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昨日の日経平均は前場中頃に大きく下げて昨日の安値15,417円を割り込んでしまいましたが、売り一巡して午後に入ると主力株への買いが膨らみ、底堅い動きを見せました。引き続き長期のトレンドが上昇基調を辿っているとするシナリオにも変更はありません。
寄り前の段階では強弱感のある地合いが予想されていました。一方ではNYダウ・ナスダックが共に大きく上昇するという追い風が吹いていながら一方では外資系証券が2320万株の大幅な売り越しとなり、外国人の「日本株離れ」が鮮明になってきたからです。
加えて今日の場合は村上ファンドショックの影響も考えられたため不透明感を残しつつ始まりましたが、実際の村上ファンドのショックは保有状況がハッキリしていたこともあって影響は限定的のようでした。やはり、大きく影響したのはソフトバンクでしょう。
市場参加者の投資マインドに大きな影響力を持っている銘柄だけにソフトバンクが10時前から崩れ始めると、遅れてその他の銘柄や日経平均も連動するように急落し、ソフトバンクが10時30頃に下げ止まるとその他も連動して1〜2分遅れで下げ止まりました。
そのソフトバンクが長い下ヒゲをつけて下げ止まったかのような動きとなったことで東京市場全体も村上ファンドのショックが「ダメ」を押す格好となり、昨日の日経平均の安値15,266円がボトムとなった可能性はあります。断定はできませんが可能性はあります。
とはいえ、今日の15,266円までに至る下げ過程で買った向きや15,266円からリバウンドする場面で買い付いた向きはいずれも短期筋が大半と考えられ、15,266円からのザラバの戻りのスピードも速く値幅も大きいことからすると週明けは反動安も考えられます。
週末のNY株が仮に続伸となっても依然として高水準の信用買い残や今までの経緯を考えれば週明けは利益確定売り優勢でスタートすることも十分に考えられます。一転して週末のNY株が利益確定売りで反落となれば週明けの東京市場は急反落もあり得ます。
希望的観測では「NYが戻りを試す展開が続く可能性」「東京もアク抜けした可能性」と来週からの日米同時株高を期待することもできますが、あくまでも希望的観測ということであり、相場の中身を見ますと新安値も多く値下がり銘柄数も非常に多い状態です。
一見すると日経平均が戻し、主力銘柄が戻し、ムードが好転したかのようですが個別に目を向ければ投資家が傷ついたままの状態にあり、この程度の戻りで「底入れ」と断定することができない、可能性は半々ぐらいの見方が大きな間違いを起こさないでしょう。
高値を追いかけるべきではないですが引き続き相場全体は安値圏にあることで戻りがあるとすれば2番手3番手ではなく大型株指数の伸びが大きいことからも主力株の押し目買いが有効かと思います。
本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでみました。
相場を生きる!
〜 再チャレンジ 〜
こんにちは。昨日は凄い一日でした。結局、日経平均は285円高。前場は村上ファンドショック。後場は、先物に継続的な買いが入り反発。後場反発の裏には、久々に機関投資家が積極的に動いていたようです。これでもう安心かというと、話は別になります。日本株もまだまだ病み上がり状態であり、今後、村上氏の逮捕がいつ起るのか、いろいろと今後も不安があるので様子見しなければいけない面もあります。しかし、プロたちはここで弱気しても仕方なく、下げても限度があるという見方から、後場は強気になっていた証券が増えていたようです。
新興市場も、バーゲンセール状態、殆どの株がもう判断に迷う位置ではない位置まで売りこまれ、投げる人は投げ、ホールドする人はある意味一生持つ位の根性がある人だけが残ったという位置になり、個別に買われる株も出てきました。個別株の良い悪い関係なく暴落した新興市場ですが、このままゼロになるわけではないので、今後も不安心理はあるのですが、個別には戻りに入るものもありそうですね。
野村総合研究所のリチャード・クー氏は、日本株について、強気コメントを今年は出しています。「今回の下げ要因は、世界同時株安。日本だけの問題ではないので、今は世界を見て判断せよ!」という内容です。よって米国株が復活してくると日本株も上がり、そして世界も上がってくるのです。
