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「堅調の一言。明日はビッグSQと機械受注。さぁどうなる?」の巻
TOPIX : 1622.77 (+7.60, +0.47%) |
日経平均 : 16473.36 (+102.08, +0.62%) |
円ドル : 114.90 |
本日の日経平均は続伸となり、11月7日以来の16,500円台を回復しています。外部環境には特段の買い材料は見当たらなかったものの投資心理の改善が進んでいるようです。また、長期の波動が上昇トレンドを形成しているとするシナリオにも変更はありません。
東証1部出来高は前日比9028万株減の15億6581万株、売買代金は同875億円減の2兆2625億円
アドバンテスト、東京エレクトロン、松下、伊勢丹、キヤノン、ブリヂストンなどが上昇、清水建設、ドコモ、三菱商事、ヤマハ発動機などが下落。
新興市場は日経ジャスダック平均、マザーズ指数が上昇、ヘラクレス指数は下落。物色が続く株、利益確定に押される株と、まちまちの展開となりました。直近IPO銘柄は昨日急騰の利益確定に押されて、急落銘柄が目立ちました。「直近IPO祭り」も一段落というところですね。
◆ 本日の流れ ◆
今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、大幅な買い越し(2570万株売り/5220万株買い)。ただ、今日の相場だけを見ると、寄付きはともかくとして、ザラ場では今一つそのパワーを感じませんでした。全体に堅調な地合いを継続したものの、SQ前日ということもあって、積極的な売買は手控えムード。もっとも、ビッグSQ前日は不安感が高まることが多く、かなり下落することが多いとの経験則からすると、プラスで終われただけ良かったとも解釈できるんですけど…。
個別には、ファクターとしてのリバーサルはそれほど効いた印象はなかったものの、個別ではさすがに電力・ガスが下落。一方で、テクノロジーが上昇。ただ、JTが5%超も上昇するのなど、あちこちで「ワケ分からん」動きが見受けられました。JTに関しては、「FT紙で英タバコ会社の買収打診報道」がきっかけとのことですが、この銘柄も妙に下がらない大型株としてこれまでも認識されていた銘柄なので、ちょっと何かあるとスコンと動く難儀な銘柄です(^^;。
一方、せっかく復活気運が出始めていたIPO市場は、ニフティ(3828)でズッコケ気味。初っ端から売り気配スタートで、初値決定後に戻したものの、引け間際には初値を割り込む展開。もともと、公開価格割れが予想されていたにしても、ポジティブではなかったイメージです。MonotaRO(3064)も最後はストップ安売り気配になってしまったし…IPOはまだ病み上がりであり、本物ではなさそうです。今後とも要注意ですね!
◆ 明日の展開 ◆
環境的には特段の買い材料が見当たらないというよりもむしろ東京市場にとっては逆風が吹いている環境とも言えますが、相場は昨日と同様の買い優勢の展開が続いています。一つの大きな要因は寄り付き前に2650万株の買い越しとなった外国証券の注文でしょう。
11月の下げの牽引役となった外国証券が日本株買いに積極的になってきたことは支援材料には違いありませんが、これほど相場が強いのは単純に外国人の買いだけが要因とも思えません。外国人だけでなく国内の投資家も先行きに自信を持ち始めている証拠です。
特に新興市場の底入れ感は大きな変化と言えます。楽天、スパークスなど時価総額の大きな銘柄が株価を回復させていることは売る必要もないのに売らざるを得なかった新興市場以外の株の処分売りに歯止めをかけているようで、相場全体に軽さが出てきています。
10月高値から11月安値までの下げ幅の半値戻しを11月30日に達成した日経平均は、直後の先週金曜日、そして、週明けの月曜日、火曜日と半値戻しの達成感に伴うモタつきが見受けられましたが、ここで再び戻りを試す展開にスイッチが入ったと言えそうです。
