|
|
|
金曜日の日経平均は軟調な推移が続きました。ソニー、ホンダなど高い銘柄はあるもののキヤノンなど国際優良株に利食い売りが広がったことで投資家心理を冷やしたようです。一方、長期の波動が上昇トレンドを形成しているとするシナリオに変更はありません。
新興市場は日経ジャスダック平均、マザーズ指数、ヘラクレス指数共に下落しました。週末ということで積極的な買いは限定的、こちらも利益確定の売りに押されました。直近IPO銘柄はGCAが急伸して連日の上場来高値更新しましたが、他は下落銘柄が目立ちました。
環境的にはNYダウが最高値更新という良好さは変わらず、外国証券が金曜日は1000万株超の買い越しとなったこともあり、「総見送り」となるような材料は特に見当たらないのですが、日経平均がテクニカル的に過熱感を帯びていることは下げの原因の一つです。
さらに、金曜日の場合は週末による利益確定売りが膨らみやすかったということも影響したでしょうし、今朝ほど発表された全国消費者物価指数が市場予想を下回り、長期金利が低下したことで銀行株が嫌気されたことも相場全体の足を引っ張ったと考えられます。
しかし、依然としてNYダウは「熱狂なき最高値更新」を続けているという状況ですし、外資系証券も金曜日は1300万株の買い越しとなるなど外国人の日本株買いも積極的になってきており、金曜日は安かったからといって今後も安い日が続くというのも無理があります。
日本経済の先行きに懸念が生じたとか企業の業績見通しに極端な弱気材料が発生したということではないだけに(週末要因だけで)、「相場が安いのは何か悪材料が隠れているからで、恐らく週明けも売られるのではないか」と考えるのは合理的ではありません。
非合理なだけでなく、むしろ意味不明でもあります。今後も来週の水曜日近辺まで続く決算発表を見極めたいとして慎重になる市場参加者が多いことで細かく地合いも上下し、風向きも微妙に前後しやすいと考えられますが基本的には強気の入っている相場です。
NYも上昇トレンドは崩れそうにありませんし、金曜日の東京は週末で単純に見送られる銘柄が多かっただけに週明けは単純に戻りやすい銘柄が多くなっていると予想されます。狙う銘柄に極端な「誤り」がなければ週明けの戻りやすい地合いを利用できそうです。
相場を生きる!
〜 NYダウの5日ぶりの反落も「旱天の慈雨」か? 〜
週末のNYは5営業日ぶりの反落です。景気減速感に加え、週末ということもあって昨日の東京のように利益確定売りが増えたようです。しかし、今の米国景気に減速感が感じられるとしても不況に陥っていく後退感とは異なるはずです。株価が「史上最高値」を年の後半にかけて更新したということは3週間後に控えているクリスマス商戦にとっては強い追い風に違いありませんし、クリスマス商戦の盛り上がりを期待してNY株は再び11月に入れば上昇トレンドに転じるはずです。
週明けの東京市場も週末のNYの下げの影響は避けられそうになく、日経平均で16,500円〜16,550円程度の始まりが予想されます。加えて為替が1カ月ぶりの水準となる117円台という「円高」に振れていることもあって、月曜日の午前中は値がさの輸出株が相場の頭を抑え、午後に入っても週明けのNYの動向を見極めたいとして買い手控えムードが続き、心理的な節目である16,500円を挟んで±50円程度で推移する軟調な展開が終日予想されます(月並みな予想ですが)。
それでも、こうした様々な事情によって日本株は目先やや軟調な展開が予想されるとはいえ、調整ムードとなっても深く長く調整するものとは違うでしょう。投資家心理としては「日照りが続いていたことで少し雨でも降ってくれた方が地面もより固まり、大地に潤いをもたらす」(安く買うためには下げも必要)といった歓迎するところもあるはずで、ここでは走りすぎて息が上がったのを落ち着かせるような健康的な調整ムードの中をより個別物色に目が向けられるのではないでしょうか。
金の上昇基調(ドル安を受けて)が続いており、好調な中間決算に続いて通期業績に増額修正観測の住友鉱山(5713)、11月13日に決算発表のDOWA(5714)あたりは意識されそうです。あと、276億円を投じてチタン原料の新工場を建設すると発表した住友チタニウム(5726)もボーイング関連として蒸し返されそうです。
