【(有)ALP】 Eメールレター シリーズ
  
     「FP久本の株式情報!」 vol.96 2006.06.16
 
 

6月16日(金曜日) 基調判断


本日の日経平均は急伸しました。NYダウが短期間のうちに11,000ドル台を回復し、さらに本日は外資系証券が昨日以上に大幅に買い越したことを好感して3日続伸となっています。また、長期トレンドが上昇基調であるとするシナリオにも変更はありません。

やはり、相場のトレンドを大きく転換させる要因はNY株の動きであり、また、外国証券の動向であったようです。特に外国証券は昨日こそ差し引きで240万程度の買い越しでしたが、2160万株の買い越しとなった本日は一気に買い安心感が広がったようです。

かといって昨日も申し上げましたように、本日の相場もNY市場の動きと外国人の動向を受けた動きであったとすれば週末のNYが一転して反落し、週明けの外国人の動向も再び売り越しに転じれば東京市場が環境に抵抗して逆行高するということもないはずです。

言うまでもなく今日はNY株の動きもプラスで外国証券の売買動向もプラスだったから東京市場もプラスになったのであって、その反対にNY株の動きがマイナスとなり週明けの外国証券の売買動向もマイナスになれば東京市場もマイナスになるということです。

週末にかけて東京市場は底入れから戻りを試す展開に転じたわけですが、何度も申し上げますように「NY次第」「外国人次第」であるということをくれぐれも忘れるべきではありません。いくら多くの人が「底入れした」と思っていても明日のことは分かりません。

それでも、今週は日経平均で下げ幅では記録的な614円安を演じて14,000円割れ寸前まで下落したかと思えば週末には15,000円近辺まで戻すというジェット・コースター的な動きを演じたことは、ある意味では不安定ですがある意味ではボトムをつけたとも言えます。

環境次第では本日の動きが週明けも引き継がれるのかどうかは分からない「上か下か二つに一つ」と予想するしかありませんが、日経平均は14,045円を当面は割ることはないと考えられますので、銘柄を選ぶ必要はあるとはいえ基本的には買いで臨めると思います。

毎日のように安値を更新する相場がつい3日ほど前まで続いていましたが、あのような展開が続いている間はどんな銘柄を選んでもスイングトレードの確度は落ちてしまうものです。しかし、14,045円という「下」が決まった以上はトレードの確度は高まります。

従って、@日経平均の「下」は決まった(14,045円で)、A特別な環境のトラブルが無ければ基本的には日経平均には戻りを試すスイッチが入っている、ということを前提にすれば、狙いとしては売られ過ぎた主力クラスの銘柄の戻りに注目をすべきでしょう。

本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでみました。


相場を生きる!


〜 さぁ これからが勝負!? 〜

この3日間を見てみると結果的にスイングトレードの場合、600円安した13日と14日の寄り付きが絶好の買い場だったと、結果を見てからは何とでも言えます。しかし、あの絶望の前後で買い向う事ができた人はどんな人なんでしょうか?それは、資金と精神力に余裕のある人しかいなかった。いや、そんな人でないと出来ないと思います。例えばトヨタを6200円で買い向かう。そして、最初から5500円まで下げることを想定した上で買っているような人でしょう。

8268西友なども230円以下も買い集め、最悪、日経平均が13500円になるようなケースも想定していて、200円割れも覚悟されている。ロスカットなんて殆ど考えてなくて、逆に下げたら買い増ししようと思って買っている。現実的に考えると、そんな人しかこの安いところで買い向かうなんて出来ないと思います。精神面と資金面での余裕が全てだと思いますね。

4月時点で1000万円の含み益が650万円になってしまっても売らない。逆に買い増しすることによって、1000万円に戻った時点で、倍の効果が生まれて来ているのです。日本株のトレンドを考えてみた場合、日本株は結局上がるのです。現在の株安は日本市場が原因での急落ではなく、原因はすべてNY発の世界同時株安なのです。先日も書きましたが、「個別市場の事情でない!」と書いていたリチャード・クー氏のレポートの通りのようですね。

