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本日の日経平均はNYダウの184ドル安を受けて下げ幅が拡大し、先週の15,508円を割り込む動きとなり、4月高値からの調整は「現在進行形」であることが確認されました。しかし、長期波動が上昇基調を辿っているとするシナリオに大きな変更はありません。
日経平均の先週の安値15,508円、つまり15,500円台は今年の1〜3月の安い場面でも下げ止まった水準であっただけに一応の信頼感はありました。しかし、NYが仮に3桁の下げともなれば保証の限りではなかったようです。確かにNYの急落は影響しました。
いくら信頼された水準であっても想定外の環境の変化やトラブルが生じれば、いかなる株価の下値も保証されたものではないということですが、現状の下げは企業業績や景況感の悪化といったものとは違う外的要因によるものであって深刻なものとは異なります。
ファンダメンタルズが悪化した深刻なものとは違っても信用残の整理進捗の必要性が指摘されていたように、それこそいくらでも売り物が待っている相場です。そう簡単に相場の節目に届いたから調整終了と決められません。それでも、そろそろ底入れでしょうか。
日経平均は急落したものの、依然として15,500円前後には「信頼感」があり、今日の安値を起点に反発に転じる可能性も高く、仮に下げても200日線の@15,100円、ライブドア・ショックのA15,059円を下値メドと考えます。15,000円割れはないと予想します。
昨日も申し上げましたが(しかし、全面安でしたが)、ここでは引き続きボロ株や業績に不安のある銘柄よりもメジャーな業績に不安のない銘柄が相場の戻りを牽引する立場となると予想します。
本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでみました。
相場を生きる!
〜 世の中そんなに甘くない!? 〜
本日は392円安、波乱の一言。5月を象徴するかのような日でした。月末なので6月期日の売り圧迫があることは織り込んでいましたが、ここまで酷いとは(汗)昨日、NYダウと外国人の売り買いの記事を書いた矢先の出来事。日本株浮上のカギを握るNYダウのキツイ下げ。オマケに外国人の売り越し。1週間かけ、押し目の形を作り上げていた日経平均日足チャートを全てぶち壊し。残念です。
これは、米国株が180ドル近い下落→当然、日本株もつられて下落→その動きにアジアが同調して下げ始める→その下げをみて、午後1:30分以降さらに日本株自体の下げが加速。こんな感じの動きでしょう。この日経平均400円安の裏には、月末で大口が大きな買いポジションを取れないことを知った上での先物売り仕掛けが入ったようです。今月だけで何回目でしょうか...(汗)もう勘弁してほしいものです。日本時間で13時30分にインド市場が始まります。いつもは、その時間になると同時に先物手動で仕掛けが入っていました(13:25〜13:35分の間)。多分、皆さんもその時間まで様子を見られていたのではないでしょうか?私も当然様子を見ていました。今日は、その時間になっても仕掛けは起こらなかったし、既に300円安とかなり下げていて、三角持ち合い状態。それにジリジリ浮上するかのような動き。もう仕掛けは無いのかと思っていました。(逆に窓埋めで浮上するかも...なんて思ったり。)実際、市場も「底なのか?」という動きで浮上し始めていた個別株もあったように感じました。が、そうは甘くはありませんでしたね。その10分後、13:40分に起こりました。見事な「三角持ち合い下離れ(汗)」私もみごとに騙されました。「してやられた」って感じで損切りさせられました。
日本株上昇の鍵。やっぱり「米国市場の反発と安定」です。反発すれば外国人の買いは復活するでしょう。需給面でも、日本国内ではこれからボーナス時期に入りますので、投資信託の買いが入ります。また、機関投資家や個人も押し目を狙っています。同じところを外人も当然買ってくるでしょう。そして再度17000円を目指す。このような6月以降のシナリオが考えられます。しかし、重要な鍵を握っている米国が反発し、上昇トレンドにならない事には始まりません。悲しいかな、皆さんご存知の通り、政治も、経済も、株式も、すべて日本は米国次第なんです。よって米国株の浮上を待つことになります。反発し始めると、枯れ草に火を放つと一斉に燃え上がるような動きが出てくるのではないかと思っています。
いまのザラバで思う事は、「買い」も順張り、「売り」も順張りでいかないと痛い目にあう確率が高いように感じます。逆張りで勝負すると、一気に突き抜けていき損をしてしまいます。今の相場では、仕掛けてみて、動きが止ったら速攻逃げる。押し目で買わない&逆張り禁止。落ちてくるナイフを拾わない。難しい相場であり、超短期の回転数勝負となるため、資金の少ない方にはつらい状態です。このやり方だと、損はしないけど利益が出ない。手数料が重しになる。ある意味「休む」という戦法が疲れなくていいかもしれません。私は技術を磨く為、修行と思って取り組んでますが、ホント疲れます。
早速、ジョインベスト証券の口座をつくってみました。サイトをいろいろ見てみましたが、現在のところリアルタイムで見れるツールがありません(汗)メリットとしては「手数料が安い」「大手なだけにIPOは魅力」ですね。デメリットはツールが無い。信用口座を作る場合は自腹で4000円の収入印紙を買って貼らなければいけません(めんどくさい)。今のところ「これは!」っていう魅力は無し。今後に期待という感じ。ご参考になれば幸いです。
