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本日の日経平均はNYダウの下落を嫌気して大幅続落となりました。値がさの主力株に利益確定売りが膨らんだことやSQを前に先物の持ち高整理の売りが影響したようです。一方、長期波動が上昇トレンドを形成しているとするシナリオには変更はありません。
日経平均がザラバ中に16,000円を割れるのは一週間ぶりのこととなったわけですが、やはり、何らかのことをキッカケに下げに転じると過熱感を解消しようとする力が働きやすいものです(8月16日からテクニカル的な過熱ゾーン入りを指摘していましたように)。
日経平均は過熱感を残したまま今週の月曜日に8月22日の16,244円を更新して16,414円をつけたことで再び過熱感が強まっていました。この場合、下値は少なくとも8月28日の15,745円を割り込むことが過熱感が和らいだことを示す一つのサインとなるでしょう。
今日の安値で「目先底入れ」との観測もあります。日経平均が8月31日に268円高を演じた際にも25日線と200日線とが重なる水準に近づいたことで強く意識されてリバウンドしたように、本日の安値も25日線の15,894円、200日線の15,908円に急接近しています。
そのため、明日はSQ通過でアク抜け感が台頭し、8月31日のように先物の買い仕掛けを先導役に急伸するというシナリオもあります。しかし、NYの下落が続くなど環境的に逆風が吹いて50円〜100円高程度の中途半端な戻りとなれば再び下落が予想されます。
中途半端に戻せば過熱感の解消が進まずに過熱感が中途半端に増してくるため、本日の安値を更新して15,745円割れを狙う動きが強まってくると考えられます。ですから、一つには本日の15,944円での底入れと、一つは15,745円を割り込んで底入れするシナリオです。
いずれの場合であっても弱気で臨むべきではないでしょう。多く申し上げるまでもなく9月中間決算や通期業績の増額修正期待が根強いことや国内景気の持続的拡大観測、そして、何よりも相場の過熱感が和らぎつつあることで、再び戻すと考えるべきでしょう。
ここでの狙いは引き続き好業績が見込める銘柄の押し目買い戦略、あるいは指数が戻ることを前提とした主力株のリバウンド狙いというのも有効と考えます。
相場を生きる!
〜 反発のタイミングを待ちましょう! 〜
楽天は、メリルが強気で一安心というイメージ。新潮の記事は、いろいろと言われていますが、かなり、楽天に対して何かの警戒を週刊誌で与えたもの。実際には、大衆に見せているようで、楽天の現在の首脳に見せた、という見方だそうです。ここで、ソフトバンクが落ち着いてくると、新興株は一斉に戻る可能性がありますので、何が戻るのかピックアップしておき、動きの早いものに飛び乗り飛び降りる。さらに、中、長期で押し目を徹底して狙いたい株は、押し目を段階的に買うこととなりますね。(資金量にもよりますが...)
例えば、週刊文春で紹介された安倍銘柄に、2450 一休が含まれていました。一休は、短期でダラダラやると損をして、短期でやる時には、その場のスポット攻撃、上げたら利食い、下げたら持たない。ところが、この一休は、中、長期では、下げるところを集めていく感覚。この会社は、プロもマークしているそうです。
ここで戻ったら、すぐに狙いと思える候補。(新興市場株)
3031 ラクーン
8922 IDU
3765 ガンホー
2459 アウンコンサルティング
3793 ドリコム
2450 一休
2389 オプト
4751 サイバーエージェント
7717 ブイ・テクノロジー
2491 Vコマース
4314 ダヴィンチ
4296 ゼンテック
4817 JCOM
2759 テレウェイヴ
3796 いい生活
2492 インフォマート
2432 ディー・エヌ・エー
6667 シコー技研
相場トピックス
〜 ドイツ証券の強気 〜
株式相場はやや調整色を強める展開に突入した感が強いのですが、それでも総じて年末までの相場見通しについては強気を支持する見方が大勢を占めているようです。昨日のテレビ東京の朝の番組でもあの「弱気」或いは「曲がり屋」であるドイツ証券の武者氏が「強気」の見通しを述べていました。彼はどちらかと言えば曲がり屋ですから、彼の言う逆の見通しを取れば正解なのかも知れませんが、今回はどうなることでしょうか。いずれにしても彼の持論についてここで分析してみることにしました。彼が言うには、現状の株価は何十年ぶりの割安であると言っています。株価が相対的に割安と言うことは、それと比較する他の要素の水準が間違っているか、そうでなければ、株価は割安ではなく間違っているということになります。