このまま「半値戻しは全値戻し」と言われる通りに10月高値の16,901円に接近あるいは更新をするのか断定することはできませんが、少なくとも底堅い動きは当面続く可能性はあります。なぜなら日経平均は季節的には依然として「買いの季節」にあるからです。
まだ「買いの季節」の進み具合も本日で4合目程度です。仮に明日も高くなったとして5〜6合目付近であり、よほどの極端な悪材料が出現してこない限りはテクニカル的には「強気」が入った状態だけに、伸びきらずに上昇が終わることもないと予想します。
それと、明日はビッグSQ。私は基本的には予想はしない主義(どうせ当たらないから(^^;)なんですが、今日、安くなるかと思っていた相場が堅調に終わったことが、どう影響するかはちょっと楽しみ。情報端末で見て、寄付き前に大幅な買い越しや売り越しになっていても慌てないで下さい(^^;。どうせ某欧州系証券が、最後の2秒を切った頃にでかいバスケットを入れてくるでしょうから…。
また、明日はビッグSQの他に、10月機械受注があります。ザラ場の午後2時発表なので、マーケットを動かす可能性のあるイベントとして、他のもっと重要な経済指標を押しのけるパワーを持っています。このイベントでどちらかに動くことを見込んでいる短期筋は多く、先月もそれなりにマーケットは揺り動かされました。実は明日は7-9月GDP第2次速報とか、米国11月雇用統計なんかがあるのですが、株式市場からすると、やはり「SQ日午後の機械受注」というのは、イベント性が一番高いです(^^;。
まぁ、明日はいろんな事が起こりそうですが、極端な弱気材料が出てこない限りは全値戻し、16,901円を当面は目指す動きが続くと考えられます。とはいえ明日は連騰した後の週末でもあり、NYが続落となれば利益確定売りも膨らみやすいだけに、出遅れている増額修正含みの押し目が狙いとなりそうですね。
相場を生きる!
◆ 外国人買い ◆
日本株が売られた理由も、ここで買われている理由も、みんな外国の投機資金。聞けば聞くほど、ガッカリします。大手証券の幹部と話して、出入りの資金の事情を詳しく聞くと、投機資金が下げさせておいて、あとで買い戻し。先物、現物などは、買いの効果も狙って操作している。誰か、国家レベルで止める人はいないのか。
一時期、有名ファンドが国を乗っ取る動きのようなことをして大顰蹙をかったことがありましたが、実際、世界3大市場の日本の相場を自由にしている資金があります。したがって、ここでは、テクニカルも経済予測も、あまり意味なく、国際的な資金の展開を見るしかない。ここで、日本株がしっかりしているのは、買戻しと新規買い。
村が、ここで投資家にアンケートしたところ、下のような銘柄を保有したい、と回答。12/5のレポートより
7203 トヨタ自動車、9984 ソフトバンク、9501 東京電力、2811 カゴメ、4502 武田薬、6758 ソニー、9202 ANA、4661 OLC、7751 キヤノン、9205JAL、9433 KDDI、8306 三菱UF、9437 NTTドコモ、8267 イオン、2702 マクドナルド、7267 ホンダなど。
4661 OLCは、パスポート狙いかも知れませんので余計な株になりますが、あとの銘柄はなかなか的を得ているような感触でした。マックも券狙いという面はありますが、マックは今後の業績の安定度から見て妙味。日経平均が上がると、ジリジリ浮上する期待があります。OLCは、今後が読みきれない。今年は集客ダウン、会社側も大問題、夢を砕く黒い軍団との付き合いが発覚し、証券世界ではOLCの評価は下がっています。
その他では、9432 NTT、6502 東芝、6301 コマツ、5401 新日鉄、4568 第一三、6753 シャープ、8316 三井住友フィナンシャルグループ、8411 みずほ、8058 三菱商、8925 アルデプロなどが取り上げられていました。
日経平均が浮上する相場では、7203 トヨタ自動車はもとより、7751 キヤノンなども買われ、6674 GSユアサなどもジリジリ上がる。
本日は後場、外国人買いと思われる買いが、日本株をしっかり買ってきました。
