売りでも投資対象ではない。理由は、なかなか判断できないからです。また、格付けや、いろいろな回りの噂、環境などに左右されやすい。このため、証券によっては、この2本は当面やらないように、と警戒するケースもあります。
チャンスは、売られた後にいつも来ます。ピンチがあるからチャンスがある。ここでは、環境を見ていき、次に狙えるタイミングで、仕込む事になりそうですね。
新興株も、今はまったく良いところありませんが、このまま新興市場株が終わるわけありません。再浮上してきます。ここは、長期では徹底して運命共同したいほどの納得いく好みの株を選択する(ただし、資金が1000万円以上の余裕のある方のみ)。短期的には、下げリスクが大きいので狙わない。狙う場合には、反発の動きがしっかり見えた時、短時間で狙うことです。
また、今後の相場の見方など、推測してみました。このような中立から弱気、という展開になると、途端に証券界はコメントが少なくなります。格付けも、レポート内容も効果なくなり、今の状況がチャート崩れの限度という見方から、結局、日経平均が崩れてしまうと、数量が出来て上がるタイプで日経平均と同じような動きをする株が一斉に崩れます。それでは、ここで、どの程度の値幅、どの程度の日柄調整なのか、主力の外国証券は今の現状の相場に対しては、弱気は伝えておらず、中期的な狙いとしては、相場は高くなるという見方ですので、ここでの調整場面でのコメントがありません。
相場が下げに入った場合、買いだけの場合には、何も出来ないで見ているだけ、ということになりますが、空売りが出来る方は、2日前までの攻撃株、特に信用残高が多く、かつ数量が出来なければ上がらない株で、先の下げで大きく下げた株は、ここでも下げてますので、ここは日経平均の動きを見ながら、買いと同じように、空売りの打診をしてみるのも一つの手法ですね。
先週の株高の展開は先物主導の仕掛け。それも買い戻しを狙った、強引な大量買いでした。これはSQ後日に、消えてしまう、というリスクを孕んだ買いでしたので、ここでは、ある程度、プロたちは、今回の下げを予想してきました。つまり、梯子段を外された場合には、急落する。という見方です。そのため、リスク回避をしてきました。
とにかく、買いでは、やらなければ、どんな相場でも損しません。ホールドしなければ、何も苦労しないで見ていられます。空売りできる方は、上昇期待相場での買いと同じような感触で、空売りの打診をかけておくことが出来ます。特に日経平均が下げる日は、数量が必要な主力株は上がりませんから、リスク少なく、その日を狙うことが出来ます。
NYの言葉にあります。
「上昇相場で儲かることは簡単だ。
むずかしいのは、調整相場となった場合、どうやって損を回避するか、それが重要だ。」
日柄調整は、9月中間決算内容が発表となる時期まで調整で、値幅的には、目先は1万5500円を探る動き。上昇しても25日線の1万5974円、もしくは200日線の1万5934円当たり(新光の三浦部長のコメント)
ここでのマーク株。押し目がどこまであるか見ていき、反発があれば狙う株。
8815 東急不
9064 ヤマトHD
8267 イオン
8236 丸善
6445 蛇の目ミシン工業
8178 マルエツ
4666 パーク24
相場トピックス
〜 調整局面での対応 〜
米国景気の減速懸念が強まっています。特に住宅市場の減速が著しいとの経済指標が最近相次いで発表され、特に住宅ローンの破綻からの消費行動に影響を及ぼす懸念を強める向きが増えています。実際に住宅販売数は新築、中古ともに昨年末から減少基調が続いており、7月の住宅在庫は新築が10年半ぶりに、中古では13年ぶりの高水準に達しています。住宅建設業界の景況感指数であるNAHB住宅市場指数は、7月に32まで低下しています。ピークであった昨年6月の半分以下で、1991年初め以来の低水準となっています。これらのことからも今後の住宅建設の一段の冷え込みが予想されています。又、住宅の販売の不振を反映して、前年同月期比10%以上の高い上昇を続けてきた中古住宅販売も、上昇率が急速に低下しています。これまでの住宅価格の上昇による資産効果が個人の消費支出を刺激してきただけに、住宅価格の伸びが鈍化することによる個人消費へのマイナスの影響は避けられないと見られています。
