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「すんなりボックス相場脱出!? さて、これからどうする?どうなる?」 の巻
TOPIX : 1580.10 (+24.99, +1.61%) |
日経平均 : 16076.20 (+220.94, +1.39%) |
円ドル : 115.75 |
本日の日経平均は大幅反発。本日はNYが堅調だったことで高く寄りつきましたが午後からも前場の高値を上回る場面を見せるなど終日堅調な展開が続きました。また、長期の波動が上昇トレンドを形成しているとするシナリオにも変更はありません。
今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、2日ぶりの買い越し(2860万株売り/3330万株買い)でした。東証1部出来高は前日比4995万株増の17億5553万株、売買代金は同1479億円増の2兆3788億円。東証1部値上がりは1464銘柄に達し(値下がりは178銘柄)、「全面高」と書いて問題無い状態でした。
東証一部では、KDDI、三洋電機、三洋信販、フジクラなどが下落。新興市場は日経ジャスダック平均、マザーズ指数、ヘラクレス指数共に上昇。主力市場の上昇に連れて買い安心感が台頭、戻りを試す展開となりました。直近IPO銘柄は概ね活況で、アイレップ、マガシークがストップ高。
◆ 本日の流れ ◆
「今一つやなぁ〜」と予想する向きが多かった状況下で出てきたのが、8時50分発表の鉱工業生産指数。事前予想はBloombergで-0.4%、ロイターで-0.5%だったところ、前月比+1.6%。これで「めっちゃ、えぇやんけ!」の雰囲気に一転(^^;。寄付から買いを集めてスタートしたのはしたんですが、前場は昨日と同じように、寄付きの売り買いが一巡してからは横ばい巡航状態。今朝のSQを計算すると、前日比114.02円高の15969.28円でした。そして、この水準から大きく逸脱することなく、さらに、日経平均で16000円台を回復してからは、どうしても上値の重さも目に付いたのも事実。高いけど伸び切れないもどかしさで、「ちょっとなぁ〜」の雰囲気で昼休み突入。
「あまり動かんやろ」のムードが一変したのは後場寄付き直後。日経平均先物に600枚買い+400枚買いが炸裂。その後も折に触れて300〜400枚買いが入り、その度にピョコンと階段を上がるように上昇。市場筋の間では、「数百億円規模の債券先物売り・株式先物買い」が入ったとの見方が流れていました。ただ、初っ端のドカ〜ン以降は、上値に1000枚単位の売り指値が並んだこともあって、上値の重たさを感じる展開。下がらないまでも、ちょっと頭打ち感があったのは事実でした。それを打ち破いたのが、14時20分前後の400枚買い+600枚買い+600枚買いの大型買い炸裂。これで1000枚前後の売り指値が並んでいたところを一気に上抜け。これだけ大型買い爆弾が炸裂すると、「強きに媚びて弱きを叩く」型のデイトレーダーとしては、付いていかざるを得ない状況に(^^;。
結局、TOPIXも日経平均も高値圏をキープしたままで大引け。今日も先物主導の色が濃い一日だったので、日経平均先物(12月限)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。後場寄付き直後にスコ〜ンと上昇しているところや、14時20分前後の出来高を伴って上昇しているところなどをご覧頂ければ幸いです。

特に劇的に環境が好転したわけでもありませんが、東京市場の動きはやや劇的な好転を見せています。昨日の日経平均も外部環境が悪い中では下げ渋ったことで地合いの強さが伺えたことや15,600円台で下値を固めつつあったことで戻りに対する期待はありました。
むしろ環境的には悪いとも言えます。為替は115円台の円高水準であり、米国経済は耐久消費財の予想以上の落ち込みなどからも減速感が強まっている状況です。しかし、今日の場合は予想を上回った鉱工業生産指数という国内要因が外部要因に勝った格好です。