少し分り難い言い回しですが、他の要素として「金利」或いは「企業利益」と言うことになります。これらの要素が株価に対して割高にになっているのかどうかが問題となります。「金利」「企業業績」が割高ではなく妥当な水準であり、間違った水準ではないと考えるのであれば、残されたもの、即ち「株価」の水準が間違っている、割安であると言うことが言える訳です。言い換えれば、この3つの要素である「株価」と「金利」と「企業利益」との間に矛盾が起こっているということになります。ただ、外部環境を考えると米国景気の伊鈍化傾向が不安視されるところですが、ただ、米国経済を良く見ると、通常起きないことが2つの点で共存していると思われます。
一つは企業業績が非常に好調であると言う事です。又、家計の所得も順調であり、他方で金利が低下しています。つまり所得が順調で借金の為のコストが低下していると言うことですから「購買力」が大きく悪化することは考え辛いということになります。勿論、企業利益は直近で非常に好調なのですが、一方で住宅市場などに陰りが出ていることについては最大の懸念要因となります。住宅価格が下落して、家計では債務返済が出来ないような状況に陥り、住宅を売却し更に住宅価格が下げると言うような悪循環になれば、状況は相当深刻になら無いとは言い切れません。ただその際には常にウオッチしなければいけないのは「金利」と「家計所得」となります。金利が低下していて、所得が順調であれば、特に住宅を売却する必要がないと言えます。米国民が住宅を購入すると言うのは日本で言うところの、「貯蓄」と同じでまず借金をして住宅を購入します。そして値上がり益を楽しみながら自分の財産を増やして行くのが米国民の一般的な「貯蓄」パターンとなります。そのような原資である住宅を売却しなければいけないと言うことは、その必要に迫られることになります。つまり、金利が上昇して返済が出来なくなるということになります。或いは職を失って所得が減少することで、これも借金が返済できずに仕方なく住宅を売却することになります。しかし、このような状況は現状ではどこを見ても起こっておらず、その懸念は無いと言えます。
日本株に関しては、米国株以上に割安感が強いと言えます。従って、長期的に見てこの割安感を是正する為の相当力強い上昇相場があるのは間違いないと思っています。勿論ピンポイントでは逆流する動きもあると思われます。この上昇は日本固有の材料上昇していくのではなく、日本経済を含めていまやグローバル経済は完全に一つで、それを支えているのは多国籍企業の非常に潤沢な超過利潤であると言えます。結論として日経平均株価は今後ジグザグの動きを繰り返しながら上昇して行くと思われ、上昇のペースは年率で20%程度が期待されます。と言う事で具体的には年末、日経平均は18000円程度と予想しています。
これまで「弱気」を通していた言い訳として、彼は「謎の解き方」と言っています。昨年グリーンスパンFRB議長が長期金利と経済の関係が「謎」だと言いましたが、個人的には金利が低いと言うことは相当景気が悪くなってくるものであると考え、或いは景気が良いのであれば、金利が急上昇するであろうと思っていた訳ですが、現状は明らかにそうではありません。それが謎でありその謎は現状まで続いていると言うことです。高い企業の利益と低い金利と言うのが長期に渡って定着するフレームワークが始まったと言うことになります。このような理由から彼は「強気」に転じたと言うことです。あまり良く分らない言い訳ですが、素直に間違ってごめんなさいとは言えない立場と言うのがあるのかも知れません。
業績懸念などの理由から投資家のマインドが離散したため、3ヶ月で見ると株価が10%以上も下落したが良く見ると直近は今期予想が上方修正されていた銘柄。(ドイツ証券)
2301 学情
6519 エネサーブ
4282 イーピーエス
4563 アンジェスMG
5110 住友ゴム工業
6481 THK
6764 三洋電機
9205 日本航空
〜 引け後のニュースから 〜
8月の工作機械受注、47ヶ月連続増
日本工作機械工業会が発表の8月の工作機械の受注額(速報)は前年同月比4.7%増で、47ヶ月連続のプラスとなり、最長記録を更新中です。内需は同3.5%減ながら、外需の同14.8%増が大きく貢献しました。関連銘柄にとってはプラス材料として注目です。
OKK(6205)
オークマ(6103)
ツガミ(6101)
東芝機械(6104)
牧野フライス(6135)
三菱重工(7011)
森精機(6141)
ジェイテクト(6473)など
