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「3日連続後場ダレ×2、大引けに掛けて失速相場」の巻
TOPIX : 1573.54 (-8.50, -0.54%) |
日経平均 : 16091.73 (-72.14, -0.45%) |
円ドル : 118.30 |
金曜日の日経平均は3日続落。NYダウの3日連続の最高値更新にも関わらず裁定解消売りが意識されて軟調にスタートし、午後も引けにかけて手仕舞い売りが膨らみました。また、長期の波動が上昇トレンド形成しているとするシナリオに変更はありません。
ソフトバンク、三井住友FG、野村HD、ミレアHD、オリックス、三菱地所などが下落、ソニー、東京エレクトロン、日産自動車、ドコモ、アステラス製薬などが上昇。新興市場は日経ジャスダック平均、マザーズ指数、ヘラクレス指数とも下落。ジャスダック平均4営業日ぶりの年初来安値更新となりました。主力市場がパッとしない中、新興市場も積極的な買いが入りませんでした。直近IPO銘柄は軒並み下落。
金曜日の東証1部出来高は前日比1億8294万株増の17億1543万株、売買代金は同2354億円増の2兆2783億円。まぁまぁ堅調でした。興味深かったのは、東証1部の売買代金分布を見ると、前場が44.69%、後場が55.31%と、後場の売買がかなり盛り上がったこと。今日が金曜日だってことも考えると、通常ならば、後場の方が静かになりそうなものですが、上がって下がった分だけ、「日計られた」方もいらっしゃったのかもしれません(^^;。
◆ 本日の流れ ◆
これで3日連続で、場中にそれなりに高いところがありながら、大引けに掛けてダレダレになってマイナスで終わる、という相場を続けてしまいました。今日は、後場開始後に、日経平均先物に相次いだ大口買いのおかげで日中高値を付けたものの、その後ズルズルとマイナス転落してしまっただけに、余計に「あかんなぁ〜」感が強まってしまった印象が残りました。正直言って、引け味は悪かったですね。
米国株式は相変わらず好調で、シカゴ日経平均先物も大証比60円高。ただ、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、小幅売り越し(4090万株売り/3750万株買い)。これで売り越しは4日連続になるのですが、市場筋観測によると、金額では買い越しになったり売り越しになったりを繰り返している様子。まぁ、方向感に乏しい動きってことでしょうか。11月ですもんネ(^^;。外資系企業(証券会社も機関投資家も)のサイクルから考えると、今は決算直前。どうしても、やる気が出難い時期です(^^;。
前場はやや「朝高・大引安」への警戒感があったのか、10時15分頃からスルスルと下落したりがあったりして、やや神経質な展開。その後、後場寄付後に日経平均先物に連発で大口買いが入り、ここで今日の高値。その後は、このところ見慣れてしまった「情けない相場」で今週を終えることになってしまいました。まぁ、後付け理由を付けるのもむなしいので(^^;、この辺はメディアの相場解説記事をご参照頂ければ、その辺の白々さを感じて頂けると…(^^;。まぁ、要は元気が無い相場だった、ってことです。
少し視点を変えて、ファクター的に見てみましょう。先週のバリュー絶好調から、今週は火曜日にバリューがややずっこけたものの、その後は戻し基調。今日は金曜日なので、今週の反対ということで、バリューがお休みになるかと考えていたら、まずまずの1日でした。ただ、今週はリバーサル(比較的短期)が効かないのが、かなり明確に出た1週間でした。もう少し普通の言葉で書くと、「下がる銘柄は下がり続け、上がる銘柄は上がり続けた」って感じでしょうか。マーケット全体ではなく、かなり限定的な銘柄群に関して、結構強いモメンタムが出ているように感じられます。
特に下げ止まらない銘柄が気になるところ。セガサミー(6460)、セブン&アイ(3382)、日東電工(6988)、新生銀行(8303)、武富士(8564)、丸井(8252)あたりと、ひたすら上昇基調を続ける、富士フイルム(4901)、JT(2914)、トヨタ(7203)、三菱電機(6503)、任天堂(7974)、東京電力(9501)あたりのチャートを見比べて頂ければ、股割き現象の雰囲気がお分かり頂けるかと・・・(^^;。
二極化までは行っていないと考えているのですが、警戒はしておきたいところです。往々にして、売られている銘柄はリバーサルで引っ張ってくるだけではなく、バリューっぽいのも多いだけに、「買い下がり続けて、最後にブン投げ」という悪いパターンに落ち込まないように、気を付けておきたいところです。
