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      「FP久本の株式情報!」 vol.194 2006.11.10
 
 

11月10日(金曜日) 基調判断


〜 SQは無事通過。が、機械受注でサプライズ!バンジー劇場の巻 〜

 TOPIX : 1581.37 (-7.69, -0.48%)    日経平均 : 16112.43 (-86.14, -0.53%)    円ドル : 117.60  

今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、買い越し(3090万株売り/3670万株買い)。今日1日の東証1部出来高は前日比2億5083万株増の19億0590万株、売買代金は同4116億円増の2兆7939億円。

本日の日経平均はNYダウが原油高などで大きく下げたことで様子見ムードで始まりましたが、午後2時の機械受注の発表後も「失望売り」と見られる売り物が広がりました。一方、長期の波動が上昇トレンドを形成しているとするシナリオに変更はありません。

新興市場は日経ジャスダック平均、マザーズ指数、ヘラクレス指数共に下落。楽天の特損追加計上などが嫌気され、市場心理が低下しました。直近IPO銘柄はハイパーコンセプションが急伸しましたが、その他は下落が目立ちました。

◆ 本日の流れ ◆

今日はミニSQ。実況中継風に行くと、午前8時40分時点での日経平均速算値は前日比1550円安。まぁ、これは誰も信じない(^^;として、8時50分で1350円安、8時58分で1200円安、8時59分00秒で1180円安、8時59分58秒で800円安。そして、最後にいつも通り買いバスケットが入り、気配値はスルスルと変化して、結局、SQ値は前日比102.01円安の16096.56円。シカゴ日経平均先物が大証比110円安だったのを考慮すると、「波乱なし」の展開。なお、9時15分時点での東証1部出来高は3億3155万株、売買代金は5650億円。この時点での売買単価はSQ日の典型的な特徴通り、前日比264円強も上昇して1704.20円でした。

SQを通過すると、今日のイベント第2弾の午後2時の機械受注まで、前場はやることが無くなったって感じ(^^;。最初のドタバタが一巡してからは、日経平均でわずか50円程度の値幅でのもみあい。実際、商いも今一つ盛り上がりに欠ける状態でした。先物では、時折200〜300枚といった売り買いがあったのですが、特に大きな反応はなし。ただ、昨日のザラ場安値を割り込まなかったことで(TOPIXは現物・先物ともに瞬間割り込んだ)、その辺に何となく「下値は堅い」感があったのかもしれません。

後場に入ってからも基本的には静かだったのですが、日経平均先物で、13時15分に300〜400枚単位の買いが3連発で一気にスコーンと上昇。13時23分、13時25分、13時39分と続いて300〜400枚単位の買いが入り、これでスコスコスコ〜ンと上昇して、指数もあっさりとプラス転換。「買い仕掛け」だとか書く向きもあるでしょうが、「祭りの前座」ということにしておきましょう(^^;。

そして午後2時。イベント第2弾の機械受注発表。昨日も書いたように、機械受注はプロのエコノミストの予想ですら大きくブレるので、発表数値がブレるのはある意味で当然。で、出てきた数字は、なんと−7.4%(!)。これは予想外!。これで、しんじられな〜い!なんて言ったかどうかは分かりませんが、先物がどかぁぁぁ〜〜んと売られ(当然)、現物もあっという間にマイナス転落。発表前に上昇していただけに、余計に反動が厳しく見える状況になってしまい逆バンジー状態(汗)。もっとも、前場のレンジに戻っただけと言えばそうなんですが、上がってしまった分だけ、下げが大きく感じられたのは事実。

後場寄付後・機械受注前のザラ場安値を割れないのかなぁ、と注目していたのですが、現物は日経平均もTOPIXもOKでした。ところが、現物が終了した15時以降に先物がかなり売られてしまい、特に日経平均先物は安値引け。TOPIX先物も安値を更新したものの、大引けが買い越しだったので安値引けは免れたものの、対現物でかなりの逆ザヤで引ける羽目になりました。もちろん、月曜日には何らかの格好で修正されるでしょうけど、先物が上昇して修正されるのならともかく、相場が下がることによって逆ザヤが修正されるとなると、ちょっと厳しそうですね。