さて、今からスイングトレードとして挑む場合の銘柄選びをするポイントは、「@07〜08年の好転株、A低位株で復配狙いの株、B今後業績好転の裏付けが見えている株」を、先日発売された四季報で、しっかりコメントをチェックし、自分に合う好みの銘柄を絞り込むことでしょう。

そしてチャートも、よく見ましょう。そこに答えがあるはずです。例えば、4004昭和電工は、本日442円引けでした。551円から403円まで、約150円ほど下げていました。短期間での崩落だったので、当然、リバウンドする場合は簡単に50円位は上がる(戻る?)と思います。さらに半値戻りまではいけると思います。目先は、下げた株の半値戻りを狙う事になります。当然、先ほど書きましたが、07〜08年の業績好転株です。それをしっかり選択し、それらの株の来週の押し目は狙い。となりそうです。

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時々、近所の書店に行って株式関連の雑誌など立ち読みしていますが、ホント、沢山の本が出版されていますよね。(あ。自分で言うのも変ですが、別にケチだから買わないのではないですよ。)実際、購入して読んでも、所詮、人の頭には95%は残りませんから、主要なところだけ見ているだけだからです。

殆どの本は株式投資に関する当たり障りのない、一般常識的な内容ばかりです。全体の9割近くは殆ど同じような内容に感じます。ちなみに、どの本を読んでも、今のデイトレードの現場ですぐ使えるものは少なくて、一般的な良い株を長く持つという概念や、テクニカル面での当たり前の知識が書いてある本ばかりです。しかし、そんな内容でもそこそこ売れているみたいなんですよね。まぁ、それはそれで良いと思いますが、実際、デイトレードやスイングトレードをする場合「本当に儲けられるのか?」と、いうと違うと思います。

テクニカル関連の本を手がけている人の中には、書籍に印税で金を稼いでいて、トレードをしない人も沢山いらっしゃるようです。現実的に考えた場合、自分でトレードをしていて、儲けているんだったら本なんか出版しなくても良いと思うからです。読み物としては書けても、現実にトレードではうまく稼げていない、そんな人もいるそうです。実際、色んな書籍を買い漁って勉強したとしても、実際、儲からないと意味がありません。(評論家を目指している人は別ですが...)

「継続的に儲けられる人になる。」そのためには、地味ですが、オフェンスよりディフェンス。儲ける事を追求するより、いかに損を出さないかを最優先で追求する事が大切であり、極端かもしれませんが、全てだと思っています。

オリバー氏の、『デイトレード』という本は、やはり、デイトレーダー、スイングトレーダーのバイブル的な存在ですね。読めば読むほど深いです。本物の運用を見てきた人だから書ける内容が盛り込まれている本だと思います。『デイトレード』の本の解説は<ここ>をクリックください。(購入も出来るようです。)

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人が売り向かっている暴落相場ではいくらでも仕込み場がある。逆に人が買い向かっている暴騰相場ではなかなか買い場がない。これが現実です。よって、来週、多少調整してくれた方が良く、綺麗な「二番底」を形成して欲しいものです。そこからが本当の勝負であり、その押し目がスイングトレード的に考えた場合、最高のチャンスになるのではないかと思います。低位株の押し目狙いで行きましょう!(当たり前ですが、「絶対上がる」なんて保障はありません。当然ロスカットの基準は想定の範囲内ということでいきましょう!)

