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     「FP久本の株式情報!」 vol.116 2006.07.16
 
 

7月14日(金曜日) 基調判断


金曜日の日経平均はNY株の大幅続落を受けて4日続落となり、15,000円の大台を割り込んでいます。前日まで様子見ムードが強かったところにNYの下げでダメを押された格好です。それでも長期の上昇トレンドを形成しているとするシナリオに変更はありません。

本日はNYの下げだけでなく外国証券まで差し引き2410万株の売り越しとなり、さらに3連休前ということもあって手仕舞い売りも膨らんだようで買い方にとっては手掛けづらい一日でした。それでも一大イベントを通過したアク抜け感はどことなく感じられます。

日銀の金融政策決定会合を週末に控えていた今週は、すでにゼロ金利解除は織り込み済みとされてたものの「実際に解除が決定されるまでは動けない」として買いが手控えられていましたが、少なくとも来週からは投資心理も落ち着きを取り戻すと考えられます。

無論、先週と今週の相場下落はゼロ金利解除議論に関することだけが原因ではないでしょう。北朝鮮のミサイル問題などの地政学的リスクや原油価格の高騰、米国の企業業績の期待後退観測なども背景にあり、それらの行方は依然として不透明感が残っています。

それでも、そうした買い手控え要因を「手掛かり」として日経平均の調整が進んだことも事実です。6月14日の日経平均14,045円から7月4日の15,710円までの上げに対する調整が起きても不思議ではないところに思いがけぬ弱気材料の出現で整理が進展しました。

7月4日の15,710円からの調整のメドを当初から「15,000円」「14,880円」「14,680円」と想定していましたが今日は15,000円も14,880円も割り込んでいます。相場は環境次第でもあり、その下の14,680円にしてもどうなるかは分からないというのが現実でしょう。

しかし、本日の14,800円台前半までの約900円の下落で過熱感が薄らいでおり、さらに矢継ぎ早に悪材料や弱気要因が出てこない限りは浮上しやすい状態にあるのも事実です。仮に14,680円に接近する場面があれば主力銘柄はそろそろ絶好の買い場かもしれません。

3連休の間に投資環境がどのように変わるか分からないこともあって何とも言えませんが、そろそろ良好なファンダメンタルズを見直した主力株への買いが戻ってくることも想定すべきでしょう。

本日もそうした観点からいくつか推奨銘柄を選んでみました。


相場を生きる!


〜 連休明けの反発待ち 〜

これまでに何度も書いていますが、日本株が上がるも下がるも結局は外国人次第と言うかアメリカ次第。NYダウをテクニカル的に分析すると、月足では2004年10月からの上昇トレンドを継続中で、押し目(10500ドル前後)に向かって調整中とみています。しかし、目先的には、この3日間の下落で日足チャート崩れが発生。6月中旬からの上昇トレンドが崩れつつあります。このラインを崩すと、数日間ほど今後のトレンドがどう動くか見守る必要があります。

なぜここまでNYダウを気にするのかというと、NYダウが崩れるといくら日本市場が良くても一時的に日本株も下落するからです。また、地政学リスク、アメリカ経済の減速懸念などなど、色々な悪材料がてんこ盛り。どうも具合が悪いのです。もしこの下落が最後で上昇に向かうとすれば絶好の押し目なのですが、ここは様子見の方がよいかもしれません。

丁度、月曜日は祝日で幸運なことにトレードできません。これをラッキーととらえ、静かにNYの動向を見守りましょう。ではこれから何をするのかというと、銘柄の監視です。4004昭和電工など、業績好転株で今回の調整で下がっている株は監視し続けておきましょう。戻るときは急激に戻すと見ています。また、低位株も見逃せません。下げる前との比較をし、ここでよく下げた低位株が狙いです。この相場でも「買い」で勝負する場合は個別株狙いです。この下落場面でも関係なく逆行高している銘柄です。リスクはありますが、デイトレードでは使えると思います。


〜 株で儲けるための戦略 〜

相場と自分を客観的に見ること。

初心者の人や儲からない人が陥ってしまう怖い投資は、間違った方向にいっても、それに気づかないことです。まったく自分の世界しか見えないため、自分で一度正しいと思ったら間違った方向に行き続けてしまい、どうにもならないときがあり、それが正しいと思っているため、回りが何も見えません。したがって、他にどんなに急騰株があっても、また、どのような動きを世間がして、とのような投資がよいのか、そのようなことはまったく関係なく、自分だけの動きをします。