〜 仕手筋復活説 〜
ここで、新聞や掲示板では触れない話がいろいろとあります。とにかく、ネット上で流さない、新聞に書かない、雑誌に触れるな、という条件付き。当然のように情報としては書きませんが、ここでそのような活発な噂が出ていることは事実。
実際にK氏のことも、だいたい分かってきました。それでも、一切触れない。また、今回は仕手的な株に対して、K氏介入とは言わない、書かない。株価だけが上がって、取り組みできて、踏み上げて、株価倍増になる株が生まれる。単純な相場で相場になることは過去もなく、何か背景がある。第一、一番は会社側が否定しない、コメント出さない、それが特徴。
『沈黙は金』まさに、流さないことを条件に情報が流される。かつての大きな資金が動いている。ネット上で流すと、とにかく、どうでもよい噂だけの掲示板などに書いて、売り買いだけ、情報だけでデイトレーダーの餌になったり、空売り筋の影響や、いろいろと悪いものが出るので、敬遠する。とにかく、何も流れないようにする。新聞社も最近は取り上げません。
8236 丸善
損する可能性があるので、損したいない人は買わないこと、持たないことです。とにかく、この株はヒットすれば300円突破から踏み上げ、空売り禁止から本物かどうか分かる。その前に失速してしまうと失敗、終わってしまうリスクもあるので、その場合にはロスカット。1万株ならば30万円を損覚悟で100万円から150万円を狙う、という東都水産的な狙い。とにかく損する可能性あるので、博打との割り切りが必要。
7987 ナカバヤシ
この株は、仕手的なイメージで、いろいろと伝わり、人気となったものです。株価は320円突破、取り組み面の妙味などから注目。新宿筋の動きもあるとの情報ですが、とにかくこの手の株も実態が伝わりません。噂だけが選考して、その内容を通信社が独自の切り口でテクニカル面での妙味や、当たり障りのないコメントをつけて流しているので、株価がだけが上がり、情報が後になる。そんな展開の中で、株価は上げてました。リスクもあるので扱いには注意。
新興株について
楽天、ソフトバンクなどが切り返すと、新興株は短時間で切り返すものが多くなると思います。半日やるというよりは、15分単位で見て、その場の上げを利用して、ホールドしないことです。これを徹底すれば、それなりに使えます。持つから損するのです。持たなければ良いのです。
スイングでやる場合には、かなり新興株の扱いは難しいと思います。業績発表があった株で、2日ほど安定して全体が上がる環境があれば狙えます。そのためには、楽天、ソフトバンクなどが落ち着く環境を待ちたいところてず。
2301 学情
【将来性】(人手不足を背景にした伸び)、【すでに分割権利落最終を通過】、【テクニカル面】(出来高漸増中)、【東証1部で流動性向上】etc.など様々な角度から総合的に考えて見直し買い(新規買い?)が週明けも入ってくる可能性が高いのでないでしょうか。
〜 今後、日経平均17000円突破となると狙われる期待株 〜
6504 富士電 4004 昭和電工 6951 日本電子 4521 科研薬 5738 住軽金 6752 松下電器産業
〜 月曜日、株価に影響がありそうな上方修正 サプライズ銘柄 (金曜日の大引け後発表分) 〜
7231 トピー工業 9中連 最終予想 27億円 ⇒ 38億円 上方。
7212 エフテック 9中連 最終予想 9億円 ⇒ 15.71億円上方。
9758 ジャパンシステム 9中連 最終予想 8500万円 ⇒ 1.93億円上方。
7733 オリンパス 9中連 最終予想 100億円⇒ 190億円 上方。
5992 中央発條 9中連 最終予想 4億円 ⇒ 7億円上方。
〜 月曜日、株価に影響がありそうな下方修正 逆サプライズ銘柄 (金曜日の大引け後発表分) 〜
8585 オリコ 3月連 予想最終 560億円 ⇒ 392億円下方。
8738 ひまわり 3月連 予想最終 11.64億円 ⇒ 1.34億円下方。
6484 KVK 3月連 予想最終 2000万円から⇒ −4.9億円赤字