6763 帝通工
8178 マルエツ
6951 日電子
8091 ニチモウ
8268 西友
4004 昭和電工
2712 スターバックス
8002 丸紅
4676 フジテレビ
2440 ぐるなび
8789 フィンテック

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この記事を書きながらNYの動きを見ています。現在14ドル安と、前日終値付近でもみ合っています。NYも2日間爆上げしたかたちなので、本日あたり調整があっても不思議ではありません。実際、50ドル安くらいは想定の囲内と考えておいて良さそうです。現実的に考えた場合、NY株がすべて調整完了で、そのまま上げ続けると考えると都合良すぎますからね(笑)逆に、一気に上がるよりは下値固めも必要だと思っています。本日の日本株は408円高の14879円。結果だけ見ると暴騰していて良い感じなのですが、寄り付きが高値スタートだっただけに、デイトレードの場合、かなりのテクニックが必要だったと思います。今日は、NYに調整してもらい、来週、一度下げてもらった方が、買いも空売りもやり易くなると思っています。

この週末を利用して、銘柄選び頑張りましょうね!そして、2番底狙いです!



相場トピックス


〜 日米の金融政策 〜

昨日に米国市場が一昨日に続き3桁の大幅上昇となりました。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が講演で、インフレ期待が減退していると示唆、エネルギー・コストの上昇と言った「足かせ」にもかかわらず、経済の底流には力強さと弾力性がみられると指摘、長期的にはエネルギー価格の上昇がもたらす影響は、おそらく管理可能だと話したことから景気減速を打ち消す楽観的な見方を好感したことで一気に買いが優勢になったようです。FRBが米国の「景気」よりも「物価」にその金融政策の軸足を置いている事は明らかなのですが、あまり「物価」重視の姿勢を前面に押し出してしまうと、過剰に市場が反応してしまうと言う事が今回の世界同時株安で理解したようで、彼の言動も相当に慎重になったようです。実際には米国の景気については住宅市場の崩壊に向かった足取りが感じ取られるような指数が出たり、或いは過去数十回にわたる利上げの効果が経済に徐々に影響を及ぼしていることが今後鮮明になってくると思われます。

先日のCPIの数字の中身では家賃の上昇以外は落ち着いた動きとなっている事で、6月のFOMCで利上げされた以降は利上げが打ち止めになるのでは無いかといった観測が浮上しましたが、実際には思惑の域を超えるものではなく、FOMCの金融政策に対する姿勢はまだはっきりしない部分が多いようです。8月のFOMCで5.5%、その後も利上げは継続する可能性があると見る専門家も多いようです。実際に商いされているFF金利先物の動きからするとFF金利の年内の5.75%到達を織り込み始めていることは確かです。経済の海外依存の高まりなどで、利上げによるインフレ抑制の効果は限定的ととらえる関係者が多く、簡単には事態が収束しないとみているようです。今後注目するポイントとして住宅コスト、労働需給、商品価格を上げる見方ですが、特に先ほども言いましたが住宅価格の下落を見込む動きは強く、購入を手控えて賃貸を選ぶ人が増えるため、家賃相場の上昇が物価を先導しているようです。失業率が現在の低水準で推移すれば、労働需給のひっ迫をもたらすことになりそうです。いずれにしても米国の金融政策に注目する動きが徐々に下火になっている事は確かですが、それでも利上げが継続されるのかどうかはまだ暫く相場に多大な影響を及ぶすことに変わりはないようです。

一方で日本の金融政策もゼロ金利政策の解除に向けた動きが強くなっています。目先的には株式市場の直近の下落で7月の解除と言う見通しは後退していますが、株式市場が落ち着き、景気拡大の動きが鮮明にっているようですと、確実に日銀はゼロ金利政策を解除する方向に向かって走ることになりそうです。当の日銀の景気に対する見方ですが、昨日の日銀総裁の会見では景気は「見通しに沿って、ほぼ過不足なく推移している」と語り、順調な回復が続いているとの認識を示しています。最近の株安傾向については「世界経済の不確実性を市場が意識している」とし、注視する姿勢を見せ、ゼロ金利政策の解除時期は「予断を持って臨んでいない」と述べるにとどめています。予断を持ってと言うことはいつでもタイミングがあれば解除してやるぞと言わんばかりです。