ドン底で仕込むこと、これはなかなか大変です。特に、落ちてくるナイフは誰もつかみたくないので、どうしても様子を見てしまいます。当然の事です。そして、突然、反発が起ると急騰してなかなか買い向かえない。この現象は、どの相場でも底値では同じです。このような時の方法は、下げてもいいから買う。つまり、何回かに分けて仕込みをするしかありません。ただし、このような判断での投資スタイルは、資金的な余裕と精神の余裕が必要となります。資金力や精神に余裕がないと、結局は下げて自分の中でパニックを起こしてしまいます。長期目的で買ったのに、下げたら慌てて投げてしまう、そんな感触の人もいますが、今は個別の株の事情で下げたのではなく、全体安の中で調整したことをしっかり認識しておくことです。夜明けは必ず来ると思います。朝の来ない夜などありません。結局は戻るのです。
昨日は村上ファンドの捜査という件で、前場はショックが走ったものの、後場に入り、先物の主導で買いがあり、外国人や国内のプロが久々に「買い」で動きました。このため、相場は猛反発、アク抜けが強調された格好です。ここは、業績内容が良い株、日経平均の戻りと共に浮上する株をマークすることになります。
6502 東芝 4518 富山化学 5631 日本製鋼 1334 マルハ 5332 TOTO 7750 ペンタックス
〜 目先の月曜日は利益確定売りが優勢か? 〜
皆さんもお考えだと思いますが、1〜2ヶ月先は今よりは相場は上だと思っています。しかし目先的にはまだまだ波のある展開を想定しておくべきでしょうね。
「滅多に買わない個人の、それも大口の投資家が今後の嫌というほどの戻りを想定して大量に優良株を買っている...」そんな話がある事を私も昨日はチラっとお伝えしたのですが、個人でなくても同じ事を機関投資家なども考えているのでしょうね。閣僚からも「国内に株が下がる要因は見当たらない」といった発言があることも私は素直に受け取っていいと思います。持続的な景気拡大の途上にあるはずですので、5月GW明けの株価の動きが示すような急激に景気が腰折れをしたわけではないはず。となればセオリーからすれば「下げは買い」となるわけです。
ケースバイケースですが、ここで優良株を拾っていた大口(個人も含め)は、今後も相場が下落すれば買うつもりだと思います。しかし、相場のことですから今は安く買ったつもりでも自分が売りたい時に今よりも必ず高く売れる保証はありません。「保証付き」で株を買っている人などいませんから、そんなことは誰しも覚悟の上ですが、やはり、長期投資はギャンブルです。あるいは資金が無尽蔵にあるかのような人達ができること。昨日を含めた最近の下げ場面をせっせと買っていた投資家は、まさに個人であっても限りなく資金があるような人です(私の知る限りでは)。そういう人達はカラ売りはしませんが「優良株は倒産しないから優良株なのであって、下がっても限度がある」という信念のもとに買い増しをし、また資金も豊富です。そういう方々は今のような持続的景気拡大期に「押し目拾い」の連続でちょっとした財産を株で稼いでしまうのかもしれませんが、それでも「かもしれない」が現実です。豊富な資金力を背景に下がれば買い増しをしてコストを下げますから、株の下げに対して傷が少なくて済みます。そうした大口投資家の「必勝狙い」の運用は所詮は金持ちの道楽のようなもの。
同じ儲けるつもりでやっていても我々とは違います。そもそもいくらでも金があるのなら株をやる必要もないし、それでも株で儲けたくて株価をウォッチして村上ファンドショックなど売られる場面を「買いチャンスだ!」としてどんどん買い、さらに下がってもどんどんどんどん買っていくというのは、やはり、道楽であり金持ちの火遊びのようなもの。しかし、我々はそうはいきませんよね。
資金に限りがあります。いくらでも金があるのではなく、いくらでも金がある人を目指している最中です。大口投資家が「今週は大底だ」と思って大量に買ったので一緒に我々も買ったとする、ところが大口投資家が「お買い得だった」「徹底持続で金を増やしてやる」と持ち続けてもそこからは一緒に行動をすべきではないと思います。理由はいうまでもなく大口筋は今後も相場の下げを想定して買う力があるからで、私達はその力に限度があるからです。買い物をした日は同じでも大口投資家はすぐに食べるつもりもない缶詰を買い、我々は賞味期限の短い生鮮品を買ったのです。