7519 五洋インテックス 9月中間連結 −9000万円 ⇒ −3億円下方。
3755 GDH 9中連 予想最終 1.84⇒ −8.5億円下方
3429 ストロベリー3月連予想最終 5.1億円 ⇒ 4800万円 下方。
1853 森組 9中連 予想最終 −2.6億円 ⇒ −6.61億円下方。
5998 アドバネクス3月連 予想最終 8.4億円 ⇒ 3.1億円下方。
7709 クボテック 3連 予想最終 1000万円 ⇒ −5.7億円赤字転落。
※オリコ、クボテックは、貸信
相場トピックス
〜 米国株に連動する日本株 〜
日本国内には株式相場が好感するであろうと思われる材料が多く存在し、更に今週より本格化した9月中間決算なども好決算を示した企業などは物色の対象になり、相場を押し上げる要因になるのではないかと思われています。しかし、実際には日経平均の17000円台は重く、米国株式市場、NYダウが高値を更新しているにも関わらず、戻り売りが厚いと言うのが率直な感想です。実際にテクニカル的に見れば、日経平均は9月の戻り高値16414円を上抜き、更に心理的な節目の16500円を超え、上値の壁と思われた5月11日に空けた窓である16840円を抜けたことで、一気に17000円の大台に突入するのではないかと言う期待感が膨らみました。しかし、実際には着実に下値は切り上げられる展開ですから決して弱い基調ではないのですが、17000円を目前にして足踏みの状況です。4月、5月の年初来高値での商いの多いレベルであるだけに、さすがに戻り売りが多く、一筋縄では上放れしないという動きとなっています。
この動きを見ています、結局日本株は米国株の動きに連動する展開に過ぎないと言うことが言えるのかも知れません。NYダウが史上最高値を更新し、ナスダック指数も、2001年2月以来の高値となっていますから、遅ればせながら日本株も重い腰を上げるというムードになってくる可能性は高いようです。米国株の連動性の高い日本株ですから、米国株の連日の堅調ぶりには日本株も連動しない訳にはいかにと言うところでしょうか。その米国株相場の堅調を支えているのが、投資家の多くが期待している景気のソフトランディングですから、今後のこの景気の先行きをどう見るかで様子が変わって来るということになります。景気の先行きを考える上で重要になるのが、金融政策の動向となりますが、先日開催されました米連邦公開市場委員会(FOMC)では、フェデラル・ファンド(FF)金利を3回連続で据え置いています。その中の声明では、景気減速の進行を確認する一方、「緩やかなペースでの拡大が続く」と軟着陸への展望を示しています。物価上昇や政策判断に関する表現は9月の前回声明を踏襲した格好となり、インフレ警戒姿勢は堅持しています。市場が予想した通りの結果となり、引き続きソフトランディング期待が強くなっているようです。
但し米国の投資家の間で、特に強気の見通しを示す向きには今後の金融政策で、年内は政策金利が据え置かれるとみており、来年以降は利下げを見込む向きが多くなっています。逆に慎重派の中には再利上げを見込む向きもあり、見方が分かれている状況です。今回開催のFOMCでの声明は「住宅市場の減速を反映し、経済成長は鈍化した」と明記され「今後は緩やかなペースで拡大する」との見通しも示されています。市場関係者は「経済成長が減速しても腰折れにはならない」と反応しており、景気の下振れリスクが極めて小さく、当面は利下げも利上げの必要もないと受け止めているようです。
当の金融政策者であるFRBが景気の先行きを読むうえで、最も重要視している住宅市場については「減速は今年1112月期で底打ちする」という見方から、「新築住宅販売を中心に減速を続け、来年いっぱい住宅市場の低迷は続く」との意見まで、予測は分かれています。ただ、住宅市場減速による個人消費への影響については「限定的」との見方が大勢を占めています。年末まで金利を据え置いた場合、その後の金融政策については利下げに動くと見る向きが多数派を占めといる訳ですが「インフレ圧力の高まりは景気減速が進むにつれて和らぐ」とし、「今後はインフレ圧力よりも景気減速の方が重要な関心事となる」との指摘もあるようです。