『賢者は歴史に習い、愚者は間違った自分の経験に学ぶ』という言葉がありますが、これは人生も株式も同様。とにかく、間違った方向にある自分を自分で見ることは出来ないため、しばらくは間違った方向にあっても、それにより失敗して、大損しても、気づくのは自分であるため、仕方ない。それにより崩壊して株から撤退するもの、それでも、前進して、自分を見つめるもの、これは、自分を見つける時間が早いものが勝利するゲームのように感じます。

欲に眩めば、目つきは落ち着かなくなり、とたんに回りも見えなくなる。さらに、欲深くなると、自分が間違った方向に行っても、軌道修正すら出来ない。何が正しく、何が間違っているのかもわからない。また、他にどんな株が上がり、さらに世間がどのように動いているかの客観性もない。とにかく、自分の銘柄の動きだけが気になり、自分の買った株の上げ下げだけに終始して、回りが見えない。こうなると、もう欲だけの人となり、しばらくは損を重ねて、まったく余裕もなく、単純に損するだけの人となる。

どのようにすれば儲けが出るのか、客観性を持ち、さらに高所で全体の動きを見て、さらに失敗を重ねて、どのようにすれば失敗して、どのような運用をすれば勝利するのか、それがわかるようになるのは時間が必要です。落ち着いてダメなときには投資を控え、良いとき、自分のパターンになったときだけ運用する。そのような落ち着いた人になるには、時間も必要であり、人としての成熟度も必要だと思います。投資家として一歩抜きん出た存在になるためには、常に、投資で儲けるためにはどうすればよいのか、自分なりの方法を極める必要があります。

まず儲けられなくなったら、自分をチェックすること、その上で、一度投資をやめて整理すること。これは商売も同じであり、流行らなくなったのに、そのまま何も考えないで自己満足だけで続けても店が流行らないと同じであり、アンケートをとったり、客観的な意見を聞いたり、さらに、他の店に回ってみたり、世間を見る時間が必要。変化がないようでも、大きく変化していることに気づき、その上で、なぜ店が流行らなくなったか冷静に分析する。このような客観性、つまり大衆の求めるものを知る力がある人が経営者として成功する人であるように、株式運用もいかに投資というものを客観的に見ることが出来るかときに必要となります。

短期投資は、波乗りする人と同じ、そのときの波に乗り、短期で乗り、短期で波が立っていてるうちに離れていく。間違っても、波のないときや、あまり良くない波には乗らないこと。長期であれば、ある意味一生売らない銘柄を自分で決めて、多少の下げでもビクともせず下げたら買い増しできる株を選択すること。これからの日本経済の動きに合わせて、しっかり株価が上がる株を選択すること。これらを冷静に見ることが出来る目を養うことが大切になります。

ある程度の経験をつみ、その上で運用で儲ける方法を考え、あとは、機会をみて、確率をみて、良いときだけ運用して、けっして、悩みのある運用はしないこと。自分ですべて理解して株を楽しくやること。わけのわからないときにはやらないこと。損しそうなときにはすぐに撤退すること、その上であとは割り切って運用すること。損切りをしっかりできるようになり、さらに儲けの方法が判ってくると、株は人生にとってなくてはならない存在になる。それが理想であり、それを極めるために毎日、落ち着いて運用を考えるようにしましょう。

資金がない人は、短期でどのような株を狙い、どのような運用をすれば良いのか、その上で、どのような時にやり、またどのようなときに逃げるのか、はっきりとルールを作り、ルールを守り、儲かるというところを掴んで自分で納得して投資することです。100回運用したら50回は損得なし、つまりトントンでも平気でいられる、そのような運用について、理解できても出来ない人は多くいますが、本当に儲かる人は理解できるようになってきます。株は半分は儲け、半分はトントンと損、そんな組み立てでも良いのですが、いかに損を少なく、トータルの利益につなげていくのか重要なことになります。