今日は日経平均先物(12月限)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。前場の小動きに対して、後場午後2時前の不思議な上昇と、機械受注発表直後のスコ〜ン、そして現物が引けた後のズッコケがご覧頂けるかと…。



雑談っぽくなるのですが、よく機械受注発表前に相場が動くと、「数字が漏れたのでは・・・」という憶測話が流れるし、ネットの掲示板などでは、断言するような恥ずかしい滅茶苦茶な書き込みも見掛けるのですが、今日の結果を見ると、皮肉と言うか、「漏れていないこと」を証明した状態(^^;。昨日も書いたようにエコノミスト予想のコンセンサスは+1.8〜1.9%(MoM)程度で、これは周知されていたはず。最悪予想値ですら−4.5%だったので、もし事前に−7.4%を知った向きがそれなりの数になっていたとすると、間違いなく大量に売っていたはず。でも、現実は逆に買われていたのです。面白いですね(^^;、この辺の心理合戦は…。

それにしても、機械受注というイベントは、英語でいう「マーケット・ムービング・イベント」としてのステータスが高いまま(^^;。機械受注の経済指標としての重要度なんて、実際のところ、そんなに大したモノではないハズ。にも関わらず、これだけ注目を集めるし、実際にマーケットを動かすのですから、その神通力は凄いものです。もっとも、ある意味では「流行」なので、どこかで機械受注でマーケットが動かないとなると、一挙に神通力は失われる可能性はあります。でも、それまでは楽しめそうです。忘れてはならないのは、イベントにはチャンスがあると同時に、リスクもあるのです。誤解なきように!

なお、機械受注の詳細内容や経済的なインパクトについての詳しい話は、エコノミスト諸氏にお任せします。個人的には、明日の新聞で読めば良いと思っているので、内容はほとんど見ていません…(^^;。

今日1日の東証1部売買代金推移を見ると、前場が47.6%で後場が52.4%。つまり、SQ以外の普段の日とほとんど差が見られませんでした。ただ、朝寄付後5分間の売買代金は15.4%と普段の数倍規模だったので、SQ以外の前場がかなり「腐っていた」ことが分かります(^^;。

◆ 来週の展開 ◆

個別を見ても連日のように新安値銘柄が100以上を記録し、指数的にも個別レベルでも冴えない展開が今週は続きました。騰落レシオが売られ過ぎの80以下に達しても特に反応はありません。

テクニカル的には明らかに過熱感が薄れてきても相場が特段の「反発」を見せないということは、相場が調整の真っ最中だからという見方もできます。調整が現在進行形なのだから過熱感が薄らいでも買いサインが出ても下げきるまでは戻らない可能性もあります。

今週は米国の中間選挙の結果を受けて調整に拍車がかかりましたが、週明け14日には個人消費の落ち込みが予想されている7〜9月期の国内総生産(GDP)、そして、あおぞら銀行(8304)の上場など相場の上値を抑える要因が待ち受けていると言われています。

日経平均の下げは「現在進行形」であり、しかも、週末のNYの動きに関わらずに週明けになっても「見送り要因」が待ち受けているだけに、週末のNY次第では「日経平均は16,000円割れも視野に入れるべきか」との意見が増えていることは否定できません。

しかし、仮にそうであったとしても何もやれない相場ではないでしょう。今週と同様に来週も日経平均やTOPIXは下げ続けていくことが仮にあっても、例えば今日のブイテクノロジーや任天堂などといった個別の動きを利用して稼ぐことは十分に可能のようです。

