【(有)ALP】 Eメールレター シリーズ
「FP久本の株式情報!」 vol.200 2006.11.20 |
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◆ 徐々に東京市場も「風景」は変わってくると予想 ◆
東京の動きなど無関係のようにNY株(ダウ)の上昇が止まりません。これからのクリスマス商戦も株高との相乗効果で盛り上がりが期待できそうですのでNY株はさらに来週も高くなる可能性があります。そんな「至福の時」を迎えているNYの動きにも東京市場は連動できずに「来週の日経平均は15,500円を目指す」との見方が支配的です。
しかし、そうした下げ予想に基づいて積極的に売っていく相場でもないと思います。目先的には若干の下ブレがあるのかもしれませんが考えてみて下さい。短期的な若干の下ブレを狙って目先筋や短期筋は動くかもしれませんが、やや長めの期間で考えて今の相場の水準から「下値余地」と「上値余地」を比較した場合、どちらが大きいでしょうか?
例えば現在16,000円の日経平均をやや長めの期間で考えた場合、2,000円の「下値余地」の可能性(14,000円になってしまう)と2,000円の「上値余地」の可能性(18,000円になってしまう)と、どちらの可能性が高いでしょうか?どっちもどっちでしょうか?そうでなければ、16,000円の現在の水準の居心地が良くて固まってしまうでしょうか?
どうなるかはハッキリ分かりませんが、企業業績が悪化の一途を辿っているとか不景気風が吹いているとかではないのですから下に下がるようなことがあれば「待ってました」と長期資金が入ってきます。それもゴッソリと買い出動してくると思います。個人の資金事情や懐具合など関係ありません。大口筋は相場が下がるのを待っているからです。
今から株を売る人は損失が発生し、資金も減少して泣く泣く退散する人も多いのかもしれませんが、金が余ってしょうがない大口筋は今からの下げを買いに行くはずです。将来の日経平均が18,000円、20,000円、さらにその上となる可能性の方が今から14,000円だの12,000円になる可能性より高いのですから長期資金は買ってくるはずです。
ですから、来週から少し株を売る人は売った後に「ホッ」とするのかもしれませんが長期資金の買い出動によって株価がなかなか下がらず、自分がロスカットするところをせっせと拾われていることに気づくはずです。そして、いよいよ相場が下がらなくなって上げ始めることになり、「底入れ感」がより強まってくるのではないでしょうか。
現状としては高水準の裁定残や新規公開株を含めたエクイティファイナンスが多いこと、さらに外国人の買い意欲後退など需給面における負担感が相場の上値を(ガッチリと)抑えていることは否定できませんが、それにしても今の東京市場は「悲観し過ぎ」の感があります。そうした今の相場の弱気要因はファンダメンタルズと関係ないからです。
新聞でも報じられたように上場企業の2007年3月期の連結経常利益が4期連続で過去最高を更新する見通しです。経常増益は5年連続のことで、第一次石油ショック直後の1976〜1980年度以来ほぼ四半世紀ぶりのことであり、記録的な好業績が続いています。下期には若干の警戒感はあるものの、今の米国景気に減速感や後退感など感じられないのですから相次いで発表された企業側な業績見通しは「悲観し過ぎ」だったのです。
「でもでも...」と弱気の虫に頭も体も蝕まれている人は弱気を考えるのだと思います。あるいは「国民には企業の好業績もいざなぎ景気超えも実感はないし、個人消費は伸びそうにない」などと判で押したように弱気を唱えるのでしょう。しかしです。残念ながら企業にリストラの嵐が吹き荒れ、家計が火の車の状態だろうが株は上がる時は上がります。
外部環境は明るい状態が続き(NYダウの最高値更新)、企業業績は企業側の予想以上に強く、株価はファンダメンタルズとは半ば無関係に下落して割安感が強まっている、そのような状態がいつまでも続くとは思えません。あとはキッカケです。2003年のりそな銀の一時国有化といった劇的なことで劇的な株価の反発が始まったような、あんなことはそう滅多にないと思いますが何かをキッカケに猛烈な反発が起きそうな気がします。
また、再三申し上げますように日経平均はテクニカル的には「底入れパターン」を形成しつつあります(買いの季節にも入っています)。TOPIXの弱さ、下げ止まらないジャスダック指数など気掛かりなものはありますが、少なくとも1部市場の個別株には明るい外部環境を好感されるものや業績見通しに比べて売られ過ぎ感の強いことで戻り始める銘柄が出てくるはずです。相場の「風景」は徐々に変わってくると予想します。
◆ 週明けの展開 ◆
引き続き相場全体は上値が重く、限られた銘柄だけが物色されています。NY株は依然として先高感が根強く、天井知らずの相変わらずの強い動きを続けていますがNYが相変わらずであれば東京も相変わらずです。相変わらず同じことばかりが意識されています。
また、新興株の低迷など市場心理の冷え込みは投資家のマインドをすっかり冷え込ませてしまっています。実際に新興市場の各企業の決算発表を見るにつけ、下方修正など失望させられる内容のものが多くなっています。こうなれば、やはり信頼のおける一部企業の優良株に投資家の目が集まることになります。リスクをとってリターンを得るにしても、その根本となるファンダメンタルズに不安があっては、全体のムードが改善するまでは手控えを決め込むしかないのも事実ですね。