このように住宅市場の軟化とそれを受けた個人消費の悪化に対する懸念から、市場の一部では米国景気に対して悲観的な見方も浮上し始めています。尤もこの懸念が現状のレベルで考えた場合に米国の景気の後退への懸念がいき過ぎだと考えても良いかも知れません。景気への悲観論が問題視するのは、家計の借り入れ返済のリスクの高まりとなります。金利部門のみを支払うローンなど、かっては普及していなかった住宅ローンの仕組みがそれを助長した可能性は否定できません。しかしその一方で住宅ローン債券の証券化が普及するなど、金融機関のリスク抵抗力も強まっているようです。少なくとも金融危機が個人消費の減退を招く可能性は低いと見られています。
さらにマクロから見た家計の財務状態は意外と良好です。不動産評価額から住宅ローンを引いた正味資産の額は年収を上回る大きさとなっており、これが個人消費を支える強い要因となっているようです。さらに好調な企業業績により、賃金所得の伸びが底固く、雇用拡大ペースも鈍化したとはい、拡大基調が続いています。住宅価格が下落しても賃金増と雇用拡大が個人消費の強い下支え要因となりそうです。その意味では目先住宅市場の減速と言うレベルでは特に米国経済、延いては米国株相場への影響は限定的であるのではないかと見てよさそうです。
以上のように過度な米経済に対する悲観論は必要であるとは思いますが、一方で目先的な動きではやや警戒を持って見極める動きが必要になるのかも知れません。9月相場は歴史的に見てもパフォーマンスが悪いと見られることは何度も言われて来たことですが、実はその背景としてヘッジファンドの売買が関係しているようです。以下は朝のコンテンツでも書いた内容ですが、ヘッジファンドの売買による季節的な要因からの売りが優勢になる解説となっています。7月の機械受注統計が市場予想を大きく下回ったことをきっかけに日経平均株価は急落していますが、前週末の株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出までにヘッジファンドの買い戻しが一巡してしまったという需給関係の悪化も株価下落の背景として挙げられています。今後はヘッジファンドの買い戻しは期待しづらく、株式相場は日米のファンダメンタルズの悪化を警戒して再び下値を探る展開になるとの見方が出ています。
7月下旬から8月下旬にかけての株式相場の上昇は、運用成績が悪化したヘッジファンドのポジションの手じまいに伴う買い戻しが主導した面が大きかったと見ています。現在、ヘッジファンドの中心はCTA(商品投資顧問)と呼ばれるタイプのファンドだが、彼らの多くは今年前半は日本の株価指数先物を買い越していましたが、5月の相場急落で運用成績が悪化し、それを挽回しようと、6月後半以降は逆に売り越しに転じています。しかし、株式相場がその後持ち直したことで、さらに成績が悪化し8月は買い戻しを迫られるケースが続出しています。このような買い戻しはすでに一巡し、株価指数先物市場では再び、売り方優勢の地合いへと転じています。9月相場では特に海外勢の中長期運用の機関投資家も戻り待ち売り姿勢をとり始めており、海外投資家主導による相場上昇は当面、考えにくくなったと言うものです。昨日も書いたことですが、米国の多くの投信は10月、ヘッジファンドは11月が決算期とされています。12月までに投資家に分配金を支払う必要があり、換金売りが活発になるとの見方もあります。当然、米国株同様に日本株も海外勢主導の動きを想定するのであれば、パフォーマンスが悪いと考えた方が良さそうです。ただ、この先相場が下方に向かって下がり続けると言う確率は低いようですから、現状はこの調整での仕込みを考える局面を迎えていると言えそうです。
〜 引け後のニュースから 〜
8068 菱洋エレクトロ
今3月期業績を上方修正しました。営業利益で12.5億円予想を16.5億円に最終益を10億円予想から13億円へと引き上げています。8月後半に中間期決算の上方修正を行っていましたが、更に通期見通しも見直しとなりました。株価は25日移動平均線前後で調整基調が続いています。通期業績上方修正はほぼ予想通りながら、株価の反発期待が高まります。
今日の推奨監視銘柄 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。また、チャートを見て過熱感があるものが多いので、飛び乗りは禁物です。しっかり押し目狙いで取り組みましょう!また、日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
6752 松下