指数に関してはどこまで落ちるのか見当がつかないところもありますが、仮に日経平均やTOPIXがそうでも個別株には個々の売り込みづらく下がりにくい事情や買われやすい理由がそれぞれにあり、週明けも個別を狙ったトレーディングが狙いとなるでしょう。

一方、連日申し上げていますように「売りの季節」を過ごしている日経平均も季節はそろそろ「8割方」が終わろうとしています。明らかに「売りの季節」は終盤を迎え、徐々に「買いの季節」が目の前に近づきつつあり、「転換」が起きても不思議はありません。

すでに底入れしたとすれば昨日あるいは本日の安値近辺である16,100円がボトムでしょう。そうではない場合でも来週中に底入れする可能性は高く、16,040〜16,050円、または16,000円かと思います。

当面は、個々の銘柄で、格付け、業績変化主体となりますが、三井住友の宇野氏がヒステリックに言った、「来週1万5500円割れ」は、可能性としては低いと思います。短期で700円、ここから下げるほど、日本株が弱いとも思えない。

ただし、米国株の動向次第では、ここはある程度の調整も考えておかなければなりませんので、しばらくは様子を見て、反発まで待つ作戦でも良いと思います。


相場を生きる!


◆ 当面は個別好業績株狙い ◆

波乱含みで日本株調整。頼みの米国株が調整してますから、こんな時には買いはなかなか難しく、日経平均が下がるとやっかいですから、まともな株も含めてホールドなし、という動きです。

確率悪い時には、徹底してやらないこと。やらなければ損はなく、持たなければ損はない。利益もないけど、損もない。これは、年中勝負、年中戦いではなく、ときに調整としてやらないことも大切です。

株式投資を始めたばかりの方に発病しやすいのが、「何時でも何か買わなきゃいけない病」です。常に攻撃、常に買い、と思ってしまうのです。(ギャンブル依存症に近いかもしれません)

しかし、現実を考えると、「買い」のみの取引をされる方に限定した場合、実際には半分以上はやらないで休む、ということ。これが大事だと思います。やらなければ損しないこと、実は凄く大切です。“やらないことも投資のうち”という言葉がありますが、まさに、やらないで見ているだけの時も投資のうちなんです。

◆ 儲けている投資家の共通点 ◆

「儲けている」トレーダーの考えの基本は非常にシンプル
10の技法より、2つほどの技法を徹底している。特にトレンドフォロー式が多い。

◎ 動きの早いものを買いで攻める。
◎ 損切りの速さ、見切りが徹底している。
◎ トレンドフォロー、逆張りは基本的にしない。
◎ 新興市場株を多く使う。

これらの傾向があります。

また、個人ディラーになって、儲けている元証券マンのインタビュー記事を読んだのですが、「生きるためにどうするということになると、やはり、株式を立派な事業として組み立てるのは、運とか、不安だけでは生きられず、儲からなければ生きていけないので、勝つ投資の組み立てをしっかりして、やるとき、やらないときのメリハリをはっきりさせておく。100回やったら90回勝つ。そのくらいの考えでないと、やる意味がない。本心としては100回やったら100回勝つ確率のときしかやらない。」ということだそうです。

実際に「儲けている」トレーダーは、スゴイ専門家でも、研究家でもなく、自分にあった「コツ」を掴んだ人。

このようなときに投資すれば、儲けられる。このようなときには、やらない方がいい。「トータルでプラスになる」運とか、不運ではなく、しっかりと、儲かるときだけやる、儲かる株だけをしっかり選択する。そして、儲かるようにトレードする。

このような内容は漠然としていても、現実に、やはり、株式で儲けている人、諦めないで、自分なりの「コツ」を掴んだ人だけが、資金を何倍かにしているという現実があります。

「15分以上持たない」この言葉の意味、儲けている人は、よーく分かるはずです。儲けられない方、分かるようで分からないはずです。100回やって、損を10回までにおさえる。それも、儲かる人は分かるはずです。儲けられない方は、理解できるようで、実際には分からないはずです。儲かる株、損しないタイミングの売り買いが、身についてくると、分かるようになります。