◆ 明日の展開 ◆
日経平均も戻りの期待はあったとはいえ、今日の動きは鉱工業生産指数と同様にサプライズのある動きであり、にわかに強気説復活が盛んに言われ始めています。日経平均は12月相場で10月高値の16,901円を更新するのではないかという見方に傾きつつあります。
とはいえです。これまでの見送り要因(円高基調、年内の利上げ観測、下期業績の弱気見通し、高水準の裁定買い残や証券税制など)が一気に払拭したわけでもありません。今日の鉱工業生産指数を受けて日銀が年内に追加利上げに踏み切る可能性もあるでしょう。
その上、明日はディーラーにとっては月末で動きづらい時間帯であることや翌日は月初とはいえ週末でもあり、「明日で今日の買い持ちを全て利益確定して今週の商いは終わり」という動きに転じ、理由もなく上値が重くなることも十分に想定する必要はあります。
とりあえず、TOPIXも日経平均も20日移動平均線近辺(厳密にはホンの少し届かず)まで戻して、ひとまずホッと一安心状態。ただ、逆説的に言えば、これで「戻り一巡」の可能性もあるわけで、ますます明日以降のフォロースルーが大切になってきます。
そもそもテクニカル的には日経平均も上昇しやすかったことで本日は鉱工業生産指数が戻り相場の引き金になったような格好となった訳ですが、一転して全面安になることも想定し、日経平均は引き続き15,600円は割らないという控え目な読みで臨むべきでしょうね。
相場を生きる!
◆ 証券マンあれこれ ◆
証券マンって、実際には一般の方が思っているイメージとは違い、泥臭いものだと思います。最近は、ネット証券に客が持っていかれて、彼らは金持ちの資産アドバイザーとしてでないと生き残れない時代。
したがって、先物の専門家的な役割で証券マンをやっているものもいれば、安定株と目先張りで億の資金の顧客に運用だけでつないでいる人間もいます。短期トレードは基本的には得意でない、ネット証券でやらない人が彼等のターゲット。最近の野村證券さんは、10億円からまともな客との扱い。少し前までは5億が、最近は金余りから10億円。
ここで、いろいろと証券関係者の人の話を聞くと、やはり、決まって去る人はホルダーで、儲ける人は保有期間が短いデイトレーダーやスイングトレーダーだけになっているそうです。材料に惚れ込んで銘柄を持続していくとみんな下げてしまい、結局は損切して市場から去っていく。
したがって、外務員も社員セールスも、顧客に残ってもらいたいので方法を講じる。特に外務員さんは、儲けていただかないと生活できないということから、かなり拘ったトレードを実行する。先物専門にした人もいます。しっかりパフォーマンス表を出して、売り場、買い場を伝える。
テーマ3日続かず、空売り。この空売り手法については、証券マンが顧客には推奨できない。やはり、証券マンとしては、良い株、外国証券動向を伝えて、一時期のテルモやニコン、さらにスタバなど、安定的にとっていただく株だけをお勧めする、ということだそうです。つまり、外務員の投資顧問化が進んでいる。それも、強烈推奨は出来ないルールですから、自然に無理のないお付き合いをしているそうです。
しっかりした良い株を選択すること。これが、彼等の生きる道。そのため、証券会社の格付け、業績は、早朝から起きてチェック。ロスカットについては、日柄と値幅の面で割りきってもらうことと、駄目な時には諦めて、その期間は無理しないことも徹底しているそうです。良い株も、常に40本から50本まとめています。
厳選して伝える、そして、明確に客をつなぐという、外務員、証券マンの人の動きは、まさに、厳しく、一人投資顧問という有様。
短期は短期、長期は長期のスタンスで、ここから、しっかり狙いとなります。今年は激動でしたが、これから次なるチャンス狙いです。ただし、短期の場合には、あくまでもその場の上げを利用して、下げたら持たないこと。これは、短期も中期も同様です。とにかく、リスクをとらないようにしましょう。
