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「この強さは本物か?明日以降のフォロースルーに注目!」の巻
TOPIX : 1553.01 (+14.97, +0.97%) |
日経平均 : 15885.38 (+150.78, +0.96%) |
円ドル : 115.95 |
本日の日経平均は続落スタートとなったものの、押し目買いが入りすぐに昨日終値を回復、引けにかけて上昇幅を拡大しました。終値は前日比150円高の1万5885円とこの日の高値圏で引けました。為替が1ドル115円台と更なる円高基調に動き田ことが嫌気されたものの、自律反発からの買いが入って下値を支えました。また、午後になってからは、為替が1ドル116円台前半と、円安方向に戻ったことも支援材料となりました。東証一部の出来高は15億613万株、売買代金は2兆1417億円。また、長期の波動が上昇トレンドを形成しているとするシナリオに変更はありません。
三菱UFJ、みずほFG、ソフトバンク、NTT、住友商事、ヤマダ電機、エーザイなどが上昇、セブン&アイ、ホンダ、ソニー、松下、キヤノンなどが下落しました。
新興市場は日経ジャスダック平均、マザーズ指数、ヘラクレス指数ともに上昇。朝方は安かったものの、主力市場の上昇に連れ、上げ幅を拡大。直近IPO銘柄は大崎エンジニアリングがストップ高するなど、上昇銘柄が目立ちました。
◆ 本日の流れ ◆
1今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、小幅売り越し(4530万株売り/4060万株買い)。米国祝日明けでもあり、フローもソコソコあるのですが、なかなか買い越しにはなって来ません。今日は前週末の米国株式やシカゴ日経平均先物が軟調で、さらに円高の件もあって、売り優勢を予想した向きが多かったことと想像します。実際、寄付き直後はスルスルと下落したものの、その後は一気に切り返し。この展開は、やや意外感があったと感じた方も多かったかもしれません。直接的には、日経平均先物で500枚単位の買いがドカーン、ドカーンと入り、それが裁定買いを誘発するパターン。これまで裁定解消売りに苦しめられていたのが、今日は追い風状態。でも裁定買いで押し上げられているときは、あまり話題にならないんです(^^;。そんな時は、「見直し買い」とか「押し目買い」と説明されるので・・・(^^;。
それと、何となくですが、相場から力強さが感じられなかった印象が否定できないイメージ。実際、輸出関連を中心に安い銘柄はかなり安かったし、高かったメガバンク系銘柄にしても、どちらかというとリバーサル的な動きだったように感じました。とは言うものの、今日は安寄りしての大陽線。テクニカル的には、それなりに強い「寄り切り」の「抱き線(包み線)」。これが下値で出ると、チャート上は「底の暗示」との雰囲気が出てくるので、明日以降、フォロースルーがあるかどうかが焦点になります。この下げ過程では明らかにTOPIXが弱くて先導していたので、TOPIXがどうなるかも注目しておきたいところ。個別銘柄に引き直すと、「TOPIXに注目≒メガバンクの値動きに注目」となるので、この辺にも注目しておきたいところです。
今朝のSQを計算すると、前週末比129.56円安の15605.04円。実は、日経平均のザラ場安値は同119.04円安(9時01分)だったので、「幻のSQ」状態でした。東証1部値上がりは1342銘柄、値下がりは292銘柄でほぼ全面高。東証1部出来高は前週末比5554万株増の15億0613万株、売買代金は同775億円増の2兆1418億円。賑わったというには語弊があるにしても、そんなに閑散というほどではなかった状態。明日以降のフォロースルーでこれ以上の出来高・売買代金があれば、テクニカル的には「信じることが出来る」可能性が強くなるので、その点でも要注目ですね。
◆ 明日の展開 ◆
本日は環境から考えるとプラスにはなりづらい日でした。前週末のNYダウが半日取引とはいえ46ドル安となり、寄り付き前の外国証券も470万株の売り越しとなり、加えて為替が115円台と円高が進行している状況では様子見となる可能性は十分にありました。