初心者(取引を始めて2〜3カ月くらい)の方からの質問bP

「なぜ、儲からないのでしょうか?どうすればよいのでしょうか?」

気持ちはとても分かります。儲けたいから、株式をやっている、スタートさせた。それでも、現実には儲けられない。焦りが生まれる。自分はこのままやり続けていいのか、不安に思う。

そんな時期は、必ずあります。100%です。

ひたすら諦めないこと。すぐに「儲かる」答えはありません。人それぞれの性格があるように運用スタイルも人それぞれ。コツコツやっていくうちに、習字のように、柔道のように、半年、1年でだんだん身についていく、したがって、今はひたすら損をしないように注意しながら、この時期、諦めないで、大きな額を投入しないで、運用を積み重ねていくことです。

最後に...  「儲けている」トレーダーに共通することがもう一つあるそうです。

それは、株を始めて、すぐに儲けてないということ。1年間はどの運用者も殆ど利益になってません。大化けは早い人で2年目から、遅い人で3年、4年目からだそうです。


相場トピックス


◆ 需給悪化の影響 ◆

最近の日本株の上値の重さの要因の一つに需給の悪化が大きく影響していると見られています。特に需給悪化ももたらしているのが裁定の買い残の増加だと言われています。先週時点こそ、裁定買い残が7週ぶりに減少しましたが、依然高水準な裁定の買い残に苦しまれる状況となっています。裁定買い残は10月27日現在で5兆823億円と統計開始以降初めて5兆円に乗せています。この時点で裁定買い残の東証1部の時価総額に対する比率は0.97%まで上昇しています。1992年以降の裁定買い残時価総額比率の主要なピークは1%前後であり、現在はピーク圏に」あると見られています。株数ベースでは10月26日に28.42億株と再度直近のピークを更新、2004年のピークである、29.03億株に迫る勢いとなっています。

このように裁定買い残は需給面での警戒水準となっています。2004年の前回のピークは3月9日ですが、その後日経平均は4月30日に一旦高値をつけますが、その後半年間は上値の重い展開が続くことになります。今回も同様の経緯になるとは言い切れませんが裁定解消売りが出るようなことになれば、需給面での重石になることは間違いなさそうです。本日のオプションのSQ、或いは12月8日のSQなどで裁定買い残がどの程度まで減少するかが今後の重要なポイントになります。いずれにしても先物への仕掛け的な売買と合わせて、裁定買い残の動きによっては変則的な売買が行われる可能性もあり、相場のかく乱要因になるのは間違いありません。

但し東海東京証券の分析ではこの裁定の買い残の多さも相場にはあまり影響を及ぼさなく、懸念する必要はないとの見方をしているようです。問題は実需が入っているか否かで、外国人が同じように売っているとしたら、とても大きな問題となり、更に個人の信用買い残も膨らんでいるとすればもっと深刻な事態になりますが、現状、そうではないと見ているようです。信用買い残は大きく整理が進み、外国人も10月に1兆円を買い越しています。相場の見通しに関して言えば、先高感が後退しているとも思われず、年末高に向けた先高感は依然強いように思われます。同社が判断するところによりますと、足下の相場はテクニカルな調整であると見ているようです。

いずれにしても裁定買い残の増減にも大きく影響をする目先のSQを通過した訳ですが、一般的にSQ算出日の日経平均株価がSQ値を下回るとその後の相場は軟調になるという経験則があるようです。その意味でもその後の値動きが注目となりますが、今回の11月限SQの概算値は16096.56円となっています。その後の日経平均は少なくとも前場段階では上回って推移していますので、一時不安視された下振れ懸念も後退しているようです。更に最近の動きでは米国株との連動性も薄れているようで、先日来米国株が続伸してたにも関わらず、日本株の上値が重たかった反面、本日は米国株軟調も、むしろここまでの売り方の買戻しが週末に入っているようで、底固い動きとなっています。

