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本日の日経平均は15,000円の大台を早々と割り込んでスタートし、その後も下げ幅を拡大。値上がり銘柄がほとんど見当たらない、ほぼ全面安商状の展開となりました。それでも、長期に関しては上昇トレンドを形成している最中とのシナリオに変更はありません。
長期的には上を目指している、しかし、依然として短期・中期では下値を探る調整局面が続いています。今日も外国証券は売り越し(1560万株の売り越し)となり、外国人投資家の日本株離れが進んでいます。一方、下げで苦しくなった国内勢も売り急いでいます。
「株価下落」と「処分売り」の悪循環が続いている状況ですが、引き続き買い出動をするにも下げ止まりを待ってからということになるでしょう。今の国内には特別な売り材料は無いとはいえ、米国株の下げを跳ね返して買い進む買い手掛かりも乏しい状況です。
それでも新安値銘柄が950を超え、値下がり銘柄数が97%程度に達する「グゥの音」も出ないお先真っ暗状態なってきたということは、買い方にとってこれ以上の最悪がないという解釈もできるのです。あとは良くなるしかないという逆説的に考えることもできます。
NYの動き次第では分かりませんし、呆気なく15,000円を割ったぐらいですから今夜のNY次第では呆気なく14,000円も割れるかもしれない、それが今の東京市場の現状ですが、それでも本日の安値14,496円で「ほぼボトム」に達したのではないかと予想します。
明日のトレーディングにしても「今晩のNYの動き次第」ということが前提になりますが、もしもNYが落ち着いた動きであればSQも通過することと「これ以上の最悪はない」という「開き直り的」な心理の改善とで明日は全面高の可能性も無いとは言えません。
本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでみました。
相場を生きる!
〜 暴落の中で感じること 〜
上昇相場では買い、下落相場では空売り。上げ下げに対して、敏感にデイトレード、スイングできる方は、空売りでしっかり利益を出しているのではないでしょうか?今回の下落場面だけではなく、今後、トレードしていく中で何度も訪れることだと思います。よって、空売りは覚えておきたいものですね。では、今から空売りできるのか?と言うことになるのですが、今の日経平均はハッキリいって下げ過ぎ。それも短期間すぎ(汗)よって、空売りで深追いするのも怖い状態になりつつあります。今はNYダウの下落が止まらないので、日本株もつられて下げている状態です。もし、今晩のNYダウが大きくリバウンドしたら日本株もGUスタートとなるでしょう。よって空売りのオーバーナイトは怖いのです。
なぜ怖いのかというと、外国人の売り買い動向です。5月29日〜6月2日(5月第5週)の外国人の売買動向が発表されたのですが、この下落局面で4週間ぶり買い越しとなっています(ちなみに買い越し額は3096億円)。今額ベースで考えると4月第1週の買い越し額5786億円以来の約2ヶ月ぶりの高水準。ちなみに投資信託も買い越し(2335億円)。信託銀行も買い越し(1142億円)。株は急落でも、このどん底をしっかり仕込みし始めているのがはっきりしてきたからです。
日本の個人投資家が投売りする場面でしっかり安値を拾うのが外国人であり、高値で売り抜ける。今までの歴史が全てを物語っているのではないでしょうか?後は、NYダウがいつ反発するのかと言う事です。このスイッチが入れば2500円安のリバウンドは必ず起こります!ちなみにリバウンド狙いの銘柄としては、株価が急落したもので、業績好転株となります。これらの株は戻りに入ると一斉に上がりますので、その場面になったらしっかり利用していきましょう!
業績好転株の監視銘柄です。ご参考にしてみてください!