5401 新日鉄
6753 シャープ
6752 松下電器産業
6758 ソニー
9831 ヤマダ電
9432 NTT
3404 三菱レイヨン 業績変化に対して、大手筋注目の株。
4617 中国塗 評価高く、今後とも株高期待がある株。
6479 ミネベア UBSは1000円目標として強気継続。
7750 ペンタックス 格付けはないが、今後評価する証券が出る可能性あり。
相場トピックス
◆ 年末相場から2007年相場に期待 ◆
今年も残すところ後4週間となり、年末相場、或いはクリスマスラリーに期待をする投資家が多くなっています。米国株が堅調であり、米国景気に対して楽観的な見方が強く、ソフトランディングへの見通しが米国株相場を押し上げる要因となっているようです。但し株式市場を取り巻く環境を考えて見ると、為替相場や原油価格、或いは金利動向など、依然楽観出来るような相場ではありません。円高・ドル安で輸出企業の収益悪化懸念が広がる可能性もあり、更にこれから再度原油価格が上昇するといった観測も出ています。目先的にも日銀が利上げに執念を燃やしているようで、景気を減速させる要因になりかねまsねん。世界的な資金の流れがこれまでの日本市場から流出しかけていた動きから還流しつつある時期だけに、国内の景気動向については非常に重要なポイントになっています。特に海外勢はその動きに非常に敏感で日銀などの姿勢一つで投資スタンスを変える可能性が十分にあります。それだけに年末相場で期待は出来るものの、先行きの相場を見通すに辺り、物色銘柄を選別する事が難しくなります。2007年に掛けての相場については強気で見て良いと思われますがその意味では銘柄の選別を厳しくする必要があります。大和證券が2007年で話題になるテーマごとに注目銘柄をピックアップしています。
◆ 2007年の注目テーマを探る ◆
2007年のスケジュール等から、株式市場で注目を集めると予想される出来事、テーマをピックアップして紹介する。日本株は4月高値後の調整が長引き、世界の株式市場の中で出遅れ感が際立つ状況にある。ただし、雇用や所得環境の改善が続いており景気の腰折れ懸念は乏しいこと、また保守的な企業側の業績見通しは上方修正される可能性が高いことから、今後日本株は出遅れ修正の動きに転じると予想される。その際には、これら株式テーマに対する注目も高まって行くことになろう。(川ア)
◎2007年問題
団塊の世代が定年を迎えることで発生すると予想される問題の総称。企業では団塊の世代が人員構成で大きな比重を占めることが多く、同世代の大量定年を補う人材確保が課題になる。一方で、退職者をターゲットとした余暇ビジネス(旅行・娯楽・スポーツなど)には拡大が期待される。
(人材サービス)4332 パソナ 2324 ピープルスタッフ
(余暇ビジネス)9726 近畿日本ツーリスト 2131 アコーディア・ゴルフ
◎ M&A (三角合併の解禁)
2007年5月に「三角合併」(ある会社が別の会社を買収する際に、自らの子会社と買収対象会社を合併させる手法)が解禁される予定。外国企業が日本の子会社を使って日本企業を買収することが可能になるため、国際的なM&A(合併・買収)が増加すると予想されている。買収防衛策として、日本企業同士のM&Aも拡大する見通しであり、業界再編が一段と進展しよう
◎ ウィンドウズ・ ビスタ
2007年1月30日に発売される、米マイクロソフトのパソコン用基本ソフト。現行の「ウィンドウズXP」から約5年ぶりの新製品であり、パソコン買い替え需要を喚起しよう。また同製品を搭載するパソコンには大容量の半導体メモリが必要となるため、半導体メモリ需要の拡大が見込まれる。
PCメーカー(半導体関連)6665 エルピーダメモリ 4062 イビデン 8035 東京エレクトロン
(周辺機器)6727 ワコム
◎ GPS携帯電話
2007年4月以降、国内で発売されるすべての第3世代携帯電話にGPS(全地球測位システム)を搭載することが義務付けられる(欧米でも同様の取り組みが進んでいる)。GPS関連部材の需要拡大が期待されるほか、GPSを活用した各種サービスの存在感も高まって行こう。
