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本日の日経平均は小動きでした。NYダウの高値更新を受けて再び16,600円台を伺う強い動きを見せましたが、主力株の急ピッチな上昇に対する警戒感から午後は揉み合いました。また、長期波動が上昇トレンドを形成しているとするシナリオに変更はありません。
日経平均は心理的にも大きな節目である16,500円近辺で上値の重さを再確認する形となっています。先週の5日、6日と共にザラバで16,500円に迫りながら大引けでは16,500円を更新できずに終わり、昨日も16,600円台までありながら大引けは16,400円台でした。
それだけ16,500円台を固めることが容易ではないという半面、大引けで16,500円台に乗せて引けることになれば強気のサインとして改めて先高感が意識されると考えられます。今は指数に影響をする特定の値がさ株が牽引しているに過ぎないとの指摘もあります。
先週の金曜日から値下がり銘柄数1000超が続いており、その状況で日経平均が底堅い動きを続けているのは特定の値がさ株が買われているからであり、値がさが売られれば全面安になるとの警戒感もあります。警戒感はありますが、それほど過熱感もありません。
連日申し上げていますように日経平均は短期的には過熱感が強まりつつあるものの依然として「買いの季節」にあり(6合目程度)、騰落レシオも昨日11日現在79.73と80を割り込んでいる状態にあることから主力銘柄が物色される余地はまだあると予想します。
また、日経平均は週足で13週線と26週線がゴールデンクロス目前となっており、主力が牽引し、非主力が置き去りにされる「二極化」が年度末までの大きなテーマとなる可能性が高そうです。安定した好業績が見込める主力クラスの銘柄に引き続き注目でしょう。
相場を生きる!
〜 東都水産の次は 〜
靴が綺麗な泥棒はいない、と警察の人が言います。また、ネクタイをつけた空き巣も少ない。人を見る時、靴を見る、客室乗務員の人の判断基準。やはり、ちゃんとした人は、靴が綺麗でしっかりとしている。反面、だらしない人や怪しい人、人格的に問題がある人は、靴の数が少なく、かつ汚いのだそうです。
もちろん、例外的なケースもあるでしょうが、かかとが磨り減ったような靴を何年も履き、靴の数も2,3つしかないという人は、やはり生活の余裕も心の余裕もないのだそうです。この意見を何かの本で見て、言い得ていると思った時があります。やはり、靴が綺麗な人はしっかりしているというケースは多いようですね。
270円台から500円突破となり、株価倍増という勢いの8038 東都水。ここまでの相場は、自然体では無理です。何かの大きな力、資金がないと上がりません。空売り規制で終わっているはずです。それが、踏み上げの展開となり、株価倍増という背景には、普通でない何らかの動きがあったと見て良いと思います。
300円が400円になり、500円突破となった東都水産ですが、この株が600円以上になるのか、ここで終わって失速していくのか、どのような状況でも対処できるようにすることです。大切なことは、利用すること。そして、最後は損で終わる、それが仕手株利用です。必ず損で終わります。10円、20円の利食い、ときに5円の利食いを20回も30回もやってきて、最後は10円でも15円でも損切りで終わる。300万円トータルで儲けたら、30万円吐き出して終わる。それが仕手株利用の例です。
8038 東都水産が、これからも相場が続き、仕手株として政治的な思惑の株として、さらに株価が上がるとすれば、それは、かなりの腕力でこのまま上げ続けるか、もしくは、空売りの買戻しが起って品不足が解消され、浮上過程で空売り規制が解除になるケースです。今までは、このような動きでは、まず空売り規制解除はありませんでしたが、可能性がゼロというわけではありません。
これから動きを見ていき、新しい株が出る可能性もあるとの噂もあります。次なる株があった時には、すぐにお伝えします。ヤマタネが新規株との噂があり、人気となりましたが、ヤマタネでは荷が重たいという感じもします。とりあえず、東都水産が上げているうちは、あくまでも今の仕手株の中心は8038 東都水になります。