◆ 週明けの展開 ◆
引き続き相場全体は上値が重く、限られた銘柄だけが物色されています。NY株は依然として先高感が根強く、天井知らずの相変わらずの強い動きを続けていますがNYが相変わらずであれば東京も相変わらずです。相変わらず同じことばかりが意識されています。
また、新興株の低迷など市場心理の冷え込みは投資家のマインドをすっかり冷え込ませてしまっています。実際に新興市場の各企業の決算発表を見るにつけ、下方修正など失望させられる内容のものが多くなっています。こうなれば、やはり信頼のおける一部企業の優良株に投資家の目が集まることになります。リスクをとってリターンを得るにしても、その根本となるファンダメンタルズに不安があっては、全体のムードが改善するまでは手控えを決め込むしかないのも事実ですね。
やはり、現在の最大の「懸念要因」は高水準を保っている「裁定買い残高」、それに伴った現物株への解消売り懸念です。12月のメジャーSQに向けた不安材料の一つには違いなく、いくらNYが高くて日本株が買われる日でも上値が抑えられてしまう要因です。
そうでなければGDPの6割を占めるとされる個人消費が盛り上がりを欠きつつあるといった観測や9月中間発表時の通期見通しにサプライズが乏しかったこと、外国人投資家も消極的になってきたなど買いの手を休める理由には事欠かないといった雰囲気です。
日経平均は微妙なレベルとなっています。下値16000円の節目に75日線、200日線が重なり、このレベルを下回ると回復に時間が掛かりそうです。
しかし、日経平均はテクニカル的には「買いの季節」です(なかなか気温が上がりませんが)。何かをキッカケにして先物の買い戻しに火が着き、いつ反発が起きても不思議はありません。心理的にもテクニカル的にも16,000円は大きく割り込まないと予想します。
とはいえ今週の13日の15,913円を割り込めば「トラブル発生」となり、9月安値近辺の15,500円を試すというシナリオが一般的かと思いますが、15,913円を割ることがあれば下げ加速よりも相場の「下方硬直性」に期待した買いで反発しやすくなると予想します。
週明けも極端に今週と一変することもないと思いますが、徐々に地合いは強含んできそうです。狙いとしては金曜日の相場でも見られたように海外依存度の高い国際的な企業や(国内に依存しても成長が望めない)、証券会社のレーティングなども意識されそうです。
相場を生きる!
◆ 米国株高に思う ◆
日本株が安い理由は外国人が積極的に買わないから、と簡単ですが、実際に、外国人は日本株が絶望といわれている時に大量に買い、日本株を支えました。実際には、1万2000円とも言われた今年の相場を1万7000円にしたのも外国人。それも予想外の動き、株価操作的に買った。
ここで環境は株高、米国株高なのに日本株は買わない。これは、悪い時に買った外国人がいて、いざ良くなると、米国株に対して遅れる。ただし、これはいつまでも続くものではありません。リチャード・クーさんが言うように、米国株が高ければ日本株は結局買われる。世界株高で日本だけがいつまでも安くなることはない。
ここでの狙いは、世界における日本株。7203 トヨタも良い、6758 ソニーでも良いです。ソニーは目先最悪でも、歴史から見ると今は買い場。2年もすると8000円にもなっている、そんな見方。6752 松下電器も、結局3000円も4000円にもなる時代が来ると思います。キヤノンも同様、信越化学も上がる。
ただし、これらは、投信を買うのと同じです。長期で資金を寝せておくことが出来る人の株となります。ここでは、一般の短期、中期狙いでは、先のテルモ、ミネベアなどの動きにあるような展開。「150億男」の小手川氏のトレードスタイル、数日戦略です。彼は逆張りを良くやるそうで、取材した記者たちは、彼は数点の法則で運用して、難しく組み立てない。その場の動き、出来高変化を一番に考えている。凄い分析家ではなく、その場の勢いを見ている。基本的には移動平均、乖離、株価の浮き沈みを見る。最近は、新興株が出来る規模ではないので1部専門。(ということになっているそうです)
ここでの動きマーク株。
4617 中国塗料 JUKIなどと共に強気、期待度あります。
6479 ミネベア 1000円目標を出したところもあり、注目。
5332 TOTO 業績は好調です。今後も期待される株です。
9983 ファーストリテイ 押し目待ち。押し目があると評価される可能性。
5714 DOWA 5社の証券が、ここで目標を高く設定してきました。