(関連部材)6814 古野電気 2359 コア 6800 ヨコオ 5482 愛知製鋼
(関連サービス)9735 セコム 4743 アイティフォー 9474 ゼンリン
◎ 日本版SOX法
日本版SOX法(企業が正確な財務報告を行うように社内体制を整備する「内部統制」について定めた法規制の総称)の成立を受け、企業の情報システム投資が拡大する見通し。大和総研では適用初年度末(2009年3月)までに、IT市場で4000〜6000億円程度の特需が出ると予想している。
4733 OBC 4684 オービック 4768 大塚商会 9719 住商情報システム 4716 日本オラクル 4329 ワークスアプリケーションズ
◎ バイオエタノール
地球温暖化対策に加え、過度の原油依存体質を是正する「エネルギー安全保障」の観点から、バイオエタノール(サトウキビ等の植物から作られるエタノール)利用拡大の機運が高まっている。政府は2007年春までに、国産バイオエタノールの普及促進に向けた工程表を作成する計画。
(バイオエタノール製造)
1801 大成建設 2502 アサヒビール 6332 月島機械 5401 新日本製鉄 7003 三井造船 7267 ホンダ
◎ 電力線通信(PLC)
電線を通信回線として利用する技術。電気配線がそのまま高速通信ネットワークになるため、パソコンの電源プラグをコンセントに差し込むだけでインターネットを利用できるようになる。2006年10月に商用サービスが解禁された。今後、関連機器やサービスの市場拡大が期待される。
(通信事業者)9433 KDDI 9432 NTT
(関連機器)6752 松下電器産業 5802 住友電気工業 6503 三菱電機 6701 NEC 6702 富士通
◎ NGN
電話網の次を担う新たなネットワーク基盤となるNGN(次世代ネットワーク)に対する注目が高まっている。NGNではIP電話やテレビ会議、ストリーミングなどさまざまなマルチメディアサービスの提供が柔軟に行えるようになる。NTTは2007年度中の商用化を目指している。
(通信事業者)9432 NTT
(通信機器)6701 NEC 6703 沖電気工業 6501 日立製作所 6702 富士通 5801 古河電気工業
◎電子マネー 携帯クレジット
電子マネーや携帯クレジット(ICカードや携帯電話を店舗に設置された決済端末にかざすことで代金決済を行うサービス)の普及が進んでいる。足元では複数規格の決済端末を共通化する動きが本格化しており、利用可能店舗が増加することでユーザーの利便性は一段と向上する見通し。
(決済端末関連)6504 富士電機HD 6588 東芝テック 6675 田村大興HD 6701 NEC 6752 松下電器産業 9844 ユーエスシー
◎ICカード
キャッシュカード、クレジットカード、社員証、会員証など様々な分野でICカード化が進展している。2007年には首都圏の100社近い私鉄・バス会社で利用できるICカード乗車券「パスモ」が登場、東海道新幹線のICカードサービスも始まる見通し。ICカードがますます身近な存在に。
(ICカード)3789 ソニー 7912 大日本印刷 7911 凸版印刷 4626 太陽インキ製造
(システム)3789 ソニー 9613 NTTデータ
◎ 成人識別機能付き たばこ自販機
2008年7月までに、全国のたばこ自動販売機(約62万台)はすべて専用ICカードによる成人識別機能付き自販機に切り替わる(未成年者のたばこ購入防止のため)。専用ICカード「タスポ」の発行は2007年12月に開始される予定。たばこ自販機には更新需要の発生が見込まれている。
(自販機)6326 クボタ 6457 グローリー 6504 富士電機HD 6590 芝浦メカトロニクス
(システム)9613 NTTデータ
◎ イノベーション 25