今日の推奨監視銘柄 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。また、チャートを見て過熱感があるものが多いので、飛び乗りは禁物です。しっかり押し目狙いで取り組みましょう!また、日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
1801 大成建設
ここで火曜日の日経新聞の業績観測記事(ゼネコン大手4社の受注シェア上昇)で大手4社が揃って買われる場面がありましたが、さすがに全面安商状の本日はマチマチの動きです。しかし、大手4社の業績見通しや体力を比較すると鹿島、大成の2社が若干大林組と清水をリードしているとの観測があり、値頃感のある大成建設の押し目は狙ってみる価値はあると考えます。
4004 昭和電工
SQ絡みの売りが膨らんだと考えられますが、今日の下げは下げ過ぎ感があります。華々しい6月中間決算を牽引したハードディスクを中心とした業績の伸びは今後も続く見通しにあり、来2007年12月期も大幅な増益が見込まれています。この動きは若干続くことがあっても目先的なことと予想、短期間で少なくとも500円までの戻りは十分に見込めるでしょう。
6301 コマツ
コマツも全面安商状の中では例外なく下落していますが、好業績銘柄の押し目買いという発想で狙える典型的な銘柄の一つと考えられます。報じられているように世界的な建機需要の伸びを背景に今後も高い業績の伸びが見込めることに加え、前日は新聞報道で2007年3月期の年間配当が前期に比べて10円多い1株28円程度になるという(従来は24円)ファンダメンタルズ面の評価も高まっています。地合いが少しでも好転すれば力強いリバウンドが狙える銘柄と考えます。
6502 東芝
海外市場が安く、ハイテク銘柄も軒並み安、主力銘柄も全面安商状という中では手が出しづらいところですが、この東芝の800円割れ、700円台は売られ過ぎ感が強まっていると考えられます。レシオ面からの割安感は乏しいとはいえ、前期に続いて今期も全セグメントで増収増益が見込まれていることで2桁の営業増益など利益の伸びが大きく、来期に関しても増収増益が見込まれており、特に財務面の改善などファンダメンタルズを外資系が高く評価する姿勢を続けていることに注目したいと思います。また、信用の取り組み倍率が0.87倍となっており、一旦リバウンドが始まると買い戻しが膨らみやすいことも意識したいと思います。
6871 日本マイクロニクス
株価は1月高値3240円(6月27日1:2株式分割修正価格)を付けた後下押ししていたが、業績の好調を評価する動きから上伸、8月に3630円の高値を付けている。バリエーション的な割安感はないが、業界平均を上回る成長性に一段高の動きが想定される。青森工場にアドバンスト・プローブ・カード増産のための新棟建設の報道も材料視される。来9月期も2桁の増収増益が見込めることも支援材料となる。大和證券では中小型株の好業績銘柄群〜DIRフロンティア企業業績見通しより増額修正ランキングの上位銘柄として注目。三菱UFJ証券はレーティング「2」継続。野村証券ではプローブ・カードを主力事業に注目をしており投資判断を「2」としている。
5471 大同特殊鋼
UBS証券では投資判断を「Buy2」目標株価を1400円としている。又、クレディスイス証券でも投資評価を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を1030円としている。特殊鋼の在庫調整完了後の下期から、同社業績は再度拡大基調に入る見通しとしています。株価は2月に高値1280円付けた後、200日線レベルを割り込む動きから800円割れ、業績好調からバリエーション的な割安感も出来ておりリバウンドの動きが期待される。その他投資判断では大和総研で「2」、立花証券でもレポート銘柄として注目。
4182 三菱瓦斯化学
株価は2月に1442円の高値をつけたあと、下値200日移動平均線を割り込んだレベルで下げ止まる動きから反発に転じている。立花証券では今・来期ともに最高益更新を続ける見込みとの評価。CSFB証券が投資評価「アウトパフォーム」を継続、メタノール市況が足元で急騰、再び同社が投資対象として注目されてくると評価。メタノール上昇によって、少なくても持分利益は30億円程度上乗せされる見通しとしており、今期経常利益は会社予想の500億円に対して550億円程度には達する見込み。目先第二四半期業績から急拡大、株価もその動きに沿った展開が想定される。又、同社は先日、200億円のユーロ円CBを発行すると発表。通常CBの発行は希薄化が嫌気され、株価下落することが多いが今回は、転換価額が時価を大幅に上回ることや、調達資金が設備投資に充当されることが好感されている。