マークしている株を押し目で狙う場合にも、メリハリつけて、ダラダラ持続しないことです。例えば、押し目狙い、上げたら利食い、上がらないとカット、このメリハリをしっかりさせましょう。ご自分の得意な株を決めて、この株の動きは任せておけ、という株を作っておくことです。
◆ 儲かる投資家になる基本 『自分を変えないと儲けは見えてこない』 ◆
人間的にルーズで時間に常に遅れるような人はなかなか株儲けはむずかしい、ということを先週書きました。周りが見えてない方、自分本位の方、他人の程度など同でもよく、人を誉めるよりも、まず殆ど場合に貶してしまう人。人は人それぞれ徳というものがあり、その深さ、内容により、人を決めていきますが、いきなり粗忽ものが見識者になるわけがありませんので、あくまでも自分のスピードにあった運用方法を進めていく必要があります。それには、まず儲けたいばかりの意識を捨てること。株はいきなり儲かるものなのだ、まるで飢えた野良犬のようなポーズで株式にのめりこみ、とにかく金が欲しいというスタンスで運用してしまう人がいます。まずこのタイプは儲けることは出来ません。儲けたいという意識が強いと儲けられないのです。冷静さを失うと欲だけですから、当然判断は鈍り、まともに株のことが理解できません。
『ユーホーキャッチャーがうまい人は株儲けが上手い人』だそうです。人が3000円も4000円もかけても1つのマスコットもとれないところを、1、2回で簡単にとってしまう人、たまにいます。また、条件がよいと何個もとってしまう主婦もいます。そんな人は実は多いようで10人に1人の才能なのだそうです。マスコットの位置、さらに、掴むところの力ぐあい、さらにどこを掴んだら効果的にとれるのか、それを頭の中で計算した上で、とれるならばやる、とれないならばやらない、そのメリハリもしっかりつけた上で行動する。そんなことが株式の儲けに酷似しているというのです。反対に欲しいばかりで何度も何度もチャレンジして気付いてみれば3000円も4000円も金を投入しているのに取れないで諦めて帰る人、それがいわゆる欲だらけの投資家です。
儲けたいのは当たり前ですが、儲けたいからこそ、焦ってはならず、儲けたいからこそ、よく株のことを考えて、簡単に仕込みするのではなく、また、運に任せることもなく、ひたすら冷静に運用する。実にむずかしい話ですが、現実的にはそのような運用を展開しないと儲からないのです。また、自分はスーパースターでもなんでもなく、運もつくものでもなく、実力があるものでもない。だから慎重にしなければならない。現実を知った上で、より堅実によっぽど確率高く儲かると思ったときしか行動しないこと。それが重要となります。多くの場合には儲かる時期があり、そのときにしっかり儲けること。多くの人があまり儲からないときに自分だけ儲けることはむずかしく、そんな場合には資金を減らし、そして、確率面では悪いことを認識して運用すること。つまりそのようなときには頭の訓練として遊ぶこと。少なくとも下の項目は常に意識して行動すること。
○ 儲けたければ儲けたいほど冷静になること。
○ 幾ら儲けたら何をしたい、何を買いたい、という目的意識は持たない。
○ 大儲けではなく、小さな儲けを重ねると認識すべき。一攫千金は逆に大損。
○ 株式は得すること損することが交互にやってくると認識すべき。
○ 自分の現状を把握して謙虚になること。過信は損の始まり。
○ すごく買いたくなったら、すぐに損したときの惨めな自分を想像してみよう。
○ そんなに夢みたいな現実は簡単にこないんだ、と常に思っておくこと。
○ 運などなく、現実は常に厳しく思い通り、予想どおりにならない方が多いと知る。
○ 欲に走り、周りが見えてない目がうつろな自分を想像してみる。
○ 確率の悪いときには本気で運用せず投入資金は少なくする。