「イノベーション25」とは、2025年までの将来像を想定し、技術革新を通じた経済成長を目指そうという安倍首相の政権構想。2007年2月末に想定する未来像を打ち出し、5〜6月には医薬、工学、情報技術などの分野ごとにその実現へ向けた工程表をまとめる方針。安倍首相が重点分野の最初に「医薬」を挙げたため、医薬関連銘柄への波及効果を期待する声が高まる
◎ 参院選
2007年夏に参院選が行われる。自民党は参院選に向けた政権公約の中に、公務員制度改革、社会保険庁解体、教育改革の3点を政策の柱として盛り込む方針だが、これに加えて、安倍首相の政権運営(「構造改革」、「経済成長」への取り組みなど)に対する信任が問われることになろう。 まずは2007年度の税制改正大綱、政府予算案等に注目。「上げ潮」路線が強まれば株式市場にプラス効果も
◎ 市場化テスト
公共サービス等を対象に官と民が競争入札を行い、事業の担い手を決める制度。民間が役所と同等以上の仕事をより安いコストでできる分野については官業を民間に開放し、「小さな政府」の実現を狙う。安倍首相が所信表明演説において、市場化テストの積極的な活用について言及。
(市場化テスト受託企業)4708 もしもしホットライン 4834 キャリアバンク 7868 廣済堂 9652 日本医療事務センター 4319 TAC
◎ 環境規制
人体に悪影響を及ぼす有害物質の使用を規制する動きが活発化。07年中には、EU内で工業製品に含まれる化学物質の登録等を義務付ける規制「REACH」が導入されるほか、中国でも電機機器に対する環境規制が実施される見通し。自動車の排ガス規制も各国で強化が続いている。
(計測機器)7701 島津製作所 6856 堀場製作所 7500 西川計測 6858 小野測器
(排ガスフィルター)4062 イビデン 5333 日本ガイシ
◎EPA FTA
日本企業の海外市場確保、海外ビジネス環境の改善に向け、安倍政権はEPA(経済連携協定)、FTA(自由貿易協定)のテコ入れに動き出している。東アジア諸国を中心に交渉が本格化しており、モノだけでなくサービスの自由化も含め、その経済効果に注目が集まろう。交渉準備中のインドやベトナム、オーストラリア等の関連国に進出した企業に恩恵が期待されよう
◎ 世界陸上 東京マラソン
2007年に国内で開催される注目のスポーツイベント。日本では16年ぶりとなる世界陸上は2007年8月25日から大阪市で開幕する。東京マラソンは2007年2月18日に第1回大会が開催される市民参加型のマラソン大会で、定員(3万人)を大幅に上回る申込者が殺到したことで話題となっている。
(スポーツ用品)7936 アシックス 8022 ミズノ 8114 デサント 3028 アルペン 8281 ゼビオ
(世界陸上の独占放送)9401 TBS
◆ 引け後のニュースから ◆
11月の携帯電話契約数発表
電気通信事業者協会が11月の携帯電話、PHSの契約者数を発表しました。ナンバーポータビリティ制度導入後、まるまる1ヶ月が影響する初の調査となります。順三数はKDDIが32.49万件とトップ、ドコモは1.75万減と携帯電話事業開始以来初の純減となりました。ソフトバンクは6.87件の純増と純増幅を広げており、シェアトップのドコモにとっては非常に厳しい内容となりました。ドコモの直近の株価は25日移動平均線前後で上値の重い展開が続いています。ここから調整基調への突入が予想されます。
ドコモ(9437)
KDDI(9433)
ソフトバンク(9984)
今日の銘柄紹介 (スイングトレード編)
ここでは、主にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を判断基準として銘柄を絞り込み、ザラバで仕込んでザラバで回転する超短期売買とは違って日中の株価が見られないスイングトレードで相場を手掛けている方向けにお薦めするコーナーです。基本的に仕込みから決済まで2〜3日を基本とし、最長でも1週間以内の投資を心掛け、仮に上がらなくても1週間以上は持たないことが原則となります。また、チャートを見て過熱感があるものが多いので、飛び乗りは禁物です。しっかり押し目狙いで取り組みましょう!また、日経平均が連続して上昇するような地合いが良好な時や、反対に地合いが悪い時など投資する環境は常に同じではありません。その時の相場の地合いの強さや弱さを判断した上で柔軟な姿勢で売り買いしていただくことをお願いします。