相場トピックス
〜 アナリストレポート 〜
アナリストの投資判断は私達「個人投資家」にとっても非常に重要な投資判断の資料となります。証券会社に所属しているアナリストは、担当セクターの企業について詳細な分析を行い、そのレポートの中で推奨理由、或いは目標株価、又は妥当株価などの具体的な数字を示し、投資判断として「レーティング」として一般に公開されることになります。担当の企業に訪問したり、或いは決算内容の分析などを行い、レポートに反映するこちになります。アナリストレポートは一般的には証券会社が担当する大口の顧客の投資判断に繋がりますので、どれだけ独自に取材し、分析した内容のものが書けるかが勝負となります。勿論投資した結果、高いパフォーマンスが得られる事が最大の評価になる事は言うまでもありません。
私達も会社に直接行かないまでも、対象企業に対して何か疑問な点がある場合には、電話で問い合わせる事があります。IR活動に積極的な企業においては、一個人投資家と言う立場でも、企業にとって見れば大切な「株主」さんになる訳ですので、それは丁寧に対応してくれます。但し、証券会社に所属して、アナリストの看板を背負って会社訪問するのとではやはり相手の対応も違ってきますから、上辺だけの対応と言う事であるようです。それでもホームページなどに出ているありきたりの情報以外の話を聞く事も稀にある訳ですので、駄目で元々と言う事で問い合わせて見る事も必要ではないかと思います。
いずれにしてもアナリストが投資対象とした企業に訪問したりしてレポートを書く訳ですが、投資家にとってはそのような個別企業のレポートなどを投資の拠り所にするケースでは決して良いパフォーマンスが得られるものではありません。国内の証券会社もそうですが、海外証券が出しているレポートを我々が目にする場合には大方、世の中に出回ってからと言う事になっているのが普通です。その為、そのレポートを拠り所に投資した大口の機関投資家がシコタマ買ってからと言うのがこの業界の常識となっています。今でこそインサイダー取引の禁止や株価操縦等の規制が厳しく、自らの情報で上がるのが分かっていて前もって仕込んでから、レポートを出し、株価を上げると言う行為は違法行為でやっていないようですが、一昔前までは当然のようにして行われていたようです。
アナリストやファンドマネージャなどが、株価操縦まがいの行為をする事は最近では殆どありませんが、少なくとも相場に影響の強い著名なアナリストの出すレポートをいち早く見て、仕込みたいと言う欲望は普通の投資家なら誰しも強くあります。しかし、一般に出回る前のアナリストレポートやレーティング情報などを入手する事は、まず一般の個人投資家ではできません。
日本の投資家は情報について昔から「ただ」と言う意識が強いようです。米国が全て正しいとは決して言いませんが、あちらでは、殆どの投資家が情報を入手するのにお金をかけます。それが常識になっているようで、日本のように「ただ」で情報が手に入ると思っている人は少ないようです。逆に言えば「ただ」で手に入る情報ほど「リスク」の高いものはないと言う事なのでしょうか。正に「只ほど高いものはない」と言うことでしょうか。勿論受ける側の投資家にも問題はありますが、送り手である情報の発信者にも問題が無いとは言えません。
ただし、アナリストの投資判断でも投資判断の重要な資料として重用されてるケースは多い。中でも投資判断の引き上げや新規に採用された銘柄は好材料として株価に反映することになっています。ドイツ証券ではこのことに関して以下のようなコメントを出している。
アナリストの投資推奨を観察していると、「売り」や「SELL」と言ったネガティブな推奨を直接的に表明する代わりに、「推奨リストから除外」とか「カバレッジ(注目銘柄)対象から外す」といった間接的に表現することが最近の傾向である。
これは「友達が困るようなことをあからさまに指摘するくらいなら、黙っている方が良い」と言う処世術に通じるものがある。実際に「売り」などと格付けすると、当該発行体企業の神経を逆なでする恐れがあるために、そうした気まずい状態に陥ることを回避しながら、やんわりと駄目だしするために「リストから除外」と言う表現は便利かもしれない。
反対にアナリストによって「カバレッジ採用リストに新規採用」されたような銘柄は、何らかのポジティブな材料が存在する可能性が高いと思われる。限られたマンパワーの中で、アナリストも商売になりそうにない、銘柄にわざわざフォーカスするのは、体力と時間の両方の浪費でしかないからだ。
最近の株式市場は軟調な展開が続き、特に新興市場のパフォーマンスが悪い。ただし、そういった環境でも、アナリストが新規にカバレッジを開始した銘柄が散見される。それまで2,3人程度のアナリストしか注目していなかったところに、他のアナリストが追加で参入してきたような銘柄は何がしかの注目材料が存在するのかも知れない。
そこで今回は、前週(5月22日〜26日)にアイフィス社のアナリスト・コンセンサスでみた売上高予想と営業利益予想の両方が、今期と来期ともに上方修正された銘柄のなかから、前週比で推奨するアナリスト数が増加しており、さらに予想PERが40倍未満という条件を加えて検索抽出した。
