【(有)ALP】 Eメールレター シリーズ
       
      「FP久本の株式情報!」 vol.180 2006.10.19
 
 

10月19日(木曜日) 基調判断


本日の日経平均は反落しています。環境的にはNYダウが最高値を更新(一時12,000ドル乗せ)という状況でしたが、先駆した主力株の上値が重く日経平均は伸び悩みました。一方、長期の波動が上昇トレンドを形成しているとするシナリオには変更ありません。

新興市場は日経ジャスダック平均、マザーズ指数、ヘラクレス指数共に上昇しました。安値圏からの戻りは継続しており、幅広い銘柄に買いが入っています。直近IPO銘柄はまちまちでした。

特別な悪材料は見当たらないものの主力銘柄は金縛りにあったように動きが止まったものが増えています。環境的にも国内要因も個別の業績見通しからも悪材料が出てきたわけではありませんが、やはり、テクニカル的な過熱感の高まりが影響しているようです。

つい最近まで低迷が続いていた新興3市場と主力銘柄は立場が逆転しています。主力銘柄は新興3市場や1部全単純指数が低迷を続ける中で中間決算と通期業績の増額修正期待を織り込むように9月下旬から直近まで堅調な動きが続きましたが、その反動でしょう。

すでにたびたび申し上げてきましたように日経平均はテクニカル的には「売りの季節」の到来を意識させる状況にありますが、まだ転換したと断定はできません。16,400円を割り込めば調整入りが濃厚となりますが今はまだ16,732円を更新する可能性はあります。

しかし、過熱したテクニカル指標が示すように物色の流れが大型・主力から出遅れ感の強い新興市場にシフトしていることから考えると、少なくとも決算発表が本格化する来週を前にして週末の明日も無理に大型・主力を買わない本日と同様の展開が予想されます。

かといって日経平均が上昇なのか調整なのか方向感がハッキリしそうにないとはいっても度々申し上げておりますように深刻なトラブルが発生して大型・主力が手掛けられないわけではなく単純に高いということであって、やれるものがないわけではありません。

本日の外国証券寄り前の売買動向が示すように(差し引き1660万株の買い越し)、投資家の物色意欲は旺盛です。主力・大型が熱を冷ましている間に新興市場を手掛けようという機運(楽天や松井が高いなど)になってきたのも物色意欲が衰えていない証左です。

ここは今も申し上げたように主力銘柄が再浮上(それも徐々に)するとすれば決算発表が改めて意識される来週からと考えられ、それまでは休養十分となっていた新興市場や1部市場でも優良・大型とは異なる個別の好業績銘柄が目先は狙わる可能性が高そうです。


相場を生きる!


〜 押し目狙いで行けそうですね 〜

朝日新聞に、足の悪い飼い主が火事に遭い、動きがとれないところで、飼い犬が手元に松葉杖と電話を運び救助し、さらに共同生活者の猫を救おうとして火の中に飛び込んでいき死んでしまった。そんな内容の記事が掲載されるとのこと。人は勝手で、犬のことを無視したり、ときに叩いたりする人もいるのに、犬は必死で飼い主のことだけをみて生きている。だから、本当のピンチが起ると、そんな行動までする。

話題変わりますが、日本株は外国人次第になり、米国株が高くないと上がらない。それでいて、米国株が安いと一緒に安くなる。市場の影響力では、モルガン、リーマン、クレディ、メリル、JPモルガン、UBS、ドイツ、ゴールドマン、世界の名だたる金持ち銀行、証券が、その影響力を誇るようになっている。

日本株の多くを外国人が占有している。日本の大相撲も、もはや国技というよりは、多国籍場所のようなもので、世界相撲になりつつあります。実際には、純粋に相撲の体力をみれば、日本人より強い国はいくらでもあるので、今の1部屋2人までという規制がなければ、日本の相撲も乗っ取られてしまうとのこと。

NHKが民営化しない理由、また、課金制にならない理由。いろいろ言われていますが、郵政省は民営化しても、NHKは国の傘下にしておきたい。国営放送が必要。戦争になったり、地震があった時、民法が逃げ出したら誰が伝えるのか、という問題もある。東京に核爆弾落とされたら、上場企業は8割、放送局も東京ですが、NHKにはいろいろな最悪の事態を備えた施設があるからです。