相場が終わってしまう時には一気に終わってしまい、東都水産のケースですと、15%も下げると危険信号となり、それからは一切ホールドしない、というケース。とにかく、何よりもリスクはとらない。仕手株は、最後は多少損して終わったとしても、とにかくホールドはしないことです。
8038 東都水は上げたところで、いつか下げるでしょう。終わりは必ずあります。どこで終わるのか、本日の調整で終わってしまうのか、再度上げていくのか、想像するより、浮きを見て対処することが重要です。仕手相場が終われば下がります。過去、50本以上仕手株があって、上げ続けた株は1本もありません。みんな天井ついたら、5分の1以下になっています。ところが、トヨタとか松下電器は違います。長期の動きの中で、今後、日経平均が上がる限り上げ続けることになると予想されます。
7203 トヨタ自動車が7000円突破、年末相場ではさらに一段高期待。「下手な株や、訳の分からない国のファンドを買うなら、トヨタを買っておけばいい。」この事は以前から何度も書いています。トヨタが上がらない場合には、日本株が上がらない。だから、トヨタを買っておけば良い。6300円でも5500円でも、下げたら買ういう気持ちで狙っておけば良い、ということになります。このことも書きました。
これは、金太郎飴のように、どの切り口でも同じなんです。結局、数年もすればトヨタの1万円時代が来る。その時の日経平均の位置は、2万円とか2万2000円の位置だと思います。これは、6752 松下電器産業やキャノンも同様です。松下電産などは、いつも2000円という感じですが、それでもやがて3000円の時代が来ると見ています。
相場トピックス
〜 あなたは富裕層になれるか? 〜
昨年後半に掛けての相場上昇から株式投資で大儲けした投資家は多かったのではないかと思いますが、今年は一転今のところ手の平を返したように、大きな痛手を被った投資家が多くなっている可能性は高いようです。年初のライブドアショックがその切っ掛けになったのですが、ここ数年でデイトレーダーとして名をはせた投資家も今年は苦労をされておられるようです。彼も苦労しているかどうかは分かりませんが、今週号の週刊ダイヤモンドで「全解剖 新富裕層」と言う特集を組んでいます。その中で昨年のジェイコム株の誤発注騒動で20億円の大儲けをしたとしてマスコミの話題になったB・N・F氏が紹介されています。取材を何時されたのかは分かりませんが、取材時の資産は150億円と言うことであるようです。取材に訪れた当日も一日の儲けが8000万円と言うことですから、投資の額自体が一般の個人投資家のレベルを超えるものであるようです。
28歳の彼が150億円の資産を運用しているのですから、自分にも同じことが出来るのではないかと言う気持ちになられる方も多いと思いますが、彼の言葉の中で面白いと思ったのは、彼が今まで最もうれしかったのは160万円が750万円に増えた頃だそうです。「自分にとって当時の大金は50万円。それを大きく超えて750万円まで行った時には本当に楽しかったし、うれしかった」と言っています。同じ増加率にも関わらず、300万円を1千万円にするよりも30万円を100万円するのが難しいのはやはり元金、資金量の大きさによる事が大きいのですが、それが1億、或いはB・N・F氏のように100億単位の商いをすると実際のお金の価値を離れたところで存在しており、パソコン上で単なる数字として株式ゲームをしている感触なのかも知れません。
株式投資は言い換えれば市場内での投資心理ゲームとも言えます。そこには欲や期待、或いは羨望や嫉妬などの人間本来持っている性質が投資に影響を及ぼすことになります。昔から株式投資を行っているにも関わらず一向に儲けが出ないであるとか、高値掴みをしてしまい損ばかりするであるとか、利益が出ても売り損なってしまうであるとか、タイミングが合わず売り買い逆ばかりすると言った投資家の方が実に多くなっています。勿論相場が良くないという言い訳もあるのですが、それ以上に投資家に向いているかどうかと言う個々の性質によるところが大きいのでは無いかと思われます。欲ボケで儲ける事ばかりを頭に描いてしまって、その責任を他人に押し付けるなど本質的な部分が投資を邪魔しているケースがあるようです。今回は週刊ダイヤモンドで取り上げられた「あなたは富裕層になれるか」と言うチェックシートで個々に自分の習慣や性格を分析して頂きたいと思います。
「あなたは富裕層になれるか?」
1)自分が大好きなこを仕事に選びましたか?
