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本日の日経平均は小甘いスタートのあと売り込みづらさから前日の高値近辺の16,400円まで上げる場面もありましたが、上値の重さを確認するとマイナス幅を拡大しました。一方、長期の波動が上昇トレンドを形成しているとするシナリオには変更はありません。
休日明けのNYが小ジッカリだったこともあり、前日までの外国証券の買い越し基調も継続するのではないかとの期待も寄り前にはありましたが、今日は一転して売り越しとなりました(差し引き520万株の売り越し)。それでも悲観的な状況とは異なります。
環境面で特段の弱気材料が出てきたわけでもなく、むしろ環境的には追い風であり、一方では国内の企業業績や持続的景気拡大に対する期待感はいずれも根強いものがあり、本日の下げが悪材料に起因した「質の悪い下げ」とは違うものだと認識すべきだと思います。
日経平均は8月22日の16,244円から緩やかな調整に転じ、過熱感を徐々に解消しつつあった中で31日に急伸、さらに月曜日には過熱感が解消しきらないまま16,244円をも一気に更新。売り込みづらいものの依然として過熱感が意識されていることも否定できません。
さらに明後日のSQまで明日一日残すのみとなったことも心理的に買い方に重圧を与えていると考えられ、日経平均は重要な節目である16,500円を目前にした上値の重さを感じながらも下値に積極的に売り込むこともできない方向感に欠けた展開が予想されます。
それでも、投資家のマインドは決してネガティブにはなっていないと考えられます。本日の大手ゼネコンに関する業績観測記事(大手ゼネコン4社の収益拡大が鮮明になってきた)で大手ゼネコン4社が寄り後から買い進まれたことを見ても物色意欲は旺盛です。
地合いは方向感が乏しく、どっちつかずが予想されるとはいえ引き続き中間決算や通期業績に想定以上の伸びが見込める銘柄や材料性の高い銘柄を少しでも下値で拾うという戦略が良さそうです。
相場を生きる!
〜 やっと調整。一安心!? 〜
全体には、短期で上げ過ぎた相場との見方もあるので、ここは、毎日上がるばかりが相場ではなく、調整が必要。まず、目先の動きに対してどこまで調整するか、正確な判断が出来る人はプロにもいませんので、ここでは、押し目を狙う場合にも、ある程度の幅を持たせて狙うことになります。
4755 楽天の悪い記事が掲載されたのは、8/31日の木曜日。噂は、中吊の印刷物などから、8/30日には明日の掲載内容がだいたい分かり、Xデイという恐い内容でしたから、売られたのが8/30日。証券界も迂闊に内容を書くと、あとあと調査対象となるので、なかなか記事になるまで噂では書けなかった。
実際に、株価は、58000円から9/1の45950円まで、この下げが新潮の影響です。実際記事は新鮮味なく、SECが出動するには希薄な、いわゆる週刊誌的な内容。新潮というより、アサヒ芸能的なお粗末なもの。それでも、影響を受けた。
ここで、株価は暴落前に戻りつつある。つまり、週刊誌で投げさせられたのは心配した個人であり、いったいこの下げは何だったのか。誰かが、大量に空売りして週刊誌に書かせたのか。また、何の目的があったのか。
実際には、今後のTBSとの交渉がポイントになる、との見方。楽天も、叩けば埃が出る。特に、TBSについては、村上ファンドの村上氏からの意見で動いたキライがある。今後、TBSとの関係に腰が引けた動きが楽天に出たとすれば、今回の週刊誌の記事はなんらかの影響が出たとの見方。さらに、あまり文書に出来ない内容が記者の間で言われていて、結局、TBSから楽天は去ることになるのではないか。それが、楽天には一番良い道。8/30から、TBSは2500円から2750円と高くなってきました。
9064 ヤマトHDは、出来れば1750円くらいで狙っていただきたい株です。したがって、ここから調整あれば狙い。軽くない、重たい株ですが、堂々と浮上する可能性があります。日経平均が17500円ならば、2000円突破も考えられる。
いろいろと、瀬戸社長は、インタビューなどに答えていますが、郵政民営化の恩恵はこれからです。この会社にとって、郵便局が民間であるのと国の機関であるのとでは大きな違いがあり、民間であればライバル。今後、起ることに対する予想は、実際には見えないところもありますが、どの分野の需要でも、結局は消費者に品物が渡るのは業者からであり、それがヤマトでも、郵便局でも、佐川でも、渡るのは人の手。