但し、強気に傾く見通しばかりではなく、慎重な見方もあることを念頭に置く必要があります。「景気のソフトランディングと米国株式市場の動きとは別のもので、過去の景気拡大局面でも、金利動向や企業業績次第で株価は下落している時期もあり、市場の先行きを楽観的には見ていない」との慎重な見方もあるようです。この背景には景気への配慮が働くとされる米中間選挙が終わる11月以降には「賃金インフレなどからFRBが利上げする可能性がある。欧州中央銀行の利上げに加えて、米国のソフトランディングを織り込み始めた日銀の再利上げの空気が強まる見込みで、主要国の金融同時引き締めで世界的に株価が崩れるシナリオもあると言う見方を押さえておく必要がありそうです。FRBの先行き利上げの予想は現状では極めて少数派ですが、最近出てくる経済指標から見て、更に金融緩和が続く可能性も低い状況です。今後の米国の企業業績や経済指標の行方によっては株式市場の強気一辺倒にも黄信号が点ることになるかも知れません。
〜 業績の予想修正率が大きい銘柄(ドイツ証券ピックアップ) 〜
2789 カルラ
3050 DCMジャパンHD
4739 伊藤忠テクノソリューションズ
5480 日本冶金工業
5812 日立電線
7003 三井造船
7994 岡村製作所
8203 ミスターマックス
9719 住商情報システム
9974 ベルク
〜 10月30日の決算発表予定 〜
1775 富士電機E&C 6762 TDK 1878 大東建託 6827 東北パイオニア 1942 関電工 6911 新日本無線 2051 日本農産工業 6971 京セラ 3745 サミーネットワークス 7211 三菱自動車工業 3754 エキサイト 7238 曙ブレーキ工業 3783 ナノ・メディア 7301 宮田工業 3865 北越製紙 7942 JSP 3893 日本製紙グループ本社 8001 伊藤忠商事 3956 国際チャート 8012 長瀬産業 4151 協和醗酵工業 8071 東海物産 4543 テルモ 8126 三光純薬 4674 クレスコ 8218 コメリ 4835 INDEXHD 8439 センチュリー 5001 新日本石油 8544 京葉銀行 5204 石塚硝子 8583 UFJニコス 5471 大同特殊鋼 8699 エイチ・エス証券 5612 日本鋳鉄管 8803 平和不動産 5812 日立電線 8879 東急リバブル 5819 カナレ電気 9061 富士物流 5905 日本製罐 9064 ヤマトホールディングス 5907 JFEコンテイナー 9231 国際航業 5970 菊池プレス工業 9366 サンリツ 6141 森精機製作所 9503 関西電力 6345 アイチコーポレーション 9506 東北電力 6455 モリタ 9507 四国電力 6503 三菱電機 9531 東京瓦斯 6504 富士電機ホールディングス 9532 大阪瓦斯 6508 明電舎 9533 東邦瓦斯 6516 山洋電気 9694 日立ソフト 6645 オムロン 9865 日商エレクトロニクス 6715 ナカヨ通信機 9889 JBCCホールディングス 6756 日立国際電気 9950 ハチバン
〜 引け後のニュースから 〜
7733 オリンパス
9月中間期業績を上方修正しました。営業利益で従来予想160億円を前年同期の2.5倍420億円に、経常利益で従来予想180億円を、同3.5倍、315億円へと大幅に引き上げました。映像、医療、ライフサイエンスなどの主要事業がいずれも好調、経費削減効果と併せて利益を拡大しました。既に大幅な業績上方修正に繋がる観測記事が発表されていますが、それを上回る好内容となりました。通期業績見通しについては7日に予定の中間決算発表時に公表するとしています。直近の株価は年初来高値圏でやや調整基調ですが、予想以上の好調が確認されたことで、高値更新も視野に入ってきます。
今日の推奨監視銘柄 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。また、チャートを見て過熱感があるものが多いので、飛び乗りは禁物です。しっかり押し目狙いで取り組みましょう!また、日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