本日日経平均は101円安。16551円。調整であっても、朝から外国証券が買い越したため、不思議に悲観少ない。理解できる調整。新興市場株復活したのは、メリルの、小型株レポートが大きく影響しました。

明日の相場は、 6758 ソニー が下方修正、これをどの程度で織り込むか。すでに織り込みとして、深押しないか、それを試す日。07年3月期、連結純利益が前期比35%減の800億円になる見通しと発表。朝、一斉に外国証券の感想が出てくると思います。

2466 PGGIH 180000円 9000円高
この株、意外に化けるという話があるそうです。ゴルフ場を、200億円のところを10億円で買う、そんな破綻ゴルフ場の引き取りと再生。これは率が良い。国内がみんな動けないところで、どんどん買い、買収したゴルフ場が次々に利益を生んでいるそうです。さらに、ゴルフ場の買収をしています。景気好転すると、三段論法的にゴルフ場には人が増えます。今後、収益性向上のため、さらに合理化、また株主には配当を我慢させて、さらに買収に力を入れる。将来楽しみな会社になるとの見方です。

4208 宇部興産 
本日は地合が悪かったこと、日興シティが 2Hとして、350円としたことが、やや評価不足となっていたことが、伸び悩んだ理由でした。

8236 丸善
引け後、日々公表株となりました。空売り規制は本日も入りませんでした。この株は、空売り規制前に失速して終わってしまうリスクと、相場がキープされ、空売り増加から、さらに空売り禁止となり、筋が踏み上げ狙うか、博打となります。可能性としては、東都水産の330円時期よりは、丸善の方が低いのですが、商いのスケールから実際に270円を超えるような動きになった場合、プロは空売り禁止後に、向かうと資金は増えると思います。本物の踏み上げに期待となります。しかし損する可能性半分あります。損したくない方は、丸善はここでは買わない。持たないことです。明日の動きをみて強くなった場合、博打で勝負ですが、そのケースでも損は230円割れとして、その範囲の損覚悟という狙いとなります。いずれにしても失敗の場合には損が発生するので、損したくない、堅実派は、動き見ないで、その場だけでやることです。ホールドはしない、下げたら持たないことです。

7522 ワタミ 介護ホーム、今後拡大。評価あり、株高期待。
6951 日本電子 業績好調。一度人気となると一発高の可能性あり。
2811 カゴメ UBSの強気継続との発表から、再度2000円狙い。
6041 BOSCH 外資が狙う、継続的な買いが入っているとの情報。
3109 シキボウ 鳥インフルエンザ、時価は大きくリスクなく妙味。
5981 東京綱 業績好転、低位材料株人気になると割安が目立つ。
6674 GSユアサ 225、年末高狙い。時間かけてしっかりした展開か。
5738 住軽金 非鉄の出遅れ、今後下げリスク少ない。ジリ高か。
2702 マクドナルド 売上げ好調。今後、24時間店の展開、期待あり。
8178 マルエツ 目先は利食い売りで調整中、年末再浮上の可能性秘める。


〜 損切りを知って、儲けを知る 〜

オニールの考えは、一般の投資家に受け入れられ、実に多くの投資家に影響を与えています。

「損切り」表面上では、即座に理解出来るんです。ところが、本当に理解して、実践できるようになるまでには時間がかかります。頭が感じる損切りと、実践で得る損切りにはギャップがあるんです。したがって、ワンコイントレードして、上級者が100本やって20本の損切りで終えた、ということが、理解できるようで実際には判らない人が多いんです。

一生分からない人がいるかも知れない。実際にはこれが分れば、儲けられる人になっていますから、分からなくて当然なんですが、普通には、100やったら、損が半分以上なるだろう、と考えてしまいますが、儲かる力のある人は、最初から損切り出る銘柄、タイミングでは買わないのです。それを経験で習得しているのです。

したがって、100回運用することは、通常の人の何倍も銘柄選択して、かつ、何倍も短時間で考えて、そして、ケーススタディが出来ている中で、環境をみて、銘柄の質を見抜き、かつそのときの相場位置で買い値から下がらないと思われる位置で買い、かつ、最悪は逃げることも考えて、損しないように運用する。

そして、結果として、100回やると、60回儲けて、20回トントンで、20回が1%の損でトータルで3カ月で資金倍増が出来る運用を組み立てていきます。これが、実際には理解でき実践できる人と、出来ない人で差が出るんです。これこそが、儲ける人と儲けられない人を分けるものになる。