5214 日電硝子
株価は横這いを続けていますが、上期に続いて下期もプラズマ・液晶用ガラス基板の伸びが見込めることで、こうしたもたついている場面は狙われやすいと予想します。シンクタンクの予測では2011年の液晶パネル市場は2005年実績の約1.6倍となる11兆9000億円へと大きく成長する見通しで(プラズマは伸びは鈍い)、年末相場では液晶パネル市場の成長を見込んだ関連株物色が予想されます。本日7日付でHSBC証券がオーバーウエイトを継続しています。
6503 三菱電機
11月相場で総花的に調整が進んだ中では三菱電機は上昇トレンドの「格好」を保った銘柄の一つでもあり、業績見通しへの期待感の強さの表れとも言えるでしょう。先に報じられていた9月中間決算も好調なFA(ファクトリーオートメーション)が利益の伸びに貢献、また、日立と共同出資している半導体大手のルネサステクノロジの業績回復で持ち分法損益が大幅に改善しましたが、ここでエルピーダメモリが大型投資に踏み切ったことで見直されたように三菱電機の半導体事業という側面も改めて見直されそうです。
7269 スズキ
円高を嫌気した動きが11月相場では続いていましたが、ここの75日線近辺でチャート的には底入れ機運となってきているようです。国内では軽自動車、海外では小型車と、いずれも成長市場に的を絞っていることで競合する国内メーカーとの優位性が際立っています。業績見通しからは説明がしづらい動きを続けているだけに、まもなく正常なトレンドへと修正高が始まると予想します。
6871 日本マイクロニクス
世界シェア15%の半導体計測器具(プローブカード)とLCD検査機器が2本柱。株価は業績の好調を評価する動きから8月に3630円の高値を付けた後、200日線である3000円割れ水準まで下押し、直近では再度の業績の上方修正に反発の動きから高値を更新する動き。バリエーション的な割安感はないが、業界平均を上回る成長性に一段高の動きが想定される。青森工場にアドバンスト・プローブ・カード増産のための新棟建設の報道も材料視される。来9月期も2桁の増収増益が見込めることも支援材料となる。大和證券では中小型株の好業績銘柄群〜DIRフロンティア企業業績見通しより増額修正ランキングの上位銘柄として注目している。野村証券ではプローブ・カードを主力事業に注目をしており投資判断を「2」としている。又、三菱UFJ証券でもレーティング「2」継続。
7230 日信工業
ホンダ系ブレーキ部品メーカー。ホンダ向け7割強。ブレーキ、アルミ軽量化技術が2本柱。株価は4月に2550円高値をつけた後全体相場の下げに合わせる格好から調整局面となっていたが、9月に高値を更新した後強い動きから11月に3000円台に乗せた。燃料価格の引き上げや政策金利引き上げで落ち込んでいたインドネシアの2輪車市場も、明確な回復トレンドに乗ってきたことで、二輪車用ブレーキの同社も恩恵を受けると思われる。クレディ・スイス証券では投資判断を「アウトパフォーム」としている。野村ではも投資判断を「3」から「2」に格上げしている。日興シティグループ証券は投資判断を「2H」から「1M」、目標株価を2300円から3400円に引き上げている。特に相場全体の調整局面であっても継続して右肩上がりの展開が続いていることが評価される。又、信用の取り組面でも貸借倍率が0.52倍と妙味があることも注目される。CLSAでは投資判断を「BUY」に引き上げている。
明日の上場銘柄
3812 ゲームオン(マザーズ)公開価格50万円・1株単位