4004 昭和電工
6674 GSユアサ
5302 日本カーボン
8074 ユアサ商
6479 ミネベア
7769 リズム時
8268 西友
6951 日電子
4404 ミヨシ
4611 大日塗
2109 三井糖
3107 ダイワボウ
4201 日合成
7122 近畿車
モルガンスタンレー証券が「バーゲン・ハンターのための注目10銘柄」と題するレポートを作成。
割安でありファンダメンタル的にも推薦できる10銘柄をピックアップしています。
8411 みずほFG
8802 三菱地所
4004 昭和電工
9831 ヤマダ電機
8238 伊勢丹
8036 日立ハイテク
6806 ヒロセ電機
6326 クボタ
5410 合同製鐵
7240 NOK
相場トピックス
〜 米国市場の動き次第で日本の景気にも影響を及ぼす 〜
東京株式市場は米国株の下落を受ける格好で、年初来の安値を更新する展開となっています。昨日の時点で日経平均は2005年6月9日以来1年ぶりに200日移動平均線を下回り、テクニカル分析面で長期的な上昇基調が転換点を迎えたと見る向きは多くなっています。米国市場の影響が今回の下げの最大の要因となっていますが、米国の利上げを巡る思惑に関しては金融当局の要人の発言に米国株式市場は混乱の極みと言う感じになっています。実際にこれまでユーフォリアと言って、米景気のインフレなき成長が続くと言う、陶酔的な楽観論が市場に充満していました。この楽観論がNYダウを5月の始めに史上最高値まで持ち上げた訳です。それがここに来て、その金融当局者の発言や米経済指標によって修正を迫られることになっています。
問題なのは、この影響が日本のファンダメンタルズにも及ぶことで、日本でも米景気の減速観測から、米国経済に頼っているグローバル企業の収益を圧迫しかねないと言う懸念が強まることです。既に米国市場の調整や、世界的な過剰流動性の縮小観測から資金の流れに変化が生じています。身近な動きでは米国株式市場から米国債券市場に資金がシフトし、金利の低下傾向が鮮明になっています。一時的な動きであろうかと思いますが、リスクマネーが確実に減少している証拠でもあるようです。この流れは外国人投資家の日本株の投資スタンスにも如実に出ているようです。外国証券の注文状況でも昨日まで10営業日連続の売り越しです。
米国発の株安の影響は需給を悪化する以外に国内の景気の減速を招きかねないと言う懸念も存在します。日経新聞社が算出する日経225種の予想PERは6月6日時点で18.86倍まで低下し、割安感も強まりつつあるという見方もありますが、景気減速からの企業収益低下と言う動きになる可能性もあります。その意味でも今後の業績の見通しに対する分析が重要になります。原油価格の高騰、110円を割り込む円高、米国での利上げ継続懸念、そして新興国の株価下落など要因は複合的だが、加えて日本独自の要因として指摘できるのが企業の2007年3月期業績見通しが総じて慎重な点が株式市場にとっての懸念材料の一つと見られています。
東証1部の3月決算企業の2006年3月期経常利益は前期比11.3%増となり、3月末時点の東洋経済の予想に比べて3.7ポイント上振れしています。しかし、同時に会社が提示した2007年3月期経常利益見通しを集計すると、前年度比0.2%増となり、少し下振れすれば、増益すら危ういと言うことになりかねません。会社見通しが慎重なのは、 いまに始まったことではなく、日銀短観では、慎重な期初見通しが徐々に上方修正されていく傾向が過去から見て取れます。また会社側の出す業績予想も、2002年以降は事前のコンセンサスを下回る慎重な予想数値が並び、その後上方修正されていくというパターンが増えています。
これは、四半期開示の普及や米エンロンなどの会計不祥事問題といった受動的な理由もあるのですが、「業績予想を下方修正して投資家を失望させたくない」という会社の意思が明確に出ています。2006年3月期初の会社予想では0.4%経常増益にすぎなかったが、最終的には10.9ポイントも上振れています。最近の東京市場では、企業の業績見通しを受けて、あたかも「下方修正」であるかのごとき印象が蔓延しています。たしかに3月末時点では、2007年3月期に8.2%の経常増益となることを市場参加者は見込んでいる一方、直近ではそれが4.9%経常増益予想と修正されています。
一見すると、これは「下方修正」ですが、実は異なっています。まず、3月末時点の 2007年3月期の経常利益予想は総額26.5兆円であったのに対し、直近予想は26.7兆円と2000億円弱ですが上方修正されています。にもかかわらず予想増益率が低下したのは、3月末時点の2006年3月期の経常利益予想が総額24兆円であったが、実績値が25.5兆円と約1兆円上振れたためです。また、2007年3月期の会社見通しでは設備投資の増加とセットで、減価償却すなわちコストの増大を見込んでいるケースが多くなっています。日本経済新聞社がまとめた設備投資調査によると、全産業の2007年3月期当初計画(連結ベース、国内外合計)は2006年3月期実境を14.5%上回る強い内容でした。
これは、本来は最終需要に結びつくはずですが、現時点では会社予想には減価償却としてしか組み込まれていないようです。つまり企業側としては、まずコストとして認識しています。しかし、これはやがて他社の売り上げにつながり、経済全体では受注の連鎖が生じるはずとなります。さらに2007年3月期後半以降は投資の果実の収穫が始まり、2007年3月期以降の増益に貢献するのではないかとの見方が出来ます。今後の上方修正の候補は、期初見通しでは利益横ばい、もしくは若干の減益予想の企業になりそうです。
増益予想かつ下方修正されていないといった銘柄群となります。セクターでは、鉄鋼、自動車、商社などにこうした銘柄が多い。また、先述のように設備投資の強さが経済全体に波及する効果は今後織り込まれていくと考えられるため、機械、ソフトウエアも注目出来るとしています。