期待は、企業との大口需要に対するメール便。これは、今後とも拡大の一途となると思われます。さらに、細分化した宅配便サービスは他を圧倒。4割のシェアですが、ネットオークションに対応した新システムなど、今後とも知恵を使ったサービス拡大は他社よりも優れると思われます。需要が各方面から拡大見込みであり、日興シティの目標2500円は無理ではないと思います。
9984 ソフトバンクは、リーマンショックからようやく脱出したと思ったら、今度は、クレディスイスの格下げです。内容は、ヤフーが安い、番号乗り換え制度でソフトバンクは成功しない、との見方です。これは、実は、一面正しい評価という意見もあり、番号乗り換えで顧客の獲得できないと、確かに株価は1500円以下になるリスクがある。ただし、このクレディの予想には、今後のソフトバンクがやる努力や戦略は入ってない。またまた、これでプロ筋は、ソフトバンクを買うことはタブーになりそうです。当面は様子だけを見ることになりそうです。
全体の落ち着きを見て、狙いをしっかり絞り込みましょう。
相場トピックス
〜 好業績・需給良好・過熱感なし 〜
現状の相場環境としては手掛かり材料難ではあるのですが、それでも地合いが良いと言うか、投資家心理は改善の方向に向かっていると言うか、相場は底固い展開となっています。下げそうでなかなか下げないと言う見方をする向きもいますが、市場では手を替え、品を替えして買いの材料を探す動きとなっています。と言うのも買いの材料には反応し、悪い材料にはあまり反応しなくなったと言う見方もあります。実際には米国市場の動向など気掛かりな材料も控えていますし、中東情勢、原油価格、利上げ観測など懸念材料と言われるものが多くなっていますので、地合いが良いからと言って上値を買い上がることが容易であるものではないようです。但し押し目買いに対しては相当に積極的であるようで、日経平均の16000円台以下での動きについては非常に固い動きとなっています。
最近の相場ではテーマ性の強い銘柄を中心に何とか手掛かり材料を取ろうとする動きがあるのですが、逆にそれが無ければ買う手掛かりはなく、誰が考えても相場は下振れすると考えるのが妥当なところです。と言うのも相場を押し上げた要因が先物への大口の買いによるところが大きいとする見方がありますから、どちらかと言えば特段の材料の無い中で、作為的な意図を持って相場を押し上げたのではないかと言う観測を持つ投資家が多くなっています。その為に本格的な買い姿勢をとると言うよりもその場の流れに乗った投資戦略が有効であるとの見方から、後ろ向きな強気と言うような感触が強くなっています。その影響は売買高など市場のエネルギーの低調さに現れているようです。
相場の先行きに対して不透明感を強めさせているのは米国経済の減速と言うことになりますが、この影響から世界経済に対しても不安感が強まっているようです。英FT紙が、IMF(国際通貨基金)が、来週シンガポールで開催される、先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で、来年2007年度に、急速な世界経済の減速の危険性が増大していると警告するレポートを発表すると報道しています。同紙によりますと、IMFは減速の引き金として、米住宅市場の急減速と、根強いインフレ期待を抑制するために、米FRBが一段の利上げを余儀なくされる可能性を指摘しています。世界経済は、ソフトランディングから、より持続可能なペースでの成長を達成するのか、あるいは厳しい減速に直面するのか、かなりの不確実性があるとしているようです。仮に急減速するとの見方が市場で優勢になった場合には、相場の先行きに影を落とすことになります。その点に警戒を示すことになりそうです。米国の金融政策を含め各種の経済指標を市場関係者は今後更に注目すると言うことになりそうです。
先行きの不透明感の強める中でもやはる物色の矛先が向かう銘柄は存在するもので、業績が好調で割安感が強い銘柄には下値に買いが入り易いと言えそうです。本日の日経金融新聞に「内需関連の中小型株に投資魅力」とする記事を掲載しています。4―6月期の経常増益率が高い銘柄の中で、株価の過熱感が乏しく、信用倍率も低いものを探したところ、設備・機械部品や不動産などの中小型株が並んでいます。持続的な景気回復を追い風に株式相場が騰勢を強める中、こうした銘柄に物色の対象が広がる可能性があると見ているようです。