パソコン向けのオンラインゲームを運営する企業です。韓国のゲーム会社が開発したゲームの権利を取得、日本市場向けに改良してから提供します。収入源は月額利用料やゲームを有利に進めるためのアイテムへの課金が主となります。韓国のサムスン電子の日本法人が資金を拠出して設立した企業で、今年7月にマザーズの上場承認を受けたものの、直前に会員の電子メールアドレスが外部流出した問題を受け、上場手続きを一時中断、仕切り直しでの新規上場となりました。今12月期の経常利益は前期の2.4倍、20.4億円見通しです。現在のところ配当の見通しは出していませんが、早ければ今期末にも配当の実施を検討しています。上場に伴う調達資金は新規ゲームの獲得費用と自社ゲームの開発費に充てる、としています。公開価格のPERは30倍台となります。成長性の高いネット関連企業ということで、この水準には割高感はありません。しかし、ベンチャーキャピタルの保有が非常に多いことが、需給面からのネックとなります。
初値予想:70万円〜80万円
◆ 直近の上場銘柄 ◆
2134 燦キャピタルマネージメント(ヘラクレス)公開価格45万円・1株単位
気配値を99万円まで切上げるものの、初日は初値が付きませんでした。99万円でも圧倒的に買い注文が多く、引続き値を切上げる展開が予想されます。投資ファンドの組成、管理、証券化を手掛けており、成功報酬及び管理手数料が収益源となります。現在のファンド規模は約30億円で、投資先の約9割が不動産関連で、主に近畿以西の中小型賃貸マンションに投資します。大阪以西を投資先とするのは、首都圏と比較して、大手ファンドの参入が少なく、好条件の物件を手掛けやすい、という理由によるものです。ただ、上場後は東京都心を除いた東日本の賃貸物件に投資するファンドの組成も予定しています。
3827 ジャパンインベスト・グループ・ピー・エル・シー(マザーズ)公開価格15万円・1株単位
初値は公開価格を1%下回る14万8000円、その後ストップ高となる16万8000円まで上昇するものの、大引けは13万5000円となりました。やはり、外国企業ということもあり、関心が薄くなったもようです。日本企業に投資する欧米の機関投資家向けに英文の調査リポートや投資助言を提供する独立系のリサーチ会社です。主な収益源は投資信託やヘッジファンドが証券会社経由で支払う調査手数料となります。顧客数は2005年末で76社です。創業は2002年英国ロンドンで、現在は日本、英国、米国に子会社を持っています。英国で上場してもアジア企業の調査会社に対する注目度は低いとして、日本での上場に踏み切りました。売上高人件費率が約60%と高いことが懸念材料で、早期に50%程度にまで引き下げる方針です。
3828 ニフティ(東証二部)公開価格21万円・1株単位
ニフティは公開価格を2%下回る20万6000円の初値を付けました。その後22万3000円と公開価格を上回って上昇する場面もあったものの、引けは20万3000円と失速しました。知名度は非常に高いものの、割安感がないこと、東証二部上場ということもあり、人気化しにくい状態です。パソコン通信時代からサービスを提供するインターネット接続サービスの老舗企業です。富士通と日商岩井が共同出資で設立、現在は富士通の完全子会社となっています。ADSL事業ではソフトバンクなどとの競争激化で苦戦したものの、現在は光ファイバーを使った家庭向けFTTHで会員数を増やしています。会員は9月末で70万人、今期末には90万人を目指しています。今回の上場により、親会社の富士通の持ち株比率は65%にまで低下、富士通からの独立性確保を狙います。
記載記事については、その内容において、正確性、信頼性、利益を保証するものではなく、原因のいかんを問わず一切責任を負いません。投資の最終判断、最終責任はご自身でお願いします。市場内外部要因により株価は予想に反して下落する場合があります。当社及び情報提供者は、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。投資については自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。
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