確かに日経平均は前週末比120円程度のマイナスで寄り付きましたので売り優勢でスタートしたことは事実ですが、その後の反発が示すように弱気をしている時間は一瞬だったわけです。しかし、調整が終了して底入れしたのかというと、まだ断定はできません。
たとえ短時間で下げ止まったとはいえ、今日の日経平均が10月24日の高値16,901円からの調整の安値を更新していることもまた事実であり、再び今日の安寄りの要因となった円高やNY株安や外国人売りが繰り返されれば安値を再び更新する可能性はあります。
それでも本日の個別の動きに見られたように市場参加者が今の株価水準に割安感を強く感じ始めていることは明らかに伺えますし、大口投資家が225先物にまとまった買い物を入れてきたことからも時価近辺には売り込みづらさを感じていることが分かります。
実際に日経平均採用の予想PERは先週の21日に18.14倍の低水準をつけた以降、22日には18.37倍と少し上昇しましたが24日は再び18.17倍に低下し、割安とされる18倍割れが視野に入っていたため、大口筋が主力株に買いを入れる動機は十分にあったわけです。
しかし、結論的には日経平均の上値は再び重くなる可能性もあるでしょう。下値に関しては本日の動きやPERの水準からも売り込みづらくなってきていますし、実際に戻りが意識されてきている、ところが上値を買い進むのもスンナリ行きそうにもありません。
一つには円高でしょうか。本日は円高の影響が少なかったような雰囲気はありますが、実際には松下、シャープ、キヤノン、ソニーなどのハイテクは安く、トヨタ、ホンダ、日産の自動車も軒並み安となっており、主力が総じて堅調のようで明暗を分けています。
今週は10月の米耐久財受注(28日)、ベージュブック(29日)、7〜9月期米GDP改定値(29日)、10月の米一戸建て住宅販売(29日)、10月の米個人消費支出(30日)といった米国の金融政策を左右する経済指標が相次ぐことで主力筋は様子見に傾きがちです。
円高や米国の経済指標を見極めたいとする主力筋の動向によって主力銘柄もマチマチの動きが予想され、今日は反発した地合いも明日は一変することも想定すべきでしょう。ここでは業績見通しやチャート水準に注意を払いながらの個別物色が狙いとなりそうです。
相場を生きる!
◆ 相場は活況!?でも「なんだかな〜」 ◆
本日は、朝100円安、その後、先物に買いが入り、結局は大引け150円高。これには少しビックリ。先物を強引に買い、為替がやや落ち着いたこともプラスというものの、殆んどが先物中心の株価操作(汗)これには、市場関係者も言葉がなかったようです。なぜ、こんな操作が自由に行われて、それでいて現物が左右させられるのか。
強引に上げた資金が短期であれば、買った後に売られて、空売りでも仕掛けられれば、先物でも実際の株でも、両面の儲けになるので、これはかなり操作であり、当局も、東証も、国も手を打たないのか。税金ばかり戻す優遇税制の廃止など、そんなナンセンスなことばかりやらないで、実際の動きを監視して欲しい、という声があるそうです。
ここでの投資スタンスは、買いとなると、超短時間。その日の上げはその日のうちに利用。先のこと考えず、デイトレか、スイングならば翌日までとなります。ここでは、いつ下げてもおかしくない。買いでは材料がないと、本格的な上げが無理な状況。
短期トレーダーは悩みません。悩むという状態は迷いであり、つまり、上がるか下がるか分からない状態か、もしくは買い値から下げた株を持続している状態を意味します。それらの精神的な状態は、すべて方法で解決できます。売ることです。
株式行動をルール化する。基本的には、悩むということを無くす事です。眉間にシワがよるような、他の人から見て、何かすっきりしない顔、悩みを抱えた顔の状態を作らないことです。
人生には、親、兄弟、親戚、さらに会社、悩みを抱えることは多くあります。なかなか解決しない問題も多くあります。特に、自分だけの問題ではなく、それが子供の場合には、それは大きなことです。
それらの問題は簡単でなくても、株は、実は簡単です。悩まないこと。悩むことを排除することなのです。