以下はピックアップ銘柄
1881 NIPPO
5713 住友鉱山
7717 Vテク
8942 SIA
〜 引け後のニュースから 〜
2593 伊藤園
伊藤園は、サプリメントの製造・販売を手掛ける米メイソン・ディストリビューターズ社の買収を発表しました。米国の現地法人が発行スミ株式の全てを46億円で取得、米サプリメント市場へ参入します。市場拡大中の米国での緑茶関連商品と合わせた売上拡大が期待できます。伊藤園の業績は今期も緑茶関連の好調を背景に拡大見通しとなっています。株価は株式市場下落の流れで年初来安値圏へ調整継続ですが、好材料を受けた株価反転期待が高まります。
今日の推奨銘柄 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
6326 クボタ
談合問題やアスベストなど悪材料に見舞われてきましたが、株価1000円を割ろうとしている時価水準は少なくとも悪材料を織り込んで見直していくべき水準だと考えられます。国内、海外共に好調に推移しており、今通期予想も増収、営業増益予想、来期も増収増益が見込まれており、6月相場の巻き返しに期待があります。1024円〜1029円が買いの狙いでしょうか。
6965 ホトニクス
100株単位。グロウス銘柄と呼んでも遜色ないほどの業績変化率の高さが魅力です。2006年9月期予想は経常41%増、最終33%増、2007年9月期予想も8%の経常増益、最終7%増益が見込まれています。また、ここでは日経産業新聞で企業家精神の溢れるものづくりの街として浜松を特集していることも意識されそうです。買いの狙いは3580円〜3620円でしょうか。
8227 しまむら
100株単位。たびたび注目する銘柄ですが、衣料品というディフェンシブ性もあって下値不安が乏しい底堅い動きを続けており(あしもとの既存店売上高も順調)、都心への出店攻勢や靴の小売への進出など手掛かり材料も多く、押し目を拾えれば確率高いスイング・トレードが狙えると予想します。買いの狙いは13,350円〜13,400円でしょうか。
8303 新生銀行
特に新規の買い手掛かりは出てきていませんが、しかし、200日線の825円近辺まで今日は付けたことで、そろそろ「売られ過ぎ」の状態になってきています。前期業績はアプラスや昭和リースの連結子会社化によりノンバンク業務の収益が本格寄与したことに加え個人向けや法人向けなど各事業分野も過去最高を達成し好調に推移、続く今2007年3月期も増収増益予想、来期も高い伸びが見込まれていることで、ここの200日線接近は短期・中期の両面から見直したい場面と言えそうです。買いの狙いは732円〜737円でしょうか。
今日の推奨銘柄(中期編)
中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。
4919 ミルボン
ミルボンは美容サロン向けのヘア化粧品専業のトップ企業です。主力のヘアケア剤は前期の大型新商品の効果が今期はフル寄与、経常利益で前期比7%増の38.54億円を見込むなど、業績は増収・増益見通しとなっています。更に5月26日には6月中間期及び12月期末に26円ずつ、計52円の配当実施を発表、前期から2円増配となることも注目材料です。既に発表済みの第1四半期決算では、経常利益で前年同期比19%増を達成、今期業績については経常利益で2ケタ以上の増益確保を、多くの調査機関が有力視するなど、業績上ブレ期待が高まっています。株価は直近の調整局面も75日移動平均線前後で揉み合い、下げ止まりから上昇を試す展開となっています。個人投資家にとっては1.1%の配当利回りと、12月20日の権利確定で、5000円〜9000円相当の自社製品がもらえる株主優待からも注目です。チャート的に調整一巡の中、業績上ブレ期待と増配発表で、5000円台に向けた上昇スタートが見込まれます。
明日の上場銘柄
明日の上場銘柄はありません。
〜 最近の上場銘柄 〜
8735 SBIフューチャーズ(ヘラクレス)公開価格17万円・1株単位
38万6000円まで気配値を切上げましたが、初値は付きませんでした。SBIフューチャーズはインターネットでの商品先物取引を手掛ける企業です。石油、貴金属、穀物などの商品取引、外国為替証拠金取引、商品ファンドなどをオンライン専業で販売、手数料収入が営業収益のおよそ9割を占めています。引続き上値を追う展開が見込まれます。
2928 健康コーポレーション(アンビシャス)公開価格5万6000円・1株単位
昨日新規上場、初日は11万3000円まで気配値を切上げたものの初値は付きませんでした。本日は後場に入って公開価格の3.5倍の19万4000円の初値をつけ、直後に20万円まで上昇、ストップ安の16万4000円の安値引けとなりました。健康食品の製造・販売を手掛ける企業です。主力は豆乳とおからを原材料とした「豆乳クッキーダイエット」で、低カロリーで満腹感のあるカロリーコントロール用健康食品を展開しています。公開株数が少ない中、売り気配に転じており、引き続きの下値模索が予想されます。
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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