『オニールの相場師養成講座』は、とてもやさしく訳されていて、ぜひ読んでいただきたいと思います。おそらく、皆さんの悩みのいくつか、この本で解消されるものもあると思います。オニールも最初は普通の投資家でした。21歳から26歳までまったく儲けられなかった。それでも諦めなかった。

普通は6年儲けられなくて、損ばかりなら、株やめていくか、買い値から下げた株を持ち付けている普通の投資家で終わるはずです。つまり成長がない、一般人でオニールも終わったはずです。ところが彼があることに気付き、資産を築きます。それは、損切りでした。損切りこそすべてと知る。

彼は高い株を高いときに買う、ガンガンのグロースです。逆張り派ではありません。また割安株や価値そのものを問うバリュー派でもありません。だからこそ、みなさんに参考にして欲しい内容がオニールの考えにあるのです。損切りを一番に考え、あとは上げている株の中から、上がる株を選択する方法を真剣に考えた。

●株は下げているときでなく上げているとき買う(トレンドフォローに向かう)というオニールの基本形、さらに買い増しするなら、下げたときではなく、上げたときに行う。

●株は損失が出たとき、直ちに売る。損失が小さなうちに売る。戻りは持たない。下げているときに買わない。

これは、儲けるトレーダーにとっては当たり前の考えですが、損する投資家は、実際たったこれだけのことが出来てない。だから、投資家の履歴をみて、すぐに分かる。この上記の2つの項目が守られているか、これにより、その人が儲かる人か儲けられない人か分かる。

・ 半端な位置で買っている。
・ 買って、すぐに下げそうな位置で買っている。
・ 押し目で逆張りしている。
・ 買った株が下げて、戻りを待っている。
・ 買った株が下げても持続している。
・ 株価が下げ続けているところで買いに出る。

すべて履歴をみれば、すべて分かってしまう、その人の未来。損切りを理解して、その上で実践できなければ一生儲けられない。

まるでテクニカルアナリストのように、詳しい話が出来る人が一般投資家にもいます。理論を語らせると、本の数を読んでいるのでまるで大学の教授のように、得意満面で話続ける。ある程度話を聞いていき、履歴を教えてください。というと、黙り始める。そして、それから言い訳が始まる。

100の理論、100のテクニカルの勉強より、1つの着実な損切りが命、それが儲かる株式投資です。なぜ、オニールの本が100万部も売れるのか、それはすべて実際に大きな利益を実践したからです。
 
『オニールの相場師養成講座』ウィリアム・J・オニール著(古河みつる著) パンローリング  2940円(税込み)ネットでの購入は↓をクリックください。

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久本には1円もバックありませんからご安心ください!(笑)


相場トピックス


〜 米国住宅市場の減速懸念 〜

NYダウ工業株が史上初の12000ドル台に乗せた事で米国株式市場の市場心理は大きく強気に傾く動きとなっています。強気支持派の見通しでは中期的にNYダウは15000ドルを目指す動きであるとの見方を示しています。その根拠としてITバブルの前回の高値レベル時期と比べても企業業績は好調で、株価収益率(PER)面から見てもまだ株価は割安であると言うのが一般的な見方となっています。実際にITバブル時期のPER平均が現在は半分程度の位置となっていますから、PER面だけで考えれば、上値余地はまだまだ余裕であると考えられています。昨日も申し上げましたように、先行きを懸念する材料として住宅市場の減速を上げる向きも少なくありませんが、直近で出た住宅着工件数の数字を見るとその懸念も後退する見方が強くなっています。勿論、これだけに減速の懸念が後退して良いのかとの思いもありますが、現状の強気の相場のムードにおいては、強気の材料が前面に出て注目され取り上げられる傾向にありますから、弱気の見方は排除される傾向にあるようです。

