【(有)ALP】 Eメールレター シリーズ
       
      「FP久本の株式情報!」 vol.210 2006.12.02
 
 

週末特集!!


〜 「増額修正含み」のセクターや銘柄が強いを動きを続けそうですね! 〜

週末のNY市場は景気減速懸念でダウは27ドル安、ナスダックが18ポイント安で終えています。シカゴ225先物は大証の終値に比べて90円安の16,240円で引けています。NYダウは「続落」という動きですが大幅に下がらないのは言うまでもなく先高期待でしょう。景気減速懸念といっても深刻極まりないものではなく「利下げ催促的」な下げと言えます。「来週も下がるのなら買おう」と考えている投資家は多いはずです。

今週は「小春日和」のような日々が続いた東京市場でしたが、週明けは若干小甘いスタートが予想されます(週末のNYの動きを受けて)。それでも日経平均の動きには「強気」が入っておりますし、先月のような下がれば弱気、上がっても「どうせダメだろ」的な諦めムードは払拭しつつあると考えていいと思います。下がっても上がっても弱気に傾きがちだった先月の相場の背景にあった「売り需要」が一つの峠を越したからです。

市場筋によれば、今年の5月〜6月の下げに拍車をかけた大きな要因であった「ヘッジファンドの売り」が先月11月にも相当に出てきたといいます。確かに「そんなに売る必要があるのか?」と疑問を抱くような下げが個別にも見受けられましたので、業績やファンダメンタルズがどうであれ機械的に11月中に手仕舞わければならないという売り物があったのだと思います。すっかり日経平均も調整が進んで「買いの季節」に入っていたにも関わらずドンドン下げていたのは、そうした背景があったからだと言えそうです。

ご承知の通り、来週は毎月のオプションSQとは違う3カ月に一度のメジャーなSQを控えています。先月のマイナーSQの時はヘッジファンドの売り物なども絡んで随分と波乱含みでしたが、今回はメジャーなSQにも関わらず落ち着いた動きが予想されています。11月相場でキャッシュポジションを高めたヘッジファンドはむしろ12月相場を「買い」として狙ってくる可能性も高いだけに、「SQ、SQ〜...」とビビっている場合ではないかもしれません。

日経朝刊の16面「マーケット総合1」にも記述があるように、ここで中間決算発表後の企業訪問で足もとの堅調さを確認し、アナリストやストラテジストらが企業業績を見直し始めているといいます。中でも商品市況に底打ち感が出ている「非鉄金属」、設備投資の好調や世界的な需要拡大の見込める「機械」が目立っているとのこと。週明けも市場全体は底堅い動きが予想されますが、特に、こうした「増額修正含み」のセクターや銘柄が強いを動きを見せそうです。

【非鉄】5711マテリアル 5701日軽金 5738住軽金
【機械】5631日製鋼 6103オークマ 6104東芝機 6301コマツ 6305日立建

◆ 銘柄情報 ◆

8411みずほ
『みずほフィナンシャルグループが米連邦準備理事会(FRB)に金融持ち株会社の設立を申請したことが1日、わかった。月内にも認可され、設立する公算が大きい。邦銀による米金融持ち株会社の設立は初めてで、銀行、証券、保険という中核業務を一体で展開できるようになる』。

◆ レーティングから ◆

2121ミクシィ   
三菱UFJ 「新規に2」 200万円目標(187万円引け)

7261マツダ    
三菱UFJ 「1」を継続 

7203トヨタ自動車
モルガン・スタンレー 新規にOverweight-I 8250円目標


相場を生きる!


〜 儲かる投資家への道 〜

◆ 大衆投資が陥る欠陥とは ◆

なぜ、一般の人がやってはならないと言われる高値買いをして、そして確率高く高値でシコリ株をつくり、そのまま放置してとり返しがつかない大損をして沈んでいくのか、これはある意味では永遠のテーマでもあるのですが、この殆どが人の欲が影響しています。人の欲にはブレーキがかけられず、歯止めが利かないのです。そしてその心理の中にも、また今の毎日市場に参加している人の真理の中にも、実際に市場に参加している方は短期で結論を出したいという方が多いのです。そのため、上げている株に飛び乗るということは短期で勝負をして短期で儲けたいということの現われであり、これはいつの時代にもあり続ける行為なのです。ところが、高くなった株を短期で利食いたい、という裏には、駄目だった場合には、短期で降りなければならない、という定めがあることをしっかりと把握しなければならないのです。