悩みなき投資は、買値から下げて悶々としない。勢いない、どうなるか分からない株や、思惑から外れた株、予想に反した動きをした株はカットする。整理して、悩みはなくすこと。それを常にすることです。
部屋が汚い人は儲からない。これは例外もあるのですが、普通には部屋が汚いという人がなぜ儲からないか。それは、捨てるという、脳神経の欠如があるからです。株式では、この“捨てる”、つまり“損切り”という要素が重要ですから、常に整理する状態が必要です。したがって、ゴミのようないらないものを山のように部屋に溜め込む人、車が汚い人、ぐずぐずして整理整頓できない人は失格になるケースが多いのです。
溜めておくものの7割は、不用物だそうです。本当に必要なものが何か、知ることです。すると、余計な無駄なものは買わなくなります。金魚運動の「ゆらっこ」も買わなくなります。ぶらさがり運動器も買わないでしょう。さらに、服も2年着なければ一生着ませんから、保存するだけで無駄なものも多くあります。とにかく、使わないものは捨てる。つまり、損切りが人生において凄く必要なんです。
下げ相場では空売り、日経平均の朝の動き、環境を見ると、大筋で上がる日、下がる日が見えることがあります。上がるならば朝の勢いがある時に買いで回転、下がる日は終日ダラダラすることが多く、そのような場面は、朝、日経平均が安い動きを見て空売り。それが出来るようになると、かなり幅が広がります。
前にも触れたことがありますが、証券を辞めたプロが、個人ディーラーになってやることは、空売りだそうです。それは、どうしてもそうなってしまうのです。買いよりも、空売りの方がやりやすい。
ここで、空売りにとってとても重要なこと。それは、やはり、銘柄の見極めということに気付きます。空売りで儲けている人の殆んどが、銘柄の上げている過程で空売りの時期を考え、うまい人は人気の最中に、ある程度、波動分析し、全体の観測する人は下げてから狙う、という人も多くいます。
相場トピックス
◆ 年末に掛けての相場見通し ◆
日経平均が16000円を割り込み、先行きに対する相場の動きに懸念が広がる展開となっています。特に年末高への期待が高まっていただけに、ここで弱気の見通しが強まるようですと方向感に欠ける展開を余儀なくされそうな雲行きになりつつあります。今週末から12月師走相場と言うことになりますが、市場内では日経平均株価は1万5000円台を中心とするボックス圏でもみ合いの動きを予想する向きが多くなっています。国内外の景気の先行き不透明感から、価格帯別で累積売買代金が膨らんでいる1万6000円台前半では売りが増え、上値が抑えられそうであると見ているようです。半面、1万5000円前後に下落すると、同予想PER(株価収益率)は6月中旬につけた今年度の最低水準に低下するとみられるため、値ごろ感による買いで下げ渋る公算が大きいということです。
株式相場への影響度の強い日米の景気の動向を見極める動きとなりますが、その中でも米国のクリスマス商戦や国内の年末年始商戦といった国内外の個人消費動向が大きな注目点となりそうです。デジタル家電関連中心に今9月中間期末では前年同期末に比べ在庫を大きく積み増した企業が多く、商戦の行方は気掛かりとなっており、一方で米国のクリスマス商戦が今後の米国景気の動向を左右すると言うことであるだけに、ここからの何週間は消費の動向が最も注目されるポイントになります。景気の動向を占うと言うことで言えば、国内的には日銀が12月15日に発表する企業短期経済観測調査(短観、12月調査)を注目する向きも多いようです。2006年9月中間決算が好調だったにもかかわらず、2007年3月期通期の収益見通しに慎重な企業が多いことが日本株低迷の要因の一つとされていますが、短観で示される先行きの業況判断に明るさが見えれば、企業業績への見直し機運が広がり相場を押し上げる要因となりそうです。