話がくどくなったかもしれませんが、要するに我々にとっては「今週は相場の大底となったかもしれない」と考えても、それで喜んで安心してもいけないのです。なぜなら資金に限りがない長期投資家ではないからです。次の下げ局面に至る前に利食いしてなければいけないし、次の上げ場面では再び買って回転をしなければいけない、その繰り返しです。ですから、好き嫌いに関わらず目先の週明けの展開が我々には余計に重要なのです。
で、どうなるかと想定しますと、NYが小反落で終わったことも一つの引き金ですが、やはり「利益確定売り」が先行すると予想します。5月24日と6月2日の日経平均のローソク足を比較していただきたいのですが大変酷似しています。いずれの場合も前日より高寄りし、ザラバで狼狽売りやロスカットや仕掛け的な売りで急落する場面があり、しかし引けにかけては買い戻しなどもあって高値で引けたという投資家の行動や心理を映したローソク足です。で、24日の翌25日が安寄りし、前日の高値を上回ることなくほぼ安値で終わった経緯からも週明けの5日も同様の展開となるのではないか...と勝手に想像しています。
少なくとも昨日の急騰の買い主体が「押し目」を待っている大口筋だったとすれば不用意に週明けの主力株の上値は追わないでしょうし、今後も大口筋は下げを待って買うのだとすれば、昨日の展開の再現を期待するのなら再び下げを待つべきでしょうね。
相場トピックス
〜 村上ファンド 〜
昨日のニュースですが、ニッポン放送株の売買を巡り、村上世彰氏が率いる投資ファンド(村上ファンド)が不透明な取引を行っていた疑いがあることから、東京地検特捜部も同様の事実を把握しているとみられ、証券取引法違反の疑いもあるとして、一連の株取引について捜査を進めているもようとの話が流れました。
世間を騒がしていた村上氏だっただけに、マスコミもこのニュースに飛びつき、朝からテレビでは話題もちきりとなっています。同ファンドが筆頭株主である阪神電気鉄道のTOB(株式公開買い付け)を巡る阪急ホールディングスとの交渉にも影響を及ぼすのは当然なのですが、それ以上に村上ファンドの手がけてた銘柄全般にわたり売られるのではないかと言った懸念が広がったのは事実です。
村上 世彰氏は1959年8月生まれの45歳、大阪府大阪市出身の投資家で、特にご存知のよぬいM&Aコンサルティングの取締役です。いわゆる「村上ファンド」の中心人物で、株主総会などでよく経営陣を批判することなどから、「もの言う株主」とも評されています。一部には、たちの悪い総会屋などと揶揄している向きもいるようです。
お父さんは貿易商を営む台湾出身の華僑で、その後、灘中学校・高等学校を経て、1983年に東京大学法学部を卒業。通商産業省(現経済産業省)に入省しています。まさにエリートコースをまっしぐらです。
特に有名になったのが、東京スタイルの買収で、そして昨年のニッポン放送の株式購入と、両者への株主地位向上策の提案でその名を知らしめ、ライブドアによるニッポン放送の敵対的買収でも動向が注目されましたが、結局ライブドアの動きを操縦していたバックであったということなのでしょう。
特捜が動いていることはほぼ確率高く、「逮捕」と言う流れになるのでしょうが、ライブドアのバックを最終的には抑えるのが当局の狙いだと言うことになるようです。特捜部は既に同ファンドの取引履歴など関連資料の任意提出を受け、関係者の事情聴取を進めているもようで、今後、資料の分析を急ぐとともに、投資手法の違法性の有無について慎重に解明を進めるとみられていますが、時間の問題であるとの報道です。
証取法違反の疑いが持たれているのは、ライブドアが昨年2月にニッポン放送株を大量取得し、フジテレビジョンと株争奪戦を繰り広げた前後に、村上ファンドが行った同放送株の取引とみられます。同ファンド側が、ライブドアによる同放送株取得などの内部情報を公表前に入手していた可能性があるとみられています。所謂、インサイダー取引容疑です。この影響で、同ファンドが大量保有している銘柄に売りが殺到しています。直近の大量保有報告で発行済み株式数の11.37%の保有が判明している松坂屋は制限値幅の下限である前日比100円安の750円まで売り気配を切り下げた。個人投資家が売買の主体を占める新興市場でも動揺が広がっています。発行済み株式の5.21%を保有するUSENは一時285円(15.96%)安の1500円まで下げ、年初来の安値を更新しています。USENはライブドアの経営を支援していることもあり、思惑的な売りも巻き込んで多くの投資家が狼狽売りを出したと見られています。