但し、一方で株式相場の上値を重くしている要因として、まだ大きくは注目されていませんが、「早期利上げ見通し」が上げられています。先日、福井総裁は10月末に公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」について「市場金利が上がる見通しであり、標準シナリオに沿って動けば、金利の引き上げを行うことで整合性が取れていく」と指摘しています。設備投資の増加といった景気の上振れ要因が発生しなくても、緩やかに利上げしていく姿勢を示しています。又、福井総裁はインタビューで「金利を上げないリスクを分かっていただきたい」などと述べたと報じられており、市場では「来月にも追加利上げがあるかもしれない」という警戒感が強く、債券市場では中短期債が売られており、利上げを先取りする動きが活発化しています。

いずれにしましても、国内の景気については足元発表されました経済指標ではやや先行きを懸念せざるを得ない結果となっていますので、日銀も単純に利上げが出来るとは考えていないように思われます。やはり景気を左右するという意味では金融政策の重要性が問われるところですから、日本経済を後退に導くような施策はとらないと思いたいとところです。勿論、基本的には日本経済がこのまま減速方向に向かうことは無いでしょうし、一時的に踊り場となり、もたつくということは考えられますが、基本的には経済は強い基調を辿っていると思われます。少なくとも来年度に掛けて、拡大ペースは鈍るものの拡大傾向を辿る予想が強くなっています。
 
◆ PS3発売 ◆

次世代ゲーム機としてソニーが注力しているプレイステーション3が明日、11日より発売されます。前評判を聞いていますと、確かに高く、画像の鮮明度と言う意味では、フルハイスペックと言う事で、注目を浴びています。近くの電気屋さんでは一店舗で10台程度しか入荷がなく、殆どの店舗初日は抽選だそうです。ソニー側の供給不足の感が否めませんが、供給を押さえ、品不足感を出した方が話題にもなるということなのでしょうか。ただし、ハイスペックにした影響でソフトの開発が遅れているようで、当初発売時に出されるソフトは5、6点だそうで、ソフト面から言えば妙味薄というイメージを拭えません。むしろ12月2日に発売される任天堂の据置型新ゲーム機「Wii(ウィー)」の方が、ソフトが10本以上発売されることや、単にテレビゲームと言う枠を超えた面白さをアピールできるという意味でより消費者の注目を集めるのではないかと見られています。以下は本日の大和総研の任天堂に関するリポートです。

任天堂(7974)

〜 据置型新ゲーム機「Wii(ウィー)」、12月2日 発売。年末商戦の目玉に 〜

○ 9月中間期は大幅増収増益
ゲーム機及びゲームソフトメーカー。携帯型ゲーム機で世界トップ、据置型ゲーム機ではソニー[6758]、マイクロソフトに次ぐ第3位となっている(いずれも05年度実績)。06年9月中間期実績は69%増収、営業利益は242%増益となった。携帯型ゲーム機ニンテンドーDS が国内外でヒットし、ゲーム機本体、ゲームソフトともに売上高を大きく伸ばし、業績を牽引した。

○ Wii、DS を牽引役に好業績続こう
12月2日、据置型の新ゲーム機であるWii(ウィー)を国内で発売する。本体価格は25,000 円であり、ソニーのプレイステーション3(PS3)やマイクロソフトのXbox360 に対して価格が低く押さえられており、この年末商戦の目玉となろう。 Wii はスティック型のコントローラーを使用し、身体の動きに連動する仕組みを作り上げている事から、体感系ゲームの普及可能性を広げると考えられる。携帯型ゲーム機ニンテンドーDS と同様に、高年齢層の引込みに役立つことが想定されよう。 大和総研(DIR)ではWii の07 年度販売台数が、従来機であるゲームキューブ(最高値02 年度575 万台)を大きく上回ると想定。07 年度以降の業績牽引役となってこよう。 DS、Wii の販売増に伴って、07 年度には営業利益で過去最高を更新する見通し。好業績が当面継続する事が期待される。