まるで、受け身を覚えてない人に柔道をやらせるようなもので、高値買いはしても、そのまま売り場を考えない投資をしている人が実に多いのです。つまり失敗しないと思って株を買っていく人が、実際には途中の段階で諦めず、失敗したことの早期の判断もせず、そのまま持ち続けて、もう売ることも出来ないような安値になり始めて失敗を自覚するのです。そのときには株価は半値以下になっている場合もあります。そのような展開をしている方が市場には実に多く存在しているのです。このような欠陥は何から起るか、それは基本的には株式というものが損することも有り得るものであり、しかも若いうちから基本的な概念として株をやってないため、成人してある程度の金が身につく20代後半、さらに30代では、すでに脳の柔軟性はなく、また、経験もないとなると、やはり一般の方がやる高値買いをして、そしてそのまま放置するということになってしまうのです。


◆ 株の失敗はすべて人的失敗 ◆

このようなことは、一般の銘柄でもそうですが、特に値動きの激しい株や、短期で上がりそうな株は仕手株に多いため、どうしても仕手材料株には沢山の犠牲者が必ず高値で残ってしまいます。そのような方の殆どが、売り場をなくしたとか、欲張りすぎて持ってしまった、というような答えだと思います。ところが、このような方をさらに突っ込んで分析すると、きまって判断基準がいい加減であり、買いをいれるとそのまま、あまり考えずに安易に持続しただけ、という結果があるのです。つまり、真剣に儲けようとしない、また真剣に損を回避しようとしないで、曖昧に、いい加減に売り場を逃したことがはっきりするわけです。株式は事業と同じです。つまり、手を抜いていい加減にすれば儲からないのです。また損を拡大させてしまうのです。その点では損をする殆どの投資家に真剣さがないことがはっきりしているのです。また、真剣さがない裏には、基本的にはマスターしなければならないものが掴めないというジレンマも存在するのです。

実際には株式の本でも、株式を教えてくれるカルチャー、証券会社などでも、当たり障りがない当り前のことしか教えてくれません。それは、よい株を買うことなど基本であり、そしてどうやってよい情報をとるか、など一般的なことばかりであり、実際に投資家が行う目先のことや、さらに損した場合の対応など詳しく教えてくれるということはないのです。そのため、殆どの投資家は実践の中で損をしながら、そして前向きに研究して努力してそして知恵を絞り、必死にやった人だけがやがて儲かるようになりますが、殆どの一般投資家は損を抱えて、その損が処理できないまま持ち株をつくり、そして発展性のないまま損を抱えて投資を続けるか、やめていくということになるわけです。その上で殆どの人の結論としては、株はやるものではない、株は損するのでやらない方がよい、と自分の不勉強のことなどまったく触れず株のセイにして株をやめていくのです。実際には株には罪はなく、すべて人が失敗しただけなのです。


◆ 損切り訓練をして運用の鍛錬をする ◆

ネット証券誕生から、個人投資家の運用の歴史は変った、といっても過言ではありません。今まで個人では無理とされていたディーリングが出来、日ばかり運用も自由に出来るようになったからです。証券ディラーのように日に何度も売り買いするハードな運用など、一部の証券では手数料率の低下で、まさに個人ディラー時代の到来であり、かつては証券マン、証券ディラーだった人が会社をクビになり自宅でディラー的な運用をしている人も多いといいます。ディラーは契約ディラーですと、保証金を会社におさめた上で結局、自分で運用するようなものであり、儲けを会社側に半分以上とられますので、それならば自分で個人で運用しても同じ、ということから個人デラィになった人も多いようです。

現在ネット証券では700円から3000円くらいまで幅はありますが、かつての手数料から比べれば10分の1以下であり、まさに激安です。ネット証券が登場する前には、200円の株であれば6円、7円は手数料と税金分で考えなければならず、300円台では10円以上もかかるという計算がありました。ところがネット証券の時代となると、200円では2円以上上がればよく、300円では3円も上がればペイできる、ということになりました。これが個人の運用の新しい時代を作っています。手数料をあまり考えないでロスカットできる。手数料だけの損であれば、損してもショックではなく、何度でも損切りできる。そんな考え方もできるようになりました。2円の損は10度損しても20円ですから、10回損しても1度の利益で埋まる、そんな組み立てが出来るようになり、儲けることより、失敗の場合には買い値から下回らないうちに売ること、それをコツとして運用している方が結構いるそうです。