3403 三菱レイヨン 評価高まります。期待あり、外国証券好み。
2712 スターバックス 値上げ効果期待で浮上、目先休んでさらに浮上か。
6331 三菱化工機 上方修正で注目する証券が増えると思います。
4518 富山化学 目先利食いで下げても、再度来る材料性だと見ています。
7750 ペンタックス 評価高く、狙っている証券、マスコミ筋もあります。
8007 高島 派手さはありませんが、業績好転でジリ高狙いの株。
相場トピックス
◆ 年末ゲーム機商戦 ◆
先日ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が「プレイステーション3(PS3)」を発売しました。販売初日の11月11日土曜日には各電気店で行列が出来、ゲーム機やゲームソフトの販売日恒例のような状況となっていました。実際には中核部品の生産遅れで出荷台数が少なく、ほとんどの店舗ですぐに完売した状況だったようです。60G、および20G合わせて10万台足らずの出荷でしたから、アット言う間に完売と言うことになったのですが、PS3事態、機能の面ではマニアから見ると優秀な機種であるらしく、初期不良があったにしても、今後のゲーム業界の動きを変えるものになる可能性もありそうです。
と言うのも、PS3の能力がスーパーコンピューター並のものがあり、PS3のCPU(中央演算処理装置)は毎秒2180億回の計算ができ、高性能パソコンより約20倍速いと言われています。SCEは将来、PS3の能力を生かし、自動車設計などの事業展開を狙うそうです。金曜日の新聞記事にも以下のものが出ていました。ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は米スタンフォード大学と組み、新ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」をがんやアルツハイマー病の新薬研究に活用する。国内外のPS3所有者がインターネットに接続すれば、同大学の研究に参加できる。スーパーコンピューター並みのPS3の能力を膨大なデータ処理が必要な先端分野に生かす。PS3は国内は十一日に発売。米国では十七日に販売が始まる。
対象の研究は人間のたんぱく質構造を解析して病気の特効薬を探す。SCEが近く、PS3の利用者がネットにつないで解析専用ソフトをダウンロードできるようにする。ゲームをしていない時間でもネットにつないでおけば、端末が解析作業に参加する。専用ソフトはたんぱく質の構造のうち病気の発生や進行にかかわる未解明のデータをPS3に取り込んで解析。データをPS3が手分けして計算し、結果を同大学に送る。SCEなどはPS3所有者にボランティアとして参加を呼びかける。
実際に今後は単なるゲーム機の域を超えたところで、このような上級機種のコンピュータが生かされる時代が来るのかも知れません。特にインターネットの普及と高速通信技術の進展を背景にして、パソコンを連結して計算能力を高める手法がコンピューター業界で注目されています。これまでネットに接続された数100万台のパソコンを束ね、白血病や天然痘の治療薬を開発するプロジェクトに利用されていますから、一部専門家の間でしか流通していなかったパソコンではなく、一般家庭まで普及するゲーム機がその役割を果たすことが出来れば、違った使用方法が広がることになり、ソニーとしても業容の拡大と言うことが出来るかも知れません。
米国でも日本に遅れること1週間、16日の深夜に発売されました。前人気は上々で、販売店の前には長蛇の列ができ、列の順番をオンライン広告サイトのクレイグズリストで売りに出す者まで現れたそうです。カリフォルニア州マウンテンビューのターゲットの店舗前にできた行列の位置を500ドル(約5万9120円)で売りに出した者までいたそうです。その彼も1時間以内に12本の電話を受けたため、価格を650ドル(7万6856円)に引き上げたそうです。「明日まで並んでいるつもりだったけれど、『いくらなら譲ってくれる』と聞く人があまり多い」ので、売りに出してみたそうです。「24時間ここで並んだ労力に見合う額でないと売れない。昨夜の気温はカ氏40度(セ氏4.4度)を少し上回る程度だった」そうで、米国でも長蛇の列を作ってまで買いたい人が多いということでしょうか。