やはり、現在の最大の「懸念要因」は高水準を保っている「裁定買い残高」、それに伴った現物株への解消売り懸念です。12月のメジャーSQに向けた不安材料の一つには違いなく、いくらNYが高くて日本株が買われる日でも上値が抑えられてしまう要因です。
そうでなければGDPの6割を占めるとされる個人消費が盛り上がりを欠きつつあるといった観測や9月中間発表時の通期見通しにサプライズが乏しかったこと、外国人投資家も消極的になってきたなど買いの手を休める理由には事欠かないといった雰囲気です。
日経平均は微妙なレベルとなっています。下値16000円の節目に75日線、200日線が重なり、このレベルを下回ると回復に時間が掛かりそうです。
しかし、日経平均はテクニカル的には「買いの季節」です(なかなか気温が上がりませんが)。何かをキッカケにして先物の買い戻しに火が着き、いつ反発が起きても不思議はありません。心理的にもテクニカル的にも16,000円は大きく割り込まないと予想します。
とはいえ今週の13日の15,913円を割り込めば「トラブル発生」となり、9月安値近辺の15,500円を試すというシナリオが一般的かと思いますが、15,913円を割ることがあれば下げ加速よりも相場の「下方硬直性」に期待した買いで反発しやすくなると予想します。
週明けも極端に今週と一変することもないと思いますが、徐々に地合いは強含んできそうです。狙いとしては金曜日の相場でも見られたように海外依存度の高い国際的な企業や(国内に依存しても成長が望めない)、証券会社のレーティングなども意識されそうです。
相場を生きる!
◆ 特別企画! ヒサモト流チャート分析を公開!! ◆
今回は日頃監視している銘柄の中から特に最近注目している(いた?)チャートを掲載してみます。
ジャンルとしては、皆さんの参考になるかどうか解りませんが、新興株中心です。
上げている理由、下げている理由いろいろありますが、詳しいことは皆さんで調べてください!
理由については私は気にしていません。(極端な値動きの場合だけは確認しますが...)
チャートを解説することはあまり意味がないので省略します。理由は後講釈はどうにでも言えますからね(汗)。それと未来はわかりませんので変な先入観が入るとロスカット基準がブレますのであしからず。(ホンネは大変なので手抜き...じゃない×2)
ただ、これから上げるケース。下げるケース。BOX的な動きになるケースなどにおけるINのタイミング&利食いのポジション取り&ロスカット基準などのシナリオが立て易いのではないでしょうか。私の勝手な意見ですが、「あくまでも機械的&シンプルに行く。」これが一番だと思います。
また、色んなジャンルのチャートがあると思いますので、まずは見てから皆さんなりに活用していただければ幸いかと思います。
私の場合はこの日足チャートをメインに見ながら、5分足、各市場の指数、板情報をみながらの売買です。
〜 チャート集 その1 〜
上場したばかりの値幅が取れる人気株ではなく、比較的長いスパンで人気(値動きが軽く、出来高も多い)のある銘柄
4296 ゼンテック・テクノロジー 週足 日足
4321 ケネディスク 週足 日足
9984 ソフトバンク 週足 日足
4755 楽天 日足
8922 IDU 週足 日足
2759 テレウェイヴ 週足 日足
2389 オプト 週足 日足 (ちなみに週末ストップ安。理由は業績下方修正。予定より50%ダウンは仕方が無いか。ただでさえ値動きがあるので、来週の動きにはさらに注目ですね!)
2432 ディーエヌエー 週足 日足
4357 ラ・パルレ 日足
4788 サイバーCOM 週足 日足
〜 チャート集 その2 〜
上場したばかりの企業で、「今が旬」的な銘柄。とにかく短時間での値動きが素晴らしい。全国のデイトレーダーの主戦場といってもいいのではないでしょうか!色んなブログなど見ていると、「チャートなんて引けないよー&関係ない! 板のみ見てればいいんだ!」なんて意見が多いのですが、きちんと規則性あります。はい。(とは言ってもロスカットをきちんと守れない人にとってはリスク大銘柄です。ご利用は計画的に!)
2120 ネクスト 日足
3230 スター・マイカ 日足 (チャートの線がめちゃくちゃになっていると思います。基準線を探すときはこんな感じで絞り込んでいきます。また、デイトレではこんな感じで見ています!)
3814 アルファックス・フード 日足 (スター・マイカと同様なチャートです。)
2126 GCA 日足 (スター・マイカと同様なチャートです。)
3823 アクロディア 日足
3233 ファンド・クリエーション 日足
3231 野村不動産 日足 (東証銘柄なので、この中では一番お堅い銘柄ではないでしょうか!)
新興株でこれだけ出来るという事は、東証1部の銘柄にももちろん活用できますよ。お試しください!
ちなみに、私は楽天証券のマーケットスピードを活用させて頂いております。(最近バージョンアップしてくれたお陰で、テクニカル派にとってはかなり使いやすくなっていますよ。)
如何でしたでしょうか。 ご感想頂ければ幸いです。
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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〒816-0831 福岡県春日市大谷8-106-1-403
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