2)学校の成績には関係なく、自分でビジネスを起こして成功できると思いますか?
3)自分の仕事分野で「一流」の仕事をしていますか?
4)自分の仕事・ビジネスで成功するために必要な経験を日々積んでいますか?
5)誠実で周りの人に信頼されていますか?
6)自分は「運がいい」「ツイている」と思いますか?
7)どんな危機も乗り越えられる自信がありますか?
8)30人以上の人に応援されていると感じますか?
9)助けを求めた時に、確実に応えてくれる10人以上いますか?
10)メンター(人生の師)と呼べる人がいますか?
11)パートナー(配偶者)は、あなたを心から応援していますか?
12)パートナー(配偶者)は節約家ですか?
13)高額な商品を買う場合でも、ローン(分割払い)ではなく常に現金(カード一括払いを含む)で支払いますか?
14)おカネを自由に使えると言う感覚が常にありますか?
15)余裕資金を投資に回していますか?
16)専門的なおカネの教育を受けたことがありますか?
17)子どもには学校の勉強より、いろいろな経験をさせたほうがいいと思いますか?
18)10年後のことを考えながら、毎日を送っていますか?
19)将来の展望を持っていますか?
20)どんなに大きなことでも、最後は自分で決断できますか?
はいの点数が
19点以上
あなたは富裕層(億万長者)と同じ考え方や習慣を身に付けています。既に富裕層への未知を順調に歩いていることでしょう。
13〜18点
あなたは比較的、富裕層に近い考え方や習慣を持っています。これまであまり意識しなかったテーマにも注意することで、富裕層になれる可能性がさらに高まります。
7〜12点
あなたは富裕層とはやや異なる考え方や習慣を持っています。このままいくと、普通の人生を送る可能性が高いでしょう。富裕層が、どのよう考え方をもっているのかを、積極的に学ぶことで、富裕層への道が開けるでしょう。
0〜6点
あなたは富裕層とは全く違う考え方や習慣を持っています。富裕層とは違う世界に住んでいるといえるでしょう。富裕層になりたければ、まず、富裕層の世界を知ることから始めて見てください。
〜 引け後のニュースから 〜
4535 大正製薬
今3月期の業績を下方修正、最終益で290億円予想から前期比43%減の205億円へと引き下げられました。研究開発費が膨らむほか、価格競争激化による採算悪化が影響するものです。特に市場が縮小傾向にある発毛剤の競争激化が影響しました。併せて、発行済み株式数の2.65%にあたる自社株買いも発表しています。直近の株価は2200円〜2300円台での横ばいが続いていましたが、大幅な業績下方修正を受けて、一旦調整の可能性が高まります。
今日の推奨監視銘柄 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。また、チャートを見て過熱感があるものが多いので、飛び乗りは禁物です。しっかり押し目狙いで取り組みましょう!また、日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
5802 住友電工
100株。代表的な主力銘柄の一つでもあり、業績も拡大基調にあることで内外から投資資金の流入が今後も期待できそうです。買いが企業の積極投資や国内からの需要にも支えられて30%の営業増益を達成した前期に続き今期も情報通信が営業黒字に転換していることやエレクトロニクスも順調なことから増益が見込まれています。
6991 松下電工
前日は単独の中間の経常利益が180億円予想から230億円になりそうだと発表しましたが、地合いが悪いせいか反応は今一つ。しかし、先行きの業績見通しは良好であり、株価にも出遅れ感が感じられることもあって主力投資家にも狙われやすい銘柄として意識したいと思います。特に同社の場合は改正消防法で関連業界が特需で賑わっている「住宅用火災報知器」で圧倒的なシェアを有していることで、通期業績には同関連製品の伸びを見込んだ増額修正が期待できます。
7203 トヨタ自動車
本日は4月の高値でもあり史上最高値でもある6950円を10円上回り、その後は伸び悩みました。しかし、このトヨタに関しては「一文新値」といった天井を示すような格言(アノマリー?)が通用するとは思えません。これからの相場が日本を代表する「日の丸銘柄」が支え、あるいは牽引するとすれば他はダメでもトヨタだけは買われる「独歩高」の展開となっても不思議はないと予想します。また、上級車に見られる高機能を搭載した10代目(40歳)のカローラが「最強の量販車」であることで低コストを実現、前評判以上の大ヒットが期待できそうです。