上位20銘柄はオリンパス、スクウェア・エニックスなど一部を除き、内需関連銘柄が大半を占めています。特に目立つのが設備・機械部品と不動産です。最も多かったのが設備・機械部品で日本電産トーソク(6位)をはじめ、ディスコ(10位)、安川電機(14位)など7銘柄が並んでいます。いずれも独自の技術力で自動車や半導体メーカーの設備投資を支え、4―6月期経常増益率が2倍以上に達しています。中間決算の発表時期に、通期業績予想を上方修正する期待も高く、先回りした買いが入る可能性もありそうです。
更に好業績にもかかわらずこれまで物色の圏外に置かれていた銘柄も多くなっています。例えば電産トーソクは1300円前後でもみ合う展開が続き、信用取引の買い残は5万株程度と直近の売買高を若干上回る程度にすぎません。買い残を売り残で割って算出する信用倍率も0.51倍にとどまっています。特に足元では大型株優位の相場が続いたこともあり、中小型株全般に出遅れ感が強いと指摘されています。日経平均が直近の安値14437円を付けた7月18日以降で見ると、日経平均が13.5%上昇したのに対し、東証規模別株価指数「中型」の騰落率は12.8%、「小型」は11.0%にとどまっています。サンケイビル(4位)や住友不動産販売(27位)など不動産株の一角も出遅れ感が目立ちます。両銘柄の25日移動平均との乖離率は5%台と、主力銘柄の三菱地所(8.1%)などに比べ株価に過熱感が乏しくなっています。オフィスビルの賃料上昇やマンション販売の増加を受けて見直し買いが入る場面もあると見られています。
今回の相場上昇局面では2000年ごろのITバブル当時と異なり、業績の裏付けのある銘柄が多いため、中小型株にも買い安心感が出ているとの指摘も多くなっています。需給面でも三市場の信用買い残がピークだった2月10日(5兆9836億円)から3割強減り、潜在的な売り圧力は後退しつつあります。投資余力の回復した個人マネーが再び流入し、物色が中小型株まで広がるかどうか。持続的な相場上昇のひとつのカギになると見られています。
◎ 4―6月期の経常増益率が高い銘柄の中で、株価の過熱感が乏しく、信用倍率も低い銘柄
1 7733 オリンパス
2 8153 モスフード
3 9684 スク・エニ
4 8809 サンケビル
5 9706 日本空港ビル
6 7728 電産トーソク
7 2784 アルフレッサ
8 9737 CSKHD
9 4506 大日本住友
10 6146 ディスコ
11 9504 中国電
12 6759 NECトーキ
13 6370 栗田工
14 6506 安川電
15 8129 東邦薬
16 7459 メディ・パル
17 6406 フジテック
18 6374 TCM
19 6849 日本光電
20 6999 KOA
21 9202 ANA
22 2810 ハウス食
23 6856 堀場製
24 4661 OLC
25 9508 九州電
26 7224 新明和
27 8870 住友販売
28 6473 ジェイテクト
29 9916 バイタルN
30 4062 イビデン
〜 引け後のニュースから 〜
6966 三井ハイテック
今1月期業績を上方修正しました。売上で従来の500億円予想を520億円へ経常利益を29億円予想から33億円へ、最終益を15億円予想から21億円へと引き上げています。これにより、今期経常利益は前期比35%増見通しとなります。大幅上方修正を受け、株価の一段高が期待できます。
7524 マルシェ
9月中間期及び3月期末にそれぞれ2円の記念配当を実施、年間配当は従来予想20円から24円予定に引き上げられました。前期実績は16円で、8円の増配となります。9月より東証一部へ指定替えとなっており、それに伴うものです。6日終値は1149円、配当利回りは2.1%に達します。9月末の配当権利取りに向け、株価続伸期待が高まります。
今日の推奨監視銘柄 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。また、チャートを見て過熱感があるものが多いので、飛び乗りは禁物です。しっかり押し目狙いで取り組みましょう!また、日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
3402 東レ