但し、需給面で考えた場合にはあまり相場を楽観して見ていられない状況になりそうです。裁定取引に関連した仮需が高水準に積み上がっていることへの警戒感が根強く、4兆6千億円強と依然高水準の裁定買い残も需給の重しとして意識されており、荷もたれ感を抱く投資家が多くなっているようです。尤も一方では需給も最悪期を脱しそうであるとの見方もあるようで、実質12月相場入りすることで「11月決算が多いとされる海外ヘッジファンドの手じまい売りが峠を越すのでは無いかと言った見方も出ているようです。個別には30日にトヨタ自動車株の売り出しの払込日でそれ以降では大型新規上場や売り出しに備えた換金売りが減少するのではないかと思われます。更に月末接近に伴う投資信託の買いや、ボーナス資金流入などが需給を改善させる要因であるとの指摘もあるようです。以下は大和證券の相場見通しですが、自律反発の動きを想定しています。個人的のも日経平均は15500円を大きく割り来ない動きであれば、年末から年初に掛けて自律反発の動きを想定しても良いのではないかと思われます。
◎52週移動平均線を割り込んだ日経平均は自律反発のタイミングと想定する。予想PER や東証1部の騰落レシオの水準にも要注目。
【52 週移動平均を割り込んだ日経平均】
先週月曜日(11/20)の日経平均は安値引けで前週末を挟んで4日続落となり、終値で52 週(260 日)移動平均線を割り込んだ。同日の下げに直接的な要因は見当たらず、連日で高値を更新する米国市場に追随できなかった前週後半の地合い継続を見込んだ先物売りが、裁定解消売りを誘発したものと見ている。その後の日経平均は多少反発したが、海外市場で円高が進んだことなどが嫌気され、週末にかけて再び52 週移動平均線を割り込む展開となっている。
【東京株式市場は自律反発の局面へ】
日経平均が6月から7月にかけて52週移動平均線を割り込んだのは、米国株式市場でニューヨークダウやナスダック指数が年初来安値圏で推移するという不安定な局面だった。しかし、今回はニューヨークダウやナスダック指数が高値を更新している局面であることから、東京株式市場の米国市場に対する出遅れ感が顕著になりつつあると言える。一方、日本経済新聞社が日々算出・公表している東証1 部225 種の予想PER(連結ベース)を見ると、先週水曜日(11/22)時点で18.37 倍と、6月から7月にかけて日経平均が52 週移動平均線を割り込んだ局面の水準に近付きつつある。また、日経平均を東証1 部225種の予想PER で単純に割り返して試算した予想EPS は、同じく11/22 時点で約866 円と、企業の中間決算が始まる前の水準から明確に切り上がりつつある。東証1 部の騰落レシオ(25 日移動平均)も“売られ過ぎ”のシグナルとなる70%の水準に近付いており、同じく日経平均が52 週移動平均線を割り込んだ6月から7月時点の水準に近付いている。以上のことから、目先の東京株式市場は自律反発のタイミングと想定できよう。
【鉱工業生産の下振れに注意が必要か】
先週発表された10 月の貿易統計では輸出数量指数が前月比▲1.5%と2カ月連続減少するなど、海外景気減速の影響で輸出が下押しされ始めたとの見方が伝えられた。今週水曜日(11/29)に発表される10 月の鉱工業生産は、前月比で▲0.5%を中心とする▲1.2%〜+0.6%の水準で予想されているが、輸出主導で10 月の鉱工業生産が下振れする可能性に注意が必要かもしれない。
【米クリスマス商戦の第一報に注目】
米国では感謝祭明けの11/24 からクリスマス商戦が始まる。全米小売業協会によると、ガソリン小売価格の下落や堅調な雇用情勢を背景に、今年のクリスマス商戦中の小売売上高は前年同期比+5%と見込まれている。米クリスマス商戦の第一報が好調と伝えられれば、目先の米国株式市場は引き続き堅調な展開と想定できよう。
今週発表される米国の経済指標では、火曜日(11/28)に発表される10 月の中古住宅販売統計に注目している。前年同月比で11 年ぶりの値下がりに転じている米国の中古住宅販売価格に、住宅市場指数見合いで底打ちの兆しが出れば、米国経済のソフトランディング(軟着陸)期待が一段と高まることになろう。
【米国株式市場は中期的な上昇局面へ】
先週の米国市場では、S&P500 指数の変動率に基づいて算出されるボラティリティインデックスが、1994 年以降初めて10 を割り込む場面があった。同インデックスの低下は短期的に相場の天井を示唆する可能性もあるが、中期的には1995