村上ファンドの銘柄の中でも比較的値下がりが大きい銘柄
2204 中村屋
2671 FDCP
3337 サークルKS
3881 特種紙
6804 ホシデン
6911 新日無
7893 亜細亜
8112 東スタイル
8235 松坂屋
8237 松屋
8511 日証金
9303 住友倉
9401 TBS
9449 GMO
9477 角川HD
9865 日商エレク
9912 ダイワ情
村上ファンド直近の保有と言われる銘柄
9043 阪神
4652 ウッドランド
9303 住友倉
4778 ヒューマネジ
3750 セブンシーズ
6804 ホシデン
8040 東ソワール
8235 松坂屋
3881 特種紙
3351 TRNコーポ
9449 GMO
6911 新日無
2671 FDCP
3401 TBS
2204 中村屋
3205 ダイドー
9865 日商エレク
4842 USEN
9912 ダイワボ情
3337 サークルKS
9615 東京美装
〜 相場見通し 〜
村上ファンドのインサイダー取引の疑惑で、新興市場も個人投資家の処分売りが加速度的に出ています。前場引けの段階で、東証マザーズで1割以上下げているのが60銘柄、ヘラクレスで50銘柄、ジャスダックについては100銘柄を超えています。新興市場についてはほぼ全面安です。この影響は1部へも波及しているようで、朝方NY高から100円程度上げたのが、大きく反落しています。ライブドアの時もそうであったように、全体相場見る限りあくまでも一過性の問題と捉えて方が良いのですが、なんせ、弱気ムードが漂っていたタイミングであるだけに、不安心理が解消されるまでに一定の時間が必要になるのかも知れません。ましてや外国人投資家の日本株離れが起こっているとすれば、反発の力も弱くなりますが、それでもどこまでも下がると言う相場もありませんから、来週の早い時期に落ち着きを取り戻す動きとなるでしょう。米国株が安定さえしていれば、そのタイミングの時期が早まるのかも知れません。
〜 引け後のニュースから 〜
1928 積水ハウス
2006年2-4月期を発表、経常利益は前年同期の6倍の9.36億円となりました。賃貸事業やリフォーム事業の子会社の業績が伸びたことが寄与しました。通期では経常利益で前期比16%増の950億円を据え置きとしました。株価は下落から横ばいの動きとなっています。下ヒゲの長いローソク足が出現しており、好業績を好感する上昇が期待できます。
今日の推奨銘柄 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
4062 イビデン
100株単位。相場全体の波乱によって上値の重い展開が続いてきましたが、しかし、このようなトラブルが東京市場に起きなければ株価はこういった推移をしなかったはずです。プリント配線基板やパッケージ基板といった電子関連部品やディーゼル車の黒煙除去フィルターなどセラミック部門が大きく伸びたことで好調だった前期に続き、今期も非常に見通しは良好であり、先高感が強い銘柄です。高い業績変化率を背景に底堅い動きが来週も予想されます。5400円〜5450円が買いの狙いでしょうか。
5401 新日鉄
値幅妙味には欠ける新日鉄ですが、2番手銘柄3番手銘柄を置き去りにして主力株を中心にして相場全体が立ち上がろうとしているのであれば新日鉄でしょう。ソフトバンクも心理的に大きな役割を持っていますが大手鉄鋼のトップである新日鉄も大きな存在感があります。ここでは報道にありましたように世界最大手のミタルを中心とした世界的な再編の思惑が引き続き燻っており、JFEHDと同様に「動意含み」であることに注目すべきでしょう。買いの狙いは422円〜424円でしょうか。
8058 三菱商事
100株。チャートをご覧になれば一目瞭然ですが、明らかに過熱感はありません。主力銘柄が動く地合いでなければテコでも動かない銘柄かもしれませんが、今は一旦は週明けも主力上昇・準主力は見送りという「二極化」が進展する可能性も高いだけに、三菱商事の浮上は十分に可能性があります。加えてPER10倍という割安感は買いを見送っていた外国人など大口筋の買いも呼び込むことも考えられます。買いの狙いは2340円〜2365円でしょうか。