ちなみに、日銀の景気、株価、金融政策については以下の通りです。

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 【景気認識】
 
日銀は4月下旬に公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で、今後も息の長い拡大が続くとの予測を立てている。総裁は、リポートの想定通りに景気が着実に回復していると指摘。先行きも「(景気拡大の)可能性が確認されている」とした。消費者物価については「サービス部門で年度替わりに伴う価格改定があったほか、上昇品目が徐々に広がりをみせている」と述べた。

 【株価の下落】

世界的な株安について「米国などの世界経済がインフレリスクを抑制しつつ、経済成長を維持できるかどうかの不確実性が意識されている」と指摘。市場で、米経済が年後半に軟着陸できるか先行き不透明感が強まっていると分析した。「株安は企業や家計のマインド面への影響を通じて経済全体に影響を及ぼす可能性がある。経済や物価の先行きを含む重要な指標の一つで、動きを十分に読み取る努力が必要だ」と語り、従来より株価を慎重に見ていく姿勢をみせた。

 【金融政策運営】

量的緩和の解除後に金融機関の手元資金を示す日銀当座預金残高を十兆円程度まで削減したことも説明した。金融機関の資金需要近くまで減らしたため、「削減過程はほぼ終息した」という。市場の一部で、日銀は当座預金残高の削減を終えれば、ゼロ金利政策を解除するとの見方が出ていることについては、「全く別の問題」と強調した。金融政策運営は経済・物価情勢次第との立場を強調、景気や物価に大きな変化がないので、「金融政策はゆっくり対応する」と語った。村上ファンド問題は「政策委員の間で政策に支障が出ないよう話し合いはできている」とし、政策判断に影響はないと強調した。日銀は、今後の景気動向を判断するうえで7月3日発表の企業短期経済観測調査(短観)を注目している。景気が今後も順調に拡大するか、金融・資本市場が落ち着きを取り戻すかを確認したうえで、慎重にゼロ金利政策の解除時期を探る見通しだ。

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としています。一番最後の7月3日の日銀短観は確かに重要なポイントになりそうで、景気見通しを示す意味でも、又、日銀の金融政策の姿勢を示す意味でも大きなポイントになりそうです。ゼロ金利の解除で 過剰流動性相場の終焉がはっきりします。当然、物色銘柄の流れも変わることになります。相場の流れは大きな変化を生じる可能性がありそうです。


〜 引け後のニュースから 〜

1766 東建コーポレーション
前週末に単独の前4月期業績を上方修正、本日は更に連結での同業績も上方修正しました。10ヶ月の変則決算のため、前々期との単純比較は出来ないものの、経常利益は55億1200万円予想から71億9900万円に、最終益は32億100万円から40億3800万円へと引き上げています。更に前週の発表ですが、前々期から5円増の60円に引き上げることも評価できます。本日は全体高の中、上値抵抗となっていた25日移動平均線を抜けており、上値も軽くなっています。チャート好転プラス好材料で続伸が期待できます。



今日の推奨銘柄 (スイングトレード編)

ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。

2502 アサヒビール
ここで見送られるディフェンシブストックも出始め、天候不順もあってビール業界を取り巻く環境も万全とは言えませんが、それでも安定的に業界トップの地位を守っているアサヒが売られ過ぎの場合は修正されるべきであり、特に昨日は200日線にほぼタッチ。今日は反発といっても僅かですが、この200日線は今後も意識されると予想します。また、信用取り組み倍率も1.13倍と拮抗しており、欲張らなければスイングトレードは可能と考えます。1530円〜1540円が買いの狙いでしょうか。

5202 板硝子
かつてはメジャークラスではなかったが英ピルキントン社を買収したことでメジャークラスに格上げし、今後の2006年7〜9月期から実際に買収効果が反映されてくることもあって7〜9月期の業績開示を先取りした動きが静かに続いていると言えます。加えて買い残2704万株、売り残2183万株、倍率1.24倍という信用の取り組み妙味が依然として根強く注目されていることでしょう。653円〜655円が買いの狙いでしょうか。