年以降の局面と同様に、ボラティリティインデックスの上昇に伴って、株価が上昇する局面に移行することになると見ている。(大和総研)
◆ 引け後のニュースから ◆
7956 ピジョン
2006年2月-2006年10月期決算を発表、経常利益で前年同期比25%増の21.55億円、最終益で、同42%増の15.25億円となりました。通期業績予想は経常利益で27億円、最終益で18億円予想を据え置きとしました。経常利益で通期業績に対する進捗率が80%、最終益で同85%となっていることを見ると、慎重姿勢の業績見通しといえます。ただ、75日移動平均線が抵抗ラインとなっている直近株価が、抵抗ラインを突破するにはやや弱く、目先株価の調整基調が予想されます。
今日の銘柄紹介 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。また、チャートを見て過熱感があるものが多いので、飛び乗りは禁物です。しっかり押し目狙いで取り組みましょう!また、日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
3401 帝人
すでに先週から話題になっている銘柄の一つですが株価には割安感も残っており、トレンドも上向いていることで押し目を狙ったスイング・トレードは十分に可能だと考えられます。ここでは手掛かり材料が相次いでいました。16日には植物を原料とするバイオ燃料事業に参入すると報じられたことや24日には自動車用ブレーキ摩擦材や防弾服などに使用する高機能アラミド繊維を増産すると報じられていました。特に高機能アラミド繊維は市況の影響をあまり受けないこともあって来期の業績への貢献が大きいとの期待感から外資系大手が業績見通し上方修正していることが注目されています。為替動向や外部環境に影響を受けづらい銘柄としても関心を引き続き集めそうです。
5802 住友電工
チャートのトレンドが明らかな上昇トレンドを形成しており、下値抵抗力に期待した押し目買いで臨める銘柄と考えられます。堅調な株価のトレンドを支えているのは好調な業績見通しでしょう。先に報じられた9月中間でもエレクトロニクス部門や情報通信部門が好調だったほか電線・機材・エネルギー(旧エンジニアリング)部門の損益も改善、下期に関しても好調が見込まれており、通期業績は2桁の増収、2桁の増益が予想されています。さらに来期に関しても増収増益見通しなだけに大口投資家の買いを集めやすい主力銘柄の一つとも言えます。ここでみずほ証券が2000円目標に引き上げてきたことも材料視されそうです。
9104 商船三井
10月高値1002円が目前となっていますが、信用倍率0.63倍と株不足でもあり、4桁乗せから買い戻しが加速して株価が上ブレする可能性が高いと予想します。業績は引き続き好調であり、9月中間決算の発表時にもバラ積み船好調などを受けて2007年3月期通期の業績予想を上方修正していたほか、中国やインドなどでエネルギーを中心にした海運需要が急増していることを受け、2009年度までに1兆2500億円を投資し、2004年度末の663隻から2009年度末には900隻に増やす見通しにあり(大手3社で2010年度までの投資額は4兆円に及ぶ見通し)、長期的な業績拡大トレンドも必至です。
9984 ソフトバンク
今日は活躍が目立っていたソフトバンクですが、短期的にはおもしろい存在と考えます。純粋な投資対象としてはお奨めできないものの、テクニカル的には「買いの季節」を迎えており、単純にテクニカルだけの側面から判断すれば目先は戻りを試す展開が予想されます。業績見通しや投資価値はどうあれソフトバンクが動くことによる市場全体への影響は相変わらずトップクラスであり、本日のような地合いが続くとすればトレーディング対象としてのソフトバンクは妙味がありそうです。ちなみにモルガン・スタンレーが2370円目標としてきたことも時価水準と大差がないとはいえ「引き上げてきた」ということが心理的に下支えする可能性もありそうです。
4518 富山化学