8306 三菱UFJ
同じく三菱の三菱UFJですが、見ての通りチャートは崩れています。崩れたチャートの修復への期待ということが全てですが、やはり、主力銘柄が戻る展開を想定すれば十分に可能性は考えられます。また、ここでは中国の4大商業銀行の一つである中国銀行が香港株式市場に上場するのに伴い三菱東京UFJ銀行が約200億円を出資すると報じたことも今後の「含み益の拡大」につながる要因として大いに注目すべきでしょうか。買いの狙いは154万円・155万円でしょうか。
今日の推奨銘柄(中期編)
中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。
6758 ソニー
ソニーは株式市場全体安の中で大きく調整したものの、5000円の大台をメドに反転の動きとなっています。今3月期は前期大赤字となったテレビ事業が黒字に転じる見通しで、足元では40型の大型液晶テレビの好調が確認されています。新規材料としては、次世代メモリー「MRAM」の高集積化に道を開く技術の開発が報じられていることが注目です。これは、スイッチを入れると同時に使えるパソコンの開発が可能となる技術で、今後の収益への貢献が期待できます。今3月期はPS3の立ち上げ費用の影響で、経常利益で前期比47%減見通しを打ち出しており、この失望感が直近株価下落を拡大する一員となっています。しかし、費用はやや過大に見積もられており、減益幅を縮小する可能性が高まっています。既に5000円までの調整で過度の調整を経ており、ここから反発、6000円台に向けた上昇スタートが見込まれます。
明日の上場銘柄
2484 夢の街創造委員会(ヘラクレス)公開価格45万円・1株単位
宅配サービスに特化した仮想商店街サイト、「出前館」を運営している企業です。利用者は「出前館」のサイトにアクセス、届け先の住所やジャンルを選択すると、配達可能な店舗の一覧や個別のメニューなどが確認できるというものです。加盟店は全国チェーンが約6割で、約5900店となっています。収益源は加盟店から徴収する注文金額の5%の手数料などとなります。加盟店にとってはチラシ配布などより効率的に新規顧客を集められるとシステムとなっています。インデックス(4835)とヤフー(4689)が大株主でとなっています。今後の課題は全国チェーン店以外の小規模店舗の加入がどの程度集められるかということになります。今8月期は経常利益で前期の5.2倍、1.5億円を見込んでいます。配当は当面無配の方針です。上場に伴う調達資金約6億円は人材確保などに充てる、としています。公開価格のPERは55倍台となります。類似企業はぐるなび(2440)などで、PERは60倍台となります。公開株数2550株のほか、行使可能なストックオプションなどもあり、需給面はそれほどタイトではありません。しかし、知名度の高さなどもあり、初値形成に向けた人気化が期待できる流れです。
初値予想:55万円〜60万円
〜 直近の上場銘柄 〜
3037 スタイライフ(ヘラクレス)公開価格30万円・1株単位
初値は公開価格を40%上回る42万円、一旦38.5万円まで下げるものの、その後はストップ高の47万円まで上昇、引けで比例配分となりました。既に売買高は1万3000株超と公募株数の4倍超に達しており、回転が効いている状態です。メディアミックスで若い女性向けの衣料・雑貨を販売する企業です。引続き目先の上昇基調が見込まれます。
2485 ティア(セントレックス)公開価格17.5万円・1株単位
初値は公開価格を15%上回る20万円、その後23万7000円まで上昇し、終値は21万円と堅調な値動きとなりました。出来高も約4400株と、公募株数の2倍超となっています。初値上昇率がそれほど大きくなかったことから値ごろ感が台頭しているもようです。名古屋を拠点に葬儀場を直営・フランチャイズで21箇所運営する企業です。
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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