本日は日経平均3桁の反落ということで動きづらかった面はありますが、逆に指数が軟調な時は仕込み好機と考えられる一つの銘柄が東レでしょう。今日は日経一面で「経産省、2012年度の運行開始を目指して官民で1200億円を拠出し国産ジェット機を商業生産へ」といったことが報じられましたが、地合いの影響で関連銘柄は午後になるとマチマチの動きとなりました。しかし、炭素繊維で大きな強みを持つ同社は地合いが落ち着けば見直される本命株の一角でもあり、また、情報通信分野の伸びにも支えられて今期、来期共に高い業績変化が見込まれています。少なくとも4桁以上が似合う銘柄と言えそうです。
4182 三菱ガス化学
ここもと株価の目立った動きはないものの、やはり、押し目場面では買い物も控えている銘柄であり、押し目を狙ったスイング・トレードは十分に狙えそうです。引き続き半導体市場の拡大でプリント配線基板材料が好調なほか、薄型パネル部材向けなどにポリカーボネート関連製品の販売も順調に推移しているとみられ、この9月中間も想定通りから想定以上の着地が見込まれています。大幅な伸びとなった前期に続いて今通期、来期と増収増益が予想されており、押し目には買い安心感があります。買いの狙いは1275円〜1280円でしょうか。
6302 住友機
たびたび取りあげる銘柄の一つですが、業績変化の高い銘柄の押し目買い好機到来と言えそうです。すでに報じられているように三菱重工、石川島、川重といった造船各社の業績は改善が進んでいます。機械事業や建設機械事業の伸びが続いていることで4〜6月期業績では経常利益が5割超の増加となり、この9月中間及び通期業績も見通しは良好です。地合いが軟調になったこともあって利益確定売りが出てきていますが、内容的には戻りやすい銘柄と考えて間違いないでしょう。
6305 日立建機
高業績銘柄として分かりやすい銘柄の一つですが、まだまだ上値余地はあると考えます。ここまでの動きは8月29日に通期業績を上方修正したことや増産投資の報道、あるいは本日であれば米キャタピラが2007年1月から機械を最大5%、エンジンを同7%値上げすることがSECに提出した書類で判明、それによってキャタピラが上昇、連れてコマツが高くなったことも刺激しているようです。世界的に建機メーカーは需給逼迫状態にあるようで、日立建機に対しても「押したら買い」で臨もうとしている投資家がまだまだ待機していると考えられます。
3403 東邦テナックス
株価は5月に高値1167円を付けた後、200日線割れまで下押したが直近で反発の動きにから上抜いて来ている。8/25時点の信用倍率1.52倍と取組み妙味に注目する向きも。経済産業省が三菱重工などと進める初の国産ジェット旅客機の商業生産計画の大枠が伝えられ、航空機関連銘柄物色として同社株にも物色の矛先が向かっている。
4047 関東電化
三菱UFJ証券では、2Q以降もNF3の販売が伸びると予想しており、価格下落や償却費の増加から1Qよりも利益が減ると見ながらも、2006年9月中間期の営業利益(会社予想19.5億円)を上回る可能性が高まったと指摘、投資判断「1」としている。株価は6月2日に1095円の高値を付けた後下押し、200日線である700円近辺まで調整するも業績の好調を受けて反発の動きに。4桁乗せも期待される。コスモ証券では投資判断を「A」としている。
6301 コマツ
株価は業績の好調を受けて、5月に2670円高値をつけたが、その後200日線下値にして三角持合の動きに。バリエーション的な割安感も強く、今回の業績上方修正もあり、再度高値を奪回する動きが期待される。ドイツ証券では機械セクターは来期も2ケタ増益と想定し同銘柄をリストアップしている。ゴールドマン・サックス証券でも配当に注目、投資判断を「OP」としている。KBC証券では投資判断「BUY」目標株価3000円としている。ゴールドマンサックス証券では投資判断を「アウトパフォーム」試算する今後12ヵ月の目標株価2800円は通過点となる可能性もあると解説してる。売られ過ぎの修正局面に。SUMCOが、コマツ電子金属をTOBで買収することで来年度以降の業績縮小要因にはつながるものの、それ以上に収益変動リスクの低下が評価材料視される格好となっている。大和総研でも投資判断を「2」、値上げ+製品ミックス改善+シェアアップで2桁成長持続と評価している。本日の「同社は2007年度をめどに、中国に研究開発拠点を設ける。日本で設計した建設機械を中国工場で生産して販売していたが、中国市場が急拡大しているため、開発・生産・販売の一貫体制を築く。」と言う報道も材料視される。野村證券でも投資判断を「1」継続。
4062イビデン