韓国で鳥インフルエンザ感染により鶏が大量死したとの報道から、鳥インフルエンザ関連が再び話題を集めている。同社株も朝方から買い気配となり、715円で窓を空けてスタートした。ザラバベースでは材料出尽くし感と全般の軟調な動きからジリ安基調を辿ったが、出来高も再び増加しており、11月1日の戻り高値742円が視野に入りつつある。
6871 日本マイクロニクス
株価は業績の好調を評価する動きから8月に3630円の高値を付けた後、200日線である3000円割れ水準まで下押し、直近では再度の業績の上方修正に反発の動きから高値を更新する動き。バリエーション的な割安感はないが、業界平均を上回る成長性に一段高の動きが想定される。青森工場にアドバンスト・プローブ・カード増産のための新棟建設の報道も材料視される。来9月期も2桁の増収増益が見込めることも支援材料となる。大和證券では中小型株の好業績銘柄群〜DIRフロンティア企業業績見通しより増額修正ランキングの上位銘柄として注目している。野村証券ではプローブ・カードを主力事業に注目をしており投資判断を「2」としている。又、三菱UFJ証券でもレーティング「2」継続。
6952 カシオ計算機
株価は直近で2815円の年初来高値を更新。業績面では今期業績上方修正を評価する動きから、来期も営業増益が期待できる。特に信用の取り組み面でも売り残245万株、買い残34万株、貸借倍率0.14倍にも妙味がある。来期も海外携帯や電波ソーラー時計の拡大展開で、増収増益が見込まれることを評価する動きに。メリルリンチ証券では、レーティング「買い」戦略的製品を持ち、長期的なグローバル展開が可能になってきたことなどを評価。野村証券では「2」を継続、前期は想定どおり営業10%増益になった模様としているほか、今期はベストシナリオなら20%以上の増益も可能と指摘している。大和総研も「2」。コスモ証券でも投資判断を「A」に引き上げた。連結業績は過去最高更新の会社計画をさらに上回る可能性が高いとしている。
4617 中国塗料
株価は年初の高値水準の819円台から下押し、200日移動平均線を大きく下回ったが、PER17倍台など、バリエーション的な割安感も強く、反発の動きから、急上昇、年初の高値を上抜く動き。来期以降の業績拡大に期待する動きで先の高値を目指す展開に。 新光証券によると業績予想は2007年3月期の経常利益は前期比35%増、2008年3月期の経常利益は14%増と分析している。三菱UFJ証券ではレーティング「1」に引き上げ、国内の工業用塗料の値上げが進んだことから予想以上の上振れと指摘しており、一段高の動きが想定される。
明日の上場銘柄
3060 マガシーク(マザーズ)公開価格65万円・1株単位
伊藤忠商事(8001)の社内事業としてスタート、20代〜30代の女性向けを中心に洋服や靴をインターネットで販売する企業です。サイトは、ファッション雑誌掲載の商品を買える「マガシーク」と、人気ブランドの売れ残り商品を販売する「アウトレットピーク」を運営、パソコンのほか携帯3社の公式サイトに登録されており、携帯電話からの購入が可能です。「マガシーク」サイトでは、大手アパレルメーカーなどから掲載情報を入手、雑誌発売日に出来るだけ多くの商品を販売する体制を整えています。「アウトレットピーク」では2006年9月末現在で60ブランド以上の商品を揃え、売れ残り品を値引きして販売しています。会員数は同じく2006年9月末で45万人程度です。今3月期は経常利益で前期比38%増の3.7億円予想です。当面は内部留保を優先するとして、配当はしない方針です、。上場に伴う調達資金約13億円は、サーバの増強、広告費に充てる、としています。公開価格のPERは61倍台となります。特段の割安感はないものの、知名度の高いネット関連銘柄として注目が集まっています。大株主にはロックアップがかかっており、需給面での不安はあまりないことも支援材料となります。
初値予想:75万円〜80万円
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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