5563日本電工
三菱UFJ証券がレーティングを「新規に1」としてきました。目標株価940円。東海東京証券の強気が指摘されていましたが、フェロマンガンの増産報道や来2007年12月期の高い業績変化率を評価したものと考えられます(2007年12月期予想PERは16倍程度)。あと、信用取り組みはすでに出来上がっています(0.99倍と拮抗)
9694 日立ソフト
第1四半期決算で創業以来初の営業黒字を計上し、株価はこれを評価する格好で7月19日の年初来安値1646円から急騰していたものの、ここ2週間は日柄調整に転じていた。しかし、戻り待ちの売りをこなして再び高値更新の展開となり、波動は新展開を迎えた公算が強い。第2四半期以降の業績についても、主力のシステム開発の拡大や不採算案件の減少、生産性向上などで2桁営業増益が続く見通し。会社側では08年をメドに営業利益率を2倍に引き上げる方針を打ち出しているが、達成確度を高めつつある。春先まではアナリストの評価格下げが相次いだ同社株だが、ここにきて評価を見直す動きも現実に出始めている。足元のバリュエーションは07年3月期予想PER48倍と割安感には乏しいが、収益の改善トレンドが鮮明化するなか、業績変化率の高さが期待できる点を評価していきたい。日足のMACDも8月23日以来の陽転を示しており、直近下げの倍返しとなる2400円処が短期の株価目標として意識されよう。
今日の推奨銘柄(中期編)
中期狙いの投資を中心にお伝えしていきます。超短期の投資と違い、中期投資では、個別の銘柄の動向だけでなく、株式市場全体の流れも非常に重要な要素となってきます。株式市場全体の流れを知ることで、株式投資に対する多角的な見方を養うことができます。
9301 三菱倉庫
倉庫では首位の企業で、物流事業と所有地を活用した不動産事業を手掛けています。8月24日から三菱倉庫が開発を進めていた「横浜ベイクォーター」開業したことが、注目を集めています。横浜駅から徒歩5分の立地で、山下公園などへのシーバスの発着所も備えた好条件の立地となっています。同事業に対しては、商業施設の開発の初期保養が嵩むもおの、期末には大型分譲マンションの引渡しが控えており、これを補って利益を押し上げる見通しです。倉庫業は簿価の低い土地を多く所有するという構造になっていますが、「横浜ベイクォーター」に代表される不動産開発事業により、土地の有効活用化を図ることができます。今後も不動産開発の積極的な展開が業績の牽引役として注目材料となります。主力の物流事業では、医薬品の配送センターが伸びているほか、国際運送も好調に推移、今3月期は経常利益で前期比21%増が見込まれています。株価は1500円台まで調整したところから反転、下値を切上げる展開です。現在は1900円台でスピード調整の動きながら、中期的な業績拡大期待を背景に上値余地のある水準となります。昨年末の高値2145円更新に向けた続伸が期待できます。
明日の上場銘柄
2499 日本和装ホールディングス(ジャスダック)公開価格10万円・1株単位
「4ヶ月間無料きもの着付教室」を運営、着物の販売を仲介する事業を手掛けています。着付教室のカリキュラムの中で、契約の着物メーカーが受講生に着物を販売、仲介手数料を受け取るほか、受講生が購入した着物の仕立てや加工を京都の「糸の匠センター」で一括して請け負っています。着付教室は春と秋の年2回実施、今秋は約380会場での開校を予定しています。今4月期は経常利益で前期比10%増の11.7億円見通しとなっています。今期配当は1032円を予定していますが、今後内部留保を確保しつつも業績動向をみて見直す方針です。上場に伴う調達資金約5億円は、拠点開設、既存教室の改装などに充てる、としています。公開価格のPERは15倍台となります。成長率はそれほど高くないものの、継続的な利益成長が見込まれること、既存株主には180日間のロックアップがかかっており、需給面がタイトなことが評価できます。ただ、風評被害が出た場合業績に大きく影響する業種であることもあり、人気が出にくいことが懸念材料となります。
初値予想:11万円〜12万円
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
Eメール:info@e-alp.com
Tel&FAX:092-593-5759
〒816-0831 福岡県春日市大谷8-106-1-403
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