特に目新しい手掛かり材料も見当たらず、外国人も日本株買いに消極的になっているとされる現在、松下も弱含みの動きが続いていますが、しかし、投資家マインドが落ち着いてくれば主力の好業績銘柄に関心が集まるのは必至であり、松下は十分にマークしておく必要があると考えます。昨日本日と特に大きな動きはないとはいえ、今週に入ってからの地合いの中では、むしろ下がらない事が期待されている一つの証左ではないでしょうか。4期連続の増収増益だった前期に続いて今2007年3月期も増収増益が見込まれており、あしもとのプラズマテレビの販売好調(パネルの市況は悪化しているものの)で9月中間の増額修正にも期待があり、今後も底堅い動きが予想されます。
9064 ヤマトHD
テクニカル的にはほとんど過熱感が無く、短期的にも中長期的も投資チャンスが到来していると考えられます。第1四半期は道交法改正でコスト増により減益となりましたが下期には回復が見込まれているほか、最近はライバルの郵政が宅配便に力を入れ始めて脇が甘くなっており、これを契機に同社のメール便の伸びが期待できると会社側でも予想しています。電子商取引の拡大と共に長期的にも業績拡大トレンドが見込まれており、狙いの押し目水準が拾えれば確度の高いスイング・トレードが狙えると考えられます。
9433 KDDI
特に新味のある手掛かり材料は出てきていませんが、ここで四季報・会社情報の発売を14日に控え、【拡大】【好調】といった記述が期待される銘柄に関心が集まっています。あしもとで8月末の携帯電話・PHSの契約数の純増数で2カ月ぶりに首位に立っていることや10月からのナンバーポータビリティーで3社の中で最も乗り換え希望が少ないことも明らかになっていることからも(日経産業の読者アンケートで)、期待通りの強気コメントが予想されます。ここで9月4日の78.3万円から調整が進み、6月、8月にも下げ場面で意識された75日線に接近、テクニカル的にも妙味が膨らんでいます。
9735 セコム
手掛ける銘柄が乏しくディフェンシブストックに資金が流入していることを反映するようにセコムにも動意の気配が漂っています。業績に関しては拡大基調です。主力の機械警備が企業向けに伸びており、今通期の連結営業利益、純利益共に最高益更新の予想にあり、来期以降も首都圏を中心に営業拠点を新設して機械警備の契約数を拡大、最高益更新が見込まれています。決して割安な銘柄ではないとはいえ、押し目を狙ったスイング・トレードは十分に狙えると考えます。
6952 カシオ計算機
株価は4月高値2360円を付けた後、上値を重くする展開から1770円まで下押したが、反発の動きを強めている。下値25日線をサポートラインとしているが、2000円超えのレベルに200日線が徐々に下値を切り上げる動きで、4月の高値2360円と6月の安値1770円をそれぞれ頂点とする三角の血合いの動きから上下放れるタイミングが近付きつつあり、来期以降の高成長を評価する見方も強く4月の高値を奪回する期待が高い。メリルリンチ証券では、レーティング「買い」戦略的製品を持ち、長期的なグローバル展開が可能になってきたことなどを評価している。野村証券では「2」を継続、前期は想定どおり営業10%増益になった模様としているほか、今期はベストシナリオなら20%以上の増益も可能と指摘している。再度先の高値奪回から一段高の動きが想定される。大和証券では 今期の業績下方修正リスクが小さく、来期も営業増益を期待でき、バリュエーションもまだ割高になっていない銘柄ととして注目、投資判断を「2」としている。
5563 日本電工
現状株価は割安圏に放置されていると見ているようだ。三菱UFJ証券では、収益柱である高炭素フェロマンガン価格が会社計画を上回って推移しており、今期業績は会社計画を上回る可能性が高いと指摘している。さらに、来期はは原料安メリットと高炭素フェロマンガンの販価上昇効果で業績は急回復すると予想しており、投資判断を新規「1」今後12ヵ月間の目標株価を940円としている。株価は2月の高値467円の後上値を重くする動きから6月には300円割れまで下押し。直近で業績の回復傾向を評価する動きから急反発の展開に。一段高から2004年高値の557円を目指す動きに。
9020 JR東日本