6301 コマツ
金曜日は小甘い動きが続いたコマツですが、まさに市場全体に連動したような動きであり(単純に利益確定売りが出やすかった)、週明けは31日の決算発表を意識した買いが改めて流入して切り返す可能性が高い予想します。その決算発表に関しても先行きの見通しに関しても期待を裏切らないものとなりそうです。これほど収益の大幅拡大が将来的にも見込める会社は無いと言っても過言ではないでしょう。押し目を拾えれば確率の高いリターンが狙えそうです。
6504 富士電HD
週明けの30日が決算発表。すでに報じられているように9月中間の連結経常利益を従来予想の45億円から76億円へ、純利益を10億円予想から36億円へと引き上げています。産業向けの電気設備やハードディスクが引き続き好調に推移しており、中間期の増額修正と共に通期業績も大きな改善が見込まれています。金曜日は一部の証券会社のレーティングが意識されて少し動意づいていますが売り物が出やすい銘柄でもあり、週明けの押し目場面は積極的に狙っていくべきでしょう。
6665 エルピーダ
金曜日は手仕舞い売りが優勢となってしまいましたが、9月、10月と25日線を割り込むと切り返してきたことからも5450円の25日線に近づきつつある現在も株価の「下方硬直性」を意識し始めるべきだと思います。先に報じられたようにDRAM需要の拡大や市況改善を背景に中間の連結最終利益が63億円の赤字だった前年同期から一転して195億円の黒字転換となり、しかも、マイクロソフトの新しいOS「ビスタ」の投入によってDRAM需要が今後も一段と伸びる見通しにあることで、証券各社もエルピーダには揃って強気の判断をしています。ここは仕込みちゃんと考えられます。
8358 スルガ銀行
11月22日が決算発表。好調な東海経済や首都圏を中心に貸出を着々と伸ばしており、今2007年3月期通期は4期連続で過去最高益が見込めるなど業績に安定感があります。特に注目はネット事業で、松井証券、ジョインベスト、オリックス証券らと相次いで「証券口座紹介業務」で提携しており、顧客層の拡大にも市場の注目が集まっています。一方、信用倍率が0.53倍と株不足状態であり、週明けの相場が買いに傾きやすいとすれば売り方の買い戻しも期待できそうです。
4751 サイバーエージェント
株価は1月の高値35.1万円からライブドアショックを受けて下落、200日線を大きく割り込む動きに。調整一巡感から反発の動きを強めるタイミングにあり、大和総研ではバリュエーション面では「誤解」とさえ言える割安感があるとして投資判断を「1」目標株価を30万円にしている。又、Web2.0関連銘柄が好人気となっており、ブログの普及やネットのプログラム技術の向上で「Web2.0」と呼ばれる新サービスが広がってきたことからも同社株もその恩恵を受ける企業として注目される。人気ブロガーを利用した新しい広告手法の開発や、ブロガーへのポイント還元システムを導入するなど、ブログのページビュー数を収益化する仕組みが整備されつつあることから、アメーバブログの収益化への確度が高まっているとの分析もあり評価は高い。
3403 東邦テナックス
株価は5月に高値1167円を付けた後、200日線割れまで下押したが直近で反発の動きにから200日線を上抜いて来ている。10/6時点の信用倍率1.24倍と取組み妙味に注目する向きも。経済産業省が三菱重工などと進める初の国産ジェット旅客機の商業生産計画の大枠が伝えられ、航空機関連銘柄物色として同社株にも物色の矛先が向かっている。炭素繊維の需要はBRICs諸国での航空機需要の拡大を背景に逼迫感が強まっていることで、需要拡大の恩恵を受けて中期的な成長局面が続くと見られている。コスモ証券で業績予想を上方修正、投資判断を「A」としている。欧州エアバスが、中国に計170機の中型旅客機を納入する協定に調印したとの報道も材料視される。
4293 セプテーニ