PS3の価格は499ドルか599ドル。行列の順番を買って販売店で購入すれば、後からクレイグズリストのリストで買うよりも安く済みそうだ。クレイズグリストでは、入手を見込んでいる買い手らが最高2500ドル(29万5600円)でPS3を売りに出しています。クレイグズリストには、PS3を買いたい人に代わって200ドルで行列に並ぶという申し出も掲載されているそうです。生産の遅れで、PS3の米国での当初の出荷台数は約40万台にとどまる見通しで、入手の困難さが過熱を招いているようで、日本と同じ現象が起こっています。
日本でも同じように、秋葉原の電気街の店舗では本当にこの人がPS3を買うのかと思うような人が行列に加わっていたと言います。言葉は悪いですが、路上生活者の方や、アジア系の外国人が駆り出されて、並んでいるという話のようです。実際に不思議な話ですが、11日の発売日に、ヤフーオークションやアマゾンのサイトを見ると、通常販売価格である6万円が8万円程度で新品の商品が売りに出されています。決して違法な行為では無いと言ってしまえばそれまでですが、このような新機種販売の時期を商売のネタにする輩が多いことにはがっかりさせられます。理想論かも知れませんが本当にPS3を欲しがっている人に買わせてやりたいものですね。
ソニーのPS3に続いて、12月2日に任天堂のWiiが発売されます。PS3との比較からすると、ゲーム機事態のコンセプトが全く違いますから、単純に比較する訳にはいきませんが、ゲームとして「遊ぶ」と言う意味では任天堂のWiiの方が格段に上のような気がします。画像がきれいな方が良いか、遊んで面白い方が良いかのと問われますと、断然後者を選択することになります。正にクリスマスプレゼントで子どもが欲する一番の商品になりそうです。実際に行列に並ぶ顔ぶれも「マニア」から「ファミリー」と言うことになりそうです。
◆ 引け後のニュースから ◆
3315 三井鉱山
9月中間期決算を発表、経常利益が前年同期比94%減と大きく落ち込みました。コークスの販売価格が大幅に下落、更に原燃料高が利益を圧迫しました。通期業績は経常利益で前期比62%減、特益計上で最終益は前期の34倍見通しを据え置きとしました。株価は下降トレンド継続中で年初来安値圏にあります。特段サプライズのない内容でもあり、引続き安値圏での株価停滞が予想されます。
明日からの推奨監視銘柄 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。また、チャートを見て過熱感があるものが多いので、飛び乗りは禁物です。しっかり押し目狙いで取り組みましょう!また、日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
5108 ブリヂストン
国内に依存しない海外依存度の高い銘柄の一つと言えます。1〜9月期は原料高で営業減益を強いられたものの、その後は原料価格も落ち着きつつあること、さらにガソリン価格の値下がりは長距離のドライブを促すことでタイヤの買い換えにもつながることで追い風であり、加えて海外経済が好調なことも支援材料でしょう。当面、株価は3000円方向を目指すと予想します。
6302 住友機
新光証券が昨日レーティングを引き上げ。今朝のトレードの森にも書き込みしましたが、安倍首相の肝いりで発足した「イノベーション25戦略会議」、その重点分野である「医薬」に関連した企業に株式市場の関心が集まっており、中でもMRI用冷凍機で「世界シェア9割」という圧倒的なシェアを誇る住友機を「買っておこう」という手が入ってきています。今週も相当に拾われた用ですが、来週も大口筋は下値を拾っていこうと考えているはずです。めぼしい物色のテーマが見当たらないだけに、「イノベーション25関連」が来週も意識されそうです。
7974 任天堂
すでに買い進まれた任天堂ですが、これもブリヂストンと同様に海外依存度の高い企業であり、「週末のNYが高ければ」という条件付きで週明けも買われる場面があると予想します。今日の日中足チャートを見ると寄り後9:45分頃まではNY株高を反映した力強い動きを見せましたが、午後13:30過ぎからは「午前の高値は抜けない」とした断続的な小口売りでジリ安基調を辿り、「往ってこい」となっています。これは単純に週末による買い手仕舞いの動きによるものであって、依然として先高感は根強く(あしもとDSの好調とWiiへの高い期待など)、週明けになれば心機一転、「買い先行」で始まる可能性が高いと予想します。
9020 JR東日本
レーティング絡みではJR東日本も注目したいと思います。15日に日興シティがターゲットプライスを99万円に引き上げていましたが、少なくとも時価水準には割安感を感じます。首都圏を中心にして営業網を展開していることでJR各社の中でも主力の鉄道事業は特に安定しているほか、「Suica」の電子マネーも成長が加速しており、単なるディフェンシブストックと見るべきではないと思います。株価の出遅れ感、成長性に目をつけた大口筋の買いが入ってくると予想します。