すべて人の性格を変えることはできません。また変ったとしても、年齢とともに、また経験とともに時間をかけて変化するものです。したがって、自分で自分を認識した上で、株式をする上で少しは内容が理解でき、かつ儲かるために焦らず、儲けること、損することを理解した上でしっかり運用することです。反省しない、研究しない、何も考えないで儲かる人などひとりもいませんので、ひたすら、儲かるためにはどうすればよいか、ということを徹底的に考えて真摯な姿勢で株式相場にチャレンジすれば、次なる確率が高まる相場では必ずや納得いく結果が得られることになると思います。最終的には良い株を選択する技術は人生すべてかけた自分との戦いとなります。それは選択術にかかわることです。それが出来たら次に運用テクニックです。ただし、苦労しないでも選択術については人気株の規模、内容をしっかり把握することで運用テクニックだけでとる方法があります。その方法はある程度良い相場になると着実な利益を生む運用方法になります。
200円の株が300円になり、400円になる。今はその確率は300本に1本くらいしかないかもしれません。それでも、そんな株は波乱相場でも登場しています。これはいきなり100円上がるわけではありませんので、上がるための動きが必ず出てきます。それは株価の変化と出来高の変化です。これは嘘がないデータ−で判断できるのです。私たちは毎日出来高変化、株価変化をソフトに入れていますので、どんな浮上株でもかならずチェックできます。1部、2部、店頭、ナスダック、大阪すべての株の動きをコンピューターに管理させています。さらに殆どのテクニカル指標は組み入れたソフトも作っています。それは自分で納得いく分析をしたいから、さらに細大漏らさず見たいからです。そして商いが増えて株価が上がる、これはどの株にも現れる現状であり、さらに業績好転と浮上材料という両面とからむと大きくなる株が決まってくるのです。
たとえば年間平均の商いが1日8万株だったものが、ある日突然20万株になる。そんな変化をいちいち人がチェックするのは労力の無駄です。そのような株をまずピックアップした上で、あとは乖離、変動率から見ていくと、動き始めた株はすべてソフトがマークできます。その上で、あとは材料があるのか、なにか上げる業績変化が出てくるのかマークすると、上げてからあとあといろいろな動きが出てくるケースがあります。このようなデータ−分析を自分でやりたい方もいるでしょうから、これらの内容を加味して、そして総チェックが行えるものを相場がよくなったところで公開します。今は、100本に1本の相場でプロ中のプロしか入手できない情報が殆どですから、毎日の変化株を取り上げることはあまり意味がありません。まさに木っ端をつかみ大木を流すことになるのが見えているからです。すると、選択はこちらでした方がよい、という流れであります。相場好転では、多少良くなると変化株から選択する手法が有効なときがきます。
相場トピックス
◆ 日米の国民性の違い ◆
先週まで史上最高値を更新していました米国NYダウですが、先週末から今週に掛けて利食い売りから上値を重くする展開となっています。個人的には米国の景気の先行きを考えると目先もう少し上値があっても良いのではないかと思われますが、もう少し長い目で見た場合には少し様子が違うかも知れません、あまり悲観的な見方を紹介するのは本意ではありませんが、最近発売された本に「アメリカ経済終りの始まり」と言う松藤民輔氏と言うエコノミストが書いたものが目に付きました。それによりますと、「米国の暴落は目前である」と予測しています。しかしそれだけでは特に注目するべきではありませんでしたが、それに続くことに「世界で生き残れるのは日本だけ!」と書いています。
「現在、日本にとって最大の懸案はアメリカである。中国やロシア、いわんや北朝鮮でもない。NYダウの暴落、ドル暴騰を目前にしたアメリカとの新しい関係づくりである。問題はアメリカなのだ。NYダウはいま、暴落直前である。「ブラックマンディー」再現は目前だ。NYダウが暴落すれば、東京市場もつられていったん暴落する。しかし、2〜3年後には回復する。トヨタ自動車、本田技研工業、松下電器、シャープを始めとして、日本企業には底力があるからだ。ニューヨーク、ロサンゼルス、ハワイの物件はバブル期のように日本企業が買い占めてしまうかもしれない」