先ごろ発行株数の約1%にあたる自社株買いを発表したことから堅調な動きとなっている。今07年3月期の連結業績予想は売上高3700億円(前年同期比16%増)、経常利益は550億円(同29.3%増)だが、第1四半期の営業利益は前年同期比81%増となったことから中間期に向けて増額期待も高まっています。今月中旬に発売予定の四季報秋号でも業績見直しが有力視されており、ここにきて機関投資家からの先回り買いも入っているとの観測もあります。今年から来年にかけてマイクロソフトの新OS「ウインドウズ・ビスタ」がリリースされる予定であり、同社製品に対する引合いは高まる期待もある。タイムスケジュール的にはそろそろ織り込まれてくる公算は高いといえ、まずは年初来高値6840円(1月10日)を目指す展開が有力。信用倍率も1.27倍と需給も良好であることにくわえ、ここにきて米NASDAQ指数が堅調な動きを示していることも買い安心感につながりそうです。
6305日立建機
総合建機大手。今期は主力の油圧ショベルの需要拡大が続き、TCMも通期で寄与する見通しで四円増配が有力。6日の株価はメリルリンチの投資判断引き上げが好感された米キャタピラー株が大幅高となった連想から、同業大手コマツとともに上昇。同社株も週足の一目均衡表基準線2785円をトライする水準まで到達。短期的には利益確定も増える水準だが、ここ最近は出来高を伴って上昇しているだけに押し目買いスタンスで臨みたいところ。210億円を投じて茨城県ひたちなか市に新工場を建設すると報じられたことをキッカケに好感買いも入っており、当面は底堅い展開が続きそうだ。今07年3月期の会社計画では連結売上高7200億円(前年同期比14.9%増)、営業利益は740億円(同29.4%増)経常利益は620億円(同35.4%増)だが、油圧ショベル部品の生産能力は06年度比2割増から6割増とも観測されており、業績は上積み余地も高まっている。
今日の推奨銘柄(中期編)
中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。
6472 NTN
NTNは軸受け大手で、7月後半には仏ルノーから軸受け子会社の買収を発表、現在の世界5位から、世界3位へと浮上の見通しです。今後の1年間で、子会社株を50%超取得して子会社化、5年以内に80%超まで買い取る方針で、買収額は増額200億円弱の見通しです。ルノー参加での自動車関連技術の活用、供給力向上による迅速な海外事業拡大などに向けて注目の材料となります。大和総研ではこの買収を評価、8月22日付けで、投資判断を中立の「3」からやや強気の「2」へと引き上げています。直近では従来品より潤滑油を75%減らしても不具合が発生しにくい農機エンジン用部品を開発が報じられています。潤滑油を減らすことでエンジン燃焼時の燃えカスの発生を押さえ、環境への付加を低く抑えることが可能となります。2009年度には年6億円の販売を目指すとしています。7月末に発表の第1四半期決算では、営業利益が前年同期比35%増、経常利益が同23%増を達成しています。主力の自動車部品のほか、HDD向け軸受けの伸びもあり、売上から利益まで、4-6月期としては過去最高を更新しています。中間業績予想に対する進捗率は経常利益で56%、最終益で71%に達しており、今後の業績上ブレ期待も高くなっています。株価は900円台前半での小動きが続いていますが、足元では25日・75日移動平均線がゴールデンクロスの動きで、今後の上昇期待が高まっています。時価水準のPER17倍台には割安感があるほか、12円配当予定で1.3%の配当利回りも注目です。業績好調銘柄の一角として、1000円の大台突破、1200円近辺を目指す展開が期待できます。
明日の上場銘柄
明日の新規上場銘柄はありません。
〜 直近の上場銘柄 〜
2491 バリューコマース(マザーズ)
8月末に、コンテンツ連動型広告配信サービスの提供開始を発表、それを機に下落基調の株価が下値を切上げる展開となっています。入札方式のクリック課金型で、広告効果の高いサイトへの広告が可能となるものです。ただ、今期の業績に与える影響は軽微としています。株価は50万円の大台を回復できるかに注目です。
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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