7261 マツダ
特段の目新しい手掛かり材料はありませんが、米国経済のインフレへの懸念や金融引き締めの必要性が遠のいたとすれば、やはり、このあたりの海外需要を取り込んで成長しているセクターが見直されるのは自然な流れでしょう。5月高値788円から一昨日は安値で593円まで売られたわけですが、少なくとも700円近くまでは自然体で戻していくはずです。週明けも底堅く推移しそうです。650円〜652円が買いの狙いでしょうか。

8411 みずほ
本日の日経平均の上昇に大きく貢献したセクターの一つがみずほや三菱UFJら大手銀行株だとされていますが、仮に来週も相場全体の戻りが続くとしたら銀行株の上昇は続くと予想します。三菱UFJと同様に懸念されていたゼロ金利解除見送りも日本株が反発に転じたことで来月あるいは8月にもゼロ金利解除は決定されるはずであり、大手銀行株の戻りの余地は大きいと思います。当面は株価100万円を目指した底堅い動きが予想されます。狙いは再度突っ込んだ88.3万円〜88.7万円あたりでしょうか。


今日の推奨銘柄(中期編)

中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。

6268 ナブテスコ 
ナブテスコは帝人製機とナブコが統合、産業ロボットの関節用精密減速機で世界シェア6割を握る企業です。建機向けの油圧機器の拡大を牽引役に、今3月期は経常利益で前期比4%増、最終利益で同6%増を見込むなど好調、前期から2円増の年14円配を予定しています。市場では会社予想が保守的として、業績上ブレの可能性が高いとの見方が広がっています。コスモ証券では5月29日付けで、強気の投資判断「A」継続としています。建設用油圧機器の増産や民間航空機向けの受注算消化の集中が上乗せされる見通しです。また、新たな材料では、鉄道車両用機器の生産を強化、中国・台湾での受注増に対応して生産能力を月間130両分に引き上げるとしています。直近の株価は1100円まで調整したところから反発、本日は25日移動平均線を抜けて上昇基調を強めています。業績拡大が見込まれる中、直近御調整で値ごろ感も増しており、150円台を狙う展開が見込まれます。


明日の上場銘柄


3041 ビューティ花壇(マザーズ)公開価格23万円・1株単位

ビューティ花壇は葬儀業者向けに生花で飾る葬儀祭壇の設営や、生花の卸売り販売を主力とする企業です。売上の3分の2を支援るのが生花祭壇事業で、華やかさとデザインの幅広さから、都市圏で需要が増加しています。デザインの高さを売りに値下げ競争とは一線を画しており、平均単価20万円を維持しています。今6月期は経常利益で前期の2.7倍、1.6億円見通しです。今期は2250円の配当を予定しており、今後も配当性向30%をメドに株主への利益配分を行うとしています。上場に伴う調達資金約2.4億円は、現在8箇所の営業所の増設に充てるほかは、使途未定となっています。公開価格のPERは31倍台となります。葬儀関連という地味な業種ながら、高い成長率と、生花を中心に扱うという独自性が評価できます。公開株数2000株と少ないことも需給面からの人気化につながります。調達資金の振り向け方などが今後の成長の足がかりに出来るかにより、中期的な評価が分かれるところです。

初値予想:45万円〜50万円


〜 直近の上場銘柄 〜

8992 日本レップ(マザーズ)公開価格68万円・1株単位

公開価格を50%上回る102万円の初値を付けたあと更に急伸、ストップ高となる122万円間で上昇、大引けは113万円となりました。倉庫などの物流施設に特化し、倉庫所有者と借主を仲介する不動産事業を行っています。更に、倉庫の改装、新築のコンサルティングも手掛けています。昨年9月にはファンドを運用するアセットマネジメント事業にも進出しており、運用資産残高は4月末時点で212億円に達しています。押し目水準では買い物が入っており、引続きしっかりの展開が見込まれます。




記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。

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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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