8058 三菱商事
第1四半期は好調だったものの貴金属資源市況の下落が相場の頭を抑える結果となりましたが、しかし、米国株高が象徴するように米国経済を中心とした日米欧アジアの経済が共に拡大基調にあることは大手商社にとっては強い追い風です。中長期的な業績拡大トレンドは強固であり、加えてPERも10倍前後という割安状態にあり、今後の水準訂正に大いに期待があります。ここでモルガン・スタンレーがターゲットプライスを2967円へ引き上げてきましたが、時価の2000円前後には少なくとも株価の下方硬直性が期待できそうです。
1812 鹿島
大和総研ではバリュエーション面でも大手ゼネコンの中で最も割安であることを評価して投資判断を「1」としている。株価は1月末に804円の高値を付けるもその後下押しの動きに。建設事業と開発事業の収益拡大から、2008年3月期まで2桁増益が続くと予想。建設事業では、景気拡大を背景とした民需拡大が期待でき、高い営業力・技術力・施工実績を背景にその恩恵を享受できる見通しに。株価は7月の安値447円で当面の下値を見た感じとなっており反発の動きが強まる可能性は高い。ゴールドマン・サックス証券では目標株価434円「売り推奨」としているが、一方ではUBS証券では投資判断「BUY2」目標株価1000円としており、強弱まちまちの状況。強弱感のぶれる動きからの下押しでの押し目を狙いたい。
6471 日本精工
株価は5月に高値1085円を付けた後、下値200日線をサポートラインに反発の動きに。新光証券では産業機械軸受や自動車関連製品が堅調に推移していることから、通期の会社計画は保守的で、2桁増益へ上方修正される可能性が高いと指摘している。更に野村証券では投資判断「2」とし、積極的な投資スタンスを推奨、今期は会社計画比上ブレを見込んでいるほか、来年度営業利益は20%増益を見込むとしている。ゴールドマンサックス証券でも「買い推奨」妥当株価を1200円にしている。トヨタ自動車などの過去最高の増産メリット。みずほ証券では投資判断を「2」目標株価1100円としている。ベアリング3社の中でも循環的な需要拡大の恩恵を享受できるものと思われる。生産性の向上と精機の循環回復により、2007年3月期の営業利益は前期比23%増益との予想もある。メリルリンチ日本証券では収益の安定成長性、グローバル競争力、割安な株価バリュエーションなどを勘案し、ベアリング、建設機械のサブセクターに注目、同社株も投資判断を「買い」目標株価を1150円としている。産業機械軸受、自動車関連製品といった主力事業が好調に推移しており、国内外での生産能力増強で、収益拡大期待が大きいとの好評価。5月の高値1085円奪回を目指す動きに。
4617 中国塗料
株価は年初の高値水準の819円台から下押し、200日移動平均線を大きく下回ったが、PER15倍台など、バリエーション的な割安感も強く、反発の動き。来期以降の業績拡大に期待する動きで先の高値を目指す展開に。 新光証券によると業績予想は2007年3月期の経常利益は前期比35%増、2008年3月期の経常利益は14%増と分析している。株価は年初の800円台を乗せたがその後は5円台まで下押し、反発のタイミング待ちの状況。三菱UFJ証券ではレーティング「2」原料価格高騰の影響で会社予想利益を下回るとみられるが、中国での収益拡大が予想以上との見込み。大和証券では注目銘柄として取り上げている。
明日の上場銘柄
明日の新規上場銘柄はありません。
〜 直近の上場銘柄 〜
3821 フラクタリスト(セントレックス)公開価格40万円・1株単位
初値は公開価格を13%下回る35万円と大幅な公開価格割れとなりました。直後には37万4000円まで上昇したものの、引けはストップ安の30万円、売り気配のまま引けました。人気の出やすい携帯向けサービス提供で成長期待もある銘柄でしたが、新興市場が軟調な流れにあることが影響したもようです。公開価格を大幅に割り込んだことで、株価には割安感が出ています。しかし、流動性の低いセントレックス上場ということで、新規投資には慎重さが必要となります。
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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