と言うことです。少し過激すぎる予測ですので俄かに信じ難いと言うよりも、信じたくない予測ですからこのシナリオ通りにはなって欲しくないのですが、日本株にとっては将来的な先高を予測しているということですから、その根拠を考えて行きたいと思います。まず、米国人と日本人の国民性の違いを的確に現した表現として次のように述べています。「アメリカと日本を見比べていると、イソップ物語の「アリとキリギリス」が思い出されてならない。寒い冬をすごす為にせっせと食料を貯めこむアリ。遊び呆けて何もしなかったキリギリス。冬になると、暖かい部屋で楽しく暮らすアリの家族。一方、キリギリスは、飢え死にするしかなかった。ところが、日本とアメリカ版の「アリとキリギリス」では、享楽的なキリギリス(=アメリカ)にアリ(=日本)は気前良く、虎の子の食料(=マネー)をぽんと差し出しているのだ。差し出した張本人は日本国政府である。担保といえば、これが「米国債」である。」
国民性の違いは両国の景気の見通しに対しても出ているようで、米国は種々の減速を示す経済指標にも関わらず多くの投資家は総じて米国経済に対して楽観的です。米国民が消費過剰の国民であると言う小尾は以前から言われていましたが、今回のクリスマス商戦でも早朝から買い物に奔走する映像が日本でも紹介されています。そこまで買い物に熱中する必要があるのか、資金はどこから出ているのかと不思議に思いますし、ソニーのPS3や任天堂のWiiなどの販売状況を見ても消費行動は日本をはるかに越えるものとなっています。同様に米国の経済に対しても米国の国民性が如実に表れています。米国では毎年、国内生産の4〜5%にあたる貿易赤字を出し続けています。この数字が恒常的な数字であり、毎年この程度の赤字を出し続けていかなければ、現在の生活水準を維持できなくなっているようです。米国は正真正銘「借金体質」が米国民と米国の間に定着していると言えます。つまり米国は稼ぎ手である米国民全体が借金をしなければやっていけない生活を続けていることになります。
それに比べ日本では知られている通り、高い貯蓄率からも消費よりも貯蓄を重視する国民である。消費者金融で金を借りて生活に困窮するという世帯は全体から見れば極僅かであり、国民全体から見れば、やはり米国民よりも消費行動はあまり強くないということになります。このような両国の国民性の違いは、将来的に両国の国の経済にも大きな影響を及ぼすことになりかねません。現状、米国が過剰な赤字を出していても困らないのは、極論を言えば日本の低金利のおかげかも知れません。日本の超低金利の資金で米国市場に世界的な資金が流れていると言ってもよく、米国市場が日本経済を支えているのではなく、逆に日本のマネーが米国経済を支えていると言っても過言ではないかも知れません。いずれにしても米国と日本の国民性の違いが将来の経済に影響を及ぼしてくる時期が徐々に近づいていると言えそうです。尚、この続きは別途お送りします。
◆ コンセンサス予想増額修正5%以上の7社 ◆
決算発表後の会社側通期予想に対して、その後のコンセンサス予想が会社予想を上回り、更に増額方向に動くのであれば、会社予想は慎重すぎるということになります。そこで経常利益のコンセンサス予想が会社予想を5%以上上回っていると同時に、最近になって5%以上コンセンサス予想が増額修正された銘柄を抽出しています。(ドイツ証券のリポートより)
1662 石油資源
1963 日揮
3817 SRAHD
4091 太陽日酸
5310 東洋炭素
5541 太平金
8178 マルエツ
◆ 引け後のニュースから ◆
77600 日本MDM
11月中間期及び今5月期業績を下方修正しました。通期の見通しは売上で、1452億円予想から119.5億円へ、系上位暦で12.95億円の黒字予想を5.1億円の赤字に、最終益は3.8億円の黒字予想を5.45億円の赤字へと大幅に引き下げています。前期の大幅減益を底に、今期業績回復が期待されていただけに、失望感の大きい内容となります。株価は下降する25日移動平均線が抵抗ラインとなって調整基調継続中です。業績下方修正を受けて、513円の年初来安値更新が視野に入ってきます。