相場トピックス


〜 中東情勢の緊迫化 〜

中東情勢が再度緊迫の度を増して来ています。イスラエル軍が13日、レバノンの首都ベイルート国際空港の滑走路や周辺の道路を空爆しました。撃ち込んだロケット弾は3発とみられる。少なくとも2便が目的地を変更した。空爆後、同空港は閉鎖されています。イスラエル政府は12日夜、緊急閣議を招集し、イスラエル兵2人を拉致したイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラの拠点を破壊するためレバノンへの大規模空爆を承認しています。それに先立ってイスラエルは12日、6年ぶりにレバノンに侵攻し、30カ所を爆撃。ベイルートとヒズボラの拠点である同国南部を結ぶ通信インフラを破壊しています。ロイター通信によると、13日にはレバノン南部を攻撃し、地元住民ら20人が死亡しています。

〜 原油価格上昇 〜

この中東情勢の緊迫化を受けて、原油価格が上昇しています。ニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は取引の中心となる米国産標準油種(WTI)8月渡しは13日夕(日本時間14日朝)の時間外取引で一時、1バレル=78.40ドルをつけ初めて78ドルを突破、最高値を更新しています。市場関係者は「イラン核問題や北朝鮮のミサイル発射を材料に最高値圏で推移していたところに、レバノン情勢が新たに加わったことで、原油相場は80ドルを突破する可能性が高まってきた」と見ているようです。イスラエルとレバノンの武力衝突の激化から、原油価格が史上最高値を更新し、NYダウも166ドル安と売られています。又、NYダウが2日連続で100ドル以上下げたのは5月12日以来のことだそうです。

〜 イスラエルとイスラム過激派 〜

イスラエルによるベイルートへの空爆の原因になったイスラエル兵士拉致にはイランやシリアが関与しているとの見方があり、米国がイランへの圧力を強める可能性もあるという危惧も持たれています。イスラエルとの関与が深い米国の中東情勢に対する姿勢が今後の動きのカギを握ることになるのですが、いずれにしてもイスラエルとヒズボラのようなイスラム過激派の対立の構図はそう簡単に収まるものではありません。イスラム教シーア派民兵組織ヒズボラは急進的シーア派組織で、イラン型のイスラム共和国をレバノンに建国し、非イスラム的影響をその地域から除くことを運動の中心とする勢力です。

反欧米・反イスラエルの傾向が強く、組織の背後でイランが密接に支援してるといわれており、一部のテロはイランの指示によるものとされています。また、イランとともにシリアも支援しているといわれています。1980年代以降欧米やイスラエルの関連施設へのテロを起こしており、1983年10月、ベイルートの米海兵隊兵舎への自爆特攻、1984年9月のベイルートでの合衆国大使館別館へのトラックによる自爆テロ、1992年アルゼンチンのイスラエル大使館攻撃テロを実行しています。2000年にイスラエルがレバノンから撤退した後もイスラエルへの攻撃を繰り返しています。ハマスのように選挙に参加することがあり、1992年の議会選挙ではいくつかの議席を獲得しています。

イスラエルとヒズボラやハマスなどのイスラム過激派は水と油の関係と言っても良く、イスラエルとパレスチナによる和平交渉の見通しが立つはずもありませんし、和平が進み始めたと思っても、歴史的な過去の経緯があまりにも根深いものがあり、一筋縄で行くような間柄ではないようです。

〜 イスラム原理主義 〜

所詮、水と油の関係ですから、今回のように一寸した切っ掛けで紛争が起こる事になります。このような中東情勢の緊迫化など「きな臭い」出来事が起こると、一昔前では米国の存在が大きかった時代には「有事のドル買い」と言う事で、ドル高が注目されるのですが、現在では「原油価格」が上昇する事になります。米国はあの9.11事件の影響もあってか、イスラム過激派に対して非常に強い拒否反応があるようです。あれだけの犠牲者を出したのですから仕方ありません。やられたら、やり返すという精神が正しいかどうかは別にしても、米国もイスラム世界の事をもう少し理解しなければいけないのかも知れません。

米国で起きた9.11事件では事件を起こしたのは、イスラム原理主義過激派と呼ばれていて、イスラム原理主義そのものが悪いというわけでありません。イスラム教という宗教は、世界中で10億人以上もの人が信仰しています。信者の数は13億人に上るのではないかとの見方もあるようです。中東のアラブ諸国に信じている人が多いことは確かですが、世界でいちばん信者の多い国は、アジアのインドネシアとなっています。特にアジア、中東、アフリカに多く、最近ではヨーロッパやアメリカでも増えているようです。