メリルリンチ証券では投資判断を「買い」にし、目標株価を100万円としている。リテール事業の成長性を本格的に織り込む段階に入ったとしている。日興シティグループ証券では投資評価「1M」ターゲットプライス97万5千円としている。尚、野村証券では保守的なために株価が軟調になっているものの、今後会社側から業績上方修正される可能性が比較的高いと見ている銘柄として取り上げている。また、ヤフーと同社は電子決済事業で提携する。ヤフーの電子商店街やオークションで買い物をした際に、同社の電子マネー「モバイルスイカ」で決済できるようにする。クレディスイス証券では投資判断を「OUTPERFORM」、目標株価を98万円に。
4186 東京応化工
モルガン・スタンレー証券では投資判断を「イコールウエイト(中立)」で据え置いたものの、半導体材料の需要増加の恩恵を享受する1社として、目標株価を2770円から3160円に引き上げた。同証券では半導体メモリーの需要増加により高付加価値の半導体フォトレジストへの引合いが活発化するなど、収益環境の好転を解説。同社業績も採算改善傾向にあることを主因に今来期の営業利益を増額修正している。反面、同社株は年初より14%強下落するなど、TOPIXに対する相対株価が出遅れている点を指摘。「株式市場の半導体材料事業に対する利益成長率期待が上昇すれば、年初来低迷している相対株価にも影響を及ぼすことが考えられる」としています。12日の株価は終値2895円と小安く引けたが、下値では押し目買いが入り、出来高は増加傾向に。足元は8月21日高値3110円から調整局面にあるが、2段下げの形状はほぼ完成しつつあり、ここから反発するタイミングを注目したい。
9202 全日空
12日の株式市場は、原油価格が約半年ぶりに65ドルを割れたことで、これまで原油高デメリットを受けていたセクターが相対的に買われた。空運セクターも堅調推移となり、同社株は一時10円高の483円まで上昇。株価は順調に戻り高値を更新しており、次なるターゲットは1月の年初来高値509円までは真空地帯。信用倍率は0.48倍と需給面での妙味も高い。原油価格が高水準で推移すれば、今期も燃油コストの2桁増が予想され、収益改善が足踏みするとの警戒感があったものの、当面の懸念は遠のいたもよう。一方、燃料価格が上昇するなかでも高単価旅客の獲得が好調に推移しており、今期業績はここまで会社計画を大幅に上回っているようだ。9日付けの読売新聞1面では「07年上期に格安航空会社を設立する計画」と報じられた。来年早々にも国内線と国際線を別会社に分け、機内サービスを大幅に切り詰める一方で格安な料金を実現するなど、格安航空会社との競合対策にも着手しています。
今日の推奨銘柄(中期編)
中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。
6772 東京コスモス電機
東京コスモス電機は産業機器用可変抵抗器メーカーです。今3月期は主力の可変抵抗器需要が回復、次世代機への転換過渡期にある自動車センサーなどの落ち込みを補って増収を確保する見通しです。材料費高騰と、役員賞与の計上変更に伴い、営業・経常減益となるものの、最終益は減損が消え、黒字転換見通しです。また、有利子負債を順調に圧縮していることもプラス材料として評価できます。株価は25日移動平均線を強力なサポートラインに上昇トレンドを継続していますが、11倍台と割安感があります。今期5円の配当を予定しており、約2%の配当利回り面からも注目です。好調なチャート展開で、300円台を目指す展開が見込まれます。
明日の上場銘柄
明日の新規上場銘柄はありません。
〜 直近の上場銘柄 〜
3228 三栄建設設計(セントレックス)公開価格31万円・1株単位
初値は公開価格を5%上回る32万5000円、直後に32万7000円の高値を付けたあと下落に転じ、終値は公開価格を下回る30万2000円となりました。建売住宅の開発・販売、マンションなどの不動産賃貸を主力とする企業です。建売住宅を首都圏中心で、2006年8月期の着工戸数は前々期比33%増の350棟、団塊ジュニア世代をターゲットとしています。賃貸事業は東京都内のほか、札幌、仙台など地方都市の物件も保有しており、直近の稼働率は90%超となっています。株価に割安感はあるものの、出来高も少なくやや人気薄の状態です。中長期的には上昇期待があるものの、公開株数が少なく流動性が低いことがネックとなります。
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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