しかし、常に強気見通しばかりでは高値圏から一旦調整するような動きに転じた場合に対処しようがありませんから、頭の片隅にでも懸念材料を意識しておく必要があります。確かに強気の動きの時にはその流れに乗る投資手法が最もパフォーマンスを上げる有効な手段となりますが、逆に一旦下を向きだした時にはその強気で得られた収益を一気に吐き出すケースになる可能性も高いと言うことも言えそうです。相場の格言に「天井三日、底百日」と言うものがあります。株価が高騰しても最高値にいるのはわずか3日で、下落すると最低でも底値に100日はいるという格言です。天井が3日と言うのは極端な話で余程の仕手株などの個別銘柄でなければ、もう少し高値圏での動きもあるのですが、それでもこの格言で言っているように、上昇するのには時間が掛かるが、一旦調整しだすと短期間に下げてしまう場合が多いのも事実です。実際に日経平均で見た場合に6月の安値の14000円をい基準とした場合に、昨年の11月の14000円から今年の4月の高値17500円まで5ヶ月かかっているのが、6月の14000円まで下げるのに2ヶ月しかかかっていません。種々の材料が出た影響もあるのですが、好材料には相場は時間を掛けて反応し、悪材料には短期的に反応すると言うのが過去の経験則と言うことになります。

あまり弱気を示唆する意見ばかりを書くと、曲がり屋のように思われても嫌ですが、注意するに越した事は無い様に思われます。少数派の弱気見通しを意識したついでに、米国の株価が既に割高感であると言う意見を紹介してみましょう。 2000年のIT(情報技術)ブームの時期にITバブルの崩壊を予言した著書「根拠なき熱狂」を書いたその筆者であるエール大学のロバート・シラー教授がそのインタビューで次のような見通しを述べています。

現在の株高に「根拠」はあるかの問いに対して、

「『IT時代の幕開け』と人々が熱狂したのがバブル当時。今はその手の興奮ムードは見られない。株高は拡大する企業収益を反映したものだ。ただ、過去十年平均の利益で株価を除した主要五百社のPER(株価収益率)は現在25−30倍。1980年代は20倍を下回っていた。45倍に跳ね上がったバブル期ほどではないが、すでに割高だ」として更に「企業収益はピークにさしかかっている。住宅市場の調節がいよいよ始まったからだ。米国は今後不況に突入する懸念さえある。株価急落の不安はないが、大きな株高を期待するのは難しい」

住宅ブームの崩壊が近いということかとの問いに対して

「対所得、対国内総生産(GDP)、対建築コストのいずれの指数で見ても住宅価格は割高だ。値上がり期待だけで実需を超えた投資が膨らみ、住宅バブルを生んだ。その調整が起きている。中古住宅の下落が始まり、住宅建築会社の受注が落ち込み始めた。日本が経験した長期的な調整に陥る可能性は否めない」

過去6年余りで投資家は何を学んだかの問いに対して

「90年代は目の前の株高に驚喜して株式を買い続けてバブルを生み、崩壊の痛みに苦しんだ。投資家はより現実的になったが、学んだというより株高に対する感情が冷めたにすぎない。不幸にもバブルは株式から住宅へと移った」

最後に金融当局の姿勢はどうかの問いに対して

「金融当局はバブルに常に警告を発し、バブルを抑える役割がある。英国や豪州の中央銀行は住宅バブルの退治に懸命だ。だが米国ではITバブル崩壊後も姿勢に大きな変化はなく、住宅バブルを後押しした」

彼は1972年にマサチューセッツ工科大(MIT)で経済学博士号を取得し、米国の株価変動メカニズムを分析、著書「根拠なき熱狂」でIT(情報技術)バブルの崩壊を言い当てています。現在は住宅市場に広がるバブルに警鐘を鳴らしています。個人的には住宅市場が今後バブルの崩壊を招くと言う意見にはやや疑念を抱くところですが、少なくとも住宅市場の減速が米国経済に少なからず影響を与える事は否めませんから、今後出てくる住宅市場関連の経済指標に株式市場は敏感に反応することになりそうです。

〜 10月20日の決算発表予定 〜

2927 アムスライフサイエンス 5993 知多鋼業 4347 クラビット 9943 ココスジャパン 8263 ダイエー 8247 大和
8216 どん 9817 ゴトー 8894 原弘産 9835 ジュンテンドー 9903 カンセキ 9433 KDDI 8617 光世証券
7615 京都きもの友禅 7452 マツヤ 8042 日本マタイ 8289 オリンピック 3749 SBIベリトランス 2113 新光製糖
7415 新星堂 7466 SPK 5423 東京製鐵 8112 東京スタイル 7719 東京衡機製造所 5271 トーヨーアサノ
6210 東洋機械金属 2717 ウエルシア関東 1407 ウエストホールディングス 2290 米久 2338 ザイオン