〜 イスラム教 〜

イスラム教は、いまから1400年前、ムハンマドという人が、神様の言葉を聞いて、それを広めた宗教で、「イスラム」とは、もともと「平和」という内容の言葉からきているようで、「すべて神様の言うことを聞きます」という意味だそうです。この神様のことを、アラビア語でアッラーといいます。イスラム教が始まったのは、いまの中東のサウジアラビアという国にあるメッカです。このためメッカはイスラム教を信じる人たちにとっては大切な場所となっています。イスラム教では、アッラーの言葉をムハンマドが聞き、その内容をまとめたのが「コーラン」と言う事です。人々は、この「コーラン」の教えに従って暮らしていると言う事です。

毎日5回、メッカの方角に向かってお祈りをします。良くテレビで放送されるのに床に敷物を敷き、頭を垂れてお祈りしているのがそれに当たります。コーランの教えには禁止事項が多く、例えば、禁酒、酒を飲むと、神様のことを忘れがちになるからだと言われています。又、豚肉を食べられません。更に利子で儲ける事を禁じています。自分が働かないで儲けるいう事を禁じているようです。コーランの教えでは極めれば株式投資で儲けると言う事自もいけないと言う事になるようです。又、貧しい人に対しては、お金をあげて助けてあげなければならないとしています。神様の前では人はみんな平等だから、助け合いながら生きていこうという考え方です。少し社会主義的な側面もありますが、これだけ見れば良い宗教と言う事になります。

〜 イスラム原理主義 〜

ところが、イスラム教を信じる人たちの中にも、様々な考え方の人たちが出て来るようになり、酒を飲んだり、仕事で儲けて豊かになる層も現れ、当然、コーランの教えである働かないで儲けると言う事をする者まで出てきた訳です。そうなれば当然といえば当然ですが、貧富の差が大きくなり、一部のイスラム教の信者の中に「欧米の影響が大きいのではないか」と言う考えが出て来るようになった訳です。その考えから一部で「そもそもイスラム教は、神様の前では人間はみな平等という宗教だったはずで、その理想である基本に戻ろう」という運動を始めました。こういう運動のことを、欧米では「イスラム原理主義」と呼ぶようになった訳です。こういう考え方をするグループの中に、「武器を使ってでも理想の社会を作ろう」と考える者が出てきて、一部の者が、テロ事件を起こしたりするようになった訳です。

イスラム教、そしてイスラム原理主義、更にイスラム原理主義過激派 と言う流れになった訳です。ですから全て一緒にしてしまうには無理があるのですが、何も知識が無い多くの人にとっては、イスラム教=テロ と言うような感覚で見ている人も少なくないようです。特に米国が悪いと言う事ではありませんが、イスラム原理主義過激派を作ったのは、行き着くところは欧米が大元であるとも言える訳です。このような世界の紛争の火種を一刻でも早く解消する為には相当な時間が必要ですが、「目には目を」の気持ちを横に置いて大人の話し合いが出来れば良いのですが、なかなかそれが上手く行かないと言う事になっているようです。

〜 引け後のニュースから 〜

6915 千代田インテグレ
今8月期末に40円の配当実施を発表しました。前期は記念配当5円を含む35円配当を実施していますが、記念配分をこなしての増配となります。14日終値2530円から換算すると配当利回りは1.6%、中間配当を実施してないことから期間利回りからは非常に魅力的な水準となります。6月末発表の第3四半期決算では収益の伸びが鈍化、11日付けでは、大和総研が投資判断をやや強気の「2」から中立の「3」に引き下げなど、弱気の見方が相次いでおり、直近の株価は年初来安値を更新しています。しかし、既にPERは12倍台と割安感のある水準であること、配当取りに向けても魅力ある水準と言え、株価反転期待が高まります。


今日の推奨銘柄 (スイングトレード編)

ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。

1334 マルハ本社
主力株への買いが戻ってくると想定しますと、「業界最大手」の同社にも浮上のチャンスはあると考えられます。マグロや鮭など鮮魚価格の値上がり基調を背景に日水などの水産株の人気が続きましたが、このマルハに関しては転換価格修正条項付新株予約権付社債(MSCB)の発行に伴う株式需給の悪化を嫌気して外資系証券が投資判断を格下げしたこともあって6〜7月と株価は低迷を余儀なくされました。しかし、ここの調整で弱気要因は織り込まれた可能性が高く、一方で業績は魚価の上昇や養殖事業の伸びなどで拡大しており、チャート面からも買い安心感が強くなってきています。欲張らなければスイング・トレードは十分に可能と考えられます。