今日の銘柄紹介 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。また、チャートを見て過熱感があるものが多いので、飛び乗りは禁物です。しっかり押し目狙いで取り組みましょう!また、日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
4205 日本ゼオン
・チャートを見ますと7月以降、1100円が下値水準として強く意識されているようで、この先も1100円を下値メドとした押し目買いが有効と考えられます。液晶用位相差フィルムが大型テレビ向けに用途が拡大しており、今通期業績も計画を上回っているとの観測が根強く、株価も下値不安が後退しつつあるようです。来期も増収増益予想、レシオ面からも特別な過熱感はなく、底堅い動きが予想されます。
7262 ダイハツ
・トヨタの子会社であるダイハツですが、トヨタと同様に業績には安定感があり、チャート的にも押し目を形成していたこともあって今後は戻りを試す動きが当面は予想されます。主力の軽自動車は首位のスズキを追い掛ける立場ですが、それでも業績は好調です。国内で好調だったほか、欧州など海外でも小型車を中心に販売が拡大。通期業績関してもトヨタからの受託生産の拡大なども寄与して売上高、経常利益が共に増額修正をしており、押し目があれば拾っていくべきでしょう。
7741 HOYA
業績好調なHOYAですが、4300円近辺で下値も固まったと考えられ、戻りを試す動きが今後も続きそうです。半導体メーカーの積極的な生産設備増強を背景に主力の半導体製造用材料が好調だったことで9月中間は2桁の増収増益となりましたが、下期以降もアイケア部門の拡大で事業ポートフォリオ全体に安定感が増すことなど、堅調な業績拡大が続く見通しです。10月の4800円というよりも2月の5000円水準を狙う展開が予想されます。
7751 キヤノン
NY株が落ち着きを取りもどしたとすればキヤノンも見直さざるを得ないと考えます。10月11日の6700円から調整が続き、最近では昨日の5840円という安値がありましたが、切り返し始めています。まだ戻り始めたばかりであり、ただの綾戻しか本格反騰かは何とも言えませんが、少なくとも5800円台を割り込むような動きがあれば目をつぶって買っていくべきでしょう。今通期、及び来期共に最高益更新予想であり、こういったキヤノンの業績とは無関係に売られる場面ぐらいしか仕込む時はない、そんな銘柄だと言えます。
6995 東海理化電機
J.P.モルガン証券では高い利益成長率はまだ株価に完全には織り込まれていないと指摘、今後3年間の売上成長率を年平均で8.7%増、営業利益成長率を同20.6%増と予想。レーティングを「オーバーウエート」としているした。今後12カ月の妥当株価は3800円。株価は2月の高値3470円を付けた後、調整幅を広げる動きから2000円近辺まで下押したが、直近で200日線まで戻している。みずほ証券では投資判断を「1」目標株価を3430円にしている。
6471 日本精工
株価は5月に高値1085円を付けた後、下値200日線をサポートラインに反発の動きから、11月8日に1085円の高値を示現。但し、直近では下押しの動きに。新光証券では産業機械軸受や自動車関連製品が堅調に推移していることから、通期の会社計画は保守的で、2桁増益へ上方修正される可能性が高いと指摘している。更に野村証券では投資判断「2」とし、積極的な投資スタンスを推奨、今期は会社計画比上ブレを見込んでいるほか、来年度営業利益は20%増益を見込むとしている。ゴールドマンサックス証券でも「買い推奨」妥当株価を1260円にしている。トヨタ自動車などの過去最高の増産メリット。みずほ証券では投資判断を「2」目標株価1100円としている。ベアリング3社の中でも循環的な需要拡大の恩恵を享受できるものと思われる。