明日からの推奨監視銘柄 (スイングトレード編)

ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。また、チャートを見て過熱感があるものが多いので、飛び乗りは禁物です。しっかり押し目狙いで取り組みましょう!また、日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。

1605 国際帝石
昨日、本日とNY原油上昇を手掛かりにして連騰していますが、引き続き原油価格は強含みが予想されること、仮に週末のNY原油が反落しても先高感が強いこともあって石油関連株は来週も十分にマークしておくべきだと思います。OPECが減産を決めたことや冬場の需要期を控えていること、WTI指数がテクニカル的にも「反騰期」に入った可能性が高いことで、原油価格に反応しやすい国際帝石の今回の相場は一過性ではないと考えます。

4768 大塚商会
業績に安定感がある大塚商会ですが、テクニカル的にも買い安心感があることに加え、ここでは新しい手掛かり材料に注目が集まっています。先日の報道にもありましたが、同社はヤフーと中小企業のIT化支援業務で提携することを明らかにしています。提携により充実させるのは中小企業が社内情報を管理するための独自の企業ポータルサイトを簡単に作ることができる「イージー・ポータル」というサービスで、ヤフーが提供する株価や会社情報など企業向けサービスのコンテンツをライセンス供与し大塚商会の中小企業支援サービスを充実させる計画です。大塚商会は中小企業を相手にして業績を伸ばしてきた強みがあるだけに提携のシナジー効果には十分に期待できそうです。

5801 古河電工
75日線水準(790円)にサポートされて戻りを試す展開を予想します。9月中間では光ファイバーの需要が国内外で増加し、情報通信部門の利益が伸びたことで連結営業利益は57%増と拡大、通期に関しては携帯電話などの電子製品に使う電解銅はくや液化天然ガス(LNG)タンクなどに用いるアルミ圧延などを中心に金属と軽金属部門が牽引役となることで2桁の増収、2桁の営業増益が見込まれています。まだまだ底堅い動きが来週も続きそうです。

8001 伊藤忠
週明けの相場でも先高感が強い銘柄として意識されると予想します。この株もある意味では国際帝石と同様であり、先の9月中間も原油価格の上昇やアゼルバイジャン油田の本格稼働で金属・エネルギー部門の利益が大幅に伸びたことが寄与し、中間の連結純利益は過去最高を更新、通期に関しても引き続き金属・エネルギーが牽引役となり、純利益は過去最高の1710億円になる見通しで、おまけに「増配含み」でもあり、業績・ファンダメンタルズの両面から見直したい銘柄です。

6756 日立国際電気
株価は業績の好調を受けて2月に高値1775円を付けたが、その後は200日線を割り込む動きが続く。同社の製造拠点である富山工場は繁忙状態が継続しており、過熱感のない安定的かつ継続的な受注が続き、この好調さは短期的な調整局面は迎えても、今来期と継続する可能性が高く、業績の安定成長が見込めると評価されている。野村証券では投資判断を「1」としており、同社に対する強気な見方を継続している。線型熱処理炉で新規顧客の開拓が進んでいることや、主要顧客の積極的な設備投資などが確認できたため。

5333 日本ガイシ
株価は年初の1900円台の高値から下押し、200日線を大きく割り込み1100円台まで下押し。その後200日線を上回る水準まで回復している。クレディ・スイス証券では純利益の上期計画に対する進捗率はともに91%に達し、上方修正の可能性が極めて高く、株価は大きな上昇が見込めようと指摘し、投資評価「アウトパフォーム」目標株価2100円としており、「極めて強く買い推奨したい」としている。


明日の上場銘柄


明日の新規上場銘柄はありません。



記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。

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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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