4324 電通
昨日も推奨した電通ですが、やはり、まだ使えると考えられます。チャートをご覧いただければ分かると思いますが4月高値「山」を駆け下りたあと、依然としてまだ「麓」にいる状態です。かといって底割れしていくような銘柄でもなければそのような材料も見出しにくい極めてディフェンシブ性の強い銘柄です。高値を追わずに下値を拾うということに徹すれば確率高くスイング・トレードが成功できると予想します。

4902 コニカミノルタ
先月下旬に「2007年度にも有機ELを照明向けに商品化」といった報道がされたことで急騰、その時に開けたチャートの「窓」をここの株価下落で埋める格好となり、ついでに25日線の1382円水準をも割り込んだことで「突っ込み警戒感」が漂ってきています。信用取り組み倍率が0.42倍という「売り長銘柄」でもあることで、地合いが好転すれば(特に米ナスダックを牽引役としたハイテク銘柄の切り返し)、買い戻しを絡めた急反発が考えられます。

6674 GSユアサ
決して株価に割安感はないとはいえ過熱して手が出しづらいというほどでもなく、ここは主力銘柄の浮上に期待があるとすれば材料性も高いだけに狙っていく価値はあると考えられます。前期と比較すると今期は大幅な利益の拡大が見込める業績変化率の高さが材料視されていますが、来期に関しても増収増益予想であり、増配含みとファンダメンタルズの改善にも評価できるものがあります。やはり、同社の一番の買い手掛かりは2015年には600億円〜700億円の売上高を目指しているというハイブリッド車用の二次電池に参入したことなど様々な産業用バッテリー開発を進めていることでしょうか。

6908 イリソ電子工業
株価は2月に高値5490円を付けた後下押しの動きに。200日線を割り込んだ後は下値を固める展開から反発の動きに。コスモ証券が新規「A」。

6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ
株価は1月の高値543333万円(3月28日の3:1株式分割後修正株価)をつけた後、50万円台が上値の壁となっている。設備投資拡大への恩恵も受けることから業績上振れへの期待が膨らめば50万円台の壁を上抜ける可能性も高い。マーケットメイク銘柄

7885 タカノ
株価は2月9日の高値3400円をつけた後下押しの動き。200日線に接近する動きであるが徐々に下値を固める展開に。バリエーション的な割高感はなく、再度高値を目指す動きが想定される。大和証券では成長が著しいエレクトロニクス事業を牽引役に新たな業績拡大局面にあると紹介している。新光証券では中小型成長株情報で紹介銘柄として取り上げている。新光証券で投資判断を「1」。大和證券でも新興企業を調査対象とした「フロンティアマーケットレビュー」同社株を投資判断「1」としている。

8332 横浜銀行
株価は昨年12月の1032円高値から直近で700円台まで下押し。金利上昇による利鞘拡大の恩恵もあり、株価も早晩4桁を目指す展開に。200日移動平均線を上抜けている為上値への期待が高まっている。又、ゴールドマンでは、中長期保有を目的としたコア銘柄として、投資判断を「中立」→「買い推奨」に引き上げている。


今日の推奨銘柄(中期編)

中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。

6482 ユーシン精機
ユーシン精機はプラスチック成形品取り出しロボットの専業メーカーです。技術力には定評があり、取り出しロボットの数量は横ばいながら、コストダウン効果で、利益率を高めています。今期は、光ディスク用、携帯電話バックライト用などの特注機の伸びもあり、経常利益で前期比16%増、最終益で同17%増と拡大が見込まれています。京都に主力の成形品取り出しロボット生産の新工場の建設を進めており、既に6月に着工、来年1月の完成を目指しています。大型機器の生産能力を約3割高めるもので、来期以降の業績拡大に繋がる材料として注目です。今期は4円増の年24円配が予定されています。配当性向は前期実績で26%程度ですが、3年以内に配当性向30%を当面の目標としており、今後も増配に期待がかかります。株価は株式市場の地合いが軟調ななか横ばいとなっていますが、25日移動平均線をサポートラインにしっかりの動きです。足元では25日・75日移動平均線がゴールデンクロスしていること、PER22倍台の現水準には割高感もなく、目先2500円台、更に上値を試す展開が見込まれます。


明日の上場銘柄


明日(火曜日)の新規上場銘柄はありません。



記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。

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