生産性の向上と精機の循環回復により、2007年3月期の営業利益は前期比23%増益との予想もある。産業機械軸受、自動車関連製品といった主力事業が好調に推移しており、国内外での生産能力増強で、収益拡大期待が大きいとの好評価。高値1085円奪回を目指す動きに。日経産業新聞で「同社が航空機用の発電装置に使う無段変速機(CVT)を実用化した」や「同社は工作機械の主軸向けに、毎分4万回転(主軸径65ミリメートル)とオイルエア潤滑で世界最高速のアンギュラ玉軸受を開発した」との報道も材料視される。信用の取り組み面でも売り残133万株、買い残83万株と貸借倍率0.62倍に注目する向きも。メリルリンチ日本証券では、中国事業の売上は順調に拡大しており、営業利益率は今年度に10%超と中期計画の目標値を2年早く達成できる見通しとしており投資判断「買い」、目標株価1200円を継続している。
6871 日本マイクロニクス
株価は業績の好調を評価する動きから8月に3630円の高値を付けた後、200日線である3000円割れ水準まで下押し、直近では再度の業績の上方修正に反発の動きから高値を更新する動き。バリエーション的な割安感はないが、業界平均を上回る成長性に一段高の動きが想定される。青森工場にアドバンスト・プローブ・カード増産のための新棟建設の報道も材料視される。来9月期も2桁の増収増益が見込めることも支援材料となる。大和證券では中小型株の好業績銘柄群〜DIRフロンティア企業業績見通しより増額修正ランキングの上位銘柄として注目している。野村証券ではプローブ・カードを主力事業に注目をしており投資判断を「2」としている。又、三菱UFJ証券でもレーティング「2」継続。
明日の上場銘柄
3063 ジェイプロジェクト(マザーズ)公開価格15万円・1株単位
首都圏と名古屋に居酒屋やレストランなど、25業態、49店舗を展開しています。主力は焼酎居酒屋の「芋蔵」ですが、立地などに応じてメニューやレイアウトを変更、チェーン店とは一線を画しています。不採算店は機動的な業態変更で対応、年間の売上高成長率25%以上を目標としています。名古屋では再開発による人口急増が見込まれていることから、名古屋駅前に飲食ビルを新設、更に来年1月開業の超高層ビルにも出店の予定です。今2月期の経常利益は前期比12%増の2.6億円予定です。当面は配当を見送る方針としています。株主には株価の上昇で応える、としています。同店を利用できる株主優待の新設には前向きの姿勢です。上場に伴う調達資金約2億円は主に設備投資に充てる、としています。公開価格のPERは27倍台となります。他業態展開の飲食店経営は注目の業種で公開価格には一定の割安感がありません。ストックオプションの未行使残高が多いことは懸念材料となります。
初値予想:18万円〜20万円
3234 森ヒルズリート投資法人(東証)公開価格75万円・1株単位
森ビルが手掛けるREITで、六本木ヒルズゲートタワー、元麻布ヒルズなどを所有します。投資対象はオフィス中心に、住居、商業施設にも及びます。足元ではREITの活況が続いており、大型上場として注目です。
◆ 直近の上場銘柄 ◆
6163 エイチアンドエフ(ジャスダック)公開価格1,050円・100株単位
初値は公開価格を4%上回る1090円、その後1041円まで上昇するものの、終値は1056円と公開価格近辺に戻りました。月島機械が前身で、日立造船(7004)が再建した子会社で、自動車業界向けの大型プレス機の製造を主力とする企業です。自動車大手各社と取引があり、欧米、中国、東南アジアに営業拠点を持っています。業容拡大のため、航空機事業にも注力しており、三菱重工から製造工程用の大型設備受注の実績があります。航空業界向けの今期売上は5億円弱ですが、3年以内に倍増させる方針です。
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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