〜 引け後のニュースから 〜

4842 USEN
前8月期業績と同時に今8月期業績見通しを発表しました。今8月期は売上で前期比54%増の2800億円、経常、最終損益は黒字転換の見通しとなりました。株価は年初来の下降トレンド継続ですが、業績底入れの動きが確認されたことで、一定の浮上が期待できます。


今日の推奨監視銘柄 (スイングトレード編)

ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。また、チャートを見て過熱感があるものが多いので、飛び乗りは禁物です。しっかり押し目狙いで取り組みましょう!また、日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。

9706 日本空港ビル
18日に単独ベースの中間・通期予想を上方修正。経常利益ベースで、中間予想を22億円から30億円へ、通期予想を39億円から42億円に引き上げた。国内線・国際線の航空旅客数が堅調に推移したことや、成田国際空港の新設店舗への卸売上げの増加、さらには羽田空港の免税店売上げの拡大などが、今回の上方修正の背景に挙げている。連結ベースでの予想は今後公表される予定だが、さらなる上方修正期待が残ることから、株価は上値追いの展開が想定されそうだ。株価は9月5日高値1440円から9月25日安値1204円まで下落後、下値を切り上げる推移となっている。ボリンジャーバンドでは8月中旬の上昇局面以来の+2σ圏に突入しており、出来高も急増。前回の上昇局面の再現となれば、N計算値の1560円も期待できそう。右肩上がりのチャート形状からは99年7月高値1620円も期待したい。取組み比率0.03倍と極端すぎるほどの売り長状態も買い方には魅力ではないでしょうか。

5938 住生活G
傘下の21世紀住宅研究所が新たに開発した耐震性の高い住宅用構造体「スーパーストロング構造体」が地震の揺れにより全壊した場合、建て替え実施時のみ、その費用を最大2000万円保証すると発表。国内初の試みで10月から供給をスタートする。メリルリンチ日本証券では17日付サマリーでレーティング「買い」を継続。目標株価を3000円から3200円に引き上げている。18日には07年3月期の中間業績予想の修正を発表しており、連結売上高は従来予想5300億円を据え置くものの、経常利益は220億から280億円へ引き上げた。第1四半期決算では素材価格の高騰や価格転嫁の進捗具合など不透明要因が多いとして従来予想を据え置いたが、中間決算発表後には引き上げられる公算は高まってきたといえよう。足元25倍のPERはさらに割安感が台頭する公算も高く、9月8日の戻り高値2600円奪回後は、年初来高値2855円が視野に入ってきそう。

3332 JFE商HD
一貫して今年は株価の低迷が続いていましたが、そろそろ底入れしつつあるようで、ここから巻き返しを狙った買いが増えてきそうです。業績は自動車など国内製造業向けに取り扱いが伸びており、特に悪化している兆候は見当たらず、株価の低迷ぶりだけが目立ちます。ここでは優先株の前倒し消却によるファンダメンタルズの改善を評価する声も増えているようで、主力銘柄が見送られる一方で見直し買いに支えられて底堅い動きが予想されます。

4680 ラウンドワン
新興市場銘柄ではありませんが上場10年未満のニューエコノミー企業の一つであり、業績的には高い成長(あしもとの既存店売上高も好調)が相変わらず続いています。ここで先週の11日で4月高値600,000円の高値期日を通過、株価も11日の406,000円で底入れ感が強まっています。1部の主力銘柄が上値が重い展開が予想されるだけに、同じ1部銘柄でも非主力銘柄の同社に注目が集まりそうです。

6968 グラフテック
特別な買い手掛かりはないものの4月20日の高値の期日が明日到来することや低迷していた1部の中低位株に巻き返しを狙う動きが見受けられることで、今期・来期と高い業績変化が続くことに対する見直し機運となりそうです。株価には特段の割安感はないものの、チャートに出遅れ感が強いことで修正高が当面は狙えそうです。

8227 しまむら
この銘柄も4月高値の期日を通過しているものの依然として出遅れ感が強く、今後の修正高が十分に期待できそうです。先日は好調な8月中間決算が報じられたときに動意づく場面がありましたが(8%増収、5%純益増、通期予想は据え置き)、特に悲観も楽観も感じさせない「順調」と言える内容でした。長期的にも業績拡大が続く見通しにあることで、株価の出遅れ感だけが目立っています。当面は底堅い動きが続きそうです。