証券会社によってはペイラインの計算が簡単にできる電卓のような機能が付いているところもありますが、通常では、次のようなところを使い、幾らのときにどれくらい損があるのか、ケースを作ってみて概念として植え付けておくことが必要です。その上で200円であればいくら上げればペイラインなのか、500円ならば幾らなのか常に意識しておくことです。さらに、ネット証券でも高いところも安いところもいろいろです。サービス内容から信頼までも考慮して、内容のよいできる限りやすいところ、かつ日ばかり運用が出来、訂正、取消がすぐにできるところが良いでしょう。松井、イートレード、オリックスなど大手、また、少人数ゆえに経営リスクが比較的少なく小回りの効くサービスのところもありますので、手数料ができるだけ安いところで運用する方がよいでしょう。

また、ネットで気をつけなければならないこと、それは間違った注文に対して、ミスを事前にチェックできるところです。売りと買いを間違えたり、単位を間違えて1株のところを10株、100株とする間違えも起こります。営業マンがいて電話で注目する場合にはタイムラグがあり手数料は高いのですが、ミスをチェックしてくれたり、問題がある企業である場合には情報をくれたり、名義書換などについてのアドバイスもしますが、ネットでは何も教えてくれません。この点では、自分の注意が必要となりますので、くれぐれも注文の際は、慌てず、よく確認をすることです。ネット証券を決めた上で運用をする段階になり、今度は、短期投資をする上では日柄、値幅でルールを決めて、そのときの相場の良し悪しでカット幅、利食い幅の概略を決めていきます。買うときに決めておき、相場ごとにチャートや情報で判断しないようにします。

そして、短期売買では、最初から利益が出るとは考えず、基本的に損切りしない訓練をしてみるのです。200円で買ったら204円では売る、損はないのですが、意味もない。と思うかも知れませんが、そのような売り買いを何度かしてみて、損しない訓練をしてみるのです。どの程度で売れば損しないか2日、3日決済でやるのです。そこにも損しない動きの株を選択する必要があり、値動きの中で判断しなければならないため、よい訓練になるのです。夜しか運用できない方は、朝早くでも夜遅くでも、注文を入れておき、翌日には売り指値をして損を回避する運用を何度も何度も訓練するのです。当然、100株単位でよく100株ない場合には1000株で練習します。2日の変化であれば、まず大損はなく、手数料損だけで済む、もしくはうまく行くようになると損なしで済むようになります。いくらまで上げれば損がない、この感触をしっかり掴むこと重要です。

スイングトレーダーの場合、基本は2日か3日、そして長くても1週間では決済します。これをやると損は大きくなく、儲けられるときにはしっかり儲けられますので、基本的にはスイングトレーダーになること。その上で、かなり上げていくタイプの株は、買い値から上回っている場合だけ例外的に1週間以上保有してもよい、それは取り組み株、内容のよい株という自分なりの条件をつけますが、かならず1週間経過で買い値から上回っていることが条件になります。後は、普通には必ず1週間の以内で決済して、損を出さない投資を展開すること。これが基本的に個人ディラーが儲かる道となります。損切り出来ない個人は儲かりませんので、このことの訓練をひたすら繰り返し、まずはシュミレーション、そしてそれに慣れたら実際に100株単位の訓練、さらにそれで着実に利益が出るようになったら、1000株にして、さらに全体相場が確率が高くなったら、資金を増やす運用をする。それが手順となります。

とにかく例外を絶対につくらないこと。ドン臭い動きしないこと。グズグズ持たないこと。駄目と思ったら大きく下げる前にスパッと売ること。その上でどんな株も3日以内に決済することを目的にして、さらに上げる場合だけ1週間までは保有してもよいが、それでも普通は1週間内で利食いすること。1週間以上持つ場合には翌週にもよほど強い見込みがある場合であり、上がるか下がるかよく分らない、と思える状況では持たないこと。また、下げそうだ、迷うそうだ、どうなるか分らない、これすべて売ること。人に相談したくなるようなときにもすべて売ること。悩み顔になるような持ち方は絶対にしないこと。すべて顔は平常心溢れるような冷静なうちに売り。悩み顔、こまり顔になるような保有はしないこと。顔はいつでも平静か、やや笑顔にするようにして、悩んだら悩みが生じたときに即刻売ること。




記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。

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発行元:有限会社アシストライフプランニング
担当:ファイナンシャルプランナー 久本伸治
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