但し、これらのセクターは4月までの上昇相場で既に十分に買われた銘柄も多く、信用の買い残の多い銘柄でもあります。先日の相場の急落局面でも信用の買い残の大きい銘柄が先行して整理売りが加速された経緯もあるだけに、現状の整理売りの相場がある程度落ち着き、一巡しなければ、株式相場が戻り歩調になるのは厳しいかも知れない。いずれにしても、米国市場の動向次第と言うことに変わりはないようです。
〜 引け後のニュースから 〜
2910 ロックフィールド
前4月期決算を発表しました。経常利益で前々期比5%増の19.73億円となりました。しかし、従来予想21.12億円を大きく下回る水準での着地となりました。コンビニ、外食産業、食品メーカー、ホテルなどとの競争が激化したことが影響したものです。今期は経常利益で前期比23%増を見込んでいます。しかし、市場全体の地合いが悪いこともあり、反発は見込みにくい状況です。
今日の推奨銘柄 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
6301 コマツ
米国経済の減速観測でクボタと同様に売られたという経緯がありますが、ここでの200日線1880円への接近は明らかに「オーバーシュート気味」です。米国経済の減速観測に対して過剰な反応を示し始めており(米国を始めとして世界経済の長期的な拡大トレンドは不変)、グローバル経済を相手に業績拡大が見込める同社には早晩見直し買いが増えてくると予想します。1890円〜1905円が買いの狙いでしょうか。
7751 キヤノン
キヤノンの場合もコマツと同様、NY株・米国経済の先行きの影響を大きく受ける銘柄であり、今日の安値を下回らない保証はありません。それでも、今日の下げで揉み合っていた2〜3月の7200円台〜7300円台にまで接近しつつあり、これも「オーバーシュート」の様相を呈してきています。そうでなければ「里帰り」でしょうか。何か特別なキヤノンに関する悪材料が出たわけではないだけに、やがては修正高に転じると想像するのは難しいことではありませんが、その瞬間は近いと思います。買いの狙いは7410円〜7460円でしょうか。
8804 東京建物
こちらも売られ過ぎ状態、200日線の1080円近辺を割り込んでおり、50週移動平均線1036円も近づいてきたことで、そろそろ見直し買いが入りやすい状態になってきているようです。ここで不動産業界には「5月末の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス空室率が11カ月連続で改善」といったポジティブな報道がなされており、足元の経営環境が良好であることが材料視されています。業績見通しも明るく、悪いのは相場の地合いだけという状態です。買いは1040円〜1050円が狙いでしょうか。
9020 JR東日本
この株もバーゲンセール状態、200日線の76.5万円を割り込んだ状態は明らかな「オーバーシュート」と考えられます。こうした公共株、安定成長のメジャーな株まで売り叩くというのは、どれほど投資家マインドが弱くなっているか想像ができますが、半面、遮二無二売ってきている様子もあり、「売り出尽くし」も間もなくではないでしょうか。買いの狙いは75.3万円〜75.5万円でしょうか。
今日の推奨銘柄(中期編)
中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。
7740 タムロン(ジャスダック)
タムロンは一眼レフの交換レンズでは世界的であり、更にレンズの多用途化を進めている企業です。注目の材料はソニー(6758)のデジカメ市場参入です。ソニーはコニカミノルタからデジカメ事業を引継ぎ、市場に参入、7月1日にレンズ交換が可能なデジタル一眼レフの発売を発表しました。これは、ミノルタの人気機種アルファシリーズの後継機種とも言うべきものであり、人気化が見込まれています。ソニーはタムロンの第2位株主でもあり、タムロンの売上の約6割がソニー向けということもあり、相乗効果が期待されています。その他にもOEM供給のデジカメレンズが回復、形態カメラ用連巣の市場拡大などもあり、今12月期の業績は経常利益で前期比18%増の50億円が見込まれています。また、この数字も保守的との見方が強く、業績は上ブレの可能性が非常に高い状態です。株価は年初来高値からやや調整しているものの、1800円をメドに下げ止まりの動きとなっています。今期35円の配当が予定されており、配当利回り1.9%と高水準にあることも魅力となっています。好材料出現と好調な業績を背景に、2200円台に向けた上昇スタートが見込まれます。
明日の上場銘柄
明日の上場銘柄はありません。
〜 直近の上場銘柄 〜
3038 神戸物産(大証二部)公開価格5050円・100株単位
初値は公開価格を20%下回る4050円と、今年初の公開価格割れとなりました。その後4360円まで上昇したあと、3810円まで下げるなど乱高下したものの、終値は初値を上回る4250円で引けました。神戸物産は「業務スーパー」を展開する業務用食品販売の最大手企業です。公開価格に割安感がないこと、市場からの調達資金が大きく、当初からの不人気が伝えられていました。しかし、さすがに公開価格を1000円下回る発進で値ごろ感が出た模様です。
3807 フィスコ(ヘラクレス)公開価格13万5000円・1株単位
初値は公開価格の約2倍、27万1000円、その後ストップ高となる31万10000円まで上昇して、大引けでストップ高比例配分となりました。出来高は2万6000株超で、公開株数の4倍超に達しています。株式や為替の金融情報サービスを提供する独立系企業です。通信社や大手情報ベンダー経由で投資情報を配信、独自コンテンツはプロの投資家からの評価も高い分野となっています。割安感はないものの、知名度の高い企業で、回転も聞いていることから、引き続きの人気化が期待できます。
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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