4966 上村工業
株価は下値200日線をサポートラインに右肩上がりの動きが続いています。大和総研では「電子基板用めっき薬品が好調、原料高リスクは想定の範囲内に収まろう」としレーティング「2」を継続、「今期PERは14.4倍と中堅素材メーカーの平均である18倍を下回っており、株式流動性の低さを考慮しても割安な水準と考える」などと指摘。又、今期業績は会社計画を上回る2桁増益が見込め、来期も2桁増益が続くと予想しています。株価は8月に7300円高値まで付けた後、下押し、75日線、200日線を下値サポートにして再度高値を目指す動きに。バリエーション的な割安感も依然強く、上値余地は大きい。三菱UFJ証券では半導体FCパッケージ向けなどで、業績大幅拡大が続くと高い評価をしており、投資判断を「1」目標株価を12000円に引き上げています。

6869 シスメックス
株価は2月に高値5420円を付けた後、6月に4060円、直近で4120円の安値をつける動きで上値の重い展開に。ただ、中長期的な収益ドライバーとなるライフサイエンス分野の製品の市場投入が06年前半と視野に入ってきたことなどから、株価の上昇余地は大きいと考えられる。新光証券でも、同社の血球計数検査事業は、機器販売後も継続的に試薬を販売できる仕組が整っていることから、同社の2桁利益成長の牽引役となっていると評価しており投資判断を「2」としている。年初来の高値水準である5300円台程度までの上げ余地は十分に高い。

7718 スター精密
ゴールドマン・サックス証券では、工作機械の上振れが携帯電話部品の下振れを吸収したことから営業増益となったものの、想定線での着地であり、携帯部品の出荷は8月以降順調に回復していることから、過度の心配は不要であるとの分析。株式市場が来期業績を織り込む過程で、もう一段の株価上昇が期待できると考えている。投資判断は「買い」として、「強い買い推奨リスト」を採用している。株価は4月に2570円の高値を示現した後200日線まで下押し、業績の上方修正を受けて反発の動きを強めている。業績の上方修正を経て、再度、出直り色を一段と強めているようで先の高値奪回から一段高の動きが想定される。立花証券でも投資判断を「強気」としている。


明日の上場銘柄


明日の新規上場銘柄はありません。

〜 直近の上場銘柄 〜

2128 ノバレーゼ(マザーズ)公開価格45万円・1株単位
初値は公開価格を27%上回る57万2000円、その後揉み合いを経て、14時半過ぎから急伸、一時ストップ高となる67万2000円まで上昇、終値は62万9000円でした。欧米邸宅風の建物で挙式を行う「ハウスウェディング」の施設を運営、現在8施設を持っています。20代後半から30代前半のこだわりを持つ層が主要顧客となります。結婚式の少ない平日は施設をレストランとして活用しており、売上の主力は挙式・披露宴、レストラン事業となります。その他には婚礼衣装の販売・レンタル事業も手掛けており、他社の施設で挙式するカップル向けにドレス店舗も展開しています。今後は年3〜4施設のペースで、地方を中心に出店予定です。

3823 アクロディア(マザーズ)公開価格13万円・1株単位
初値は公開価格を55%上回る20万1000円でしたが、初値形成後は下落、17万1000円で引けました。携帯電話向けのソフトウエア開発を手掛ける企業で、ミドルウエアを主力とします。特に携帯画面上の操作性を高める技術には定評があり、韓国のサムスン電子などに供給しています。その他には通信事業者のソフト開発を支援するコンサルディング事業、ソフトを端末に組み込む作業請負も手掛けています。

3057 ゼットン(セントレックス)公開価格9万2000円・1株単位
初値は公開価格を9%上回る10万円、終値は9万2000円となりました。首都圏、名古屋を中心に、ダイニングバーなどの飲食店を直営展開する企業です。チェーン展開ではなく、同じ店をひとつしか作らない独自手法を特色としており、中部国際空港ほか、駅、文化施設などへの出店による売上が約半分を占めています。今後は前述の公共施設向けをターゲットに出店、売上7割以上をこの分野で稼ぐことを目標としています。また、今期予想で37.7億円の売上を5年後には100億円に、売上高経常利益率を10%以上にすることを目標としています。



記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。

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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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〒816-0831 福岡県春日市大谷8-106-1-403
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