9433 KDDI
株価は10月11日に81.9円の高値をつけた後、200日線を目前の70万円近辺までの下押しの動き。今後もシェア拡大の動きが続く事を評価する動きに加え業績の上方修正も加わり株価は再度高値を目指す動きが想定されている。金曜日の新聞記事では同社は「デジタルラジオ」と「ワンセグ」に対応した携帯電話を開発したと報道も材料視される。
9065 山九
株価は年初に818円の高値を付けた後、500円台まで下押し、200日線を下値サポートに徐々に下値を切り上げる動きで10月末に750円の戻り高値を付けているが直近では下押し。特に信用の取り組み面で妙味があり、売り残206万株、買い残135万株と取組比率0.66倍は踏み上げてきな動きが期待されそうである。新光証券では投資判断を「1」としている。通期業績も上方修正される可能性あり株価もそれを先取りする動きに。みずほ証券では投資判断を「2」目標株価760円。
6885 ミヤチテクノス
株価は年初に2733円をつけた後、7月に1400円台まで下押し、直近では200日線である2000円台超えの水準での動きとなっている。業績の大幅な増額にまだ株価は妥当な水準ではなく上値余地は大きいと思われる。少なくともバリエーション面からも年初の高値奪回から3000円台を目指す動きが想定される。
明日の上場銘柄
6259 大崎エンジニアリング(ジャスダック)公開価格36万円・1株単位
大崎電工(6644)の子会社で、FPD(フラットパネルディスプレイ)や半導体関連の製造装置を製造、販売する企業です。プラズマパネル用実装装置では国内シェア8割超を握っているほか、中国、台湾などへの輸出も手掛けています。売上の8割超がFDP関連で半導体関連は2割程度となりますが、今後は半導体関連でICカード、ICタグの製造装置などを伸ばしていく方針です。今3月期は経常利益で前期比21%増の20億円を見込んでいます。今期1500円の配当を予定しており、今後は配当性向を高めるよう進めていく方針です。上場に伴う調達資金約25億円は、10億円を工場建設と回収に、残りを運転資金と借入金の返済に充てる、としています。公開価格のPERは15倍台となります。特段の割安感はない水準ですが、FPD関連は成長が期待できる分野として注目です。需給面では殆どの既存株主にロックアップがかかっていること、ストックオプションもなく、不安材料がない状態です。初値予想:39万円〜41万円
3061 KFE JAPAN(セントレックス)公開価格19万円・1株単位
電子、デジタル部品の購買代理専門商社となります。生産委託先である中国の協力工場から諸品を仕入れ、アジア地域を拠点とする日本の大手電機メーカー向けにプリント基板をを販売します。また、新規事業としてデジタル家電のOEM供給も手掛けています。アジア3都市に現地法人を持ち、売上の9割以上は海外で稼いでいます。今3月期の経常利益は前期比16%増の2.4億円を見込んでいます。今期配当は見送りの方針で、今後は内部留保とのバランスを考えて配当性向を決めるとしています。上場に伴う調達資金約4億円は設備投資及び借入金の返済に充てる、としています。公開価格のPERは17倍台となります。同業他社と比較した割安感はそれほど感じられない水準です。中国での取引額が多く、為替水準が利益を左右する面が強くなります。また、ベンチャーキャピタルの保有が多く、ロックアップが付されていないことも懸念材料として残ります。初値予想:19万円〜20万円
◆ 直近の上場銘柄 ◆
6640 第一精工(ジャスダック)公開価格3200円・100株単位
初値は公開価格と同値の3200円、その後3930円まで上昇、終値は3860円となりました。コネクター、自動車向け樹脂成形品、半導体封止装置などを製造、販売する企業です。公開価格水準は特段割安感も割高感もない状況ながら、ベンチャーキャピタルの保有がないことなどが買い安心感を誘います。あおぞら銀行の新規上場を通過して、IPO全体への需給悪化懸念が後退しているもようです。
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担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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