株価は年初の高値26.6万円から下押しの動きが続き、10万円台で値固めの動きに。特にバリエーション的な割安感はないものの、四半期決算の内容が評価材料となっており、徐々に下値を切り上げる動きに。野村証券では投資判断を新規に「2」としている。2006年9月期前半から開始した、モバイル、アフィリエイト、SEMといった成長商材への特化戦略が奏功しているとの分析。又、先日発表された10月1日付の持ち株会社体制移行に合わせて、2006年9月期末に200円の記念配当を実施するとの報道も材料視される。
7004 日立造船
ここ最近の低位株人気に乗って出来高を増加させているが、背景には外国人投資家とみられる買いが流入しているもよう。中間決算が黒字転換したことにくわえ、ここ最近は材料も矢継ぎ早に出ており、今後も折に触れて物色されそうだ。ひとつは、3月発行の転換社債300億円が普通株への転換が促進しており、直近の権利行使が255億円となったことが判明したこと。8割強の転換促進により希薄化は極端に和らいでおり、今後の権利行使による売り需給は小さくなっている。また、11月29日に子会社エイチアンドエフがジャスダックに上場予定だが、同社は発行株数の74.83%を保有。上場時には120万株を売り出す予定だが、その売却益や上場後の含み益拡大期待も材料となっている。アナリストサイドからは、中国の舶用エンジン大手の大連船用柴油機廠(DMD)と、舶用エンジン部品の相互供給に関する提携を結んだことも評価しており、短期では150円突破が期待できる情勢となってきた。
6041 ボッシュ
デンソーが自動車部品最大手の独ボッシュと折半出資でディーゼルエンジンの排ガス浄化用フィルター(DPF)を開発・生産する新会社を設立すると発表。欧州では排ガス規制の強化に伴いDPFの需要が拡大する見通しで、07年にも東欧を拠点に供給先を拡大するもよう。また、横滑り防止装置(ESC)がホンダの新型「CR−V」に採用されたことに続き、これまで低迷していた最先端ディーゼルエンジン用燃料噴射システムも08年に米国投入予定の次世代デーィーゼルエンジンへ搭載される予定。8月10日発表の6月中間決算では、営業利益が前年同期比23%増の179億円で着地したことに続き、今後も増益ピッチは衰えそうにない。これらの背景から27日の株価は強含みで推移。節目とみられていた昨年来高値664円を朝方一気に上抜けした。ここ2年間は600円前後で上値を抑えられることが多く、長期の高値揉みあい形状となっていたが、月足のMACDも買い転換している。
明日の上場銘柄
週明け30日の新規上場銘柄はありません。
〜 直近の上場銘柄 〜
3233 ファンドクリエーション(ジャスダック)公開価格16万円・1株単位
初値は公開価格を7%上回る17万1000円となりました。その後は初値水準を安値に上昇幅を拡大、大引けは21万3000円と伸びました。低めの初値スタートとなったことで値ごろ感からの買いが入ったもようです。公開株数の4倍近い出来高が出来ており、回転が効いています。独立系で、日本、中国の不動産、株式に投資する公募型ファンドを運用する企業です。運用のファンドは20本、運用残高は今年5月末時点で805億円となります。ファンド募集額のうち、藍沢証券への依存度は今中間期時点で7割超となっています。主力は毎月分配型の「レジット不動産証券投資信託」で、その他アジア株や未公開企業へ投資するファンドなども運用しています。その他には、投資対象不動産を保有するSPCに出資して不動産を購入、資産価値を向上させてから売却して利益を取る事業も手掛けています。
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
Eメール:info@e-alp.com
Tel&FAX:092-593-5759
〒816-0831 福岡県春日市大谷8-106-1-403
FP久本の全てがわかる!?
「保険見直しを成功させるヒント,実践のポイント」
無料Eメールセミナー随時配信中!(PC専用)
今すぐクリック!
↓↓↓↓↓
http://www.e-assistlive.com/
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ |
|